職場の同僚にASISインターナショナルというセキュリテイの団体で能力を高める活動をしております。こういうところでカトー折りを披露しようということになりました。このところ、ブログ更新をしておりませんでしたが、その準備で書籍などを集めて、勉強をしておりますが、それがなかなか進みません。
そもそもカトー折りはエコでスタートしたものですが、今やワークショップやコミュニケーションにも一役になるという実感を持っています。折ってできるという面白さに惹かれて、紙を生かして、何かに役立てるという時間はなかなか楽しいものです。
今回は、その何かにおいて、セキュリティに、それを防災に、災害に、震災に、なったときに役立つという発想で行こうかと思っています。そのカトー折りにこだわるのではなく、その場にある何かを生かして、守るという発想です。これまではその場にある紙を生かしてでしたが、あらゆるものを生かして、しなくてはいけないことに役立てるということです。一つに脱出かもしれませんし、食糧確保、水分の確保かもしれません。または人の命を助け、守ることかもしれません。
2011年3月11日の東日本大震災の爪痕は、今もなお、復興、復元続き、これからもそれは深く、広く、取り組んでいくことになりますが、そういうしているうちに首都圏直下型巨大地震とか、東海、南海トラフ地震とか、やってくるのではないかという状況です。
昨日、ある方と新潟中越地震の被災体験者とお話しする機会がありました。そのときはそこにあるもので、目の前に課題、問題を解決しなくてはいけない場面を多く体験したと言っておられました。避難所ではやがてプライバシーを守ろうとだんだん、仕切りに段ボールを置くそうです。またそれに蓋をしたくなるそうです。非常に落ち着くとのことで、それを上手にするには、サランラップで段ボールを巻くと、ラップが接着剤の代わりになるそうです。また階下に窓から降りるときに、ロープがない。そのときもサランラップを伸ばして、編んでロープをつくるそうです。ラップは、ご存じのように、紙皿に巻いて使うとか、身体に巻いて、防寒にするとか、包帯代わりにするとか、重宝するといっておりました。
私は2011年6月に石巻にボランティアに行き、そこで準備したとおりに役立つとは限らずに、失敗と辛い思いの連続でしたが、周囲の温かい人たちに救われました。
どんなに備えても、それが予定通りに役立つか、またどんなに訓練してもそれが役立つかはわかりません。しかし、備えておこうということで意外とこんなものが役立ったということが起こるんですね。そのつもりではなかったのだが、意外なところに役立つ。そう、現場になって、そこにあるものが、一番肝心なことであって、いま、この障害を乗り越えるに、必要なアイテムというのを、その場で見つけて、すぐに措置しないといけない。それは準備したものは、きちんと仕舞われて、また思い出せなくて、その場にある空気に従って、なんとかしなくちゃという思いだけで生きるんです。その気力、気迫が一番重要だと思います。
そのチャレンジしてみようという意欲と、今回ASISの月例では紙を使って、なんとか、これをしなくてはいけないというテーマで、脱出するワークショップをセミナーでいくつか、実験を交えながら、体験してもろうと思っています。
以下、参考に。。。
ASIS (エイエスアイエス)インターナショナルとは
ASIS インターナショナルは、1955年に設立された世界最大のセキュリティ団体です。米国を中心に世界で 38,000人以上の会員がおり、世界各地に 204の支部があります。当団体は、セキュリティの情報提供や共有だけでなく、教育、出版、展示会なども運営することで、セキュリティの専門家の能力を高める事を目指しています。
■ 日時
2013年3月19日(火) 午後6時45分~(6時30分受付開始)
■ 場所
国際文化会館 西館4階 403・404会議室
東京都港区六本木5-11-16 (TEL: 03-3470-4611 begin_of_the_skype_highlighting 03-3470-4611 無料 end_of_the_skype_highlighting)
http://www.i-house.or.jp/jp/ihj/access.html
(タイトルはこれから決めます。)