坂手を発つ
坂手港を出るフェリー
目指すは神戸港か
体調が悪い。食事を受け付けない。こりゃマイッタ・・多くの札所を未参とすることに致しやした。
坂手から内海湾に沿って草壁の海岸に近い札所のみを訪ね、清水から水木の札所を経て早々に池田の宿に入り休養することにします。
10番西照庵(本尊 愛染明王、納経 8番)。元内海の亀甲山八幡宮が札所であったが、明治の神仏分離により本地仏の愛染明王がここに移って札所になったと言われる。
西照庵
西照庵
この辺り(苗羽)は醤油の造醸場が多い。「醤(ひしお)の郷」と呼ばれる。小豆島で最も活気に満ちた街路であり、代表的な美観を見せているように思われます。
醤油の街
醤油の街
佃煮樽
醤油樽
醤油蔵
醤油蔵
草壁へ
石段の上お堂が見える。
23番本堂(本尊 釈迦如来、納経 21番)。街を見下ろす小高所にある立派なお堂。恵心僧都作と伝える釈迦如来、気品溢れる仏であるという。
本堂。屋根に獅子が乗っている。
峯山庵へ。上り口に「阿字道」とある。
22番峯山庵(本尊 千手観音菩薩、納経 21番)
峯山庵。夥しい墓の山、そして地蔵。
峯山庵の鐘楼。街と内海港をみおろしている。
県道横の狭い道を通り
21番清見寺(せいけんじ)(本尊 大聖不動明王)。行基菩薩の開基と伝える古刹。春の「玖島桜」は著名。
清見寺
清見寺
細い道を左右して
木下庵へ
木下庵へ
石段上の地蔵
19番木下庵(本尊 薬師如来、納経16番)。ここも春の「白妙桜」が著名。
木下庵
草壁地区ではここで打ち止めとしました。ここより東、北(寒霞渓に迫る)の未参の札所を示しておきます。
17番一ノ谷庵、16番極楽寺、15番大師堂、・・14番清瀧山、20番仏ケ瀧、18番石門洞(以上6ヶ所)
清水から日方の札所へ。
日方へ
日方へ
日方札場の地蔵。江戸時代初期ここに切支丹禁教の高札があったという。
五輪塔群。日方の鎌田氏は藤原秀郷の血を引く源氏の郎党で、
鎌倉時代、一族十八家を率いて小豆島に移住、廻船業を始めたと伝える。
安養寺へ
24番安養寺(本尊 如意輪観音)。行基菩薩の開山と伝える。阿弥陀如来来迎図を所有する。庭に樹齢200年を超える椿(天然記念樹木)。
安養寺
安養寺
安養寺門前、誓願寺庵へ。
誓願寺庵へ
誓願寺庵へ
誓願寺庵へ
門前の地蔵
25番誓願寺庵(本尊 薬師如来、納経 24番)。昔は誓願寺という寺であったという。安阿弥作と伝える薬師如来を安置。
誓願寺庵
誓願寺庵境内
櫻の庵への山道。
美しい竹林の道。
御水の大師(阿弥陀寺奥ノ院大師堂)
大師の御水(涸れることがない井戸)
延命地蔵
櫻ノ庵へ
27番櫻ノ庵(本尊 十一面観音、納経 26番)。眼前に内海湾が開ける。
櫻ノ庵
阿弥陀寺へ
26番阿弥陀寺(本尊 無量寿如来)。寺縁起によれば行基菩薩の開山という。
阿弥陀寺
阿弥陀寺
水木、道の駅があり、内海湾の海岸で憩う若者の姿を見掛けます。
水木の海岸 空にはクジラ!
内海湾
水木の海岸
ここより少し離れますが、池田上地の一つの寺(二札所)に参ります。
36番釈迦堂(本尊 釈迦如来、納経 37番)。堂は大永年間(1521~28)の建立。旧国宝、現重文(小豆島で唯一)。本尊釈迦如来は運慶の作と伝える。
釈迦堂。このお堂の方が小規模ですが、四国49番浄土寺本堂とは建設年代も近く類似した所があるように感じます。屋根の形式、支える木組みの素晴らしさに魅了されます。
釈迦堂
釈迦堂
釈迦堂
37番明王寺(本尊 不動明王)。正安3年(1301)弘山上人の開山と伝え、元禄年間に再興。本尊不動明王は弘法大師の作、脇立の毘沙門天、弁財天は行基菩薩の作と伝える。
明王寺
明王寺
明王寺
明王寺、釈迦堂
早々に池田の山上の宿に入ります。
ここで未参となった札所を挙げておきます。
池田から蒲生。38番光明寺、39番松風庵、35番林庵、42番西ノ瀧、41番仏谷寺、40番保安寺(以上6ヶ所)
水木から池田。28番薬師堂、29番風穴庵、30番正法寺、31番誓願寺、34番保寿寺庵、32番愛染寺、33番長勝寺(以上7ヶ所)
池田湾
対岸のホテル
池田港
日没
日没
(12月9日)