ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

テンの…その後は?

2022年05月29日 | 日記

 今朝はそんなに低い気温ではないはずなのに何だかヒヤッとして目が覚めました。窓の外を見るととっても明るかったので、これは寝過ぎたかしらと跳び起きてみると…なあ~んだ、まだ6時前。

 でも、この静けさ…そうなんだ、いつも姿が見えないと心配して探し呼びかけていたのが、もうしなくて良くなったんです。だから心が冷えているんです。

 ご心配して頂いていたテンが…昨日天国へ旅立ちました。思い出せば辛いですが…でも、テンにとっては楽になって良かったのかも。ゴメンね!

 実は、次の日が日曜日だからといって昨日また病院へ行くと、主人と息子がテンを連れて出かけました。それが10時頃、それからなかなか帰って来ず、やっと12時前に車が戻り…2人が降りて来てポツンと一言…〝死んだよ!〟と…

 エエッ、どうして?もしかしたら先の望みがなくて苦しいだけだから〝安楽死〟?という言葉が私の頭を過ぎりました。すると、〝診察と点滴が済んで連れて帰ろうと抱いた途端に嘔吐し、全身に痙攣が走って…〟という。〝先生はなんて?…〟と聞くと、ベッドに寝かせて、ただ〝…心臓が止まりました、残念です…〟と。〝苦しがったの?〟と聞くと、〝きっと最期は苦しかったと思う…〟と主人は言いました。

 ほら、無理に病院へ連れて行くから…そう思うとクヤシイ!確かにもう長くはないとは思っていましたが、そんなに苦しがるでもなく、ただひたすら寝ていましたのに。でも、飲まず喰わずだから排泄もしないし、時々は気分が悪くなるのか吐きました。そのとき血が混じるようになって、それで息子がとっても心配し、また病院へ連れて行くと言い出したんです。

 戻ってきたときのテンは、いつもと変らずまるで寝ているよう…身体もまだ温かく硬直も全くしていませんでした。それでつい、〝テン、大丈夫!〟と呼びかけてしまいました。だから、テンを寝かせたまま…昨日はお通夜だと言って、息子は蠟燭や線香を買いに行き、二人して一晩付いてあげました。

 今日は、主人が来たら息子と一緒に埋葬すると…。庭の片隅にはチャオとチャーミーが眠っています。その横に…それならきっとテンも淋しくないことでしょう。              合掌

 それはそうと、昨夜はテンにお別れがしたいと、娘夫婦も福岡からの帰りだと言って我家にやって来ました。何とソフトバンクとの交流戦でカープの応援に行っていたんですって。昨夜もぼろくそに負けたから面白くなかったでしょうと聞くと、〝もう話にならん。クヤシイなんか通りこして、呆れて何も言う気にならんかったわ!〟と。私が昼間テンの死をLINEで知らせていたのを見てビックリして帰りに寄ってくれたんだと。

 今日29日(日)は、東北から中国四国にかけて広範囲に晴れ、お出かけ日和だそうですが、そんな気分にはとてもなれませんし…月末ですることが山ほど。だから感傷的になっている暇はなさそう…却って良かったのかな。

 ところで、関東以西では今日は30℃以上の真夏日になるところが多く、東京や名古屋、大阪など今年一番の暑さになる可能性があるとも言っていましたね。皆さまもくれぐれも体にはお気をつけ下さい!

 宇部市も今日は最高気温31度と。なのに最低気温は15度なんですって!この気温の差16度…やってられない感じですが、お婆ちゃんは大丈夫かしら。今度はこちらの方が心配です。トホホ…

 写真は、テンちゃんの最期の顔…見てやって下さい。ベッドがもう小さくなって殆どここには寝なくなり、私や主人の傍でいつもゴロリと横たわっていたのに…。亡くなる前、吐いたもので体が汚れて臭くなっていたので、お風呂に入れてあげました。小さいときから私が入れていたんですよ。風呂場に抱いていくときはちょっと嫌だったのか小さな声で鳴きましたが、赤ちゃんのように抱いて浴槽に浸かると静かに気持ちよさそうでした。ドライヤーで乾かすときも…。だからテンの白い毛はフワフワ、シャボンの香りもしてとても清々しい!きれい好きなテンちゃんだから気に入ってくれたかな?

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これって、八方塞がりなの?

2022年05月27日 | 日記

 今日の昼義母の家へ行こうと車に乗ると、エエッ!何と33度の表示が…これもう真夏日じゃん!と、ビックリです。

 そういえばネットのニュースに、新潟市で25日に1歳5カ月の男児が軽乗用車内に約3時間放置され、死亡したという記事が出ていました。当日の新潟市の最高気温は27.5℃で、死因は熱中症の可能性が高いと。毎年真夏日の多い7月~8月にかけてはよく見かけるニュースなんですが、今年は早くも…その時期の到来でしょうか。ならばこの先の暑さは一体どうなるのかしら?暑さに弱い私にはとっても恐怖です!

