ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

水上バスで大阪城へ

2017年11月30日 | 日記

 今朝ブログを見てビックリ!アレレレレ…閲覧数・訪問者数が急激に増えて、11月19日の「句集ができました!」がgooブログジャンル別(俳句)ランキングでトップでした。その原因はすぐに分かりました。

 出版社「ふらんす堂」さんの〝ふらんす堂編集日記〟で、私の句集『甘雨』を採り上げていただき、ついでに私のブログも紹介して頂いたからなんです。感謝・感激です。yamaokaさんありがとうございます。

 詳しくは http://fragie.exblog.jp/

 ただ今とにかく忙しい!事後整理で…。ある意味自費出版の本なんて押し売りのようなもので、読んで貰えるだけで有り難いのに…。これもまた感謝!感謝です!いろいろ感想を書いて下さって。

 まず表紙のデザイン、色がいいですね~と。それから全部に読み仮名を付けた事への感謝です。〝心配りのあるやさしい句集〟と言って頂けたのは嬉しい限り。それが目障りにならず、却って安心して読みすすめられる…と、初心の方のみならずです。これは何もかもふらんす堂さんのお陰。担当のYさん、装丁デザインのKさん、総括責任のyamaokaさん、皆様無理を言って済みませんでした。

 普通あとがきに、出版社への感謝の言葉も入れるのですが、…もちろん私も書いたんですよ。が、「それは省いた方がスマートでいいですよ」という助言を頂き、それで省きました。ここで改めて書きます。〝有り難うございました〟

 今日は〝海遊館〟のつづきで~す。26日、ナントこの日は「大阪マラソン」だったんです。ホテルを出て、水上バスに乗るため淀屋橋まで行くと、まあ何と人の多いこと!もう始まっていました。道一杯に走る人、人、人…沿道も人、人、人…。面白い格好をした人もいました。水上バスに乗って大阪城港まで。沿岸の桜紅葉が花が咲いたように美しい!

 着いたところが大阪城公園、そこもまた人ばかりです。余りにも広すぎて…天守閣は眺めるだけにしました。堀にはオオバンが1羽。今から14時には西本願寺集合なので、お昼はここ大阪城で〝大阪のラーメン〟を食べて、京都へ向いました。それではまた明日へ。

 

 

 

 

 

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夜の海遊館

2017年11月29日 | 日記

 今日はもう29日、今年もあと1ヶ月余りになってしまいました。朝からシトシトと一日天気は好くなかったのですが、昨日に続いて暖かでした。

 大阪湾クルーズの続きで、今日は〝海遊館〟の写真です。5時頃から行きましたので、イルミネーションがとても綺麗でしたよ。広場では剣玉の大道芸をしていました。写真いろいろ撮ったのですが、ナント下手なこと!まともに見れる写真は…悲しい!動くものは大体ぶれていました。ガラス越しですし、フラッシュもダメなのでなかなか鮮明には撮れません。あの巨大な水槽のガラスはナント厚みが30センチ以上あるんですってよ。ビックリです!小さな水槽の熱帯魚のような綺麗な魚なら少しはましに撮れたかな?

 1 大阪湾の夕景  2 海遊館の正面のイルミネーション  3 剣玉の大道芸人  4 天上に張り付いていたエイとサメ  5 マンボウ  6 サメの寝たふり(薄目を開けて…)  7 熱帯魚1  8 熱帯魚2

 結局海遊館一番の人気者の〝ジンベイザメ〟は撮れませんでした。残念!イルミネーションでガマンして下さいね。

   

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サンタマリア号

2017年11月28日 | 日記

 今日は朝からいろいろとすることが溜まっていて大変でした!それは母の納骨をするため京都方面へ25日から出かけていましたので。25日は大阪で一泊、26日に西本願寺へ納骨、27日は折角だからと京都の紅葉見物ということで、3日間ブログ休みしました。

 父の納骨の時は、母が音頭を取って兄弟で行きましたが、今回は長兄が亡くなっていますので、跡継ぎの息子(甥)が兄の代わりに音頭を取り、それぞれ夫婦での参加となりました。総勢12人での旅です。26日の午後2時、西本願寺に集合ということで、それまではそれぞれが自由行動でしたので、私たちは大阪へ。私が大阪で知っているのはせいぜい新大阪駅か梅田ぐらいで他はどこも知りませんので、少し大阪見物でもして行こうということで、計画を立てました。

