井山 世界戦準優勝

井山名人、世界メジャー制覇逃す　囲碁ＬＧ杯・１勝２敗
昨日勝って星を１勝１敗に戻していましたが、惜しくも世界タイトル獲得はならなかった模様です。

国内では負けなしの７冠王であり、来週１３日には国民栄誉賞の受賞が決まっている井山７冠ですが、やはり早碁ルールであることが多い世界戦では、中国の若い棋士の方が読みが鋭いのでしょうね。特にアチラでは小さい頃から早碁に慣れ、感覚的に打つ棋士が非常に多い気がします。日本のようにじっくり時間をかけてどんな読み抜けもしないように幅広く読む訓練をした棋士とは違い、危険を顧みず最善手のみ瞬間的に深く読んでいるのでしょう。３局とも素人目にはどちらが勝ってるかも、どの手がミスなのかも分からないような超難解な碁で、１日目、２日目とも本当に１手のミスでどちらが勝っていてもおかしくなく、井山の２連勝で終わる未来も十分にあったと思います。今日の碁はまだ見ていませんが、これはもう昨日の半目負けを引きずらず、一夜で切り替えて再び井山を上回った相手に感嘆するしかありません。若干１９歳の謝５段は、この優勝で一気に９段昇格を決めた模様です。将来有望な棋士が多すぎるよなあ・・・

まあカケツに勝てただけでも今回の大会は価値がありましたね。これが最後のチャンスというわけでもないので、是非またがんばってもらいたいものです。