ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

〝えびす顔〟ならぬ〝いちご顔〟?

2022年01月31日 | 俳句

 今日も晴天でナンと気持ちのいいこと!こんな太陽の顔を見ると…いやあ顔は見えなくてもいいから日差しだけでも。〝シアワセ〟のシャワーを浴びたみたいで、心まで優しくなれます。もちろん日頃でもワタクシ優しいんですけどね。アハハッ…(@^▽^@)

 昨日も…最高気温は10度ぐらい、でも風がなくてお日様があるから穏やかな1日でした。そこで急遽〝いちご狩〟へ行くことに…。

 以前にもいちご狩に行って、よく食べたわよね~また行こうねと、お婆ちゃんと話していたんです。その時は、3月の暖かくなった頃にでもと言っていたのですが、見ればじゃらんポイントの有効期限が1月31日まで。クーポンもあり、これはナンとしても行かなくちゃ勿体ない!という私の闘志がメラメラと…(笑)

 お婆ちゃんに聞くと即座に〝行きたい、連れて行って!〟と。こういう時には、直ぐに〝よっしゃ〟とエンジンが掛かる私です。主人は〝お前、そんなポイントなんかダメになってもいいじゃないか…〟という。〝いや~ナンのために溜めたか分らないんじゃ、クヤシイもん…〟と、主人を説き伏せて、…

 では行くんなら明日は忙しいから今日(30日のこと)ということで、即日OKのいちご農園へ予約を入れました。ところが、娘も息子も行かれないという。わあ、それじゃあポイントが余る~どうしよう!でも、ここで諦めないのがワタクシ……(@^▽^@)

 早速昨年も誘って行ったことのある友人を…、またちょうどいいことにそのお友だちも一緒にいるということで、全員を誘って総勢7名で行きました。昨年は3月末でしたが、今回は1月末。まだいちご狩のピーク時ではないので、大粒で完熟の真っ赤な苺が溢れんばかり。まあ、よく食べましたよ。もうお腹いっぱい…。12時の予約でお昼は食べていませんでしたので、これでもか、これでもかと…。ウフフ…

 〝お婆ちゃん、どれくらい食べた?〟と聞くと、これっ!と、蔕の入ったビニール袋を見せ、〝1パック以上…いや、2パックは食べたかも…〟ですって。

 みんな大満足で…ニコニコ。えびす顔ならぬこれぞ〝いちご顔〟ですよ。

 どこもかしこもオミクロン大発生でイヤな世の中…こんな時に出歩くなんてと娘から顰蹙を買いましたが、こんな時だからこそ少しでも気分を良くしたいものね。もちろんマスク、消毒、検温は欠かさず、それも下関の方はヤバイからと、人の余り行かない静かなこぢんまりとしたこの農園を選んだんですからね。

 何よりもお婆ちゃんが喜んでくれて、明るくなったのが嬉しい!どこへも行かれず楽しみのない暮しが高齢者の元気をどれだけ損なっているか。お日様を浴びてビタミンたっぷりのいちごを腹一杯食べれば、気持ちも上向きになり免疫力がUpすること間違いなし!こんな100歳超えたお婆ちゃんのパワーにはコロナもきっと遠慮してくれるのではないでしょうか。

 ちなみに、〝いちご〟は初夏の季語。でも、それは自然栽培の物で、今日のはハウス物です。〝室の梅〟とか〝室の花〟とか、温室育ちの梅や蘭、シクラメンなどが冬の季語ですから、〝室のいちご〟といっても季語になるのでは?

 そもそも〝いちご狩〟はまだ季語には収録されていません。しかし、〝苺摘〟がそれに当るかと思いますが、それではやはり夏なんですよね。

 ちょっと疑問に思いませんか?まあ、〝いちご狩〟は確かに5月の初め頃まであるようですが、しかし、それはもう末成りで小さくて美味しくない。だからその頃は入場料も半額とかに安くなっています。また入る人も非常に少ないと思います。やっぱり〝いちご狩〟へ行くのは春の行事のような気がしますが、皆さんはどう思われますか?

  苺摘む花また花を摘むごとく   鷹羽狩行

  一枚の山の斜面にいちご狩る   北村きみ子

  不揃ひを個性と言へりいちご狩  荒木甫

 ちょっと微妙ですが、これらの句はやはり自然に熟れた苺を詠んだものでしょう。だからハウスのいちご狩を詠む時は、心して詠まないといけませんね。でないと初夏を連想されてしまいますから。

 では、また、…お勉強しましょう。

コメント (7)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今日はちょっと焦りましたよ!

2022年01月27日 | 俳句

 このところ最高気温は10度前後、しかし風もなくお日様も程ほどに顔を見せてくれる、穏やかな日々が続いています…と書いたものの…。

 今日はちょっと焦りましたよ! いつもの如く朝の体操に行き、主人と合流。その後主人は陶芸の日ですのでそちらへ。私は自宅に居なければならない用があって、それを済ませて義母の所へ行きました。すると昼前から少し調子が悪いという義母。主人は昼食もそこそこに、また午後からの会議へ出掛けました。食欲もないしとてもエラそうでしたので、ベットで寝た方がいいよと義母をすぐに休ませました。

 主人が帰ってきたのが3時過ぎ。それまではよく寝ていたので起こさずにいたのですが、どうも熱っぽいような…。聞くと喉も朝から痛かったと。すぐに熱を測ってみると、37.6度…ウウン、これはヤバイかも!

 当然直ぐに掛かりつけのクリニックへ電話を。そうなんです。このところの日本中のコロナ感染者の異常な拡大…この宇部でも今日は55人と一挙に増えました。だからもしかしたらと思いながら、クリニックの指示を仰ぐと、感染外来で診るから4時30分に、目印のある指定の駐車場へ来て車を停めて下さいと。

 もし…本当にコロナだったら、私たち濃厚接触者よねと言いながら、義母を連れて3人でクリニックへ。すると、しばらく車の中で待機するようにと。やがて窓だけ開けて下さいと言われ、検温や問診などいろいろ、その後PCR検査や血液検査も…その間の緊張といったら…やっぱりビビりましたよ。もし陽性だったら、お婆ちゃんの濃厚接触者は私たちと息子だけだけど、その後の私たち3人の濃厚接触者のことを考えたら…あそこでもここでもと、どんどん広がっていきます。それを考えるだけでコワくなりました。

 待たされること15分ぐらいだったかしら…その間には同じような感じでやってくる車が次々と。防護服を着た看護師さん達が行ったり来たり。即ち診察室へは入れてもらえず、車の中で全てが窓からの対応なんです。そして、やっと先生が出てこられて〝陰性ですよ〟と。この熱は風邪などの喉の炎症からきているようなのでその薬を…と言われ、それも車で待っていると薬局の人が持って来てくれました。

 ああ、一件落着!〝お婆ちゃん、コロナでなくて本当に良かったね!〟と、みんなホッとです。この騒ぎのせいか家に戻るとお婆ちゃんの熱も36.7度と下がっていました。やれ、やれです。

 高齢者、特に義母のような100歳越えるような人は、赤ちゃんと同じでちょっとしたことで体調が急変します。絶対油断は出来ませんからね。私や主人はとにかく義母の生活環境を変えないことを第一に考えてやってきました。それが一番いいと。今まで義弟と暮していたように、今はその義弟の代りを主人がしていますので、以前のような暮しに戻りつつあるんです。

 それなのにコロナなどに罹ったら…そして重症化にでもなれば悔やんでも悔やみきれません。例えば我家に連れてきて同居という方法も考えられますが、そうすれば義母は全く違った環境の中で、何一つ…そう、皿一つ自分では出せなくなるんです。そして、何をするにも誰かに頼まねが動けないし、何がどこにあるかも解らないのですから頭も混乱するでしょう。よく一人暮しが出来なくなったからと言って子どもたちと同居するという話を聞きますが、私は反対です。もしそれをするのならもっと早く元気でなんでもできる時、まだ人の役に立つ時にすべきだと思うんですね。義母は今勝手知ったる自分の家ですのでまだなんでもできますし、却って私たちに指示していますもの。でも、認知症になって手が掛かるので施設へ…というのも感心はしませんが、そうなったらそれもやむを得ないことなのかも。でもこればかりは誰もなりたくてなる人はいないでしょう。非常に難しい問題ですね。

 それで思い出しましたが、先日の句会は兼題が「咳」だったんですよ。その時の句に〈行列の後ろに並び咳払ひ〉というのがありました。この前の〝マスク〟と同じようにこの〝咳〟という季語もよく考えて詠まねばいけません。

 「咳」は、〝冬は乾燥や風邪の炎症などによって喉が刺激されて咳が出ることが多い〟ので、冬の季語になっているんです。例えば…

  咳の子のなぞなぞあそびきりもなや  中村汀女

 有名な句ですから解説も要らないかとは思いますが、風邪を引き咳が出るので寝ている子が退屈でお母さんになぞなぞ遊びを何度も何度もせがんでいる様子がしっかり見えてくるでしょう。もしかしたら日頃構って貰えなくて、それで却って甘えているのかも知れませんね。

 ところが、上掲の句は「咳払ひ」です。確かに「咳」という語は使ってありますが、これは〝いることを知らせるためや、合図のためにわざと咳をすること〟という意味でしょう。こういうのが季語ではやっぱりおかしい!冬とは何の関係もないのですから。そこでこの句は、〈行列の後へ下がり咳ける〉と直しました。すると並んでいる人に迷惑が掛かるので列の後へ下がって咳をしている誠実な作者が見えますね。ちなみに咳をすることを〝咳く(しわぶく)〟といいます。

 とにかく俳句を詠むときは、先ずは季語を歳時記で確かめるようにしましょう。

 写真は、先日の吟行会で行った日吉神社の、狛犬ならぬ〝こま猿〟だと。阿吽が〝言わ猿〟と〝聞か猿〟で、どちらもマスクをしていましたよ。(@^▽^@)あら、〝聞か猿〟さん、マスク下げて横目で睨んで何か言っています。何て言ってるのかしら?…でも、このところの世の中、他人様に何か注意でもしようものなら何をされるか…コワ~い世になっています。これもコロナのせいでしょうか。

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今のコロナ用のマスクは季語?

2022年01月24日 | 俳句

 一年で最も寒いという「大寒」もあっと言う間に過ぎて、もう10日もすれば「立春」が来ますよね。でも、このところ平年よりも雪が多いという北日本では、大荒れの天気情報で困窮しているニュースばかりですが、こちらでは今までに2回ぐらいかしら…それもすぐに消えて、雪で困ったという事はありません。むしろ〝雪やこんこ霰やこんこ…〟と、歌い出したくなるような気分で…何だか雪国の人に申し訳ない!

 この度はたくさんの方々からお悔やみのコメントやメールを頂き有り難うございました。人は身近な者の突然の死に対しては、一種のショック症状になるのか、泪などというものを忘れてしまうようです。考えてみれば、この間誰一人涙を流さぬままの葬儀でしたし、今も淡々と…日々が過ぎていきます。

 それとも義母は誰もいなくなった時に泣いているのでしょうか。とにかく義母が独りになることがないようにと、主人と私で頑張っているんですけどね。また、今はいろいろな手続きや後片付けなどが忙しいので、ゆっくり哀しみに浸っているような余裕がないというのもあるのでしょうが…

 しかし今日は、午後からの句会に二人とも出ますので心配!お婆ちゃんは大丈夫よと言うんです…。これからも月に何度かは二人ともに出かけねばならぬことがありますので、徐々に慣れてくれることを願っていますが。

 ああそうだ、たまには俳句のことでも書かないと、タイトルが泣きますよね。では、今日は何か書きましょうか。

 先日の句会でのこと。〈眉だけをかいてマスクの出勤日〉という面白い句が出ていました。そこで、作者に…〝この句の季語は?〟と聞いてみると、〝マスクですよ〟と、訝しげな顔をして答えました。

 そうなんです。初心者には結構多いんです。このように歳時記に載っていさえすれば、全て季語になると思い込んでいる人が。この作者に「…柄物のマスクかな」という句もありましたから。すると誰かが〝最近はピアスやイヤリング、ブローチなどを付けたマスクもありますよ!〟なんて言ったりして…。(^0^)

 もうお分かりでしょう。今ではウイズコロナで一年中マスクが手放せない生活になりました。しかし、本来冬の季語としての「マスク」は、〝風邪の感染予防や、冬季の寒さや乾燥から喉や鼻を守るために用いるもの〟ということで認められているものです。

 確かにコロナも一種の風邪のようなウイルスですから、全く当てはまらないという訳ではありません。でも、考えて見ましょう。一年中のべつ幕なしに着用している現在のマスクに、冬という季節を絞るだけの力がありますか。現状では誰もがコロナの為のマスクだと思うでしょう。もちろんコロナが収まって、インフルエンザと同じように冬季だけに流行するようになれば、その時は季語として使えるかも知れません。それまではガマンして…。

 ということで、この句は〈眉だけ描きマスクに寒を出勤す〉と直しました。でも、今だから「寒」ということにしましたが、「春」としても良かったかしら…。いや、いや却ってそれの方が面白いかも。どうでしょうか?

 では、また。書くことはたくさん有るのに、余りにも溜まりすぎて何から書いていいのか迷ってしまいます。だから、ボチボチと…そのうちに。

 今から義母の家に行き、お昼を食べて…句会へ行きます。

 写真は、「苺」…これは夏の季語なんですよ。でも今はハウスものでいつでもありますよね。だから「冬の苺」と詠みましょう。間違っても「冬苺」とは詠まないように…それは…歳時記で調べてみましょうね。

 ちなみに、語呂合せで1月5日が〝いちごの日〟なんですってよ。(^0^)

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

〝朝には紅顔ありて、夕べには白骨となれる…〟!

2022年01月22日 | 俳句

 エエッ、これ何?…つい炬燵で転た寝していたらユラユラと…〝もしかして地震?〟と思ったら、あの変なピロ~ン、ピロ~ンという緊急メールが…。

 みると大分・宮﨑に震度5強の地震が発生したと。すぐにPCを開いてみましたら次のように…。

 〝1月22日(土)1時08分頃、大分県と宮崎県で最大震度5強を観測する地震がありました。 震源地は日向灘で、震源の深さは約40km、地震の規模(マグニチュード)は6.4と推定されます。この地震による津波の心配はありません。〟

 恐らく夜中ですので被害状況はまだよく分らないのでしょうが、震度5強が大分市とありましたので、心配!様子が分らないまま寝ても、気になって…目が覚めてしまいました。大したことが無ければ…とだけ念じています。

 それにしても、もう今日は義弟の初七日です。法要そのものは葬儀の後に引き続き済ませていますが、ナンとも目まぐるしい1週間でした。

 ブログを読んで下さっている方々に、訳の分らないままでご心配をお掛けしてしまい申し訳ございませんでした。

 義母と2人で、我家のすぐ近くに住んでいた義弟(72歳)が急逝したんです。それも15日(土)の夜、私たちや娘夫婦も全員揃って恒例の〝牡蠣パーティー〟をした後。たまたまその日は義母の調子が悪かったので早めにベットに休ませて、片付けを済ませた後義弟に義母のことを頼んで帰宅したのが8時頃。

 すると12時前に電話が…こんなに遅くと思っていると、主人の口から、〝……何、死んだって!…〟という驚きの声。咄嗟に私は〝エエッ、おばあちゃんが…〟と言うと、〝違う、〇〇(弟の名前)が…〟〝なんで!~〟〝風呂で…〟とにかくすぐ行くからと告げて、駆けつけました。

 車で2,3分の所ですから…でも、もう救急車や警察の車が来ていました。様子を見てから…と思っていたのですが、聞くと義母が真っ先に連絡したんだそうです。しかし、時間が経っているから蘇生は無理と救急車はすぐに帰りました。それからは警察の…まるで取り調べです。それも102歳の義母に。

 でも、その義母の対応には全く言う言葉がありませんでした。余りにもしっかりしていて…警察の方の方が遠慮しながら…私たちは当事者ではないのでだだ黙って聞くだけ。一通り済んで〝おばあちゃん、大丈夫!〟というと、〝大丈夫なことないわよね!〟と言われて…でも、その気丈さにはただただ絶句でした。それからが…大変。

 自宅でなくなった場合、それも浴槽の中でとなると特に…〝検死〟ということで遺体は警察署へ運ばれます。父や母などの死に目には会いましたが、全て病院で息を引き取りましたので、今回のようなことは初めてです。

 結局、あの夜私たちが帰った後、義母はもう自室で休んでいましたので、お風呂に入り…9時頃心臓マヒでそのまま。義母が11時30分過ぎトイレに起きて気がついたということでした。

 人生でこんな信じられないことが…話には聞いていても自分のすぐ近くで起るなんて。2,3時間前まで一緒に食べたり、飲んだり、お喋りしたりしていたのに、まるで煙のように忽然と…

 私の婚家は法華宗ですが、実家は浄土真宗で、その葬式や法要の時必ず読まれる『和漢朗詠集』の「白骨の章」の…今までは何気なく聞いて覚えたあの〝…朝には紅顔ありて、夕べには白骨となれる…〟の文句がまざまざと浮かんできて、本当に心から人のはかなさを実感しました。

 それから、通夜と葬儀の件でいろいろと打ち合わせなど…。これもコロナの影響で火葬場が制限されていて、18日通夜の19日葬儀ということで、家族葬で行いました。義母と私たち、京都の義弟夫婦、それに息子と娘夫婦の8人のこじんまりとした…でも、広島の檀那寺のご住職が前日から来て下さって、落ち着いた良い葬儀でした。

 葬儀の始まる前に記念撮影を、ということで…

 それで、やっと…落ち着くかというと、そういう分けにはいきません。義弟は独身でしたから、後の諸々の整理は主人の手に。更に義母が一人になりますので、主人がお婆ちゃん宅に寝泊りして、私が行ったり来たりの日々。

 何もかも生活を変えるわけにはいかず、とにかくお婆ちゃんを第一に考えての生活です。でも、今は元気でしっかりしてくれている義母に心から感謝、感謝!です。先のことは分りませんが、当分はこんな暮しでしょうか。

 俳句のことも、生徒さん達がいますので、疎かにはできません。と、こういうわけでブログもますます〝ぼち、ぼち〟になると思いますが、続けるつもりですのでこれからもよろしくお願いしますね。

 先ほどのニュースで、地震の被害状況が報道されていました。山口も震度4だったんですって!私はまだ4度以上の地震には遭ったことはないんですよ。津波がなくてよかった!先日のトンガの噴火といい…今年に入ってから碌なことはありません。あの元旦の〝注連縄〟での予言(?)が当っていたようで…コワイ!皆さんも本当に今年は気をつけて下さいね。

 写真は、縁起担ぎに…〝南天の実〟(2017-12-24撮影)を。 昔から〝難を転ずる〟といって、庭木に植えられ、秋の季語ですが、冬まであります。我家には紅白の南天があってもいい実が付かないと言って、去年主人がバッサリと切っていました。これも…よくなかったんでしょうかね!

  億年のなかの今生実南天   森澄雄 

 

コメント (16)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大変なことが…!

2022年01月16日 | 俳句

 今日15日、とうとう全国で新型コロナウイルスの新規感染者が2万5742人確認されたとニュースで発表していました。全国の感染者が2万5000人を超えるのは去年8月26日(2万5037人)以来、約5か月ぶりと。また、過去最多となった去年8月20日の2万5990人に次ぐ、過去2番目の感染者数だと。私が予想していたより遙かに速いスピードで…オソロシイ限りです。

 東京都でも去年8月26日(4783人)以来、約5か月ぶりに4500人を超える4561人の感染が確認され、 全国各地でも過去最多の感染者数が相次いで確認されています。大阪府では3692人、沖縄県は1829人。広島県でも3日連続で過去最多を更新する1212人の新規感染者が確認されたのだそうです。ほかに兵庫県でも過去最多1191人が確認されるなど、あわせて10の府県で過去最多の感染者が確認されているようです。

 山口県は220人でした。昨日が県立総合医療センターなどのクラスターで268人と急増しましたが、また元の状況に戻ったようでちょっと安心。宇部市も昨日は12人と二ケタになって心配しましたが、今日は7人。調べてみると殆ど20代以下の人で、高齢者は1人も罹っていませんでした。先日病院へ行ったときに、先生が2月になったら3回目のワクチンが始まるからと仰っていましたし…まあ、大丈夫かなと。

 今日は、午前中がきらら俳句教室、午後宇部馬酔木句会と忙しい日でした。おまけに夜はおばあちゃんちで恒例の〝牡蠣パーティー〟をと、一日中バタバタとしました。でも、さすが本場の広島の牡蠣、それも取れたてとくれば…これは本当に美味しかったですよ。ああ、満腹、満腹!と、全てを片付けて8時頃帰宅。

 それからこのブログを書いていたら…お婆ちゃんから電話…義弟が亡くなったと…。エエッ、嘘!そんなこと… 

 そういう訳でしばらくブログお休みします。

コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今日は〝明るい話〟or〝暗い話〟?

2022年01月13日 | 俳句

 さてさて、ボヤッとしてたらあっと言う間に13日。11日は俳句教室、昨日は選句に添削にと…病院とリハビリへ行こうと思いつつ日が暮れてしまいました。

 夜は…主人が今年の大河ドラマ「鎌倉殿の13人」が結構面白いぞと言ってたし、朝のBSでも鎌倉殿や北条義時を解説していましたので…見逃し番組で。ついでに溜まった朝ドラ〝カムカムエブリバディ〟も…、というわけで私もいろいろと忙しいんですよ。(笑)

 そういえば何方かのブログでも仰っていたように、確かにナレーターの長澤まさみさんの声が低くて聞き取りにくい!あれはやっぱりミスキャスト?それとも徐々に改善されるのかしら?私はPCのイヤホンから聞いたのでまだいいのですが、テレビではそうそう音量を上げるわけにもいかないでしょう。でも、あの囁くような低い声がいいという人もいるようで…どうなんでしょうか。

 ところで、我家の今年の明るい話題を…なんていったって、大したことじゃないんですが、居間のシーリングライトを変えたんですよ。(笑)でも、ビックリするぐらい明るくなって…ほら、明るい話題でしょう!

 新築時に取り付けたものですので15年以上は過ぎています。もちろん蛍光灯は何度か変えたことがありますよ。でも、最近は特に老眼で夜は見えにくくなっていましたので、そろそろ明るいのに変えようよと主人に言ってもなかなか腰を上げてくれませんでした。それでとうとう意を決して(おおげさ!)今年の「買初」はこれだと、先日買いに行きました。LEDは高いぞなんて主人から脅かされたのですが…大したことはなく、12帖で1万8000円余り(税込)でした。そして、付け替えたら…ワア~!ですよ。こんなに明るくなるのならどうしてもっと早くしなかったのかと…悔やしい!まるであの歌の文句のように…〝ワタシの人生暗かった…〟ですもの。(笑)考えてみれば何のことはないのに、私たち昔人間だから壊れない限りは…辛抱するんですよね。これで5年(メーカー保証付き)も明るい生活が出来るとなれば安いものじゃないですか!これちょっと写真が悪いですね…撮るのがヘタなんです。ゴメンなさい!

 皆さんもいかがですか。もし昔のままの蛍光灯を使っていらっしゃる方はLEDに替えてみませんか?明るくなること間違いなし!エエッ、今時そんなこと言うなんて〝時代遅れ〟ですって。ハイ、この歌も私大好きなんです。あの河島英五さん…懐かしいですね。「酒と泪と男と女」や「野風増」も。2001年4月48歳という若さで急逝されたんでしたよね。あの時はニュースを聞いて本当にショックでした。もし生きておられればまだ68歳なんですもの。惜しいことです。

 話がちょっと逸れましたが、それよりビックリなのが新型コロナですよ。とうとう今日は、全国で新たに1万8000人を超える新規感染者が確認されたそうで。前日(1万3251人)と比べると約5000人増加。全国で1日当たりの新規感染者が1万8000人を超えるのは、去年9月2日(1万8213人)以来約4か月ぶりなんだと。

 東京都では去年9月2日(3097人)以来の3000人台となる3124人。また、大阪府では2452人。感染拡大が続く沖縄県では過去最多となる1817人の感染者だと。そのほかにも、広島県(805人)滋賀県(287人)新潟県(220人)など、あわせて11の県で過去最多となるなど、全国的に感染拡大の傾向が続いているのですよ。

 山口県も過去最多の218人でした。以前は殆ど岩国の米軍基地での感染拡大だったのですが、このところの急増は、感染者の行動歴などから岩国基地由来ではなく、年末年始や3連休での県外との往来によるものだと県では発表しています。宇部でも今まで1人2人だったのが今日は5人。このスピードで全国に広がってゆけばすぐに20000人を超すでしょう。昨年8月20日のピーク時(25992人)などとは比べものにならない程の数が出るかも。コワイ!

 しかし、今回の第6波は感染者数からすると重症者や死者の数がぐっと少ないと…これが今回のオミクロン株の特徴なのでしょうか。だからといって安心してはいけませんよね。ほらこれ〝暗い話〟でしょ!

 とにかく私たちに出来ることは、今まで通り三密を避け、マスクや手洗い、消毒の実行など。後は自粛生活をするのみですね。でも今日の私は自粛するどころか、午前中は免許証更新のための講習へ。午後からは薬のための通院と整形へのリハビリ。その後は本屋へ…と、ほら一日中出突っ張りでしょう。それで、何処へ行っても手の消毒をしますので、もう両手がカサカサ。イヤになります。これも困ったもんです。

 また、また吟行会の話はできませんでした。ゴメンなさい!

 写真は、我家の〝寒木瓜〟。普通〝木瓜〟は春ですが、これは今頃から咲いていますので寒木瓜。下の句のように花が少ない。でも、春になるとまた次々に咲き始めます。だからやっぱり〝ボケ〟なんでしょう。

  寒木瓜の咲きつぐ花もなかりけり  安住敦

 こちらは〝連翹〟(れんぎょう)。これも春なんですが、先日の暖かさで気が早いのが咲いて…今はこの寒さで縮み上がっていますよ。カワイソウ!

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今日は「成人の日」ですね!

2022年01月10日 | 俳句

 今日は10日、そう1月の第2月曜日ですので、国民の祝日の一つ、二十歳になった青年男女を祝う「成人の日」。即ち〝おとなになったことを自覚し、みずから生きぬこうとする青年を祝いはげます〟という日です。

  色あふれ成人の日の昇降機  斎藤道子

 昇降機とはエレベーターのこと。どこか上階の会場で開催される成人式へ行くためか、それとも式典が終って一階へ降りるためなのか。エレベーターの扉が開く度女性達の晴れ姿がどっと…〈色あふれ〉でよく見えてきますね。写真はお借りしました。ゴメンなさい!

