J OKAYAMA ~岡山スポーツの桃源郷へ

岡山トップスポーツファミリー(ファジアーノ等)、スポーツ文化情報リスペクトブログ(共同運営)。

ラグビーの日本へ32

2020-05-06 00:01:55 | スポーツ文化・その他

 リスペクトコラムです。
 最近では当ブログもコロナ関連ばかりの記事が続いていますが、昨日ほっと一息つける朗報が入りました。ラグビー日本代表がティア1に昇格しそうというニュースです。ラグビーのトップリーグは早々に打ち切りになり、せっかく盛り上がっていたラグビー熱がしぼんでいった感がありましたが、最近では来年のプロリーグの話題が出始めていますね。まさにプロリーグ開幕に箔をつけるニュースになりました。
   
【ラグビー日本「ティア1」へ アジア初 名実ともに強豪国に】
「国際統括団体ワールドラグビー(WR)が、日本を「ティア」と呼ばれる強豪国に認定する見通しになったことが3日、複数の関係者の話で分かった。2日に続投が決まったビル・ボーモント会長が日本ラグビー協会に約束したという」
「ワールドカップ(W杯)に次ぐ大イベントも初めて日本で開かれることになった。4年に1度、全英・アイルランドに及ぶ4カ国・地域の代表選手で結成される「ライオンズ」。従来はニュージーランドなど南半球の3カ国へ遠征してきたこのドリームチームを初来日させることも同氏は伝えたという。」
「日本は様々な恩恵を得る。ティア1の国との代表戦が増え、WRの重要事項を決める際の票も多くなる。W杯の剰余金の配分が増すほか、WRが構想する新たな国際大会にも有利な条件で参戦できるだろう。」
引用:日経新聞

 4月下旬の会長選で日本側が2票を入れたそうですが、ボーモント氏が日本側との協議でティア入りを約束していたとか。もしアルゼンチン人の副会長が会長になっていたらティア2のままでしたね。ライオンズって何となく聞いた事ありますが、イギリスとアイルランド合同チームってすご過ぎですね。サッカーでは全く考えられない景色です。ラグビーならではですか。試合が日本に来たら行ってみたいなぁ。

【日本、強豪国認定の「ティア1」昇格へ。新国際大会創設に再び動きか】
「昨年は新たな国際大会として12チーム参加の「ネーションズ・チャンピオンシップ」が計画され、2022年からの開催を目指し日本も含まれる予定だったが、参加協会から全会一致での合意が得られなかったため、6月に計画中止が発表されていた。」
「日本にとっても大きなターニングポイントであり、『Americas Rugby News』は、アルゼンチンが2007年のワールドカップで3位になったあとワールドラグビーの支援を受け、南半球の強豪グループに仲間入りしたときと似ていると報じている。アルゼンチンは2012年から、南アフリカ、ニュージーランド、オーストラリアと定期的に戦えるようになり、南半球の強豪国がぶつかる大会は、ビッグ3が競う「トライネーションズ」からアルゼンチンを含む4か国対抗の「ラグビーチャンピオンシップ」へと発展した。」
引用:ラグビーリパブリック

【ティアとは】
 世界ランキングとは別に設定されている階級。強豪国の「ティア1」と中堅国の「ティア2」、発展国の「ティア3」から構成。区分けに厳密な決まりやルールは存在せず、その国の強さや伝統、格により決定。ティア1は「シックス・ネーションズ(欧州6カ国対抗)」の6カ国と、「ザ・ラグビーチャンピオンシップ」の南半球4カ国。アルゼンチンは元々ティア2の国であったが、2007年W杯で3位、20011年W杯でもベスト8に進出。2012年には南半球の強豪同士が対戦するラグビーチャンピオンシップに参加、現在はティア1に仲間入り。
〔ティア1の10ケ国〕(国名/世界ランク/W杯最高成績)
・イングランド/3位/優勝  ・ウェールズ/6位/3位  ・スコットランド/8位/4位  勝利
・アイルランド/4位/ベスト8  勝利  ・フランス/5位/準優勝  ・イタリア/14位/予選敗退
・ニュージーランド/2位/優勝  ・オーストラリア/7位/優勝  ・南アフリカ/1位/優勝  ・アルゼンチン/10位/3位

 この10チームのうち、先のW杯でアイルランドとスコットランドには日本は勝っていますね。毎年行われるテストマッチ(国際試合)では、ティア内同士の戦いが基本とされているため、正式にティア1入りしたら、強豪国と定期的に試合できますね。ただ、報道では語られなかった懸念材料も、以下のとおり当ブログでは思い描かれます。

【懸念する点】
①他のティア1チームに比べて遠い
 確か、次のWRだったか極東は移動が遠いという反対意見が出た事もあって、日本は参加できなかったと思います。なので、移動距離が遠いとか意見が出て、ティア1に長くいられないかもしれません。
②戦力が弱い
 言うまでもありませんが、サンウルブズは勝率が極端に低く、正直相手になっていませんでした。なので、ティア1での戦いも弱すぎて敬遠されるかもしれません。
③前回W杯並みの強化ができるのか
 欧州組など選手が世界中に散らばっているサッカー日本代表と比べて、ラグビー代表はみんな国内におり、合宿を組みやすく、W杯の成果も長い強化合宿で鍛える事ができた賜物ではなかったでしょうか。時代は変わり、今後前と同じような長い拘束時間で強化合宿ができるのでしょうか。プロリーグになれば、チームが看板選手を簡単に出してくれないのかもしれません。

 以上、素人の戯言ですが、今回の朗報はうれしい半分心配半分です。今回ティア1というトップカテゴリに昇格できそうですが、短期間でティア2に舞い戻るというのはよして欲しいですね。そのためには日本全国国民を巻き込んだ全面的なサポートが必要だと思います。
ラグビーW杯日本大会関連: /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする