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吉本社長会見

2019年07月22日 | 時事
うーん、この出たら打つ会見合戦って意味のない気が・・・

この吉本の騒動の大本は、反社会的組織の依頼で闇営業をしたことであり、ズバリそのもらった金を脱税していたかどうかでしょう。初動で「もらってない」と嘘を言った事実は確実に不法行為を隠蔽する意図があったわけで、詐欺グループだと知っていたにしろ知らなかったにしろ、該当芸人についてはその点をはっきりさせ、しっかり3月に確定申告したことを報告するまでは謹慎し、あとはその後復帰できるかどうかといったところでしょう。
そして吉本については、会社として反社会的組織とのつながりが本当になかったのか(芸人の言い分では吉本の人間も同席していて反社とはわからなかったという証言がある)の点についてはっきりさせて、今後所属芸人を関わらせないようにするための対策を短期直接的(絶対に引き合わせない)・中期間接的(給与保障等)の両面で行うことを約束すれば済んだ話だったのではないでしょうか。そもそも吉本は過去に反社会的組織とのつながりを断ち切る宣言をしていたわけで、どう取り組んでいたかは分かりませんが今回の件で残念ながら再び綻びを見せたわけです。内部を徹底的に洗うには時間がかかるので、それまで個々の芸人には動いて欲しくなかったというのが偽らざる本音でありおそらく正しい対処法しょう。いずれにしても世間的には最低半年くらい会見などせず「内部調査中」とし、芸人には賃金の最低保証をした上で謹慎黙秘を続けさせるべきだったのではないでしょうか。これを「静観」「勝手に動いたらクビ」と説明してしまった点は、会社側の大きな誤りだったと思います。

何やら今回の会見は5時間もあったそうですが、契約解消にまつわる社長のパワハラの話にすり替わってしまっており、社長の言い訳と減棒、処分撤回という大本と全く外れた着地点に落ちてしまったような気がします。世間がうるさいからとりあえず会見をする。申し開きをするというのでは、ただ準備不足を露呈させるだけで良いことが一つもありません。人の噂も75日といいますし、これまでのパワハラや不祥事等、様々な騒動についても早急に動いた事案はほとんど炎上しています。マスコミも大筋が分からない状態で質問にくるので、何か下手なのですよね・・・日本のこの会見スタイルは時間の無駄であり、質問は事前に募集しておいて、重複内容は省き要点をまとめて答えるようにしたほうが良いのではないかといつも思います。

燃え上がって視聴率が取れればそれでよいという短絡的なマスコミに乗る必要は全くありません。事実を明らかにし今後しっかり改善させていくには、しっかり時間をかけた対応が必要不可欠だと思います。