 ところで、悪いことは重なるとよく言いますが、本当なんですね。次なる試練がまたもや我家に…。

 実はお婆ちゃんやテンに続いて、今度は主人なんです。昨日の朝のこと。主人がラジオ体操へ来なかったので、どうしたのかと聞くと、お腹など壊したことのない人が前日から具合が悪く夜も鈍痛で眠れなかったんだと。朝陶芸へ行ってその話をすると、それは盲腸かもしれないと言われたので、今から病院へ行ってくると言う。実は、義弟が亡くなってからの主人はお婆ちゃん宅で寝泊まりをするようになって半別居中、2人で2軒を行ったり来たりする毎日なんですよ。

 そういうわけで、昨日は朝から出掛けて行き帰ってきたのが夕方でした。話を聞いてみると、先ずかかりつけ医院へ行き診て貰ったら、やはり盲腸らしいが確実ではないので医大へ紹介され、今度は医大で精密検査をしたと。その結果間違いなしということで、先生から手術しますか、それとも薬で治しますかと聞かれて、薬を選んだと。手術となればやはり1週間ぐらいは入院するようになると言われ、きっとお婆ちゃんのことを考えて薬の方にしたんだと思うんですよね。しかし、これも大変なんです。良くなるまでは普通には食べられないし、そのため毎日点滴に通わなくてはいけませんから時間も掛かります。こうなるとまるで今まで順調に動いていた車が急にエンストを起こしたようなもの。ほら、親亀こけたら皆こけると言うでしょう。だから私にまで何かが起ったら二進も三進もいかなくなりますよ。だからしっかりしなくっちゃ、ネッ!

 まあ、そういう次第で…こういうのを俗に〝八方塞がり〟というんでしょうか。でも、まだ八方のうちの何方かは空いていそうだから…恐らくどうにかなります。心配しないで下さい。ケセラセラ…ですよ。エエッ、関係ないって…ハア、そうでした。どうもスミマッセン!

 写真は、我家の〝箱根空木の花〟。ウツギという名が付いていますが、これはスイカズラ科の落葉低木で、全国には分布していても箱根には自生していないという。ならなぜこの名が付いたのかしら?ヘンなの!花ははじめは白く、後に紅色に変化するので、紅白の花が咲いているように見えます。ちなみに、ウツギはユキノシタ科の落葉低木なんですよ。

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テンは…頑張ってますよ!

2022年05月26日 | 日記

 このところ毎日28度前後の暑い日が続いていましたが、今日は午後から雨の予報で気温も少し低そう…。

 あれからテンの様子は…残念ながら良くなる兆しは全く見えません。点滴をしても吐くだけ。おしっこは出ないし、自分から飲んだり食べたりする気力もなく、それどころか歩くのも鳴くのももう無理になってきました。ただ自分の気持ちの落ち着くところでひたすら寝ています…いや、あれは寝ているのではなくそれしかできないのでしょう。おしっこでも出ればホッとするのですが、それももう無理みたい!ただただ見守るだけしか出来ないというのはとても辛いです。

 義母の方はどうにか大事にならずに、まあまあ元気になりましたが、やはり一日一日と弱っていくような…油断は出来ません。なんせ101歳なんですから!

 昨日は、私がお婆ちゃんを主人がテンを病院へと、それぞれ連れて行きました。お婆ちゃんはと見ると…一昨日気分転換にと買ってあげたキレイな色のシャツをもう着ていて帽子も何だか見たことのあるものを…。〝アレッ、その帽子…、シャツも私が上げたものよね。よう似合ってるわ!〟と。病院へ行っても看護師さんに〝おばあちゃん、おしゃれやね。ステキなペンダントもして…〟と。どう見ても100歳過ぎた人とは思えないでしょうと私が言うと、〝90歳と言ってもおかしくないわ!〟ですって。お婆ちゃんも気分が良さそうで、良かった!このおしゃれが元気の秘訣ですよ。

 実は、義母には広島に居る頃から20年来の持病があって、その病気を見つけるまではとっても大変でした。また病名が解っても今度は症例が少なく、治療できる病院も少なくていつも心配でした。しかし、広島では良い病院が見つかり、2度ほど入院もして治療を受けたのですが、この病気は完治は難しいと。

 そんなことで、宇部に転居した時はいい病院があるかしらと心配でしたが、でもいざという時は医大があるしと、先ず私の掛かりつけ医に連れて行って、説明しました。するとそんな病気を素人なのに良く見つけましたねとビックリされたんですよ。ここに詳しいことは書けませんが、その持病と付き合いながら…よくここまで義母は頑張ってきました。心臓も悪くてペースメーカーを着けましたが、その後は心臓の方は順調で安心なのです……。

 薬もあれこれと飲んでいてもやはり一番心配なのはこの持病が起るとき。この病気は原因が分らず、急に起ります。食欲はあっても、食べた物が一切喉を通らなくなるのです。それがヒドくなると水さえも通過しなくなるので、点滴して貰うしか方法がなく衰弱するばかり…それで昨年の今頃は2ヶ月ほど入院してしまいましたものね。もう入院はこりごりと…お婆ちゃんも嫌がっています。

 そういえば昨日は、テンをセカンドオピニオンにと違う病院へ連れて行って見て貰いました。そこでもやはり点滴をして、更に入院を勧められたそうなんですが、断ったと。入院しても良くなるのならいいのですが…ね、皆さんはどう思われますか?何かいい手立てはありませんか。あれば教えて下さい!

 今日は外もどんよりとしていますから、気持ちまでドヨ~ンとして…心が重たいです。だから明るい話など書けなくて、こんな暗い話になりゴメンナサイ!

 写真は、せめて明るいものを!今我家に咲き誇っている〝杜鵑花(さつき)〟と〝金糸梅(きんしばい)〟。色が綺麗でどちらも夏の季語です。

 

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可哀想なテンちゃん!ガンバレ!

2022年05月22日 | 日記

 ああ、日が経つのが早すぎます!前のブログからあっと言う間に5日が過ぎてしまいました。忙しかったのは当然なんですが、それ以上に猫のテンちゃんのことが心配で…。まあ聞いて下さい。

 先日15日のブログに〝我家のちっちゃな異変!〟で書きましたが、その後のテンちゃんの様子です。

 14日(土)に主人が病院へ連れて行って、軽い「糖尿病」と診断され、2種の薬(1日1錠と朝夕1錠)を1週間分処方されました。早速その日から飲ませました。息子が飲み易いようにと買ってきた餌に埋め込んで。

 ついでに買ってきたという〝なで猫しゃもじ〟。これで頭や背中をなでなですると気持ちよさそうに、目を瞑ってうっとりと…

 その時はそんなに嫌がりもせずに食べて、今までと変らず元気でした。それが、4日目を過ぎた頃から薬どころか餌さえも嫌がるようになり、急に元気を失って食欲が全くなくなりました。これは薬が効いたから?それとも薬の副作用かもと様子をみていましたが、20日の朝起きると、あちらこちらに嘔吐の跡が…

 みるとテンがぐったりして…声を掛けても鳴く力もないみたい!好物のちゅるちゅるもいりこも全く見向きもしません。吐いたものをみると殆ど水ばかり…これは全く胃袋には何もないということ。だからフラフラなんだと確信しました。

 これは一大事!とすぐに病院へ。でも午後から私は俳句教室…というわけで、息子に頼みましたが、やっぱり気になって付いて行きました。血液検査をしたところ、血糖値は余り変っていないが、カリウムが極端に減っているので脱水症状を起こしているのだろうから点滴をしましょうと先生。エエッ、どうしよう、時間がない…と思ったのですが、掛かる時間を聞くと、4、5分で終りますよだって。ああ、ヨカッタ!つい人の場合の点滴を思ってしまって…。どうにか午後の教室に間に合いそうでホッとしました。

 もちろん薬は中止し様子を見ましょう…餌を食べるようになったら月曜日に、でなければ明日も来て下さいと。ところが、家に戻っても全く何も受け付けず、水さえも飲まなくなって…

 21日の土曜日は、朝から〝きらら俳句教室〟、終ったら午後は宇部馬酔木句会。そこで今度は主人に頼んで病院へ連れて行って貰いました。しかし、点滴をして貰っても病状は変らず…いや、それどころか益々酷くなったみたいで…心配でたまりません。水も飲まないからおしっこも出ませんし、時々吐いたりしていますので、更に脱水症になってるのでは?と、落ち着きません。

 今日は病院も休みですし、頭や喉を撫でてあげることしか出来なくて…。その時気が付いたのですが、身体がとっても冷たいんです。また全身が硬直したように硬くなってて…。

 そこで、カリウムが低下した時の症状を調べてみると、〝筋力低下、筋肉の痙攣や引き攣り、更には麻痺が生じるほか、不整脈を起こすことがあります〟だって。更に重篤になると死亡とも。エッ、コワイ!

 今日は、洗濯物を干していると風もなくとっても暖かで気持ちいい!それで、テンをテラスで日向ぼっこさせました。普通は外に出さないので喜んで逃げようとしますが、今日はそんな気力も無くてぐったりと寝てるだけ。でもポカポカして気持ちよさそう。それでもしかしたら喉が渇いて…なんて期待したのですが、やっぱり水は飲まないから長い時間はダメ。そこでスポイトで水を飲ませようと息子が言うので…ハイ、すぐにスポイトを買いに行きましたよ。そして飲ませるとやっと少しだけ…。ところが、その後また吐いてしまったんです。もうどうしていいのか分りません。ああ、早く明日になって欲しい!ちょっとでも早く病院へ連れて行かなくっちゃ…

 ところがですね、明日も明後日も俳句教室。おまけに明日は主人も一緒ですから、もう息子に頼るほかありません。こんな時は、人でも猫でも一緒ですね…全くお手上げですよ。そんなこと話をしてたら、お婆ちゃんも今朝から食べ物が喉を通らなくて、調子が悪いんですって…。エエッ!

 それで、お昼に義母の様子をみに行ったら…お婆ちゃんの言うこと、〝テンも私ももう歳なんだから仕方がないんよ〟と、まるで諦めたみたいな口調で。いやだ~、そんなこと!テンもお婆ちゃんも絶対諦めないでよ…ガンバッテ!

 

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雨の中を山口へ吟行で~す!(2)―男爵邸―

2022年05月16日 | 俳句

 今日の天気は快晴のようです。最高気温も24度と…午後からは俳句教室がありますが、きっと気持ちのいい一日になるでしょう。

 では、先日の吟行会のつづき…「男爵邸」のことについてもう少し詳しくご紹介しますね。

 この男爵というのは、木梨精一郎のことで、氏は幕末明治期の政治家で明治維新の立役者の一人。長野県知事を務め貴族院議員、男爵。 

 木梨家は備後尾道の出、毛利氏と共に萩に移り住み、慶応3年(1867)にこの山口市宮野の地に別荘として建築されたのだと。当主の精一郎は、長州藩士、木梨彦右衛門の嫡男として生まれ、萩明倫館の出身で、軍人・政治家として、四境戦争や戊辰戦争で重要な貢献をされた人。特に、江戸侵攻においては東海道先鋒総督府参謀に、東北侵攻においては東征大総督参謀として活躍されているそうです。
  初めて聞いたことなのですが、特筆すべきこととして、精一郎氏が官軍の江戸総攻撃に際し事前に英国公使パークスと会談し、江戸を火の海にさらすのを避けるべき事やナポレオンも命まではとらなかったなどの事例から、徳川家を存続させるように説得された事が江戸城無血開城につながったということ。

 また、一部には、西郷隆盛と勝海舟の会談はなく、実際には木梨が勝に会ったという説もあるそうですよ。さて、どうなんでしょうね、本当のところは?

 広い敷地内には、主屋、離れ、蔵、風呂場、倉庫、物置等7棟の建造物があり、離れは数寄屋造り。150年にもなる江戸時代の趣を残した建物がきれいに手入れされて残っているのに感動です。お伺いしたときも男爵の曾孫さんがお一人で庭の掃き掃除をされていましたので、〝こんなに広いお屋敷を一人で手入れされるのは大変でしょう〟と聞くと、まあいつものことで馴れていますからと淡々と…。ではお写真をと聞くと、邸内はいいが、自分は×…と断られました。(^▽^)

 花の写真は、〝紅空木〟と〝えごの花〟で、どちらも夏の季語です。

 庭の奥には石段があって赤煉瓦のアーチ造りの門はお墓に通じる道。鉄製の門扉があったけれど戦時に鉄材の供出をされたそうで残っていませんでした。そのアーチを潜って裏山に行くと、江戸末期以降に亡くなられた一族の墓があります。この堀と山に囲まれたこの一帯は、ひっそりと静まりかえって、まるで別世界のような趣を感じさせてくれました。

 その後庭を案内して下さったのですが、ここでとってもビックリしたこと。ここには150年前から一度も涸れたことのないという湧水があって、今もそれを使って生活されているんですって。即ち水道がないということ…ほら、今時そんな暮しを思うと、まるで〝ポツンと一軒家〟のドラマ?みたいでしょう。傍には黄菖蒲が咲いて…

 もう一つ…この写真の蛙。小指の爪ほどしかないんですよ。最初は蟋蟀かなんかと思って、こんな時期に?とビックリしたのですが、見ればそれが門を入る前からピョンピョンと、さらに庭中にいるわ、いるわ…ですよ。もう歩く度に踏みそうになって。去年於福の水神の滝へ行ったときの蛙みたい。でもあれは緑色だったけど…。異常繁殖しているみたいで、聞くと何という蛙か知らないが、この堀にお玉杓子がわんさかうまれて、それがこうやって庭や山に来ているのだと。ああ、ビックらこいた!つづきがまだありますので、それではまた…。

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我家のちっちゃな異変!

2022年05月15日 | 俳句

 昨日はやっと雨が止んでちょっとばかり安心しました。このままで梅雨に突入ということにはならないみたいだし…。ほら、今日は朝から薄曇りですが、午後からは晴れマークが出ていますもの。

 ところで、我家にちっちゃな異変が…猫のテンちゃんがこのところおかしかったんですよ。とにかく水を飲む量が異常に多くて、それでおしっこの量も多くなって処理がとっても大変なんです。今までこんなことは一度もなっかたのに…?

 テンちゃんは、息子の友人が拾ったものの育てられないのでと言って貰ってきた雄猫。生まれたばかりでしたので、ミルクから飲ませて育てたんですよ。既に13年は過ぎましたので、猫の年齢を人間に換算したら70歳ぐらいだと…やっぱりもう老猫かな。だからいろんな病気があっても仕方がないのですが、今までは去勢と怪我の時だけ病院へ行ったかしら。後は世話いらずの親孝行な猫ちゃんなんです。それが何だかヘン?…これはきっと何か身体に異常が起っているのだと心配ですぐに調べてみました。

 猫の〝多飲と多尿〟で検索すると、…ありましたよ。一番に考えられるのが、急性・慢性の腎不全、腎盂腎炎、尿崩症などの腎臓の病気。更にそのような病気で腎臓機能がダメになったら…などなどと。そうですよね。人間様だったら腎不全になれば、人工透析…更には腎臓移植などがありますが、猫ではどうしようもありませんもの。とにかく治療としては今の腎機能を薬などで維持するだけだそうです。

 これ読んでビックリ!早速主人に話して病院へ連れて行ってももらいました。だって、昨日の午後からは今年度最初の〝フォーユー文化講座〟の俳句教室だったし、夜もフォーユー馬酔木句会でしたから。

 とにかく夜の句会が終って主人に聞くと、ナンとテンちゃんは〝糖尿病〟なんですって!それにも驚いたのですが、まだ初期なので薬で様子を見ましょう…でも酷くなると人間と同じようにインシュリンの注射をしなくてはいけなくなるらしいと。エエッ、やっぱり猫も加歳からなんですって!(^▽^)

 昨日まではちょっと元気がなくて声も出ないような感じで弱々しかったのが、今日は朝からウロウロと動き回ってニャーニャーと何かを訴えていますよ。猫でも病名が分って一安心したのかしら。(笑) でも重病でなくてよかった!

 写真は男前のテンちゃんで~す。ボケてますけど…テン、ゴメンね!

テン1.jpg

 では吟行会のつづきを…と書きかけたのですが、また、また長くなりそうですので、「男爵邸」のつづきは次回にもう少し詳しく紹介しますので…今日はゴメンナサイ! 

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雨の中を山口へ吟行で~す!(1)―木梨堤―

2022年05月13日 | 俳句

 この頃は朝起きるとすぐに外を見ます。ああ、やっぱり今日も雨…こんな様子を「走り梅雨」というんですかね。

 でもこの季語は、〝五月の下旬から末頃にかけて、梅雨めいた天候になること〟と、歳時記には解説されていますよ。それがGW後すぐというのはちょっとばかり早いでしょう。これも地球温暖化の影響でしょうか。それとも今年がたまたま…ということかしら?

  夕刊に同齢の死者走り梅雨    鷹羽狩行

 作者は、昭和5年(1930)10月生まれですから今現在91歳。この句がいつ頃の作かは分りませんが、恐らくまだ自分の死を身近に考えるような年齢ではなかったのでしょう。ところが夕刊に載った死者の年齢を見ると自分と同じ年ではないか!その驚きが…この頃の梅雨の先触れのようなジメジメとした嫌な天気と相まって一層気持ちを暗く不安にしたんですね。

 ちなみにお天気.comさんで調べてみると、〝5月中旬から下旬にかけて、沖縄や奄美地方が梅雨入りすると、本州の南岸にも前線が停滞することがあり、まるで梅雨を思わせるような、ぐずついた天気となる時がありますが、これを走り梅雨と言います〟と。そういえば、今年は5月4日に沖縄で梅雨入りが発表され、平年と比較すると6日早く過去10年間でもっとも早い梅雨入りだんたんですよね。それでなのかしら。

 更に〝通常はその後しばらく晴天が続いたあと、本格的な梅雨に入りますが、年によっては走り梅雨が長引いて、そのまま梅雨入りすることもあります〟ですって…もしそうなったらイヤだ~!

 さて、そんなお天気の中、本来は第1週火曜日だったのがGWのため11日に延期した恒例の吟行会をしました。ところが、この日は運良く雨は小降りで殆ど傘を差さなくてもいいくらい…ラッキーでした。これってやっぱり晴れ女の私のお陰?だって段々と空が明るくなって青空まで見えてきたんですもの。(笑)

 今回の吟行コースは、山口市宮野の木梨堤(男爵邸)~ガラス工房~萩焼の窯元。昼食後は山口ふるさと伝承総合センターの部屋を借りて句会です。

 では、先ず木梨堤と男爵邸。男爵邸というのは、木梨精一郎男爵のお屋敷で、ここは古く燈清寺7坊の一つだった涌泉庵の地に明治32年頃築邸され、屋敷の左奥の涌き水を引いて作られた堀が設けられています。堤の湖面に睡蓮が群生し、花の咲く6月頃はすばらしい美観になると、町のパンフレットにも紹介されている所です。この時睡蓮はまだ早いかなと思ったら、もうチラホラと咲き始めているのが見られて、これもラッキー!しばらく堀や邸宅の周りを散策して、緋鯉や黄金の鯉、黄菖蒲、今年竹などを見ていると、邸内に人影が…。そこで、早速声を掛けて見学の許可をいただき、おまけに案内までしていただきました。やっぱりついていますよ。だって私はここには3度ほど来たことがありましたが、今まで邸内を見せて頂いたことは一度もなかったんですからね。

 ああ、また長くなりました。それではこの続きは次回へ。ゴメンナサイ!では、また…

 

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また消えたブログ!

2022年05月11日 | 俳句

 ナント言うこと…今日は吟行というのに朝から雨です。とうとう私の神通力…いや、いや人力もジンクスも効かなくなったというの?なんて厚かましいことを言っているからバチが当るのです。全ては天からの思し召しですよ!

 では書きかけのブログが消えて無くなったのも、これもバチなのかしら?このところそういうことが無くなっていたし…馴れるとすぐに横着するものだから…〝喉元過ぎれば熱さを忘れる〟を何度言い聞かせれば済むのでしょう。全く懲りない性分です!

 消えた幻のブログは、先日の「母の日」のことでしたが、もう書く気が起りませんので写真だけにしますね。それは、娘と息子からのプレゼント。

 いつも息子はカーネーションなんですが、今年は私が所望して〝クレマチス〟。娘からは…毎年何か分らないので開けるのが楽しみなんですが、これも今回は私の希望で〝夏帽子〟…どちらも夏の季語ですから、そのうち感謝の気持ちを込めて一句詠んでみようかな?ハハハッ…(^_^)

 吟行のことは済んでからまた…きょうはこれで終り。行ってきま~す。ゴメンナサイ!(m_m)

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夏の風にもいろいろ…

2022年05月08日 | 俳句

 今日は昨日より少し気温が下がって、朝の内はヒンヤリとしましたが、それもまた心地よし!です。しかし、気温の差というのは身体には堪えますね。特にお婆ちゃんの歳では…。そのせいか義母の体調が今一つ、熱はないのですが鼻水ばかりが出てと、困っています。そんな風だから連休は私たちもどこへも出掛けずに、庭などの手入れや家事で終ってしまいました。

 でも、この間毎日いい天気でしたので、どこの観光地もかなりの人出があったようですね。これでコロナの感染者がまた増加しなければいいがと…心配していました。すると案の定、昨日の新規感染者が山口県でも277人と。せっかく100人台に下がって少し安心していましたのに…ニュースをみれば全国軒並みに増えていました。このGWに遊んだ人々のツケがどんどん回って来るのでしょうか。ああ、イヤだ!もういい加減にコロナから解放してもらいたいものですね。 

 さて、今日も快適な日和でしたが、昨日も26度はあったというのに、湿度が低いからかサラリとして風がとっても気持ちイイ!この初夏の感じが〝風薫る五月〟といって、人々に好まれる季語「薫風」なんだと、俳句をする前の私は思っていました。

 ところが、俳句を始めてから知ったのですが、この季語は三夏に使えるものだと。ということは、立夏(5月5日)から立秋(8月7日)前日まで3ヶ月間OKなんです。しかし、どう考えても梅雨時のジメジメした風は似合わないし、梅雨が明け太陽がギラギラ照りつける所ではもっと相応しい季語がありそうだし…。

 そこで、この「薫風」を使った句を調べてみると…使いやすい季語なのでたくさんありました。確かに、初心者俳句教室の兼題でも毎年これを出していますもの。皆さん初めてだというのにそれなりに作句してきて、まあまあの句が詠めていました。ということはこの季語が、説明しなくてもその本意を体で実感していたということなのでしょう。

 ちなみに歳時記の解説では、「薫風」とは木々の緑の香りを運ぶ心地よい風のこと。和歌では、花や草の香りを運ぶ春風の意であったが、連歌で、初夏の風として意識されはじめたとあるんです。なのになぜ三夏なのでしょう。掲載されているどの句を見てもやはり初夏の瑞々しい新緑を感じさせる風として使ってあるんですね。しかし、盛夏や晩夏の青葉茂れる頃の風に使ったとしても間違いとはいえないのだと。要は「薫風」の本意さえ取り違えないようにすればいいということかも。次の句のように…これは海も山も見えるような所に立った時の、まさに実感でしょうね。

  海からの風山からの風薫る   鷹羽狩行

 ところで日本には、季節を問わず風の言い方がいろいろあります。参考までに夏の季語となっている「薫風」以外の風を見てみましょうか。

 「南風」…南から吹く風。読み方は、みなみかぜ・なんぷう・はえ。

 「まじ」…太平洋岸の南または南西の風。西日本ではまぜともいう。

 「くだり」…日本海沿岸の南系統の風。北陸などでいう。

 「ひかた」…日のある方、未申の南西方から吹く夏の季節風。しかたともいう。

 「あいの風」…日本海側で吹くそよ風で東または北東風、北上して北または北西風。

 「だし」…海岸から沖に向って吹き出す風。新潟を中心に日本海一帯に使われる。

 「ながし」…九州で梅雨の頃に吹く西南風。ながせともいう。

 「やませ」…5、6月頃山越えに日本海沿岸、東北地方に吹く寒い北東風。冷害の原因として恐れられる。

 「いなさ」…梅雨前後海上から吹くなま暖かい南東強風。たつみ風ともいい、関東地方で多く用いられる。

 他に「黒南風(くろはえ)」「白南風(しろはえ)」「茅花流し」「筍流し」「麦嵐」「黄雀風(こうじゃくふう)」「土用あい」「御祭風(ごさいかぜ)」「青東風(あおごち)」「青嵐」「熱風」「涼風」など。

 私は俳句を始めてから、随分風の勉強をしましたよ。どちらから吹く風かということだけでなく、その強弱や場所や風土性など。更にはその風を頼りにして、または恐れて暮らしている人々のことなど、また実際に船に乗っている人に聞いたりもして、あれこれとたくさん学ぶことがありました。その結果昔の交通が発達していなかった時代の日本列島の東西南北で、人々が風とともに生きてきた証しがこの様々な風の呼び方に残っているのだということが分りました。

 私は俳句をするまでは、一般的なありきたりの風しか知りませんでしたし、それで困ることもなかったんです。それは当然のことでしょうし、また知らないからといって責められることではありませんからね。しかし、今や皆さんの句を鑑賞するようになって、どんなことでも知らないでは済まなくなりました。また、他所へ出掛けて詠むときなど、地域性のある風を詠み込むと、それだけである程度は分って貰えることもありましたからね。

 ただ気を付けないといけないことがあります。それは、いくら辞書や歳時記にあるからといって、その解説だけで分ったつもりになって使ったりしないこと。季語というものはそんなに甘いものではないのですから。ある程度基本が出来て、少し俳句らしく詠めるようになったとしても、この季語の選択を誤ると、見かけだけは俳句らしくても何の感興もない…要するに〝俳句モドキ〟の句が出来てしまうということです。だから俳句を詠む人は必ず季語の本意を理解する必要がありますね。それでは皆さん勉強しましょう!その季語の本意が分った上で作句することですよ。

 これは〝鳥〟や〝花〟などでも同じ事が言えます。その鳥の鳴き声や姿など全く知らなければ使えるはずがありません。ところが時々音数や響き具合から使ったのでは?というような句に出会います。そこで作者に聞いてみます。〝この鳥(花)見たことあるの?〟と。そうすると、全く違うものをそれだと思っていたり、酷い時には全く知らないけれど、何となく〝よさそう〟だったから使ったという答えもあったりして、ビックリですよ。

