ひったくり逃走犯逮捕

加重逃走、樋田容疑者再逮捕＝山口で確保、自転車旅の男と行動―大阪府警本部長謝罪
例の大阪で逃げた人物がようやく山口で確保となった模様ですが、その経緯はいろいろ首をかしげることが多いですな。

結局逮捕の決め手になったのは犯人が再び万引きという罪を重ねたためで、警察の捜査で追い詰めたわけでなく私人による現行犯逮捕というやつでした。捕まえてみてあの逃走犯だったと分かった感じのようですね。警察は一体何をしていたのでしょうか。というか、大阪府警はもう他県に逃げられてしまうと手出しができないのかな？それこそ盗んだバイクのナンバープレートなどをＮシステムで解析して・・・というようなハイテク操作はドラマだけなのでしょうかね。まあ途中で自転車に乗り換えていたようですけど。

次の疑問は、上記リンクにあったように確か彼は１５００万ほどの車上荒らしをしたはずなのに所持金は数百円程度だった模様で、一体どこで使ってしまったのか、ということです。１ヵ月半ではとても使いきれる額じゃないと思いますが、どこかに預けてあるのでしょうか？それこそ入金記録なんてすぐ調べられてしまうと思いますけどねえ・・・まるでカイジですな（笑）それともあの事件はまた別の犯人がやったことなのでしょうか。もしそうならそちらの方の捜索も急がれます。

そして最大の謎はこの同伴者の存在ですね。確かに１人より２人旅を装ったほうが疑われにくいので、彼が一方的に付きまとっていたとしても不思議ではなく理に適った行動です。ただ、この人物も旅は道連れ世は情けというような感じではなく、しかも自転車で日本一周の旅の途中で自転車を盗むというわけの分からない行動に出ていた人物の模様です。一緒に逮捕され、指名手配犯だとは知らずに意気投合したわけでもなかったような供述をしているようですが、間違いなく発見を遅らせる手助けをしてしまったわけで猛省が必要でしょう。というか、言っていることが本当ならお互い「お前も犯罪者だったのかよ！」と驚いているような気がしますな（笑）せめてしっかりと捜査協力してほしいものですな。

最後に、これは個人的に困ったことなのですが、この犯人どうやら道の駅を拠点に寝泊りをしていたとのこと。逮捕されたのも道の駅での万引き容疑です。道の駅はお店部分は夜には閉まるものの、駐車場とトイレ、交通情報のコーナーだけは２４時間利用できるようになっています。これは店が自治体の管轄なのに対し、駐車場などは国が管理をしているからで、こういう事件に簡単に利用されてしまったとなると、今後全国的に道の駅での車中泊ができにくくなってしまう恐れがあるのですよね。少なくとも警備や見回りは増えることでしょう。折角来週の３連休くらいでどこかに車中泊で行こうと計画しているのですが、思わぬ水を差されてしまいそうです。