(株)カプロラクタム-blog

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日本昔話

2006年02月21日 | Weblog
雨が降った時や着替えが早く終わった時など、暇になった時にこの「まんが日本昔話」のビデオを見ています。
・・・もちろん、生徒と一緒にですよ。

これ、子どもの頃はあまり好きではありませんでした。
内容やら音声やらが幼心に不気味に映ったのか、面白いと思って見ていたのではなかったような気ががします。それでも、何故か毎週欠かさず見ていたような記憶もあるのが何とも不思議です。おそらく、土曜日の6時半という時間はニュースばかりで、選択肢がコレしかなかったのかもしれません。そんなわけで、ビデオを見ていると「この話は覚えがある」と感じる話がいくつもあって、今は中々に楽しんで見ています。

最近では、こうした昔話や郷土に伝わる民話などが見直されてきているようです。このアニメが復活を果たしたのも、そうした流れがあったからでしょう。因果応報など、道徳的な教えも昔話の中に含まれていたりして、不本意ながらこのアニメが自分の内面形成に深く関わっているような気さえしてきます。「悪い事をしちゃいけない」と、親や教師から言われるより、昔話を聞いて「悪い事をしたらこうなるのか」と学んでいく方が、はるかに効果があることでしょう。そしてそれは、色んな話を聞けば聞くほど、効果が高まっていくのです。中には救われない話やよく分からないものもあるでしょうけど、様々なバリエーションの話を通して、世の中は決して勧善懲悪でなく、勝ち組・負け組で語りきれるような単純なものでもないのだということも、子ども達は学んでいくわけです。そのためには、なるべく小さいうちから、たくさんの話を聞いていく必要がありますね。特に昔は、パソコンはもちろん幼児用の学習具なんて殆ど無かったでしょうから、「おばあちゃんの昔話」が最良の勉強だったと言えるのではないでしょうか。自分も時間のある今のうちに色々昔話を覚えておいて、次に小学校へ戻れたら毎日話していくのも面白いかなと思いました。

関係ないけど、あの昔話の中の人(語り手)が2人しかいないのに気づいたのはずっと後だったような・・・あの2人は、一体今まで1人何役演じてきたのでしょうか?