 大阪で是非行ってみたい所…大阪城・海遊館・水上バス等。それで先ずは昼過ぎ新大阪駅に着いてからのランチです。ホテル・ラ・レゾン大阪の「ランチブッフエ&サンタマリア号乗船券(1ドリンク付き)&海遊館入場券」をネットで調べて申し込んでいましたので、非常に有効に過ごせました。

 少し寒いかなと思って着込んできた着ぶくれを、新幹線の中では弟たちに笑われましたが、船では大正解でした。レザーの上着の上にまたコートを着て、…でもデッキの上では海風が吹き付けて、ホント寒かったですね。45分のクルーズでしたが、20分も経たずにキャビンの中に入って風を避けていました。でも、ナント外国人…特に中国の人の多いこと!それもどうも新婚さんらしい感じです。(中国の豪華客船が傍に停泊していました。近くには天保山の大観覧車もありました。) 私たちは3時発に乗ったのですが、港に帰り着くともう4時発の人がズラリと並んで待っていました。もうビックリです。下りてから近くのホテルにチェックインし、今度は海遊館へ行きました。長くなりますので、それではまた明日にしますね…つづきをお楽しみに。

 

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皇帝ダリア

2017年11月24日 | 俳句

 今日は朝から冷たい雨が昼過ぎまで…やがて今度はお日さまが出て来て、でもまたパラパラと、変な一日でした。

 これで満開だった皇帝ダリアもハラハラと散って、別れを告げようとしています。いよいよ本格的な冬。これからしばらくの間は花がありません。そのうち水仙が咲き出すでしょうが…。

 ところで、この皇帝ダリアはもう何年になるでしょうか。以前句会場にしていた喫茶店で、茎を切って植えたものに芽が出たのを、確か2個買いました。その喫茶店もそこの奥さんももうなくなってしまいましたから…5年以上は過ぎたかも。植えて2年目に花が咲き、その後、茎を切って挿しましたら、もうたくさん増えて、おまけに大きくなり過ぎて、今度は台風で倒れたりと大変でした。この頃はほったらかしなんですが、勝手に生えてひとりで成長して…全く手の掛からない子になりました。今年は台風も避けて行ったし、倒れずにきれいに咲きました。

 この花はいつ頃から日本で見かけるようになったんでしょうか?ホントに突然でした。〝あの背の高いきれいな花はなんというの?〟と、あちらこちらで目につくようになり、そのうち猫も杓子も…と珍しくもなんともなくなりました。原産はメキシコから中米の植物で、茎が木質化するツリーダリアと呼ばれる3種のダリアの中で、皇帝ダリアが一番大きくなるのだそうです。日が短くならないと花芽ができないので、開花期が遅くなり、晩秋から初冬にかけての花ですが、霜にやられるとすぐにダメになります。ということは、今年はまだ霜が降りていない?

 普通のダリアは夏の季語ですが、皇帝ダリアは、こんなに咲いていてもまだ季語にはなっていないんですよ。次のダリアの句は夏。

   ダリア大輪ルヰ王朝に美女ありき     福田 蓼汀

   千万年後の恋人へダリア剪る       三橋 鷹女

 前句、ルヰ王朝ならフランス…どんな美女だろう。きっとたくさんいたんでは?外国にとんと疎い私にはマリーアントワネットぐらいしか思い浮かばないが、でも何となくイメージは湧いてきます。後句の千万年後の恋人も…分かるようで分からないなあ~そんな未来がこの地球に残されているんだろうか?なんて!しかし、ダリアという花にはそんなロマンと空想の世界が似合うのかも。

 

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柿花火

2017年11月23日 | 俳句

 今日もまた吟行の続きで~す。

 船木鉄道跡を通って行く途中なんですが、畑の中に柿の実がたわわに…「あのようなのを柿花火というのよ。始めて使ってる句をみたとき、エエッと思ったけど、あれを見ると確かに花火のようよねぇ~」と説明すると、みんなホントにと頷いていました。さらに今度は手の届くところに柿の木が…これ甘柿? と言うと一人が捥ごうとして手を伸ばした途端、はるか向こうからお爺さんが何か叫んでいます。てっきり叱られたものと思いきや、「捥いで帰ってもいいよぉ~」と。おまけに捥ぐ道具も持って来てあげるからね~と…。もう皆ニコニコです!では遠慮なく帰りにもらおうということで、ルンルン気分で戻ってきました。枝伐り鋏まで借りて、まあ捥ぐわ!捥ぐわ!ですよ。でも、取っても取っても減らない…今年はどこも生年だったんですね。中の二人はこれで〝柿ジャム〟に挑戦するとか。私は〝食べる人〟でいいから、楽しみに待ってるわと言うと、「もちろん出来たら先生にもあげますよ」と。アリガタイコト!