 ほらよくあるでしょう。例えば、「五月雨(さみだれ)」が梅雨の頃の雨だとは知っていても、「五月晴(さつきばれ)」は陽暦五月の良く晴れた空だと思い込んで使っている人が!これは〝さつき〟という言い方が陰暦の五月のことで、陽暦は〝ごがつ〟としか言わないということをしっかり理解してさえいればあり得ないことなんですけどね。

 いかがですか。この際何気なく使っている自分の言葉を見直してみては。俳句をするしないにかかわらず、日本人なら日本の美しい言葉遣いを守り、先人から引継いできた日本の素晴らしい伝統を後世に繋いでゆくことが私たち大人の務めでしょう。ですから皆さん、どうかご協力を…お願いしますね!

 写真の植物の名前は…? グーグルレンズで調べたら、ユーフォルビア・フェンスルビーと出ましたが、PCで検索してみると、何となくこれも??? とにかくこの若緑色がとても美しくて…きっと薫風も色で表せばこんな色だと思うんですけどね!

 

 

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〝こどもの日〟と〝立夏〟

2022年05月05日 | 俳句

  今日5月5日は国民の祝日「こどもの日」でしたが、もう我が家ではみんな大きくなったし、孫も一人もいないので全く縁のなくなった日です…が、そう、そう、お婆ちゃんにとっては今一緒に住んで傍に居る主人が子どもですよね。それで一応〝柏餅〟を買ってきて皆で食べました。その時お婆ちゃんと〝忙しくて大変だったけど、子育てしていた頃が一番愉しくってよかったわよね〟なんて言って、意気投合してます。幾つになっても親は親、子は子なんですものね。

  木の下にゐて木の色の子供の日  今瀬剛一

 この句、「子供の日」の季語が効いていますかね。歳時記に載っているということは…いいんでしょう。なぜって?ウウ~ン、もしかしたら子どもは純真無垢だから何にでも染まりやすいということを言おうとしたのかしら?でもね~今時の子どもは…?ならば自分のことかな?いや、この頃の木々はもう新緑になっているから、その瑞々しい若さ、更に子どもたちの未来への希望を言おうとしたのかも。もし何かご意見がありましたら…教えて下さい!

 さて、今日はからりと晴れてナントも気持ちのいい日和で、久し振りに庭の草取りをしました。ちょっと汗ばんだ顔に吹いてくる風は、まさに今日の〝立夏〟の風でしたね。

  船よりも白き航跡夏はじまる   鷹羽狩行

 夏にはやはり白が似合います。例えば、「白靴」「白シャツ」「白服」「白絣(かすり)」「白南風(はえ)」などというのは夏の主季語なんですよ。

 ところで、今日私のやった草取りも、実は夏の季語なんです。

  草引くにかまけ文芸遠くせる   三輪温子

 確かに草取りを始めると、私は無我夢中になって他のことはみんな疎かになってしまいます。限られた狭いところなら…いや、そんなところでも草は取っても取ってもありますし、もうちょっと、もうちょっとと取っているとあっと言う間に時間が過ぎてしまうんです。〈余すなく引きても草は残るもの 林直人〉という句は実感ですね。草取りしたことのある人ならみんな分るでしょう。

 その草で今どんどん伸びて厄介なのが〝十薬〟、〝どくだみ〟ともいいます。そろそろ花を咲かせようと蕾の付いたのもありました。嫌いな花ではないので、咲いてしまうとカワイソウで抜けなくなりますから今のうちに…。でも取っても取ってもまたすぐ生えてくるんですけどね。あの根の張り具合…いつものことながら恐怖!どの草にしてもそうなんですが、雑草の根の強いこと、強いこと!…地下に深く伸びているもの、四方八方と横にはびこっているものなど、抜こうと思っても手では絶対ダメ。何か道具を持ってきて取らないと…。今はまだいいのですが、これからの夏が本番ですから草も必死でしょう。みんな生きているんですもの。生きている以上は子孫を残すというのが使命でしょうから。

 だというのに…人間も動物なのに、日本ではこの使命はどこへ忘れ去られたのでしょう。このところ子どもの数は40年連続で減少の一途を辿って、とうとう今年はそれが20万人という最大になったんですって。また、こどもの割合を諸外国と比較すると、日本が最も低い水準となっているんだそうですよ。ということは日本だけの問題なのかしら。なら尚更この少子化問題は国を挙げてもっともっと考えていかないといけませんよね。

 でも、どうしたらいいのでしょう。我が家もその要因に荷担しているんですものね。しかし、こればかりはどうにもならなくて…我が子ながら困ったものです。ゴメンナサイ!

 今日の草取りの後、庭に咲いていた〝ジャスミン〟を切って、トイレに飾ったらとってもいい匂い…たったこれだけでも今日はシアワセ!この花も夏の季語なんですよ。〈ジャスミンの一枝を持ちて閨に入る 持田琇子〉という句がありましたが、私はトイレに…失礼!(*^ー゜)

 

コメント (4)
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スマホのトラブル!

