とうとう今日で5月が終ります。3月から5月の3ヶ月間はコロナウイルスで、殆ど自粛生活…でも初めのクルーズ船の頃は、まだ対岸の火事のように思って、のんびりと高みの見物をしていましたね。
それがまあ、あれよあれよと日本全国に広がり、志村けんさんの死でその恐ろしさを思い知らされたような気がします。その余りにも急速な重症化と死に至るまでの期間の短さに恐れおののいたと言ってもいいでしょうか。初めは〝今までのインフルエンザに毛が生えたぐらいのものよ〟なんて言われて、のんびりと構えていたのが、岡江久美子さんまであっという間に亡くなって、こうはしておられない状況なんだということがやっと身にしみて分かりました。
それが25日には日本全国にわたっての緊急事態宣言が解除されました。だというのに、また北九州市でクラスターの発生です。山口県でも…特に下関市などは北九州には行かないようにと市長が呼びかけているニュースが流れました。こんな調子では、まだまだ油断は出来ませんよね。
ところで、昨日久し振りに山口宇部道路(昔は有料でした)を走って、阿知須の〝きらら浜自然観察公園〟まで行ってきました。何だか久し振りの外出という感じ。
これは、4月から開講する予定で募集していた、「きらら俳句教室」の第1回目があったからなんです。本来は毎月第3土曜日の10時から12時までということで、4月開講を予定していましたが、それが新型コロナウイルスのために中止。更に5月も中止になるはずが、26日から公園のビジターセンターが開館されるというので、急遽30日の土曜日に開催したいとの申し出により、実施することになったのです。もちろんまだ3密を守ってということなんですが。
ここ山口県立きらら浜自然観察公園は、野鳥などのたくさんの生きものと、その生息環境を守りながら、だれでも身近に自然を観察し、自然に親しむことができる公園として2001年の4月27日にオープンしました。 きらら浜と山口湾周辺一帯は、シベリアやカムチャツカから日本列島を縦断して東南アジアに向かう渡り鳥たちと、モンゴルや中国から朝鮮半島を経由し四国・九州へ横断する野鳥たちの交差点にあります。冬に訪れるカモ類、チュウヒやハイイロチュウヒなどのタカ類、春・秋に訪れるシギ・チドリ類も多く、日本では珍しい迷鳥もよく訪れます。
以前にもここを吟行してブログに紹介したことがあると思いますし、かつて野鳥の会の会員だったときにはよく来ていましたので、とても懐かしい所。当時のお仲間のHさんが今館長さんをなさっていますので、その関係で今回の俳句教室の話が持ち上がったのです。
さて、ここでは今までの俳句教室のようなわけにもいかず、どうしたものかと…時間も短いしと、考えた末に、前半1時間で園内を吟行して作句、後半1時間を選句と講評に使うことにしました。
問題は参加人数です。大体句会といえば10人前後が一番やりやすいのですが、聞くところによると15人とか。ここの司会進行をしてくれるチーフレンジャーのSさんも加わって、総勢16名。
当日は第1回目ということで、全員参加でした。1人を除いて知らない方ばかり。男性5人女性11人、若い方もいらっしゃるし、俳句歴のある方は5人ほど。後は全くの素人さんですから、今後どういうふうに展開してゆくのかが楽しみです。
最初でしたので、まず館長の挨拶から、次に自己紹介、その後俳句の基本的なことを話して公園へ。今日は暑いくらいの良い天気。季語となる花や鳥のことなどを説明していたらすぐに時間が過ぎてしまいました。とにかく何でもいいから11時までに1句作って投句。それから選句と披講と選評を行いました。何とか駆け足でしたが時間内に終了できました。
撮って下さった写真を見ると、なんと私、最後の講評するときはマスクを顎にやって喋っていたんですよ。気がつかなかった!とにかく1時間も喋っていると息苦しくて暑い。これ真夏になったらどうなるんでしょう。この日は窓全部開けて風が気持ちがよかったのですが、真夏日にはそうもいかないでしょう。考えるだけでコワイです。
でも、とにかく無事に終り…ホッとしました。何事も〝始めよければ終りよし〟ですものね。後で参加された方の〝楽しかった〟という声が聞けてよかった!皆様お疲れ様でした。
俳句の方はこれからボチボチと…解説していきますので、お楽しみに。写真で見えますかしら。時間が無くて急いで書きますので、ナント汚い字…スミマッセン!
お昼でしたので帰りは、道の駅「きらら あじす」に寄って、買い物をして帰りました。週末ですのでそれなりに人はいましたが、まだまだ以前のような賑わいはないです。やっぱり田舎ですものね。でもみなさんみ~んなきちんとマスクしてましたよ。東京では解除された途端にもうマスクをしていない人が目に付くようになったとか…。第二波が来そうな気配だというのに、困ったもんですね。