 次はお昼ごはんです。この〝まちじゅうアートフェスタ〟の間だけ開店しているという「職員室cafe」で、予約していた〝湯冬御膳〟を頂きました。〝湯冬〟(ゆとう)というのは、炒り米を炊いた粥のようなものでした。始めて食べましたが、美味しかったですよ。おまけにここの名物の〝おはぎ〟も付いて。食べきれなかったので、もう一つ買ってお土産にしました。

 最後は、ふれあいセンターで句会。ここも会場費は無料、きれいで立派なところでした。〝吉部の町〟はみ~んないい人ばかり!市の職員の人が出来た俳句を掲示するから是非見せて下さいというので、高点句を持って行きました。それは次の2句です。

   〈柿捥いでいいよと老爺遠くより  幸江〉と〈枕木の径に靴音冬ぬくし  きみ子〉 

 沈下橋といえば、すぐに高知の四万十川を思うんですが、ここにも沈下橋があるというので、帰りにそこに寄って行きました。立派な沈下橋で、水がとてもきれいでしたよ。

 ああ、一つ書き忘れていたことが…。吟行の時いつも私は運転手なんですが、今回は違いました。今年入会した人がスゴいんですよ。素晴らしい「キャンピングカー」を運転していて、それが8人乗り。今回参加者は8人でしたが、現地集合が1人いたので7人で乗りました。運転席と助手席に男性2人、後は真ん中にテーブルがあって、まるでラウンジです。ここに女性5人が乗っておしゃべりです。楽しそうでしょう。これも初めての体験で、グットでした。これでオシマイ!

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船木鉄道の跡が生まれ変わりました!

2017年11月22日 | 俳句

 昨日の吟行会の続きで~す。

 吉部八幡宮を後にして、かつて船木鉄道の走っていた線路跡が遊歩道になっていますので、そこを歩きました。行く途中小学校のグランドを通り抜け…普通都会ならとんでもない話ですよね、校舎の入口で校長先生?いや教頭先生かな?と出会い、お話しを伺うことができました。今全校生徒24名ですって!すると仲間の誰かがうっかり「24の瞳ですね」というと、すぐに「イヤ、48の瞳ですよ~」と。

 聞くと、5,6年生が1クラス、3,4年生が1クラス、1,2年生だけが2クラス。生徒数が8名以上になると2クラスになるんですって。今年は9名なので2クラスになったんだそうです。来年は1年生がまた増えて全校生徒25名になると喜んでおられました。見るとグランドの鉄棒の傍に???…これ何にするのかしらねぇ~と、話ながら行くと、それを、きっと先生でしょうね、聞きつけて窓から顔を出し、「逆上がりの練習用ですよ」と。へエッ!知らなかったなあ~そんなものがあるなんて。でも、長閑でいいでしょう。こんな所で育つ子供たちはいいよねぇ~と、話ながら行ってると〝から~ん、ころ~ん〟とチャイムの音。ただ今授業中だったんですね。の~んび~り~(笑)

 さて、船木鉄道ですが、大正5年宇部・船木間に開通し、大正13年から万倉・吉部間の延長工事に着手し、大正15年11月完成、宇部・万倉間の船木鉄道の距離が17.7㎞となりました。この交通の飛躍的向上に伴い、吉部村(当時)は産業経済、教育文化等あらゆる面で発展しましたと。そう言えば、先程の校長先生(?)も「この学校の歴史はとても古いんですよ。昔は生徒も大勢いて…」と仰っていたっけ。その後、太平洋戦争末期の昭和19年3月、万倉・吉部間の線路を鉄として供出するため軌条の撤去工事が始まり、鉄道が廃止されたのです。その跡を地主さんや町の人たちで綺麗に整備し、今年は特にUBEビエンナーレとタイアップして〝うべの里アートフェスタ2017〟をここ吉部でも開催していたんです。かってSLが通過した大棚隧道はノスタルジーを誘いますよ。その中でみんなと〝ふるさと〟を歌うと、いい声で…。トンネルを出ると枕木の道が足にとても優しい!やがて小さな〝大棚〟の駅が復元されていました。その道のあちらこちらには南天がとてもきれいな実を付けていました。誰か植えたのかしら?

