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認知症老人保護

2016年03月31日 | 時事
中1機転で認知症女性保護 下校途中に道聞かれ直感
この中学生は立派なお手柄でしたが、そもそも話しかけてくれないと助けられませんからねえ。

かく言う自分も、たまに堤防に飽きた時は街中をジョギングするわけですが、ここ3年で2度ほど偶然お年寄りを助けたことがあります。1度目は、「○○神社はどちらですか」と尋ねられたのですが、どう見てもそのお年寄りが歩いて来たであろう道の200mほど後ろに見えていた神社だと思ったので、「ちょっと待って探してきます」と応えてその神社まで走って神社名を確認し、ついでに近くにいた広報を配っている女性に助けを求めて自宅へ引き渡しました。2度目は、田んぼの中で三輪自転車に腰掛けてる老人に「ちょっと助けてください」と言われ、事情を聞くと田んぼの中に落ちてしまって自転車が引き上げられなくなったようだったので救出しました。後者は認知症というか体力の問題だったと思いますが、どちらも相手から声をかけられたのでアクションを起こすことができました。走っている最中なので普通は中々声をかけずらい雰囲気はあったのではないかと思います。多分何もなければ通り過ぎていたでしょうから、むしろ「良く声をかけてくれたなあ」とさえ思います。

例えばこの前行方不明になった千葉の女子生徒も、犯人宅から逃げ出し、スーパーでお金を崩して、駅の公衆電話で家族に助けを求めるまで、おそらく何十人とすれ違ったであろう他人には助けを求めていません。別にその子が悪いと言っているわけではなく、「他人に助けを求める」ことができなくなってしまった世の中に違和感を感じるわけです。そもそも認知症って自分が間違っていると言う発想ができなくなる病ですから、見ず知らずの人に道を聞くのも中々できないのではないでしょうか。かといってコチラから「助けが要りますか」などと片っ端から声をかけるのも不自然だし・・・まあ挨拶くらいはしていくべきなのでしょうね。
一方、道を聞くなど助けを求めるフリをして誘拐や悪事をはたらこうとする輩がいるのも事実です。最近は学校でも「知らない人が道を尋ねてきてもついて行ってはダメ」という教えて方をしていますし、下手すると「ジョギング風の男からすれ違いざまに挨拶される事案」になりそうですが(笑)

連れ去り防止の教育も大切ですけど、明らかに困っている老人の場合なら、近くの大人やお店に助けを借りてでも助けてあげるよう教えたいですな。
コメント
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