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朴大統領罷免

2017年03月10日 | 時事
憲法裁、朴大統領を罷免=国政介入、徹底隠蔽―5月に選挙・韓国
韓国初の女性大統領は、韓国初の罷免という結末となってしまいました。

しかもこれで大統領ではなくなってしまいますから、不逮捕特権がなくなり今後逮捕や起訴されてしまう可能性が高いわけですね。本当、韓国の大統領は歴代ロクな目に遭いませんな。まあ発足時「千年恨む」などと発言していましたから、「人を呪わば穴二つ」ということなのでしょう。
ところで、民主主義の大原則に「トップが変わった時に前のトップを粛清しない」というものがあります。封建制度の場合、為政者はトップに着いた瞬間から自身の失脚に怯え続けることになりますから、少しでもリスクになるものを排除しようとするのはある意味自然な発想ですし、前のトップの関係者は徹底的に滅ぼされるのが日本も世界も変わりのない世の常でした。しかし現代の民主主義は選挙によって選ばれるので、当然政権交代も起こりますけど、その場合にもルールに則って混乱や暴力もなく行われ、トップに就いた者は相手の再奪還の機会を奪わないというのが封建社会との画期的な違いなのですね。

日本でも2009年と12年にあったわけですが、それに伴って誰かが殺されたとか逮捕されたということは一切ありません。アメリカも過去選挙のたびに政権が2大政党の間を行き来していますけど、国民もそういうシステムとして受け入れている感じです。ルール上オバマ氏の返り咲きこそありませんが余生は十分に保証されています。しかし北朝鮮では国名こそ民主主義を語っていますけど、前トップの長兄(しかも実兄)を暗殺しないと気が休まらないという封建制度の古い考えが染み付いているわけです。特に儒教では天人相関と言って「徳のあるものが天から支配を任される」という思想があり、政権交代を成し遂げるためには前政権を徹底的な悪に陥れ、「徳がなくなった」ということを皆に知らしめないといけないわけです。だから滅ぼされて当然だと言う論法ですな。韓国の毎回繰り返されるこうしたゴタゴタ劇の原因もその辺にあるのでしょうね。

それにしても死傷者まで出るなんて・・・本当に民主主義国家なの?
コメント
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