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吉部の大岩郷と八幡宮

2017年11月21日 | 俳句

 今日は吟行会。相変わらず気温は低いのですが、良い天気で真っ青な空が身を引き締めるようでした。今回の場所は近場でということで、市内の郊外です。

 まず最初の吟行地は、国指定天然記念物の〝吉部の大岩郷〟(きべのおおいわごう)。岩郷とは、岩塊が累々と堆積し、奇観を呈した「石海」のことです。石質は石英閃緑岩で、その大きさは最大径約4メートルにも及び、これらの巨岩が約3ヘクタールにわたって広がっています。この成因には二つの説があって、大地変のため山崩れが起り、岩石を堆積させたという説と、洪積世における河川作用の結果による堆積という説です。石海は標高260メートルの地点から南に広がっており、岩間には蘚類・地衣類が繁殖し、また周辺には暖地性植物が見られます。例えば、アオガネシダ・シンラン・ウドカズラなど。ここには今でも、「昔、大男が担いでいた天秤から大岩がこぼれ落ちてきた」という民話が語り継がれているそうです。

  これは藪柑子で、冬の季語です。 また近くの美祢市には同じような〝万倉の大岩郷〟(まぐらのおおいわごう)というのがあり、二ヶ所とも日本でも類例を見ない珍しい景観を持ち、その地学的見地から昭和10年12月24日、国指定天然記念物に指定されました。また植物学的にみても興味深い研究資料があるということです。

 この後、吉部八幡宮へ。1261年創建(鎌倉時代)、毎年11月3日に行われる「芋煮の神事」が有名で、大内義隆が寄進したと言われる楼門は、室町時代の面影を残していて、なかなかの風格がありました。しかし、今回久し振りに来てみると、何だかさっぱりとしすぎて、以前の荘厳な雰囲気がなくなっていました。そう言えば、この楼門が確か台風か何かで破損したニュースがあったような…今はその復元が待たれているということでした。

 ここには珍しい尾を上げた狛犬もありました。

 ところで、この八幡宮の有名な「芋煮の神事」とは、鎮座当時の神徳に起源しているそうです。それは以下。

 鎮座祭に領主を迎えたとき、賄い役を申しつけられた主人が、もてなしの時間が早まり、献立の中にあった芋の煮物を慌てて出し、後になって残りのものを吟味すると半煮えでした。これは一族の命にかかわる一大事と、この鎮座された産土神に一心に祈願したところ、領主より「今日の芋煮はことのほか美味であった」と、お褒めの言葉をいただいたという逸話より、この神事が現在まで引き継がれているのです。また、私も以前観に来たことがあるのですが、この祭の時に吉部名物の「村芝居」も上演されます。が、これは3年に1度ということなので、今年はどうだったのでしょう。また機会があれば観に来たいと思っています。

 まだ続きがありますが、今日はこのぐらいで…では、またね。

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句集ができました!

2017年11月19日 | 俳句

 ただ今宛名書きの最中でとても忙しいんですが、ちょっとひと休みしてブログを書いてます。

 エエッ!もう年賀状…と思われる方もいらっしゃるかも。とんでもございません!私それほどこまめではありませんので…。実は第二句集を急に思い立って、それがやっと完成し一昨日届いたんです。余りにも忙しかったので、今日から発送の準備を始めております。

 出版日は11月19日、そう今日は母の命日、一周忌なんです。早くから段取りをしていたわけではないので、発行所の「ふらんす堂」さんに無理を言って、この日に間に合うようにとお願いしたんです。感謝です!

 母に見て貰えないのが淋しいのですが、第一句集の時とても喜んでいたのを思い出すと、きっと天国で父や兄や姉と一緒にお祝いしてくれていることでしょう。句集の装丁は母の好きな色で、とても優しいデザイン…手に取れば母の温もりを感じさせてくれます。感謝です!

