goo blog サービス終了のお知らせ 

(株)カプロラクタム-blog

果たしてココは何処なのだろうか・・・
否!ココは(株)カプロラクタム代表取締役兼社員αのweblogである!

心の病

2012年12月24日 | Weblog
病気休職19年ぶり減=公立校教員、6割精神疾患―国旗国歌の処分増・文科省
教員の「心の病」が減ったという記事ですが、現場は依然深刻なものだと思います。

例えば自分のクラスで言うと、普段は保護者から苦情も特になく、毎日楽しく過ごしていますが、いざ友達が絡む怪我などのトラブルが起きると、一気にその対応にシフトしていきます。大きな怪我なら保護者と連絡を取って病院の手配をしないといけないし、休み時間や時には授業時間も、聞き取りや相手の子の指導、管理職への報告などに回されます。放課後も学年主任や管理職と対応を話し合ったり、被害を受けた保護者に謝罪、加害者の保護者に連絡したり、遅れた授業を取り戻す対応に追われたり・・・通常業務は全て後回しになってしまいます。

それで終わればまだマシな方で、加害者の親が非を認めない場合はもっと大変になります。解決するまで、休日返上で対応しなければいけません。高学年になればなるほど子ども同士の関係は複雑になっていくので、単純なトラブルで済まない場合も多く、いじめや不登校などに発展すると、さらに授業どころではなくなってしまうのです。教科の指導はその分みるみる遅れていきます。もちろん生徒指導も教師の重要な仕事の1つなのですが、教材研究など本来やるべきことや、やりたかったことが出来なかったストレスや、間に入って双方の言い分を聞かなければいけないストレス、保護者に説明しなければいけないストレス、子どもは都合の良いことしか言わないので、親の認識との隔たりをどう埋めていくかを思案するストレス、管理職からの結果論的な指導を受けるストレスなどなど、1つのトラブルが元で、今まで上手く言っていたものが全て崩れてしまったような気分になってしまうわけです。自分がまいた種ならどうにかしないといけないでしょうけど、そうした問題の多くは子ども自身の性格や生活環境、幼さ、障がい、過去のトラブルに起因するものであり、教師側からはどうしようもなく、かつある程度共感的な理解もある(双方そうしてしまった気持ちが分かる)分、悩みも大きくなるわけです。

がんばった分、見返りがあればいいのですが、今は住所や電話番号すら明かしませんからね・・・確か初任校の頃の子が来月成人するはずなのですが、誰か飲みに誘ってくれないかなぁ?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする