(株)カプロラクタム-blog

果たしてココは何処なのだろうか・・・
否!ココは(株)カプロラクタム代表取締役兼社員αのweblogである!

虫歯治療2歳児死亡事故

2019年09月06日 | 時事
いたたまれない事故ですが・・・2歳児で虫歯という所に引っかかりました。

自分などはもう神経が残ってる歯を数えたほうが良いくらいの虫歯マンですが(笑)最近の歯科検診を見ていると、虫歯のある子ってめちゃくちゃ少なくなっているのですよね。学校にも歯ブラシコップを毎日持ってきて、給食のあとに必ず歯磨きタイムがありますし、学校によっては歯ブラシを紫外線消毒する機器があるところもありました。自分が子どもの頃は学校に歯ブラシを持っていくのなんて歯科指導の時くらいでしたから、今の子達はかなり歯磨きの習慣が根付いているように思います。ちなみに、虫歯のある子は他の生活習慣もだらしのない子がとても多いです。これは鏡に向かって言っているので悪しからず(笑)

それと同時に、実は虫歯菌というものは全て後天的に経口感染しているという話もあり、口内細菌の分量が定着する6歳ごろまで「口移し」「箸の共有」「キス」等、大人が唾液の中の菌を与えたりしなければ、理論上虫歯は発生しないのです。これは迷信でもなんでもなく、現に妹の子どもは同じ箸さえ使わせないほど徹底してやっていましたが、11歳になる現在、虫歯は一本もありません。大人がちょっと気をつけるだけで、愛する子どもの人生においてあの痛い目を見ないで済むようにできるのなら、キスなんかよりも我が子に対するこの上のない愛情表現であると言えるでしょう。
2歳というとまだ歯も十分揃っていませんし、大人と同じものを食べられるようになってまだ日が浅く、そのような短期間で虫歯になるということはにわかには信じられません。よほど愛情を注がれたのだと思いますけど、もしご家族の方にこのような知識があれば、毎日の歯磨きやスキンシップなどを少し気をつけるだけで我が子を守れたのかもしれないのです。

医療は人を救う人類の英知ですが、リスクは少なからずあるものだということを覚えておきたいですね。そのうち歯医者の治療も「手術同意書」のようなもので免責事項を明記するようになるのかも?