 句集の題は「甘雨」(かんう)、「草木を潤して育てる慈雨」のことです。夏の季語の「喜雨」に似ていますが、甘雨は季語ではありません。喜雨というのは、夏の旱が続き農作物に被害が出ようとするときに降る恵みの雨ですが、甘雨というのは、もっと幅広く、あらゆるものを成長させるため遍く降り注ぐ…いうなら〝母の慈愛〟のようなものと思って付けたのです。

 今回は誰にでも読んでいただきたく、俳句をされていない方でもと、全部に読み仮名を付けました。第一句集の時、友人や親戚の人とかにも差しあげたんですが、「難しくて読めないのが多かった…」と言われましたので。特に私の教室の俳句を始めたばかりの人が読めるようにと、そう思ってしたことです。確かに俳句には独特な読み方があり、私も初心の頃はとても困りましたもの。いくら辞書…もちろん広辞苑だけでなく、漢和辞典からいろいろなもの…を捜して調べても、何と読むのか分らない言葉がたくさんありました。今時ならパソコンなどで調べられますが、しかし、それも若い人ならでしょう。結局分らずじまいでそんな句はパスしていました。

 もう何十年も俳句やってると自分では分っているつもり…と思っていても、今回読みを付けてみて、今更ながらいろいろなことに気付かされました。例えば、「春寒」は「はるざむ」ではなく「はるさむ」とか、「万愚節」は「まんぐせつ」でなく「ばんぐせつ」などと…本当にとても勉強になりました。結局最初覚えた読みのままで、長い間そのままで使っていたんです。ほとんど漢字で書いていたのでその間違いに気がつかなかったんですね。オソロシイ!

 まあ、何事もこれで終りということはないようです。生涯が学習ですよね。皆さん、お互いに頑張りましょう!

 

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銀杏黄葉

2017年11月18日 | 俳句

 今日はまた一段と寒い日で、木枯しが街路樹の銀杏の葉をはらはらと散らし、そのうち黄色の絨毯を敷き詰めることでしょう。

 今日は本当に忙しい1日でした。まず午前中は明日の文化祭のための展示準備に行き、帰りは電気店によりガタの来かかった洗濯機の買い替え、(どうもこのところ買い癖が着いたようで…つい、つい大きな買物を…イケマセンね!)午後は句会がダブルであり、帰宅は夜の9時になってしまい、とても疲れました。だから句会の様子はまた気が向いたときに書きましょうね。

 今日は忘れずに撮ってきました文化祭の展示を、ご披露しますので、それで許して下さい。

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磯菊

2017年11月17日 | 俳句

 今日は寒かったですね。Tシャツでは寒すぎ…とうとう毛糸を引っ張り出して、一枚余分に着て出かけました。

 今日の兼題は「時雨」で、初冬の季語。冬の初め、晴れていても急に雨雲が生じて、しばらく雨が降ったかと思うとすぐに止み、また降り出すということがあります。これを時雨といい、本来は京都など、山がちの場所で見られる現象で、「北山時雨」「能登時雨」などとも使われていましたが、しだいに都会でも冬の通り雨を時雨と呼ぶようになりました。〈神無月ふりみふらずみ定めなき時雨ぞ冬のはじめなりける  よみ人知らず〉(『後撰和歌集』)にあるように、時雨はその定めなさ、はかなさが本意とされてきました。

   小夜時雨上野を虚子の来つゝあらん     正岡子規

   天地(あめつち)の間にほろと時雨かな    高浜虚子

 ところで、下の写真見て下さい。これが「磯菊」です。常盤公園の野草園に行ったら書いてありました。前に載せました「足摺野路菊」とは違うでしょう。でも最初に貰って植えたのは高知に住んでいた人からですから、「磯菊」でなく「潮菊」でしょう。磯菊と潮菊はそっくりなんですが、潮菊の方がやや大きいということ。でも、磯菊は千葉県犬吠埼から静岡県の御前崎の海岸に自生し、潮菊は四国の徳島県から高知県の海岸に自生しているんですからね。まあどっちにしても植えて5、6年はこの黄色だけの花が咲いていたのですが、その内ところどころに白い花弁のある花が混じるようになったんです。そして、この2,3年で全部がこのような白い花ばかりになってしまったんですよ。やっぱり不思議でしょう?葉は確かに磯菊の葉のままなんですがねぇ~。

