ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

雨の〝茅の輪〟

2018年06月30日 | 俳句

 今朝からこちらは大変でした。雷はゴロゴロと鳴り通し、雨は土砂降り…。さらに浸水・土砂災害・竜巻注意報が出されて、この雨の影響で道路が冠水し、JR宇部線は運転見合わせとなりました。午後になると宇部市の一部では洪水警報のため避難勧告も発令されたといいます。

 私の住んでいるところは水害にはならないだろう…そう思って家を建てた所ですのであまり心配はしていないのですが。でも今度は台風7号が発生してこちらに向かっているようなので、それが心配です。

 ああ、今年の〝茅の輪〟もこれで見に行くのは無理だわあ…残念!

 この前兼題を決めるとき〝茅の輪〟にしようという話になったのですが、知らない、見たことがないという人が多くてやめたんですよ。その時主人も〝わしも知らんけえ~よう詠まんわ〟と言うじゃありませんか。ナントいうこと!確かあれはお正月だったけど、広島の実家へ行った時、神社で見たでしょう!というと、憶えとらんって。

 私は、〝茅の輪〟というのは6月晦日に行うものとばかり思っていました。エエッ、正月でもするの?と、疑問に思ったので、良く憶えているんです。昔は、12月の晦日にも行われていたのが早くに廃れていったんだそうですが、今でもしているところがあって、この広島の神社では、初詣の人にも潜って貰うため年末から茅の輪を用意したのでしょう。

 午後2時過ぎ、用があって外へ出てみると、アレ?空が何だか明るくなって…、雨が上がりそうな気配です。じゃあちょっと行って見ようかしらと引き返しました。ホントは主人を連れて行きたかったのですが、まだ陶芸教室から帰ってきませんので、1人で行くことに。

 今日は今まで来たことがない、宇部市の中心街にある「中津瀬神社」へ行ってみました。この雨でどうかしらと思いながら行くと、ああ、ありましたよ。ただ、この天気ですのでひっそりとして人気が全くありません。せっかく茅の輪を用意した神社も拍子抜けしたでしょうね。私が行ったときは運良く雨が止んでいて写真も撮れました。するとちらほらとお詣りに来る人もいて、ホッとしていると、またもやパラパラと…。

 私は急いで呪文を唱えて潜り、参拝して帰ってきました。これで今までの穢れを祓いましたから、また明日からの半年を無事に乗り越えていけるでしょう。よかった、よかった!

  息災にありあれ茅の輪潜りつゝ    石塚友二

  萱の香にふれつつ茅の輪くぐりけり  中村澄子

コメント
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