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一つの民族発言

2020年01月14日 | 時事
確かにアイヌや琉球とは同化政策はありましたけど、それも含めて一つの民族で間違いないと思いますけどねえ。

2000年かどうかは議論の余地があるとはいえ、麻生氏の言わんとしていることは、他の国のように血で血を洗う戦争を経て全く別の民族が元々の民族を滅ぼし政治の中心に取って代わることもなく、またアメリカのように歴史の浅い国でもないということでしょう。日本の歴史は天皇家の歴史でもあり、記紀を信ずるのであれば今年は皇紀2680年になりますし、記紀の編纂以後は明らかに皇統の連続性が証明できるので、最低でも1300年以上は続いていることは間違いありません。ヨーロッパ最長はデンマークで1000年ちょっとですから、日本は世界で最も古い国の1つなのです。

もちろんDNA的な話をすれば、長い歴史の中で様々な出自の民族の血が合わさって今の日本人になっているわけなので、こういう見方自体がおかしいという指摘はあるのかもしれません。しかし一般的に我々が感じる民族とは排他的なものであり、仮に別の民族に取って代わられた場合、先住民族は多くの場合殺されるか奴隷的な扱いを受け、受け入れられることはまずないでしょう。しかし日本はそういうことをした歴史が全くありません。同化政策というのはインクルーシブであり、それはアイヌであれ朝鮮人であれ引っくるめて日本人として扱い多様性を認めるということなので、大きな意味で一つの日本民族になってしまうわけです。日本の宗教観の根源は、去年の流行語にもなった「和」つまり全てを取り込み1つに混ざり合う概念ですし、他を排除することをせず受け入れて自らを高めていく世界に類を見ない平和的思想を持った国なのですね。料理一つ取ってみても、ラーメンや天ぷら、トンカツなど、明らかに出自は外国由来のものですが、いまや和食の代表格ですし(笑)郷に入れば郷に従え、朱に交われば赤くなる。こういう思想的な意味で一つの民族と言っているのであれば、ここに疑問を感じる人たちこそ不勉強なのではないでしょうか。

コメント
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