 これが以前ブログに載せた我家の菊、白い花弁がみんな付いているでしょう?磯菊も潮菊も白い花弁はないんですよ。そう言えば葉も昔はもっと白っぽかったですね。  

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蟻の城

2017年11月16日 | 日記

 今日は句会も何もない日で、お天気もままあでしたので、山口県宇部市常盤公園で開催中のUBEビエンナーレ(現代日本彫刻展・10月1日~11月26日)を観に行きました。この野外彫刻展は2年に一度の開催で、今年が第27回ですからもう半世紀以上も続いているという歴史あるものなんです。

 この野外彫刻展は、戦後の町の美化と心の豊かさを求める市民運動を契機として、1961年に山口県宇部市で始まりました。「まちづくり」にアートを取り入れた試みとしては、国内初の事例とされています。現在では、世界30カ国のアーティストが応募する世界で最も古い歴史を持つ大規模な野外彫刻国際コンクールへと発展しました。

 今回の展覧会では、29カ国277点の応募の中から選ばれた、見て触れて楽しむことのできる野外彫刻18点と、40点の入選模型作品が展示されています。前回展の来場者は9万人を数えるほどだったとか。展覧会終了後は、上位受賞作品はまちなかや公園・学校などに移設され、市内では常時200点の歴代作品を鑑賞することができるようです。

 これは、〝蟻の城〟といって、宇部市民なら昔から誰でも知っている記念すべき彫刻です。常盤公園の芝生の丘の展示場で毎回出品作はいろいろ変わっても、向井良吉作の「蟻の城」だけは五十年以上たった今でも常設されて動くことがありません。というのも、作者は柳原義達、大高正人氏らとともにこの展示場をみずからブルを操って切り拓いた立役者であるからなんです。62年に宇部市が「宇部」をテーマに五人の作家に模型制作を依頼し、その中で向井作品の「蟻の城」だけが実物大に制作され、今日までその偉容を保っているのです。当時は鉄錆がふいたままだったそうですが、今は一部改造され鮮やかなカーキ塗料で表面保護されています。私が宇部に来たときもこの写真のような朱赤色の〝蟻の城〟ではなかったような気がします。(後に広がっているのは常磐湖です)

 明日は句会ですので、今日はこの写真だけにして、他の受賞作品はまた今度にしますね。お楽しみに!

 

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健康体操

2017年11月15日 | 俳句

 今日の天気は悪くなかったのですが、気温が低く、北風も吹いて朝から寒い日でした。明日、明後日はもっと寒くなり、最低気温も4度や3度で天気も崩れるそうです。いよいよ本格的な冬に突入するのでしょうか?

 午後からは健康体操でした。いつもよりは人数が少ないようで…やっぱり寒くなったからでしょうか?ラジオ体操から始めていつものメニューをこなし、最後にまた新しいダンスを習ったんですよ。先生は〝超カンタンよ!〟と、笑って言いますが…そんなに覚えられないよねぇ~と、皆で言いました。 

 

 昨日は俳句入門教室です。「冬めく」が兼題で、初冬の季語。「冬隣」と違って、この季語は万象すべてがいかにも冬らしくなってくることをいいます。しかし、気を付けることは完全な冬景色やすっかり冬になった状態には使わないことですね。入門ですのでこれといった推薦句はありませんでしたが、面白い句がありましたので紹介しましょう。

 一つは〈煙突や冬めく雲に吸い取られ〉です。採らなかった人の弁は「煙突に感動しているようで、またそれが雲に吸い取られているようで…おかしいのでは…」と。採った人は「煙突の煙が黒っぽい雲に吸い取られるのがおもしろくてよかった」と。皆さんはどう思われますか?私はここでは「冬めく雲」をどう解するかが問題だと思いました。例えば「冬の雲」というと、晴れた日もどんよりした日もありますが、それが雪や寒波、時雨の時などは「雪雲」や「凍雲」「寒雲」、「時雨雲」などと別の言い方があります。だとすると冬めく雲は、爽やかな秋雲と違って、動きのあまりないちょっと重たくて寒そうな感じの雲、でも冬の雲ほどではないと考えるべきでしょう。また、「煙突や」はやっぱり極端ですから、「煙突のけむりや」とか言わないといけないと思いますね。そこで〈煙突のけむり冬めく雲と化す〉と添削しました。

