J OKAYAMA ~岡山スポーツの桃源郷へ

岡山トップスポーツファミリー(ファジアーノ等)、スポーツ文化情報リスペクトブログ(共同運営)。

ラグビーの日本へ30

2019-10-17 00:01:36 | スポーツ文化・その他

 生観戦レポです。
 先日、花園ラグビー場で開催された、ラグビーW杯のアメリカ対トンガ戦に試合観戦に行ってまいりました。ラグビーの聖地デビューです。ここ最近、サッカー以外でも観戦同伴が多くなっている、うろたんK氏と一緒に行ってきました。「うらやましい」と他のメンバーからも言われましたが、こういう大一番はどうしても一番貢献度が高い人になってしまうのです。
   
 新幹線からおおさか東線、近鉄戦に乗り換えて降り立ったのは東花園駅。ラグビー一色に飾り付けられた駅舎から出てみると、駅前にはいろいろモニュメントがありました。まさにラグビーの街の様相。たぶん、現地はそんなに食べられないと思い、ささっと昼食を取っておこうと、近くの中華料理の店に入ると、トップリーグの近鉄ライナーズ(トップチャレンジリーグ:2部)の選手の行きつけのお店でした。確かに美味しくボリュームもありました。
   
 スタジアムへ向かう道にはラグビーファンがいっぱい溢れていました。笑顔で出迎えるスチュワード(ボランティア)の方々がSNSのボードを手に持ってサービス。外国人の方々と盛り上がっています。スチュワードのユニフォームがカッコよかったですね。いい素材でデザインも抜群。こんな短い期間だけのユニフォーム、終了後はどうなるんだろと、また余計な心配をしてしまう。シルバーの年齢層の方も生き生きと、ファンと触れ合っていました。
    
 スタジアムに到着。あれが花園ラグビー場かと視線を上げる。イメージよりも新しいデザインの建物でした。何年か前に改修されたとか。とにかく人で溢れていました。特に外国人客が多いです。派手派手のアメリカ人の集団がいたり、ちょっと真面目そうなトンガ人の集団がハカをやっていて、大きな拍手が起こっている。どこを向いても人、人、外人、外人でまるで外国に来たような錯覚に少し陥ります。
 一度入場すると再入場はできないという事で、少しうろうろしました。うろたん氏はひたすらグッズを追い求めています。グッズ売り場は売り切れで、次の売り場を探す。途中で和太鼓の演奏集団の行進と遭遇。
   
 入場しました。中も広いです。まずは席の確認。うろたん氏がふと「日立台に似てますね」と。確かに景色が似ているかもしれない。席位置はゴールの真裏で、練習で蹴ったボールが何度も客席に飛び込んできました。これを見ると、とあるチームの練習場が四方をネットで囲んで作られてしまい、行政に問い合わせてみると「安全のため」と返答されたシーンを思い出す。いかに愚かな価値観だったか再認識しました。昔上手くキャッチした人に拍手が起こる。もし、飛んできて落としたらどうしようと、余計な心配をしてしまう(笑)。
       
 試合開始まで、今度は中をうろうろしてみる。すぐ横に緑がきれいな天然芝に覆われたサブグランドが2面ありました。たぶん、高校ラグビーとかここでやってるのかなと思ってしまう。間近に広くてきれいに整備された芝生を見て、まさに聖地と感慨無量になる。フードコーナーもありましたが、とにかく英語が併記されていて、やっぱワールドカップだと。  
       
 あと、待ち時間に「花園ラグビーミュージアム」があったので、入ってみました。日本ラグビーの歴史について、しっかりリスペクトできました。やはり、ここにも近鉄ライナーズ関係の展示コーナーがありました。現在は2部所属ですが、ベテランのトンプソン・ルーク選手が所属しているチームでした。それにしてもすごいですね。ラグビーの聖地がホームスタジアムって。
       
 うろたんK氏が到着。ユニレプが欲しかったそうで、手にはトンガのユニレプがあり、その場で着ていました。スポンサー名も無く、シンプルなデザインでした。よく見るとミズノ製ですね。サッカーの物より随分厚手の作り。やはり体ごとの接触プレーが多いから、厚手になったのか。 
     
 会場内の演出としては、まずはみんなで唄いましょうとテロップ付きの歌が流れる。「ヤングマン」とか「恋するフォーチュンクッキー」とか。大型モニターで客を映すのですが、画面下部分に太鼓が出てきて、「叩いて」みたいな表示が出ると、映った来場客がノリノリに太鼓を叩くジェスチャー。ノリがいいです。ここでまた「映っちゃったらどうしよう」と余計な心配(苦笑)。
   
 ウェーブが何度も起こりました。「そういえば、J2に上がった頃に『ファジウェーブってありましたね』」とうろたん氏。今は死語になっていますが、懐かしいキーワードでした。ゴールの真裏という事で、コンバージョンやペナルティキックでボールがやっぱり飛んできそう。練習では結構飛んできていました。
 あと、目の前に面白い外国人(アメリカ人?)グループがいました。宇宙服のような服装に、サングラスに葉巻(火はついてなく、くわえているだけ)を口に気持ちよさそうにポーズ。
     
 選手入場です。まずは台風19号の被災者に哀悼の意を表して黙祷です。国家斉唱の後に両チームが向かい合わせに一列に並ぶ。ハカ(トンガではシピタウと言うそうです)が始まる。これを見るとラグビーの試合だという感じがします。しかも生で観れました。時間はそんなに長くなかったですが、観れて良かった。これぞラグビーって感じでした。
   
 客席では外人さんのいろいろな集団がいて、思い思いに盛り上がっていました。サッカーのサポーターのような統一した応援は無く、あちこちから歓声があがるといった光景。ふと、野球の本場大リーグのボールパークはこんな雰囲気なんだろなと思う。そういう空間には今後も足を踏み入れる事はないだろう、だから今のこの体験が貴重だと思いました。
   
 試合の方ですが、先に先制したのはトンガでした。それでもすぐにアメリカが逆転して、アメフトの流れもあるのか、やっぱアメリカって強いんだと言い合う。この時点ではアメリカが勝っちゃうのかなと思っていました。前半で12-7とアメリカがリードで終わる。
 後半になってあっという間にトンガが逆転する。やっぱトンガって強いんだと、また見方が変わってしまう。終盤に少しアメリカがもし返すが、再び引き離されて、19-31でトンガの勝利となる。
   
 この後のシーンが観たかったです。試合終了後はサッカーでは握手かハイタッチまでですが、ラグビーはもっとフレンドリーにハグとしてる。あれほど激しいスポーツだから、感情的なものも残っているだろうにと思っても、ラガーマンは皆さん紳士。まさにノーサイドの精神を生で観させてもらいました。
 日本でのワールドカップ。報道ではまたやりたいという話もあるようですが、一生に一度のチャンス。立ち会えて良かったです。こうなると、東京五輪も観に行きたい。今のところチケット(平日が休みのうろたん氏は4つもチケットが取れたとか)はゼロですが、何とかして手に入れて観に行きたい。さあ、日本は今度はあの南アフリカ戦です。PVで観たいな。
ラグビーW杯日本大会関連④:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20191014
   〃             ③https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20191006
   〃             ②https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20190927
   〃             ①https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20190921

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