J OKAYAMA ~岡山スポーツの桃源郷へ

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ラグビーの日本へ7

2015-10-08 00:46:25 | スポーツ文化・その他

 事例紹介コラムです。
 南アフリカ戦はまぐれでは無いという事が、先日のサモア戦で証明された形になり、決勝トーナメント出場に向け、アメリカ戦に注目が集まるラグビー日本代表・エディージャパンですが、昨日もう一ついいニュースが流れました。スーパーリーグに新規参戦する日本チームの名称が決まったようです。以下、抜粋して紹介。

 南半球のラグビー世界最高峰リーグ、スーパーラグビー(SR)に新規参戦する日本チームの名称が「サンウルブズ(SUNWOLVES)」に決定と、日本チームを運営する「ジャパンエスアール(JSR)」が発表。
 チーム名は今年5月に実施した応募キャンペーンで集まった候補を元に、エディー・ジョーンズHCらの意見を聞いて決定。「日出ずる国」の日本を象徴する「SUN(太陽)」に、小兵でも統率された群れで大きな敵に立ち向かっていくオオカミ(WOLVES)を組み合わせたもの。
 JSRの上野CEOは「応募にはサムライ、ライジングサン、ニンジャなどもあり、SUNを使ったものが多かったとか。日本チームを動物で例えたらと考えた時、チームワークが特徴のオオカミになった」と説明。チームを率いる監督や選手などは11月中にも発表予定。サンウルブズの初戦は来年2月27日、秩父宮ラグビー場でのライオンズ(南アフリカ)戦。
スポニチアネックス該当ページ:http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2015/10/05/kiji/K20151005011265540.html
       
 ここで一つ疑問がそのサンウルブズは、エディーHCが指揮を取らない点。これだけ大活躍しているHCがなぜ、確かにW杯終了時に交代する事はよくありますが、改めてなぜ?という疑問が湧きます。その辺りを調べてみました。するとスポニチに少し触れていました。

【エディーHCの退任理由は「日本の熱意不足」英紙に刺激的見出し】
 英紙インディペンデント紙はで、16年からの世界最高峰リーグ「スーパーラグビー(SR)」のストーマーズ監督就任が正式決定した日本代表のエディーHCに関し「日本の熱意不足が退任理由」との刺激的な見出しで報道。 
「スーパーラグビーのために身を粉にして働いたが、何もうまくいっていない。日本ラグビーには多くの問題があり、正しい方向に進むとは思えない。(このままの体制で)今のポジションを保てる自信がない」と本人がコメントしたとか。
 日本チーム(サンウルブズ)のディレクターを務めていたものの、チーム編成が大幅に遅れるなど苦慮。日本ラグビー協会の対応も遅れたことで不信感を募らせた模様。当初は19年W杯日本大会へ向けて代表とサンウルブズ両方の指揮を執る可能性があったが、代表HCの退任を決断し、SRチームのディレクター職も辞任。
スポニチ該当ページ:http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2015/09/23/kiji/K20150923011188060.html
   
 エディー監督についてはいろいろと報道が出ているようですね。そもそも、W杯終了後も続投することに否定的で、2012年にHC、日本代表HCについて間もないときのインタビューでの言葉です。
「インターナショナルのラグビーは、ワールドカップの4年間をサイクルとして動いていくもの。そして、コーチが長く続けると、どうしてもフレッシュネスが下がってくる.結果が出ない時はいつでもあるけれど、コーチが変わって新しいチームを作っている時と、コーチが長く続けている時とでは、同じ負けでもチームの雰囲気が全然違ってくる」
 そして、ラグビー協会公式HPにあった退任会見の要旨です。エディーHCは8月20日に、W杯限りでの退任を日本ラグビー協会に申し入れ、24日の日本協会理事会で承認、25日午前に宮崎市で合宿中の日本代表メンバーにエディーHCから直接伝えられたとか。
「この4年間、日本ラグビーを変えたいと思い、強化に邁進してきた。その間にいくつかの記録も打ち立てられた。一時は世界ランキング9位、日本代表初のテストマッチ11連勝、初めてウェールズ代表、イタリア代表に勝ち、また、ヨーロッパでの試合で初めて勝利を得た。日本代表は、より優れている指導者を得て、2019年のW杯へ向けてもっと進化を続けると思う。私は新しいチャレンジをすることになりますが、日本代表は常に私の心の中にあります。今年のW杯を日本代表ヘッドコーチとしての集大成にしたい」
日本ラグビー協会公式HP該当記事:https://www.rugby-japan.jp/2015/08/25/announcement_headcoach/

 なかなか事情の奥が見えてきません。なぜエディーHCが大会前に退任を表明したのか。日経新聞に「ラグビー日本、指揮官退任にも不動の心を」というタイトルで触れられていました。そこには何か見えるのか、以下、抜粋して紹介。

【選手の頭の中、はるかに「プロ化」】
 
現在の日本代表はほぼ全員が企業に所属しながら、多くの選手はプロ契約。「スーパーラグビー(SR)」のクラブと契約した経験を持つ選手も8人。選手の頭の中は昔よりはるかに「プロ化」されているとか。そのことは選手の発言にも反映。退任の説明を聞いても、「彼も生活をしないといけないから当然。HCが退任しても日本代表の指導が中途半端になることは絶対にないので、正直、我々には関係ない」とリーチ主将のコメント。
 エディーHCは来年発足するSRの日本チームの強化責任者も務めおり、W杯後は日本代表とSRの2チームをジョーンズ氏が主導するというのが、協会の構想だったが、SRの方は選手契約などの準備が遅れており、参加ができなくなる瀬戸際に立たされていた。エディーHCは退任を選んだ一因がこの問題であると明かしているとか。
日経新聞該当記事:http://www.nikkei.com/article/DGXMZO90981560W5A820C1000000/

 何となくですが、やはりエディーHCの退任は、SR参戦でのゴタゴタが関係したのではないでしょうか。現神戸の監督で前柏監督だったネルシーニョ監督も「監督は長く務めるものではない」と言っていましたが、「長さ」も多少影響があったのかもしれないし、南アフリカHCで名をはせたエディーHCはやはり、日本でくすぶっていてはいけないと思ったのかもしれません。
 そこで日本、サンウルヴズ(同じHCかどうかは不明)。次にまたいいHCに率いてもらえばいいのではないでしょうか。サッカー日本代表もいろいろとありましたが、今はハリル監督で進んでいます。4年後に日本W杯という大舞台が待っていますが、それにふさわしいHCに就いてもらえばいいのです。南アフリカ戦で奇跡の(いや、ごめんなさい)、サモア戦で完勝したブレイブブロッサムズは今やイングランドW杯の一番人気のチーム。きっと、ポストエディーも安泰でしょうか。さあ、この土曜日はアメリカ戦で吉報を待ちましょう。
ラグビー関連⑥:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20151004
  〃     ⑤:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20150924
  〃     ④:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20150921 
  〃     ③:
http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20150829 
  〃     ②:
http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20141130 
  〃     ①:
http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20070623

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