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サイトブロッキング

2018年04月23日 | 時事
漫画海賊版サイト、NTTが「ブロッキング」へ
ついに海賊版対策に本腰が入った模様です。

海賊版を入手できないようにするには、①アップロード者を取り締まる。②広告を出さないようにする。③サイトを閉鎖させる。が考えられますが、①は完全なイタチごっこですし、②もテレビの特集を見る限り、広告を出す方もノルマが厳しいらしく、グレーサイトに手を出さざるを得ないようです。③はプロバイダが突き止められば根本解決になりますが、海外のサイトを2重3重に経由している場合が多く、かなり難しいのだとか。で、今回新たな作戦④サイトブロッキングについては、そのプロバイダを使っている人に有害サイトを接続できないようにするというもので、簡単に言えば子どもを有害サイトから守るフィルターのようなものを全員にかけてしまえばいいという発想のようですね。違法サイト自体は存在しても、繋がらなければアクセスが稼げないので、広告収入も見込めません。稼げないのならサイト運営もままならず、自然消滅していくのではという作戦のようです。

ただし、その違法サイトの違法性について、ちゃんと立証できない段階でブロックするのは憲法26条「検閲は、これをしてはならない。通信の秘密は、これを侵してはならない。」に反するのでは、という指摘もあるようです。しかしこれ、個人的にはそんなことを言っている場合じゃないと思いますし、「なら憲法を変えようぜ」とならないところが不思議ですね。
漫画や映画、音楽などは、確かに自分が10代の頃に比べると(合法的な手段でも)無料、もしくは以前よりはるかに安価で入手できるようになってきています。しかし、そういう創作作品に正当な対価が支払われなくなるとすると、当然その業界は衰退していきます。この20年で、音楽については明らかにCDが売れなくなっていますし、紅白でも「で、結局今年流行った曲は何かあったっけ?」と毎年思う状況に陥っています。漫画やアニメはクールジャパンとして海外にも発信し外貨を獲得できるできる優良コンテンツであるわけで、そうした日本の宝を守るために、この際徹底的にやるべきだと思います。

ただ、一番侵害が激しいのは中国なのですよね・・・あの国のジャイアニズムを何とかしない限り利益を吸われる構造はなくならないような。
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