成人の日 2022年は1月10日│成人式に男はスーツか袴か

 しかし、昨年同様今年も新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から会場内の密集・密接を避けるため、成人式もいろいろと実施内容を工夫したり、時期なども変更したりというところもあったのでしょうね。

 ところで、約140年ぶりに成年の定義が見直されて、2022年4月以降成年年齢が現行の20歳から18歳に引き下げられます。そうすると、来年からの成人式はどうなるのでしょう。これまで20歳のお祝いとして行われていた成人式が18歳で成人になるなら、いつ行われるのかということ。

 日本は明治9年より20歳を成年年齢として扱っています。しかし、近年国民投票の投票権年齢や公職選挙法の選挙権年齢が18歳に引き下げられたことをきっかけに、今までも議題に何度か上がっていた成年年齢を見直すことになったのです。その経緯には世界の成年年齢が関係していて、世界的に見ると成年年齢は20歳以下という場合が多いのだそうです。

 そうなれば、単純に考えると高校3年生の1月に成人式が実施されるということもあり得るでしょう。しかし、そうなると来年だけは20歳、19歳、18歳の人たち一緒に成人式をということになって、いろんな面で大変なことが起りそうです。

 2021 年4月4日の日経新聞によると、成年年齢を18歳に引き下げ後も都道府県庁所在地の約8割の40市区が20歳のまま成人式を行うと回答したと。成人式の時期を回答していない市区に関してもいずれも検討中で、「18歳」に既に決めたところは全くないとのこと。だから 2023年以降もこれまで通り、多くの市区で20歳になる年に成人式が開催されるだろうという予想みたいです。

 私などは、成人式は1月15日、20歳の人を祝うもの…という古い考えが未だにこびりついていますので、カレンダーを見ないと直ぐに混乱してしまいます。今後も益々世の中は変っていくでしょうが、私は付いて行くのは無理。さてどうしましょう!

 それはさておき、夕方家に戻ると一通のFAXが来ていました。見ると「馬酔木創刊100周年記念大会」の延期のお知らせでした。やっぱりと、予想が的中!先日キャンセル料が上がるというので、既にホテルとセットの航空券はキャンセルしましたので…、何だかホッとしたような、また残念なような…何だか複雑な気持です。

 今度の日曜日16日の、広島である「早苗新年句会」も、先日の〝まん延防止等重点措置〟が実施された時点ですぐに中止になりました。何だかまた何もかもが去年の二の舞になりそうで、本当にイヤになりますね。

 では、先日の吟行会のことを…と思ったのですが、また長くなりましたので、次に回します。明日も句会がありますし…ゴメンナサイ!

 写真は、我家の肥後椿?…そうだと聞いているのですが。本当なら大輪の綺麗な花が咲くはずなのに、毎年蕾を鳥?に囓られてカワイソウな状態でした。今年は主人がバッサリと枝を切ってしまい、蕾も少なかったので…それで綺麗に咲いたのかも。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今日は七種ですよ!

2022年01月07日 | 俳句

 今日は早くも7日…「七日」でも季語ですが、この日は大正月(一日)が終り、小正月(一五日)の始まる日として、七種粥を食べる風習が平安の頃より行われていて、それが今に続いているのです。

  六日八日中に七日のなづなかな  上島鬼貫

 この句には「六日」「七日」「なづな」と、新年の季語が三つも入っていますが、メインは「なづな」。春の七種の一つの薺のことで、これは七種粥に入れる代表的な草だから、「薺打つ」「薺売」「薺粥」などと、薺に因んだ季語はたくさんあります。

 我家も今日は例に漏れず、買ってきた七草に冷蔵庫の残り野菜を足して、粥にして食べようとしました。ところが、大変なことが…。ケースから出して、さあ茹でようと洗っていると…、次の写真のような草が混じっていたのです。また、写真がボケてますね…ゴメンナサイ!

 私たちは、この草のことを「仏の座」といって、俳句にもよく詠みますが、七種で食べる「仏の座」とは違うんです。春に黄色の頭状花をつけるキク科の二年草「コオニタビラコ(小鬼田平子)」というのが春の七種の一つで、写真の草は、「三階草」とか漢名、「宝蓋草(さんがいぐさ)」といって、シソ科で路傍などでよく見かける紫紅色の花を咲かせる草なんです。これには毒があるから食べてはいけないという話を以前聞いたことがありますが、調べてみるとそれ程の毒性はないらしいのですが、マズいから食べない方がいいようですね。

 しかし、この草を七種の「仏の座」といって、販売するというのはどうでしょう。問題ありですよね。知らない人はきっと本物だと思って食べるのでしょうから。ましてや毒でもあれば大変なことですよ。もちろん自分で採ってきて食べるのは自己責任でしょうが…

 さて、今年は4日までは毎日ブログを頑張って書いていましたが、5日(水)は恒例の吟行会でしたので、朝早くから出掛けてその報告をと思いながら、今日になってしまいました。まあ、この程度のペースで今年もボチボチと書いていくつもりですので、よろしくお願い致しますね。

 それで、今年最初の吟行地は…宇部市の川上校区周辺でした。エエッ、こんな近くにこんな所が…と、驚くようなパワースポットでした。私は以前ふるさとコンパニオンさんの案内で歩いたことがありますので知っていましたが、始めての人は結構いい句材が拾えたようでした。

 しかし、明日は午後と夜の部とダブル句会の日ですから、この吟行会のことはまた次にしますね。

 今日もまた、去年のこの日の記事が送られて来ました。それに七種などのことを詳しく書いていますので、もしよろしかったらこれをどうぞ!

 
今日は〝七種粥〟を食べてコロナを追っ払いましょう!

 今日は7日。天気予報通り寒い!見れば最高気温は5度ですって…ホントにこれで?でも最低気温は-3度…これは納得です。一日中雪だるまのマークで、9日頃までこのような寒波が続くんですっ......
 
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「御用始」と「仕事始」は?

2022年01月04日 | 俳句

 今朝はそれほど寒くもなくて、今年最初のラジオ体操へと行きました。これは会場の上宇部会館が公共施設なので昨日までお休み。それでここが開かないとラジオが使えないからなんです。 

 そう、今日は4日。各官公庁などでは原則としてこの日から出勤して新年最初の仕事を始めます。それで、これが「御用始(ごようはじめ)」という季語。

  宮内庁書陵部御用始かな    山崎ひさを

 「仕事始」も同じような季語なんですが、これは必ずしも4日というわけではなく、それぞれの職種によっては1日でも2日でも、要するに年が明けて初めて何らかの仕事に取りかかることをいうのです。だから、いつだっていいということ。

  胸の上に仕事はじめの葉書束  石田波郷

 上掲句のように、どこかへ勤めに行っている人でなくても使える季語です。これは波郷が、新年になって俳誌への投句の選や句評などを初めて書こうとしているのを詠んだのでしょう。机の上でなく〈胸の上に〉と言ったところが波郷の病臥の様子を髣髴させて…胸に迫りますね。本当は新年へ向けての抱負や期待感などを込めたある意味めでたさが主情となる季語なんでしょうが…。

 これが「四日」という季語になると、もっと幅が広くなって、いろんな場面に使うことが出来ます。

  火の気なき官舎に戻る四日かな  戸恒東人

  心音を拾ふ四日の聴診器     細川洋子

 前句は「御用始」で出勤して、帰宅する時を詠んだんでしょうし、後句は病院などの「仕事始」の場面。このように季語というものは、これでなくてはダメとかいうものではなくて、それぞれの場面でいろんな使い方をして如何様にも表現できる、とても便利ないいものなんですよ。

 しかし、これからは新時代にマッチした新しい季語を創り出すのに挑戦するのもまたいいかも知れません。さあ、それでは皆さんガンバッテ!

 これは、先日泊まったホテルのロビーの正月飾りです。水引細工がこんなにたくさん…。部屋も縁起物の「鶴と亀」の掛け軸でした。これだけ縁起のよいものを揃えて貰っての今年の幕開けなんですから…これで縁起が悪いなんてこと…絶対ないですよね。

 

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

もう今日で〝三が日〟も終りですね!

2022年01月03日 | 俳句

 今日はもう3日、普通の方は殆ど明日からが仕事始になるのでしょうね。

 こちらは本日も最高気温11度、風もなく穏やかで…一日中それで、私も仕事始ならぬ今年初めての大洗濯を…〈主婦業の仕事始ぞ大洗濯〉なんちゃって…やりましたよ。

 しかし、今年は何をしても何だかワンテンポづつ遅れて動き始めているような…。見れば、カレンダーも掛け替えたもののまだ真っ白なんです。いつもなら1月の予定は年末に書き入れて新年を迎えていましたのに。どうも1日~2日を出掛けて留守にしたのが微妙に影響して、ペースが狂っているのかも。

 明後日の5日には初吟行会もあることだし、そろそろ普通の生活リズムに戻しておかないといけません。しかし、このところこちらでもまたコロナの感染者が徐々に増えてきていますし、1月の行事もどうなることか…不安なことだらけなんですよ。

 さて、さて、今日で「三が日」が終りますので、「雑煮」やお節の残りなどを食べ尽して正月気分ともおさらばしなくては…です。それで、年末に友人が送ってくれていた〝折り紙の鶴と寅の切り絵〟を、手遅れにならぬうちにご披露しますね。ステキでしょ!アリガトウございました。更に我家の「屠蘇」もどうぞ。

  机上メモまだ白きまま三ヶ日    吉屋信子

  めでたさも一茶位や雑煮餅     正岡子規

  沈金の鶴を見て屠蘇干しにけり   阿波野青畝

 ちなみに、よく間違われるのに〝お節〟を季語と思っておられる方が多いようです。季語性はありまがそれだけでは認められていませんので、使う時はよく考えて下さいね。季語としては「喰積(くいつみ)」「重詰(じゅうづめ)」「重詰料理」などといいますし、その中の個々の縁起物の料理でも単独で季語になっているものもたくさんありますので、よく調べてから用いましょう。

 我家の取り寄せの喰積は3段重で、もちろん伊勢海老も入っていたんですが(笑)…写真撮らずに年末に娘夫婦に食べさせてしまいましたので、下の写真はお借りしました。スミマセン!

おせちに海老のつや煮が入っている理由と作り方 | おせちの通販 ...

  喰積にさびしき夫婦箸とりぬ    松本たかし

 次の句のようにお節でも「伊勢海老」が出てくれば、これが主季語になりますので大丈夫なのですよ。

伊勢エビ入りおせち[10522000770]の写真素材・イラスト素材 ...

  伊勢海老の髭(ひげ)をさまらず節料理 後藤比奈夫

 では、また…

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

〝二日〟も季語ですよ!

