(株)カプロラクタム-blog

果たしてココは何処なのだろうか・・・
否!ココは(株)カプロラクタム代表取締役兼社員αのweblogである!

藤井5段

2018年02月01日 | 時事
藤井聡太四段、五段に昇段…中学生で史上初めて
ついに順位戦でC級1組に上がり、5段に昇段した模様です。

将棋の昇段システムは決められた条件を満たすことで上がるようになっており、今回条件を満たした名人戦のクラス昇格が一番分かりやすくなっているようです。つまりプロ4段はC級2組からスタートし、C級1組で5段、B級2組が6段、B級1組が7段、A級が8段、名人位獲得で9段というわけですね。もちろん他にもたくさんの棋戦があるので、そのどこかで好成績を収めれば先にそちらの条件を満たして昇段することも可能だとか。彼の場合、今度準決勝で羽生さんと戦う朝日杯でもし優勝すると、「5段かつ全棋士参加棋戦優勝」という基準を満たすため、6段に昇段するようです。そうなると5段在位はわずか17日というスピード昇段記録もかかるわけですね(笑)
ちなみに、将棋はプロ入り(4段)から9段までは5段階しかないですし、前の段位でいることが前提条件になっていることも多いため、スピード昇段の記録はありますが余り飛び級のようなことは起こりにくくなっているようですね。一応竜王戦で勝ち抜きタイトル挑戦者になるという条件を満たせば4段から一気に7段に上がることはシステム上可能なのですけど、彼もやはり最初の挑戦で決勝トーナメントに進む快挙は果たしたものの上位陣の壁に敗れてしまいましたし、そもそもが6組に不利な変則トーナメントなので、当然簡単には行かないでしょう。まあ飛び級は別にしても、昇段は一度上がると下がりませんし、給料のベースアップになりますから、早く昇段すればその分儲かるということですな(笑)

ところで、囲碁ではプロ入りが初段スタートで、最高位の9段までは8段階もあるので、強い人は昇段点をとる勝数や賞金額に達する前に、大会優勝やタイトル挑戦などの条件を満たして一気に高段に上がる人もチラホラいる印象です。藤井5段と比較対象となるのは、プロ入り僅か3年で竜星戦(全棋士参加棋戦)優勝と本因坊リーグ入り(将棋で言う1組やA級)を決めて、3段から一気に4段階も飛び級した芝野虎丸7段というバケモノ若きエースがいますね。藤井5段にも、是非今年か来年あたりには何かの大会で優勝するなどの実績がほしいところですな。

そういえば4段の扇子はもうないってことか・・・プレミアがつきそうだ(笑)