 もう一つは〈街路樹がゆれて鳴く声冬めきぬ〉。この句は誰も採らなかったので、どうしてかと聞くと、「街路樹が風に揺れるのはいいとして、それが鳴くのは大げさだと思います」と。そうですよね、みなそう思いました。ところが作者の言い分は、こうです。「鳴く声は鳥なんです。街路樹の中にたくさんの鳥が飛んできて入り、それで揺れてうるさいほどの鳴声がしたんです。それは冬めいたから鳥たちも木に籠って…」と。聞いてみんなビックリ、〝そりゃあ分らんわぁ~〟と。私も、渡りの鵯や椋鳥が塒を探して、空を真っ黒にそめ街路樹へ突入する場面は何度も見ていますので、そのことだとすれば分ります。しかし、それは渡りの季節でのことですから秋なんです。エエッ!知りませんでしたと作者。それで「鳴く声」を削って、〈街路樹の影淡々と冬めきぬ〉としました。

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兼題は「冬隣」

2017年11月14日 | 俳句

 朝夕は冷え込みますが、昼は暖かで、とても気持ちのよい1日でした。ところで、この一週間は俳句三昧(?)になりそうです。なぜかって?それは予定がいろいろ重なって、教室や句会の日を変更したから。結局5回も句会しないといけなくなってしまいました。

 まず、昨日の句会から。兼題は、「冬隣」(ふゆとなり)で、晩秋の季語です。基本的にこの季語は、冬の隣にいるということですので、立冬目前の、これから寒く厳しい季節に向ってゆくという心構えが感じられる季語ですね。ここで一つ大事なことは、冬を十分に想像させる内容に、この季語を使ってしまうとダメ押しの感じになり、「冬隣」が効かなくなってしまいます。この句会でもたくさんありました。例えば、「鉢物の増えし屋内」「日溜りの猫は動かず」「押し車押す背まあるく」「帰るなり猫膝に来る」など…どれをとっても寒さを連想させる内容ですので、冬隣でなくても冬そのものの季語でOKですよね。だからこの季語は微妙なんですよ。冬にはなってないけど、冬を間近に感じさせるという…非常に難しい季語です。

 今回の高点句は〈手を擦り(こすり)一歩踏み出す冬隣〉でした。「手を擦り」で確かに寒さは感じますが、「一歩踏み出す」には事実と同時に、それに加えて作者のある決意のような…これから厳しい冬に向けて生きていかねばという…ものを感じさせます。だから付かず離れずの適当な間合で季語が働いていると思うんですがね。次点句は〈変りばえせぬも好日冬隣〉でした。これはあちらこちらで見たり聞いたりする〝日々是好日〟という言い古された禅語がすぐに浮び、何となく二番煎じのような感じで損をしますね。出来れば俳句では、いや出来るだけ言い古された言葉(常套語)は避けたいものです。でもこの作者は、同じことの繰り返しでもそれでいいのだと、自分が納得すれば〝好日〟だと、それは冬になっても同じだと…そういう気持ちを詠んだんですと。まあ、いいかぁ~。

 今日会場の駐車場に着いた時、ちょっと先に着いていた仲間が、戻ってきてじろじろと見ています。「どうかしたの?」と聞くと、「イヤ車が…また同じのを買われたんですか~」と。そうなんです。先日のブログを読んでたんですね。部屋に入っても「先生!ジャガイモが車に…読みましたよ」と。アリガタイことですね。車はまだ手続きが終らないと納車できませんので…来たら早速ブログでも紹介しましょうね。今日の句会の話は明日にでも。では、これでオシマイ!

 母の一周忌に飾った〝胡蝶蘭〟です。この〝胡蝶蘭〟というのは、季語では夏なんですよ。日本に自生する山野草ですって…知らなかったぁ~。でも今時のは殆ど温室栽培で、属が違うものなんですって。 

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ジャガイモが車に!

2017年11月12日 | 日記

 今日はお天気はまあまあ…でも風があってちょっと寒かったですね。午前中はいろいろと片付けや俳句教室の資料作成で過ぎました。

 午後2時過ぎ文化祭へ。撤収まで時間があったので、少し見て回りました。初めての所でしたので、様子が分らないで結局何も買えず、お茶席だけはまだOKというので入りました。お抹茶ではなくお煎茶の方でしたので、勝手が分らずいろいろ教えてもらいながら頂きました。それで以外と時間が掛かって、もう3時になると展示場所に急いで行ってみると、エエッ!なにもないじゃありませんか。聞けば3時前に早々と片付けて、皆さん私を待っていたんですって。わあ~ゴメンナサイ!と平謝り…というわけで写真どころではありませんでした。これもゴメンナサイ!来年に期待して…ね。

