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教諭の給食パン持ち帰り

2019年12月27日 | 時事
うちの自治体とは方式が違うようですが、これを厳密に罰せられると困る人は多いでしょうな(笑)

最近は衛生面から廃棄が厳しく言われるようになっていますけど、牛乳などは2週間の消費期限が明記されており、これをその日に飲まなかったからといってわずか1日で「廃棄」することと、「食べ物を粗末にしない」という食育との整合性は全く取れていません。今は厳しくなっていますけどもっと昔は持ち帰りは当たり前で、子どものころは自分ももらって帰りに食べたりしていました(笑)まあ流石に子どもに持ち帰らせてあとで食中毒になったら責任問題になる(これ事態もおかしいと思っていますが)ので、必然的に教師間で持ち帰るようになるわけですが、冬場の牛乳などは量が半端ではなく、冷蔵庫にあふれた牛乳を放課後5-6本飲んでお腹をゆるくしていたものです(笑)

これを「窃盗」だという人がいるそうですが、果たしてそうでしょうか。給食は全部公費ではなく、一般的には人件費や光熱費などのみであり、材料費は給食費として徴収されており、当然教員も支払っています。そして普通の給食は盛り付けこそなされますが量の選択は比較的自由で、減らしたい子は減らしたくさん食べたい子は増やすことができます。いわば給食はバイキングのようなものなのです。教員は大人なのでもちろんそれなりに量は食べていますし、食べれない子がたくさん食べる子に不公平だという人はいないでしょう。そんなことを言い出したら、アレルギー等で除去食を特別に作ってもらっている子はコストの分10倍以上の額を出さなければいけなくなってしまいますね。
「備品の持ち帰りに当たる」とありますけど、学校という所は備品だけでは立ち行かず、教師が身銭から教室経営や教材に必要なものを購入して使っていることのほうが多いのです。「結局は自分のものだろう」と思われるかもしれませんが、子ども達が使い劣化すれば買い換えないといけませんし、学級文庫におく本などは全部ボロボロになっています。大体夏休みの補修にアイスでも差し入れようものなら給食代くらい飛んでいきますからね(笑)

レストランやお店でも、自分が食べ切れない分をタッパー等につめて持ち帰ることはよくありますし、最近は食品ロスの問題がクローズアップされることが多いので、むしろ良いことという認識が主流なのではないでしょうか。夜食に食べる程度の食料の確保さえ罪になるのであれば、その前に身銭をきったり夜食を食べたりせざるを得ない労働環境を改善させるべきですな。

というわけで、「給食の余りは残業手当」といい切れば誰も文句はなくなると思います(笑)