2022年01月02日 | 俳句

 今日は二日…これも立派な季語なんですよ。歳時記を見ますと、〝元日が家族のみで過ごす印象が強いのに比べ、「二日」は、初荷初商い掃初め書初め縫初めなど、行事が多い。これは、この日が初仕事の吉日とされていたためである〟との説明。

 留守を訪ひ留守を訪はれし二日かな  五十嵐播水

 元日は、大晦日の夜は遅く寝たので朝起きるのも遅く、その後ゆっくりとお屠蘇(とそ)やお節をいただいたりして、家でのんびりと…そういうのが確かに我家の定番でした。せいぜい午後くらいから近くの氏神様に初詣へ。当然お酒を飲んでいますのでブラブラと歩いて…と。

 ところが、この二年間はコロナ禍のためにそれさえ出来なくなって、新年の過ごし方のスタイルも変ってきたような気がします。でも、いい習慣や伝統はこれからもズウッと残していきたいものですよね。

 さて、二日になると色々なものが動き始めて、上掲句のように、新年の御挨拶(御慶)へと出掛けると相手も出掛けていてと、みんなが何かをし始める日だったんです。

 それで私は…昨日の続きを書くことにしましょう。ホテルに1日の16時前に着くと、京都から義弟たちは既に来ていました。義弟夫婦には先月逢いましたが、その子の甥夫婦と子どもたちには…はて、何年ぶりでしょうか。お婆ちゃんも久し振りで…、とにかく大喜びです。

 夕食は焼肉の食べ放題なんですって…元日から豪勢なものです!総勢11名ですからそれはそれは…当然ですが、負けずにお婆ちゃんの食欲も全開!もう満腹で、食べられませ~ん!というまで食べました。

 「初湯」にも夜と朝と2回も入ったし…でも「初夢」は見なかったかな。一応近い所だけどこれも「初旅」だし、お土産を買って「買初め」もしたし…何処へ行っても何をしても季語の宝庫でした。

 この写真は、「初日の出」ならぬ〝二日の日の出〟…とても綺麗でした。夜は気温が低かったのでしょう、朝が張っていましたから。でも快晴!

 義弟達は今日広島へ行ってそこで一泊、その次の日に呉に寄り大和ミュージアムを見て京都へ帰る予定だと。それでホテルを10時チェックアウト後、午前中は一緒にこの近隣の三社を巡って「初詣」しょうと。それから昼食を取ってから別れることにしました。

 行ったのは、「別府八幡宮」「平原八幡宮」「松江八幡宮」の三社。別府八幡宮は先日の吟行で行った山陽小野田市・有帆地区の氏神さま。平原八幡宮は宇部市際波地区の氏神さまで、松江(しょうごう)八幡宮は宇部市黒石地区の氏神さまです。しかし、どこもそれほど人が多くてという程でもなく、まあまあでした。足の悪いお婆ちゃんもちゃんとお参りできたんだし…これぐらいでいいのかもね。

 最初は、注連縄が一番大きい別府八幡宮。ここで今年の「破魔矢(はまや)」を買いました。

 次は平原八幡宮。アレッ、注連縄が何か変じゃない?よく見れば神鈴の紐を鳴らさないよう柱にくくりつけてあるのでした。そういえば、別府八幡宮も神鈴だけで紐が取付けてなかったです。全てコロナ禍のせいなんですね。ここには恐らく「年の火」の名残でしょうか。まだ榾(ほた)がくすぶって燃えていましたね。年の火というのは大晦日の夜から榾木を絶やさずに焚き続けることです。実は〝〟も冬の季語なんですよ。

 最後の松江八幡宮。ここの注連縄は最近増えてきたビニール製のもの。やはりこれでは風格がないですよね。神殿に今年の干支の〝寅〟の字が下がっていました。

 〈めでたさも中くらいなりおらが春〉という一茶の有名な句がありますが、まさにその通り。〈おらが春〉が新年の季語で、初春のことです。最後の松江八幡宮で引いたトラのお御籤…これも「初神籤」で季語ですが…運勢は〝吉〟で〝種をまき水をやれば芽が出る像。自ら光のなかに進み、人を驚かせることも花咲かせる要因になる。経験積み失敗をも後に生かせ〟なんだと。まあ、そんなものでしょうね。これでこの一年が無事に過ぎてくれれば御の字ですよ。感謝しなくては…ね。

 と、こういう状況で二日も無事に終りました。この日の暖かさ…というよりこのうららかなお正月は本当にアリガタイこと!私には何よりの「お年玉」になりました。明日も晴天みたいだし、嬉しい! 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

明けましてお目出度うございます‼️

2022年01月01日 | 俳句

  明けましてお目出度うございます

        今年もよろしくお願い致します

newyearsgreeting_01.jpg

 輝かしい一年の始まりで~す!天気は快晴、最高気温は9度と申し分のない元日を迎えた…はずですよね。ところが、みれば最低気温は-4度と…ウヘッ、この温度はこちらでは初めてなのでは?

 何だか今年は波瀾万丈の予感がします。何故かって?それは先ず初っばなからビックリしたことがあるんですよ!

 実は朝、年賀状が来ていないかと玄関に出てみたら、ナント注連飾りが…ギョッ(;゚∇゚)右と左があるのに反対に着けてあるんです。

 これは年末に梶返天満宮の注連縄作りに行った時に作ったもの。それに歯朶と楪(ゆずりは)と🍊を主人に着けて飾って貰ったんです。まさか反対になんて考えもしませんでしたよ!

 確かあの時手伝って下さった方が、"いいかね、間違っても反対に着けなさんなよ!“と仰ったっけ。また神社の注連縄と同じだとも。それなのに…縁起でもないでしょ!

 日頃は買っていたから思いもしなかったんでしょう。知らないという事はオソロシイ !((((;゜Д゜)))

 人の事はいえませんけど、皆さん今年も頑張って勉強しましょうね❤️よろしく😃✌️

 今山陽小野田市のホテルに来ています。義弟家族がお婆ちゃんに会うためここに来ているので、私達も一緒に泊まることにしたんです。

 それでスマホでこれを書いてみたんですが、ああこれは本当に疲れますね。後は明日家に戻ってからにします。

 ではまた…

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする