ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

〝カープ猫〟と〝カープ犬〟

2018年09月28日 | 俳句

 今日の午前中はまさに洗濯日和でした。真っ青な空に鱗雲が…あっ、写真撮るの忘れていました。午後からはフラダンス、その後は久し振りのリハビリへ。ああ~あと2日で9月も終り、なんと今月の忙しかったこと!

 いやいや、まだまだこの忙しさは続くんですよ。明日は、俳人協会県支部の俳句大会が防府市で。30日は主人の誕生日ということで、娘、息子、義母、義弟と私たち6人で別府市の城島高原ホテルへ1泊しに行くんです。ところが台風24号が…でも、息子は休みまで取ったのですから決行の予定です。だから何ごともなく過ぎることを神様に祈るのみ!その顛末記はまた次にでも。

 昨日の夕べに掛かってきた電話…またまたびっくりです。宇部市芸術祭の俳句大会で選者を一緒にしてきた徳田千鶴さんがお亡くなりになったと。エエッ、5月の選者会議の時お会いして元気でしたよ~と、ナント言っていいか言葉が見つかりません。先日の工藤先生の奥様といい、こうも立て続けに突然の訃報が…何だか恐ろしい気がします。徳田さんはホトトギスの同人で、あちこちの句会で指導されていました。享年83歳。合掌。

 昨日はやっぱりカープは負けましたよ、ヤクルトに3-9で。優勝のビール掛けできっと気が抜けていたのでしょう。でも、今日は先ほどヤクルトに7-4で勝ちました。今年は何としてもクライマックスシリーズ、日本シリーズと勝ち進まないといけませんからね、緒方監督!これはもうチケットは手に入らないでしょうからテレビで応援です。フレーフレーカープ!

 マツダスタジアムの3階コンコースではいろいろな食べ物やお土産グッズなどあり、ここでしか売ってないという選手プロデュースの〝カープ飯〟、それを買いました。娘夫婦は〝松山の鶏そば〟私は〝丸のネギトロ丼〟、それに〝猛のおつまみ鶏照り焼き〟とビールを。そのおつまみの入れ物がカープの帽子、赤ヘルなんです。それをお土産に持って帰りました。

 写真はその赤ヘルを被った猫の〝トワ〟ちゃん。これは以前娘の家で撮ったもの。次のは球場の入口で撮らせてもらった〝カーブ犬〟です。どちらもカワイイでしょう!

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

俳画〝狗尾草(えのころぐさ)〟

2018年09月27日 | 俳句

 今日は久し振りに秋晴のいい天気でした。空が真っ青で…稲穂もたわわで黄色になっていたり、まだ青いものも。時には彼岸花が少し残っている所もあったりして、やっと〝秋だなあ~〟という感じ、そんな日は気持ちも爽やかでした。

 午後からは俳画教室の日で、今日の画題は〝狗尾草〟(えのころぐさ)。秋の季語で「猫じゃらし」とも言います。イネ科の一年草、野原や道端などの至る所に見られます。

  猫ぢやらし触れてけものゝごと熱し    中村草田男

  ゑのころの川原は風の棲むところ     稲畑汀子

 最初のお手本で、墨と黄土と代赭だけの枯れた狗尾草をシンプルに描きました。始る前に先生が実際の狗尾草を持ってきて、みんなに配られましたので、今度はそれを見てまだ青々とした狗尾草を描きましたが、さて、どちらがいいでしょうか?

 私はやはり緑の方が狗尾草らしくて好きですね。でも俳画的には色を抑えた方がいいのかも…。賛は〈萩に似し草摘み月の供華とせん〉作者は松郎の句とあります。私の知らない名前ですので、先生に聞けばよかったのですが…。調べてみると〈家木松郎〉さんがいました。が、1895年生れとありますので、もう亡くなっておられるでしょう。今度聞いてみますね。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カープリーグ優勝! 球団史上初の3連覇

2018年09月27日 | 日記

 今日…と言ってもただ今真夜中の1時ですからもう27日。先ほど12時過ぎに広島から帰ってきたところです。

 どうしてかですって? 実は広島カープの試合を観に行ってたんです。やっとリーグ優勝です!オメデトウ!

 カープの試合をよく観に行く娘夫婦がこの26日の「テラスシート」を入手して、私たち夫婦とおばあちゃんを招待してくれたんです。だから最初から優勝の瞬間に立ち会えるなんて思いもしなかったんですが…いや、冗談でそうなったらいいよね~なんて言ってはいたのですがね。まさかこんなに優勝が延びるとは思っていなかったので、まさかのまさかでした。24日に呉に行ったとき、カープのユニホームを着た子がいたので試合結果を聞くと、カープは負けたと…ヤクルトは勝ったのでマジックは「1」のまま。その時はまだ25日があるので、それできっと決まると思っていましたもの。

 でも、主人や娘たちは昨日は〝カープ、負けろ!〟〝ヤクルト、勝て!〟と、ヘンな応援をしていました。すると、本当にそうなったんです。それで優勝が持越され…でも、このところ負け続けているカープ、今日もどうなることやらと心配しながら行きました。

 テラスシート席はワンボックスで5人、だからお婿さんの運転で5人一緒にいきました。昔の原爆ドームの傍にあった市民球場には何度か観に行ったことはあるのですが、私たち3人はマツダスタジアムは初めて。ワクワクです。

 試合は18時からですが、昼過ぎ宇部を出て16時前に着きました。もう今日こそはと…赤いユニホームの人ばかり。もちろん私たちもみんな赤いユニホームですよ。娘たちはもちろん、私は田中、おばあちゃんは丸、主人は昔のですが栗原と。そうですよ、カープ家族です!

 今日のピッチャーは九里…〝九里は今ひとつやからね~大丈夫かいのお~〟〝今日もあぶないかも…〟〝じゃあ今日も負けるの!せっかく私たちが宇部から応援に行くのに~〟すると、途中から雲行きまであやしくなって、ポツリポツリと雨が降り始めてしまいました。そこで、トイレ休憩に寄った下松SAで、〝九里が勝つように甘栗を買って行こうよ〟〝そうね、勝ち栗って言うもんね〟と。すると雨も球場に着く頃には止んでいました。

 だから今日の九里の出来は最高!8回を2安打無失点でした。ウフフ…〝私たちのお陰よね〟とこっそり言いました。(笑)

 試合結果も10ー0、言うことなしと言うと…人間って欲なもんですね。娘が〝ホームランが出なかったのが残念!〟だと。でも、地元での優勝は27年ぶりですって。こんなまたとないチャンスに巡り会えたのも…〝おばあちゃんの心がけがいいから、神様がくれたのよね〟とは娘の弁。みんなウン、ウン!それにしても帰りの混雑はすごかったですよ。マイッタ、マイッタ!

 

 

 

 

 

 まあ、とにかく今日はリーグ優勝を目の当たりにした喜びの余韻で、安らかに…オヤスミナサイ!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雨月に驚きの訃報が…

2018年09月25日 | 俳句

 昨日は句会の日でした。が、早朝に友人から電話…「ビックリしないでよ。先生…」「エエッ、先生どうかしたん…、まさか?」「違う、違う。先生の奥さんが今朝未明に亡くなられたんよ」と。

 そうなんです。馬醉木同人で俳誌「早苗」の主宰、工藤義夫先生の奥様が急逝されたんです。だって、先生から前々日お母様の百歳のお祝いで奥様と一緒に熊本に行ってきたと、お話を聞いたばかりだったのに…。

 通夜が18時から、葬儀は今日の11時と…実は今日も午後は句会なんです。それで、昨日の句会を早めに切り上げてもらい、主人に新山口駅まで送って貰いました。先生のお宅は呉ですので、葬儀も呉市内で。広島駅で友人と会ってどうにか間に合いました。

 先生も奥様も病気知らずの方でしたが、還暦過ぎた頃から病気が絶えず。特に先生は脳梗塞も3,4回とか、また他のご病気もあって、こんな言い方は大変失礼なんですが、〝いつ何があってもおかしくないよね~〟などと、仲間うちでは話していましたから。奥様の方はそこまで悪いとは思ってもいませんでした。だから、本当に突然だったんです。お話は何度もしたことはありましたが、お顔を見るのは初めて…写真どおりの美しく優しいお顔でした。享年78歳。合掌。

 呉線で新広までの往復…やっとこの9月9日から復旧したばかりです。特に行く時はまだ明るかったので沿線の様子がよく見えました。あの西日本豪雨災害からもう3ヶ月近くになろうというのに、まだまだあちらこちらの崖崩れや家などにブルーシートが…ホントに痛々しくて、気の毒でした。実は先生の住居は大丈夫だったんですが、奥様のご実家の方が被災されて大変だったとか。重ねてのご不幸がお気の毒でたまりません。

 ところで、昨日は〝中秋の名月〟だったんですが、あまりに慌ただしくて…。でも、もう呉に行く時から雨が降っていて、宇部に戻った時は結構な降り様で…。だからこういう時は、俳句では〝雨月〟という季語を使います。これは中秋の名月の時だけに言うものですから気を付けて下さいね。ちなみに、雨ではないけれど、雲のために名月が全く見えない時は〝無月〟と言います。

  物音も雨月の裏戸出でずして      田中裕明

  いくたびか無月の庭に出でにけり    富安風生

 さて、昨日の兼題は〝芋〟、今日の兼題は〝夜なべ〟でした。でも句会の様子はまた次にでも…ゴメンナサイ!

 写真はオモダカ(沢瀉・澤瀉・面高)で、夏の季語。オモダカは、オモダカ科オモダカ属の水生植物で多年草。夏になるとへら状の葉の間から伸びた花茎に白色三弁の小花を咲かせます。ハナグワイ、サンカクグサ、イモグサ、オトゲナシなど多くの別名があり、オモダカの語源ははっきりとはしておらず、人の顔に似た葉を高く伸ばしている様子を指して「面高」とされたとも、中国語で湿地を意味する涵澤(オムダク)からとられたとも言われているそうです。

  沢瀉の水に手入るるわれもわれも    大石悦子 

 この写真のオモダカの花は雄花です。雌花の花弁はもうなくて、若い実になっていますね。だって9月も中旬過ぎですもの。柳井の町で撮りました。 

 そう言えば、毛利氏は「一文字に三つ星」とこの花を家紋として使っていました。毛利元就のときに勝戦草である沢瀉に勝虫である蜻蛉が止まったのを見て戦に勝ったことにちなみ沢瀉紋を使い始めたと伝えられています。それにしてもそれぞれの毛利で少しずつ替えているんですね。知りませんでした。

藩主毛利家の定紋と替紋

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

秋彼岸…赤子の涙

2018年09月23日 | 俳句

 今日は秋分の日、すなわち「秋彼岸」の「中日」です。彼岸とは、秋でも春でもこの中日の前後三日間ずつ、計七日間をいいますが、春の「彼岸」に対しての秋は「後の彼岸」ともいいますね。

  秋彼岸赤子の涙しほはゆき   中村草田男

 「しほはゆき」とは、「鹹し」と書く形容詞の連体形、「しおからい。塩分が多い。しょっぱい」という意味です。そもそも涙というものは汗と同じように体液ですので、塩分が含まれていて実質的にも塩辛いでしょうが、それ以外の感情からくる精神的なものを含むことが多いような気がします。

 だから、涙の味をよく知っている人とは、人生の苦労を重ねた人という意味に使われることが多いようですね。そうするとこの草田男の句は、まだ何の苦労も知らない赤子でさえも…涙はこんなにしょっぱいんだという、改めての感動でしょうか。「秋彼岸」の季語が微妙に人生の悲哀を感じさせます。〝人間はもう生れたときから苦労を背負って、死ぬまで生きていくものなんだ…〟と。やはり、春の「彼岸」ではこの味は出ないでしょう。 

 私は午前中から着付け教室、その帰りに買物をと…今日はいやにたくさん〝おはぎ〟が並んでいるなあ~ああそうかと、そこで気がつきました。分かってはいても、あまりに忙しいと目の前のことをこなすのに精一杯で、ついつい後から気づくことが多いですね。もちろん〝おはぎ〟は買って帰りましたよ。小豆とずんだのおはぎを。小豆はいつでも食べていますが、ずんだのおはぎは初めて…美味しかった!

 写真は、我家の「彼岸花」。これは秋といわなくってもいいのね。じゃあ春の彼岸の花は何かしら? ウ~ン…?

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

柳井の白壁の町並み

2018年09月22日 | 俳句

 今日は22日、メールが来て、毎月この日は「猫の日」なんですって!「ニャ~ニャ~」だからでしょうか?ならば、毎月11日は、「ワンワン」で「犬の日」なのかしら?

 調べてみると少し違っていました。正式な猫の日は「2月22日」で、「猫の日実行委員会」という団体が「社団法人ペットフード協会」と共同で、1987年に制定したんだそうです。ただ、動物紹介番組「アニマルプラネット」で毎月22日に猫にまつわる番組を放送しているため一般的には22日を猫の日として認識されているみたい。ちなみに「犬の日」は、「ワン、ワン、ワン」で「11月1日」、先ほどの社団法人ペットフード協会が1987年に制定したものだそうですよ。

 では、昨日の続きです。次の日は、柳井の「白壁の町並み」を見ながら「国森家住宅」「甘露醤油資料館」へ、その後「やない西蔵」「柳井市町並み資料館」「柳と井戸(湘江庵)」などを見学し、お昼を食べてから帰えることにしました。この日も朝からいい天気で暑いぐらいでした。

 「白壁の町並み」は、中世からの町割りがそのまま今日も生きており、約200mの街路に面した両側に江戸時代の家並みが続いています。藩政時代には岩国藩のお納戸と呼ばれ、産物を満載した大八車が往来してにぎわった町筋。昭和59年に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。

 その町並みにある「国森家住宅」は、18世紀後半に建てられたもので、江戸時代中期の豪商の家造りの典型として国の重要文化財に指定されいます。細部まで往時のままに保存されており、当時の商人の暮らしぶりを垣間見ることが出来ます。これは〝犬矢来〟です。

 「甘露醤油資料館」は、独特の製法による柳井の特産品「甘露醤油」の醤油蔵の一部を、資料館として公開。製造過程を見学できるほか、諸道具の展示もあります。

 「やない西蔵」は、柳井の伝統民芸品「金魚ちょうちん」製作、「柳井縞」の機織・染色の体験ができるほか、ギャラリーもある体験型観光施設です。特に柳井縞の機織が見たかったのですが、体験や実演は午後からということで、残念でした。

 「柳井市町並み資料館」は、明治40年に周防銀行本店として建築されたもので、当時の銀行の姿がそのまま残っています。現在は1階が柳井市町並み資料の展示、2階が柳井市出身の松島詩子さんの記念館となっていました。

 最後の「柳と井戸」とは、この柳井の地名発祥の地で、「この地から湧き出る水を般若姫に差し上げたお礼に、姫が刺した楊枝が一夜にして成木になった」という伝説が残っています。さらにこの井戸の水を飲むと美人になるとか…。もちろん飲みましたよ。でもみんなもう遅いよね~。(笑)

 

 

 

 このあとの散策コースとして、「国木田独歩旧宅」があるのですが、少し歩かないといけない場所なので、止めました。明治の文豪、国木田独歩は、青年時代の数年間を柳井のこの地で過ごし、この頃の体験をもとに『少年の悲哀』や『置土産』などを書いています。

 他にも「やまぐちフラワーランド」や「僧月性の展示館」など歴史的なものもあり、葡萄狩りやスキューバダイビングなどと、いろいろな楽しみ方のできるところです。今回のように遠くへ出掛けなくても、近場でゆっくりと滞在して見て回るのもいいものですね。

 関心のある方は是非一度いらっしゃって下さい。どうぞ山口県へ〝おいでませ〟!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

茶臼山古墳とむろやの園

2018年09月21日 | 俳句

 今日も時々小雨が…ちょっと蒸し暑い日でした。午後からは俳句教室、終わって帰ろうとすると土砂降りになりましたが、しばらく待っているとすぐに小降りになりました。まるで〝秋の驟雨〟のよう…

  太き綱投げて船寄す秋驟雨   小川濤美子

 昨日のつづきです…〝茶がゆ〟を食べてから、次は柳井市内へ向いました。

 山口県東部に位置する柳井市は、瀬戸内海の室津半島のつけ根部分に拓けた港町です。日本でも有数の日照時間の長さを誇る地域で、おだやかな気候と、自然豊かな風土に恵まれています。古くから海上交通の要衝として栄え、古墳時代、源平時代、江戸、幕末と多くの先達がここを往来しました。江戸時代には岩国藩のお納戸と呼ばれ、商都として賑わいました。今なお、往時の面影を残す白壁の町並みや細い路地には歴史の流れが感じられます。

 お天気がよかったので、まず〝茶臼山古墳〟へ行ってみました。ここは、全長90メートルの前方後円墳で、4世紀末から5世紀初めに造られたといわれてをり、現在は古墳公園として整備されています。また、茶臼山古墳資料館があるのですが、あいにく定休日で開いていませんでした。普通は月曜日が、祝日の時は火曜日に休館。無料ですって。残念!
  この古墳は、明治25年(1892)地元の二少年が偶然発見しました。このとき発掘された出土品の中で、単頭双胴怪獣鏡(大鏡)は直径44.8センチあり古墳から出土した鏡では日本で最大のものです。発見時の写真

 古墳の上に登ると360度の展望で、柳井の市街が一望できますし、周防大島や大畠瀬戸なども。暑い日でしたが風がとても気持ちが良く、悠久のロマンを感じさせてくれるところ…ここで瀬戸の夕日など眺めるのもまたいいかもね~。

 

 

 

 

 その後、ホテルに荷物を置き、商家博物館〝むろやの園〟へ。ここは水曜日が休館日なので、今日観ておかないと…ということで、向いました。

 〝むろやの園〟は、小田家が油屋を業としていた当時の屋号「室屋」に由来する名。今からおよそ300年前、この柳井津で商いを興し、最初はすげ笠、打ち棉、反物を扱っていたのが、次第に油を主とした商いに移り、明治の頃からは地主として続いていたとのこと。最盛期には50~125石船を50艘も抱え、西日本でも有数の油商として活躍。4代目の六左衛門の代には、岩国藩主から帯刀を許され、惣年寄にまでなったところ。創業当時と変わらぬ屋敷構えで、南北に119m、屋敷面積2661㎡、建坪1500㎡の、わが国に現存する町屋のなかで最大のものといわれているそうですよ。

 

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「菓子乃季」の〝ばさら窯茶がゆセット〟

2018年09月20日 | 俳句

 今日は朝から小雨まじりの一日…。半年に一回の定期検診の日で医大に行ってきました。血液検査にエコー検査、どちらも異常なしで、また半年後に逢いましょう…とは、先生の言。

 〝先生、先日講演会が…、新聞や広報に載ってましたね~。お忙しいでしょう?〟〝いや~もう僕は、宇部じゃなく山口県の肝臓がんの人をみんな診てるみたいだよ~〟なんて、冗談を…。まだまだお若い先生なんですけどね、信頼のおける先生で、何でも相談できます。私、病気にも恵まれていますが、お医者様にも恵まれているようで、何ともアリガタイことです。

 18日、19日と、山口県柳井市へ友達と出かけていました。相変わらず天候に恵まれて…いいでしょう!

 先ず行ったのは、「月でひろった卵」をはじめ、「魅惑のザッハトルテ」など、山口を代表する銘菓を製造・販売する「果子乃季」の総本店。買い物はもちろんのこと、本社工場に隣接しているため工場見学も可能。また、予約をすればプロの道具と材料を使ったケーキ作り体験も。観光バスが4台も入る駐車場も完備され、紫陽花の時期には観光バスでのツアーもあるようです。同敷地内には工房茶屋「ばさら窯」があり、陶芸教室(要予約)や柳井名物の茶がゆなどを楽しめるんです。

 その工房茶屋「ばさら窯」は、江戸時代から柳井周辺地域に伝わる郷土料理である茶がゆが味わえる、陶芸工房併設の食事処です。ほうじ茶で米を炊き上げた茶がゆは香ばしくて素朴な味わい。手作りのデザートが付いた名水茶がゆ御膳1080円。私たちはこれにお芋を足して貰って、1200円でした。蓋を開けると、そのお芋の大きいのにビックリ!でも美味しかったですよ。満腹、満腹!

 おまけに、本社工場を見学、その後お菓子の試食とコーヒーまで頂き、もう何もいうことはありませんでした。

 その「ばさら窯」の庭には2万株の紫陽花があり、その時期の頃は見応えがあるのですが、今は残念ながら…もう少し秋になると紅葉が…と言われました。でも、可愛らしい花がたくさん咲いていました。更に、このお菓子を作るのに必要な水が「琴名水」、また、それを自由に汲んでお持ち帰り下さいと、「琴名水地蔵」が祀ってあり、お花も自由にどうぞ…と書いてありました。要するにとてもアリガタ~イところだったんですよ。

おいでませ!ばさら窯へ!

 写真は、①茶がゆセット ②金魚のツリー(柳井市のシンボルは〝金魚〟です)③魚鼓(?) ④琴名水 ⑤琴名水地蔵 ⑥白萩 ⑦杜鵑草 ⑧白曼珠沙華 ⑨盗人萩 ⑩⑪ミソハギ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ルネッサながと

2018年09月18日 | 俳句

 やはり着物を着ると疲れます。昨日はブログ書き上げてバタンキューでした。

 今朝起きてみると、確かにアップして寝たはずが、投稿できていません。あれ?なぜ?…見るとタイトルが入っていませんと昨日のままの原稿が出るではありませんか。ああ、またやっちゃった!という感じです。ゴメンナサイ!

 今日は、写真をどうぞ…でも、演目は撮影禁止ですので、開演前の幕だけでも。

 

 会場の〝ルネッサながと〟については、以下のWikipediaの解説をどうぞ。

 山口県立劇場 ルネッサながと (Renaissa Nagato) は山口県長門市仙崎にある、劇場体育館及び付帯施設から成る複合文化施設。呼称の「ルネッサ」はフランス語のルネサンス(文芸復興、文芸運動)からの造語。2000年オープン。山口県が建設し、財団法人長門市文化振興財団が指定管理者として運営にあたっている。正式名称は「山口県民芸術文化ホールながと」。最大収容人員812人のプロセニアム型劇場。長門市に近松門左衛門出生説があったことにちなみ、桟敷席を有するなど芝居小屋をイメージしたつくりとなっている。49m×18mの舞台に廻り舞台、花道、文楽廻し、奈落、すっぽんなど国立劇場並みの舞台装置を備え、年数回歌舞伎文楽の公演が行われる他、各種イベントが開催される。他に、文化情報ギャラリーや各種会議室を備えている。

 終わって劇場を出たところに、なんと俵山温泉の〝足湯〟が作ってありました。どうも宣伝のためのようでしたが、入っている人は気持ちよさそう…どうぞと言われても着物ですし、手だけつけて…いい温泉加減でしたよ。

 また機会があれば、もう少しゆっくりとして行きたいものです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

松竹大歌舞伎

2018年09月17日 | 俳句

 今日は、長門市にある山口県立劇場「ルネッサながと」へ、平成三十年度(公社)全国公立文化施設協会主催 西コースの〝松竹大歌舞伎〟を主人と娘と3人で観に出掛けました。

 これも着付教室の先生からの話で、そういう場に着物で行くといいよと言われ早速に実行したのでした。宇部からは長門まで⒈時間30分ほどかかりますので、運転手に主人を誘って…。切羽詰まって申し込んだので、空席がなければ諦めようと思ったのですが、運良く三席取れましたので行くことにしたんです。

 今回の出し物は、歌舞伎三大名作のひとつ「義経千本桜」から四段目にあたる〝道行初音旅〟(みちゆきはつねのたび)と〝川連法眼館〟(かわつらほうげんやかた)でした。出演は、片岡愛之助さんをはじめ、中村松江、中村壱太郎、上村吉弥、市川猿弥、中村寿治郎、市川門之助さんたちと、華やかで魅力あふれる顔ぶれでした。

 2階席で声がよく聞き取れませんし、歌舞伎には全く明るくありませんので、早速イヤホンガイドを借りました。すると、着物を着て観劇される方にはプレゼントがあるとか…と娘が聞いて来たので、そりゃ是非貰わなくっちゃ!だって苦労して着てきたんですもの。

 エエッ、何だったのかって? ウフフ…いいもの…のはずないでしょう。ただなんですものね~。チケットなどを入れるクリアファイルでした。でも、「平家女護島」〝鬼界が島の段〟の切絵のデザインでしたからいいんだもん!

 「道行初音旅」では、源義経の愛妾、静御前(中村壱太郎)と義経の忠臣、佐藤忠信(片岡愛之助)とのやりとり。特に忠信の言動がどこか不思議なものを感じさせながら終わります。その謎が「川連法眼館」で分かっていきます。本物の佐藤忠信が義経(市川門之助)に会いに来て、もう一人の忠信の正体がキツネだということが分かります。実は〝初音〟という鼓の皮が両親の皮であったということから、静御前がその鼓を打つたびに子狐が両親を思って、忠信に姿を変えて出て来ていたのでした。その子狐の孝心に胸を打たれた義経が〝初音〟を与えて、それに応えて子狐が神通力で義経を狙う山法師を退散させます。ここでは愛之助さんの二役、更に狐忠信の「狐詞」や「狐手」など。また、「毛縫い」と呼ばれる狐の衣裳に早替わりするところが見せ場の一つでした。

 さすがは歌舞伎の世界…奇想天外とまではいきませんが、狐の親子の情愛と、狐と人間との慈しみを描いたファンタジーともいえる豪華絢爛の衣装、舞台は桜満開の吉野山…華やかな別世界の舞台。まさにこれぞ〝眼福〟の2時間でしたね。メデタシ、メデタシ!

 写真は、整理が出来ていませんので、また後で。明日も忙しいので…ではオヤスミナサイ!

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

〝イナゴ〟?〝バッタ〟?

2018年09月16日 | 俳句

 昨日は午後から「宇部馬醉木」の句会、それが4時半に終わり、5時からは「フォーユー馬醉木」の句会でした。

 いつも第二土曜日はダブルなんですが、このときは会場の部屋が同じなので移動しなくて済みます。ところが、今回は会場が違いますので急いで移動しなくてはいけなかったので、大変でした。それでとても疲れてしまい、終わったときは本当にクタクタ…

 主人も夜の句会には参加していますので、帰りはリンガーハットの定番、〝皿うどん〟を食べて帰りました。ああ、やっと満足!

 というわけで、ブログを書く元気がなく…オヤスミしました。ゴメンナサイ!

 昨日の両句会とも〝今日は川柳が多いね~〟とか〝分からん句が多い!〟とか言ってたっけ…。 

 特に外来語が問題になった次の句…、〈トラックの左回りや小鳥来る〉と〈マジックの減るを見届け良夜かな

 皆さんすぐに分かりますか?私は頭が朦朧としていて判断力が鈍り、「トラック」は自動車、「マジック」はマジックインクのペンだとすぐに思い込んで、〝何、これ?ワカランわ!〟と叫んでしまいました。実は「トラック」は、陸上競技場などの競走路、「マジック」は、野球の優勝のためのマジックナンバーのことだったんです。きっと余裕があれば、これはおかしいからと他の意味も考えたんでしょうが…。そんな余力も残っていませんでしたので、疑うことなく…でした。

 でも、〝左回り…〟といわれれば、車のことだと思うのは自然でしょうし、ペンの芯が減って書けなくなるというのもあり得るでしょう。人というのは、思い込みが激しいと他のことは全く見えなくなりますよね。俳句でもしかり。ちょっと表現を変えたり、発想を変えたりして添削してあげると、みんなビックリします。

 そうなんです。言われて…指摘されてみて、初めて気がつくこと、〝簡単なことなのにどうして気がつかなかったのかしら?〟ということ、結構多いですよね。いつもその繰り返しで、他人には言えても、自分の句になるとサッパリなんですけどね。ああ、ハズカシイ!

 兼題は〝良夜〟で、もちろん中秋の名月の夜のこと。

  蓮の中羽搏つものある良夜かな   水原秋櫻子

 写真は、車に乗ろうとしてドアを開けた途端に飛込んできた、〝飛蝗〟(バッタ)?〝蝗〟(イナゴ)? 昨日の句会にも次の句、〈軽トラに稲子と帰る畑仕事〉が出ていました。「稲子」はイナゴのこと。さてさて、昆虫の見分けも難しいですよね。

 さてどちらでしょうか?虫博士にでも聞いてみましょう。

 イナゴもバッタも直翅目/バッタ亜目のグループに属し外観上の明確な相違は無い。このうち前脚の付け根の中間に先が丸まった突起(のどちんこ)を持つものが「イナゴ」とされる。イナゴモドキにはこの突起がないため「イナゴ」ではない訳だ。なお、イナゴ科をバッタ科から分離しないでバッタ科イナゴ類とする図鑑もある。

 私は「トノサマバッタ」だと思うんですが…。いかがでしょうか? 分かる方は教えて下さいませ。

  流鏑馬の埒を殿様螇蚸かな 

 私の句集『甘雨』に載せた句です。島根県津和野市には、日本に現存する流鏑馬の馬場としては最古の姿を残す、鷲原八幡宮があり、毎年4月の第二日曜日、そこで〝流鏑馬神事〟が行われます。私が観に行ったときは、桜吹雪の中でしたので、それは見応えがありましたよ。この句を詠んだのは秋でしたから、人気もなくただその馬場の埒(馬場の周囲の柵)だけが淋しげで…歩くと殿様螇蚸が埒を越えて跳んで逃げました。

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今朝のはなんの〝悪夢〟?

2018年09月14日 | 俳句

 今日は雨が降ったり止んだりの蒸し暑い一日でしたので、久し振りにエアコンを使いました。午後のフラダンスも暑苦しくて結局冷房を…帰る時部屋の外に出るとその蒸し暑さがよく分かりました。その後は頑張って、リハビリに行きましたよ。

 一日中太陽が出ることはなかったんですが、やはり車に乗るときは29度と少し高めでした。

 そうそう、今朝はどうしたことか、珍しく鮮明な夢を見ました。東京のどこかへ(?)出掛けてきて、買物に行こうと…ちょっと脈絡がないのですが、突然崖のような所に出くわし、その高い断崖絶壁の真下は深い海…もう、私泳げないんですよ!どうしよう、どうしよう…。すると今度は足を滑らしてズルズルと…エエッ、このまま落ちたら絶対に死ぬ~そんなとき、ふっと〝まだ死にたくない〟と、必死にしがみついて崖をよじ登って行ったんですよ。そう、火事場のバカ力とでも言うんでしょうね、あれは。ああ、助かった!と思ったら目が覚めました。でも、怖かった~!

 なぜこんな夢を見たんでしょう?確かに忙しくていつも〝自転車操業〟はやっていますが、〝崖っぷちに立たされている〟ようなことはないんですがね。まさに死の淵を覗いたような気がしました。もし夢占いをしたら何と出るのでしょうか?凶か吉か?いや、知らない方がよさそう…

 明日はまた句会。それも先週の夜の部が延びて明日になっていますので、ダブルです。昼は兼題がありませんが、夜の部は「良夜」。陰暦8月15日の中秋の名月の夜のことです。今年は9月24日がそうですよ。

 今日はもう一つ、「山口ゆめ花博」のオープニングセレモニーがあり、石川佳純さんが来られていました。第35回全国都市緑化やまぐちフェアが9月14日から11月4日まで山口きらら博記念公園で開催されるんです。

 キャッチフレーズは1000万の花、日本一長い竹のコースターやブランコなど、ここだけの体験が満載された、日本最大の花と緑の祭典だということ。もちろん私も前売券は買っていますが、いつ行くかは未定。普通入場券大人900円(当日1200円)、高校生600円(当日800円)小・中学生500円(当日600円)小学生未満は無料となっています。お近くの方は、よろしかったらどうぞ。

 今度見に行ったときにまたご報告しますね。写真はそのパンフレットです。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

俳画〝ムラサキツユクサ〟

2018年09月13日 | 俳句

 今日は俳画教室の日、何だか久し振りのような気がします。それは、教室が第2,第4木曜日ですので、第5週目があるときは2週間空くようになるからなんです。

 今回の画題は〝ムラサキツユクサ〟で、歳時記にはありません。「露草」は、ツユクサ科の一年草で、路傍や林野・庭先などどこででも見られる身近な花で、「月草」「かま草」「蛍草」などとも言われ、『万葉集』『古今集』など古歌には「月草」として詠まれています。

  露草も露のちからの花ひらく    飯田龍太

 ムラサキツユクサは、ツユクサ科・ムラサキツユクサ属に分類される多年草です。北アメリカから熱帯アメリカにかけて約20種が分布し、日本には明治時代に入ってきました。草丈は50cm前後で、たくさんの茎が直立する種と這って伸びる種があります。葉っぱは長さ30cm前後でシュッと細長く、外に向かって垂れ下がっています。2cmほどの小さな花には、3枚の花びらがあり、花の中央には雄しべが6本と、雌しべ(花柱)があり、雄しべの先端は鮮やかな黄色をしており、花色との美しいコントラストを作り出しています。そんな美しい花は、早朝に開き、夕方になるとしぼんでしまいますが、毎日次々と花を咲かせるので、長期間観賞して楽しむことができます。

 このムラサキツユクサを詠んだもので有名な(?)人の句は見つかりませんでした。きっとムラサキツユクサは音数が露草の倍もありますし、外来種で明治時代に入ってきたもので馴染みが薄かったということでしょう。でも今後は分かりませんよ。もしこのムラサキツユクサでよい句を詠めば、歳時記に取り上げられて終生残るようになるかも…。タノシミ!(ウフフ…笑)

 賛は、〈神苑の茂りいよいよ畏しや   積穂〉で、「茂り」が夏の季語。「露草」は秋の季語ですが、ムラサキツユクサは5月から7月が開花期ですので、夏咲く花だと考えてもいいんでしょうね。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

兼題は〝蟋蟀〟(こおろぎ)

2018年09月12日 | 俳句

 昨日の分を朝書いて載せましたので、これは今日の分で~す。

 今日はこぬか雨が夕方まで降っていました。午後は健康体操へ、その後リハビリに行って来ました。終わって帰る時、車のエンジンを掛けるとナント温風が…エエッ、と思って車内温度を見ると23度でした。夏の間エアコンの温度を25度に設定していましたので、それで温風が出たんですね。もうビックリです。今まで昼間は暑くてエアコンをガンガンうならせていましたのに、アッという間寒いぐらいになって、なんだか穏やかな気候というのを忘れてしまいそうです。ホントに日替わりメニューのよう…

 昨日の兼題は〝蟋蟀〟(こおろぎ)でした。俳句では、キリギリス科とコオロギ科の虫を総称して、「虫」という季語で表します。そのコオロギ科の中には、コオロギ、スズムシ、カンタン、マツムシ、カネタタキなどがあり、それぞれでも季語となっています。

  粥すする匙の重さやちちろ虫   杉田久女

 「ちちろ虫」とはコオロギのこと。この句の制作時期がわかりませんのでハッキリしたことは言えませんが、「粥」と「匙の重さ」で病中作ということは分かります。粥ぐらいしか食べられない病状、当然食欲もないでしょう。また、久女の状況を考えれば、肉体的以上に精神的に参っていたときだとすれば、季語の「ちちろ虫」がはかなくも哀れですよね。

 今回とびっきりに面白かった句を紹介しましょう。〈蟋蟀に翻弄さるる寝床かな〉です。以下はその時のみんなの会話。

 〝寝る所でコオロギを飼ってるの?〟〝そりゃスズムシを飼ってる人もいるからね~〟〝たまに部屋に紛れ込んでくることがありますよ〟〝それなら1匹か2匹でしょ?〟〝これ、翻弄さるるとあるからたくさんよ。ぞろぞろといるのよ…〟〝じゃ気持ち悪い!やっぱり、虫かごに飼っていて、それが一斉に鳴いて寝られなかったということじゃあない?〟と、まあこんな有様で…。

 皆さんはどう思いますか?もちろん採る人はいませんでしたので、みんなにさんざん喋らせておいて、最後に作者の種明かし…それは、〝兼題の蟋蟀をあれこれ考えているうちに寝られなくなって、仕方がないのでそれを詠みました〟ですって。それじゃあ蟋蟀はどこにもいないんじゃないの、それはいけません!そうですよ。これからはこのような季語の使い方はしないようにしましょうね。(笑)

 写真は〝ジンジャーの花〟、秋の季語。旱続きの時に写真を載せましたが、このところの雨でそれがやっと咲きました。雨が降ってもそこらじゅうにいい香りを漂わせています。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

寝ても覚めても…

2018年09月12日 | 俳句

 昨日は俳句教室でした。三ヶ月ぶりに、ご主人を亡くされた方が出席されて、その元気な顔を拝見し安心しました。きっとこれからは俳句が人生のよすがとなってくれることと思います。

 以前この教室の仲間で、ご主人の看病のため辞められた方も最近ご主人を亡くされたというので、またお誘いしたら…と言うと、いや、誘っているんですよ~、でもその気はあるらしいんですが今度は自分の体調が悪くなってしまって…と。

 前述の彼女はご主人が急逝されたので、精神的にはショックが大きかったでしょうが、肉体的な疲労は少なく元気でしたので、立ち直りも早かったのでしょう。ところが後述の彼女は介護の日々が長く心身共に疲れ果てなかなか復調せず…という様子です。こういう時こそ句会へ出て来て、みんなとおしゃべりして元気を取り戻して貰いたいもの。そういう意味で俳句はとてもいいものだと思うんですよというと、彼女は納得していました。今までにも〝ああ、俳句があってよかった!〟という声を私もたびたび聞きましたものね。

 この教室の帰り道に、よく寄るお好み焼き屋さんがあるんです。昨日も久し振りに食べたくなって〝お持ち帰り〟を焼いて貰って帰りました。このお店の名前は「渡来」(とらい)。どうして知ったかというとネットで検索していて、宇部のランキング一位の店だったんです。全くどこにあるのか分からないような店で…探しましたよ。すると、今までそこを何度も通って、〝このお店、お好み焼きって書いてあるけど、いつも閉まっていて潰れたんじゃあないの?…〟なんて言っていた店でした。そこで、主人とすぐに行ってみたんですが、やっぱり閉まっていました。どうも開店時間でないときや閉店日に行ったらしくて、3度目の正直でやっとありつけました。確かに美味しいしボリュームもたっぷり、おまけに安い!このあたりには高専や山大の工学部があるので、きっと学生さんに人気があるのでしょう。私たちもそれからはお好み焼きが食べたくなると時々…または今回のようにお持ち帰りで買って帰るんです。

 昨日も買って帰って、かなりお腹もすいていましたし、主人と二人で早速頂きました。もう、お腹いっぱい…と。そしたらどうしたことでしょう。もう眠くって、眠くって…まだ7時前というのにそのまま寝てしまいました。やっぱり疲れが溜まっていたのでしょうか?すぐに起きるつもりがそのまま、夜中の1時頃トイレに起きて、またベッドへ…なんとよく眠れること!自分でもあきれながらまた寝ていました。結局4時過ぎに起きて家事をゴソゴソと片付け…。

 まあ、しっかり寝ましたので、頭がやっとスッキリしました。さあ、今日も頑張りましょう。

 写真は、〝萩の花〟で秋の季語。この萩はヤマハギでしょうか?あまりに可愛らしいので撮ったんですが、やっぱりピンボケ!花にピントをあわせたつもりなんですよ…。でも私の頭にはこれぐらいがちょうどいいのかも。ゴメンナサイ!

 句会の話を全く書きませんでしたので、それはまた後で…。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする