
又吉直樹著「火花」を読みました!
三鷹にある会社の帰り道、吉祥寺駅構内の本屋で圧倒されるように並んでいた本があの又吉直樹著「火花」だった。あまりの多さにびっくりして、一冊拾い上げて読んでみと、なんと井の頭公園に向かう途中に行き交う人々の描写のところを読んでいた。
情景が目に浮かんで、読みやすいし、それに吉祥寺のことが書かれている。最近本も読んでいないからと思って購入した。
この一週間、2時間の通勤はこの本のおかげで楽しく読ませていただきました。途中笑ってしまう光景がいくつもあり、今も思いだし笑いする。主人公の徳永さんが漫才とは何かを追い求めて、先輩の漫才師の神谷さんと熱海のライブで出会い、その神谷さんのあほんだらのところを手に取るように細かく描写されていて面白かった。最後の場面は究極の場面で、美しい夜空の中に浮かぶ漫才師、神谷さんの姿で小説は終わる。
描写の仕方や人に伝える極意がこの本の中にたくさん詰まっていて、よかったです。
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