2022年05月03日 | 俳句

 今日はもう3日、国民の祝日「憲法記念日」で、GWの後半です。外はとってもいい天気なのですが、家の中ではちょっと肌寒いかな。

  東京に滞在憲法記念の日   稲畑汀子

 この句の作者は、皆さんよくご存じの近代俳句の巨匠・高浜虚子のお孫さんで、生前創刊125年を誇る俳誌「ホトトギス」の名誉主宰、日本伝統俳句協会名誉会長でもあった方です。その汀子さんはこの2022年2月27日に、心不全のため芦屋市の自宅で亡くなられました。91歳でした。

 1931年、虚子の息子高浜年尾の次女として横浜市で生まれ、35年に芦屋市へ移住。その後少女時代から父や祖父のもとで句作を学び、本格的に俳句の道へ入ったのは病のため学業の半ばで中退してから。56年に稲畑氏と結婚し、65年から「ホトトギス」同人。79年、父の死去により主宰を継いだと。(Wikipediaより)

 確か亡くなられたとき、俳人のどなたかが新聞に書いておられたのですが、高齢になっても月に何度も東京~芦屋を行き来されることが多く、また一日のうちに往復というのもあって、全く疲れをみせられなかったと…要するに乗物に乗るのが大好きな方だったと。だから上掲の句も東京に来ておられたのがたまたまだったのかも知れませんが、それが憲法記念日だったという。ただそれだけの句なのですが、何だか彼女が詠むと説得力がありますね。今の日本国憲法が施行されたのは昭和22年の今日。日本は敗戦後、憲法の平和主義に基づいて何もかもが新しい国作りへと向った、その中心はやはり日本の首都だったでしょうから…この日に一番似合うのはやはり東京なんです。もし他の大阪とか京都だったらと…入れ替えてみて下さい。ほら、どうでも良くなるでしょう。

 もう1句…最近の作ではないと思うのですが、ちょっと気になる句。今ウクライナと戦争中のロシア、そのロシアとの関係で日本の置かれた状況などを考えると…この句に何となく不穏で不気味な感興を覚えませんか?

  巨船まだ白し憲法記念の日  櫂未知子

 ところで話は変りますが、昨夜は突然スゴイ音がして…何だろうと思っていましたが、どうも雷雨で、近くで落雷もあったようです。だって朝はしっかり濡れていましたものね。このところの最低気温は10度を下っています。夜遅くまで起きていると寒くって…まだ炬燵の世話になっているんですよ。笑って下さい!

 さて、昨日は朝からスマホの電源が入らなくなってとっても困りました。あれこれと問い合わせをしたり、遠隔サポートセンターに尋ねたりと…、結局はドコモショップに行って見て貰うしかないということになり、午後の予約が取れてそちらへ…というわけで一日が終ってしまいました。

 そのスマホが使えなかった原因というのが充電切れだったんです。どうも充電するのに使っていたコードが不良品?だった可能性が…。夜中に充電を全くしていなかったというわけ。ショップの人の話では、スマホにも相性というのがあり純正品でない場合は物によって拒絶反応が出るんですって。初めて聞いてビックリ!私が使っていたのは通販で買ったもの。もしかするとそれが不良品だったのかと…。

 そこで、ショップのコードで充電してもらうと…しばらくしてやっと反応するようになって少し充電出来ました。もし故障なら修理か買替えが必要でまたお金が要るかもと心配でしたが、それは免れたよう。買替えてまだ一年ちょっとなんですからね。家に戻って主人に話すと、そりゃあ安物を買ったからだろうと。ウェ~ン!

 でも、スマホが使えなくなった途端にお手上げでしたね。まだ家に居て固定電話が使えましたので、あれこれ聞いたりすることが出来ました。しかし、よくスマホがあるからと固定電話を止めたという話を聞くのですが、もしこのような状態になったらどうするのかしら?それに修理となると日にちが掛かるし…。ならば、手っ取り早く買替えかもう一台買うか、ということにもなりかねませんね。今ではスマホのない暮しなんて考えられない…でも公衆電話もないと、そういうことを考えたとき、これはある意味問題ではないかと思いました。皆さんはいかがですか?スマホのない暮らしは…?

 また、このところコロナ禍になってから通販で買うものが増えました。そのためかメールにのべつ幕なしに宣伝が入ります。ついそれにつられて買うこともあり…その挙げ句にそれで困ったり、使えないような代物だったりと、損をすることが屡々。やはり昔ながらに製品を手にとって実際に見て触って買っていた方が安心でしたね。また使ってみたり、食べてみないと分らないものも結構多いですから。しかし、つい宣伝文句につられて買ってしまい、意に反した物だったとしても、今度は返品が面倒臭くてそのままにというのもありかと。勿論高い物ではないからなんですが、それで今度はがらくたが溜まると…悪循環ですよ。

 皆さまも気をつけて下さいね。ネット販売を使い出すとつい便利なもので、癖になってしまいます。おまけにカード払いにすればお金の出し入れも見えなくなって…金銭感覚もマヒしていきますから。これが更にカードも要らないスマホでの支払いになるとどうなるのでしょう。スマホが故障したりしたらと考えると…ああ、アブナイ、アブナイ!気をつけなくっちゃ!でしょう。

 今日はもっと俳句のことを…と思ったんですが、結局最期はこんなつまらない話を長々と…、ゴメンナサイ!では、皆さまよい連休を!

 写真は、私のスマホ。昨年新しく買替えて2月3日に撮ったものです。アアッ、ストラップがこの時は4つ…今は2つしか付いていません。きっと落したんだわ、クヤシイ!

コメント (6)
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