貴乃花親方退職

貴乃花親方　相撲協会に退職届の理由説明「告発の内容が事実無根だと認めることは私にはできない」
柵を抜けて外から戦うという決意表明のようでしたね。

相撲界は最近他でも騒がれているパワハラ騒動の最も古参な部類ですが（笑）選手というか力士はそれこそ親子の縁を切って相撲界に入るわけで、内向きの結びつきが他よりも強くそれゆえに問題解決の自浄作用も働きにくい面があります。貴ノ岩の件では明らかに被害者側の責任者だったはずなのに、いつの間にか報告が遅れただの中々事情説明に出てこないだのでメディアからも悪者にされてしまい、何を考えているか分からない腹黒い人物というレッテルをはられてしまった感があります。彼も平成の大横綱とはいえ小さな頃からこの世界しか知らないわけで、どう対処するのが最善だったかを考え適切に行動する能力が高いとは限りません。それでも彼の信念を貫き通し、良かれと思って行動したのに、結果が裏目に出てあらぬ方に風向きが行ってしまったという感じを受けました。もう理事からは外されてしまいましたし、内部の発言権もほとんどない状況で甘んじるよりは、いっそ退職し外側に味方を作って相撲界の問題に切り込む決意なのではないか、と会見を見ていて思いました。

ただ、角界側も中々ハイそうですかとは言えないでしょうしねぇ・・・平成が終わろうとしている中、まだまだ一悶着ありそうです。