 まあ、今年は初めてでしたので、来年はもっと上手にしましょうねと言って、解散しました。帰りに車屋に寄り、懇意のセールスマンに誘われて、詰め放題の〝玉葱・人参・馬鈴薯〟を貰って帰るだけの予定が、車の買い替えの話になってしまいました。車検がまだ一年余りあるのでその頃に…と以前話していたのが、今とってもお買い得の車があるから、買わなきゃ損ですよと…。いずれ買い換えるつもりでしたので、つい食指が動いてしまいました。もちろん新車ではありませんよ…あの〝じゃがいも〟が、高い高~い買物になってしまいましたよ。だからいつも娘に叱られるんです。衝動買いだって!でもねぇ~、新しい車…楽しみです。(あきれるでしょ!笑って下さい)

 我家の乱菊…手入れしてあげないので、ミントにやられてしまい、黄色の小菊わずかに…紫の菊は繁殖力が強くて、切っても切っても生えてきて毎年花を咲かせます。「ノコンギク?」か「チョウセンヨメナ?」か…でも葉が違うような、貰ったとき名を聞いたんですが…。どちらも小春日和に似合う花です。 

 

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冬の馬追虫

2017年11月11日 | 俳句

 今日の午前中は、明日の文化祭の俳句展示の準備で出掛けました。会員10名と私で、合計22句を短冊や色紙に書き、それを短冊掛けや色紙掛けに飾ると、みな立派に見えます。明日の15時に撤去ですので、その時写真を撮ってきますね。

 午後はいつもの〝俳句入門教室〟です。展示準備が終った後、余り時間がなくて、家に帰らずそのまま行きました。

 今日の兼題は〝後の月〟、そう、十三夜です。11月1日がそうで、私も写真を載せていますが、きれいな月でしたね。

 今回も面白い話がでました。次の〈夫婦酒心ゆるます後の月〉の句です。採った男性の弁「夫婦酒が羨ましかったから…」と。「ええっ!もしかしてKさんも独り者…」「そうですよ。」…その句を採り上げる前に〈淋しさを語りかけたや後の月〉という句があって、「淋しさをとあるからこれは一人暮らしの人かしら…」と言うと、作者が手を挙げ「は~い、独居老人です。だから月が主人のように見えて…語りかけたかったんです」と。すると〈一人居は月見るときも一人なり〉と読んだ作者がすかさず「私は御免蒙りたいわ!もう夫はいらない、一人が一番…」と、最高齢の独居老人です。みんな大笑い!しかし、ナント独居の多いこと。そう言えば〈コロコロとちちろ鳴く夜の一人かな〉という句もありましたね。ここで一つ注意ですよ!「一人」の意味には ①一個の人。②自分だけで、仲間や相手がないさま。③独身。④人手を借りずにする様。⑤(打消しの語を伴って、副詞的に)ただ単に。(広辞苑)とあります。またこれには注がついていて、①のように、人数に重点がある場合に「一人」を使い、それ以外は「独り」を使うと。だから簡単な言葉でも、よくよく考えて使わないといけませんね。

 先程の句、作者本人も「流行歌みたいで、どうかとは思ったのですが…」というので、「そう言えばそんな題の演歌があったよねぇ~」などと、話尽きずに今日も盛り上がりました。でもここまで言うのはどうかしら?俳句は川柳じゃあないからある程度品格が必要ですよと言うと、みな納得。でもいつもは喧嘩ばかりしていて一緒にお酒など飲まないんですが、この時は本当に飲んだんですと、作者が弁解するので、次のように添削しました。〈久方に夫と酌みたり後の月〉これぐらいならきっとお月さまも許してくれるでしょう。

 この虫はきっと「馬追」でしょう。初秋の季語で、バッタ目ウマオイ科の昆虫。鳴声から「すいっちょ」ともよばれ、またその声が馬を追うときの馬子の舌打ちに似ているのでこの名がついたと。しかし、今日はもう冬、馬追は初秋だから、ここは「冬の虫」と言うべき。晩秋なら「残る虫」とか「すがれ虫」とかいいますがね。帰るとき車のボンネットの上で日向ぼっこをしてじっとしていました。 

 

 

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