ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

二月尽

2018年02月28日 | 俳句

 今日は二月の最後の日、俳句の季語では「二月尽」と言います。歳時記には「ようやく寒気もゆるみ、春の訪れを肌で感じ始める頃」とあります。昨日はホントにぽかぽか陽気でしたし、今日も雨が朝から降ってはいましたが、以前のような冷たさはもうありません。まさに次の句のように春に向って真っ直ぐという感じでした。

  真直なる幹に雨沁む二月尽   福永耕二

 先日京都新聞社より、私の句集『甘雨』を朝刊の「京都文芸」面に紹介させていただきましたと言って、掲載紙を送ってきました。それを「ふらんす堂編集日記」でも取り上げて下さいましたので、ちょっと転載させていただきま~す。

『甘雨』(ふらんす堂)は兼久ちわきの第2句集。平成17年から29年までの作品を収録。
 三四郎池や物知り顔の鴨
 啄木鳥や窯場は風の棲むところ
「三四郎池」「窯場」という〈場〉の個性的な表情が、野趣豊かに描出されている。
 石どれも飛鳥の貌や冬日差
この句もまさに「飛鳥」らしい。同じ「鴨」「啄木鳥」、「石」であっても〈場〉によって様相が異なる(僕たち「人間」がそうであるように)。そんな表情の個性を掬い取るのも、俳句の醍醐味だ。
 楺洗ふほどに子芋の光り出づ
 秋光を弾きて女尻相撲
「子芋」も 「女(の)尻」も、秋の「光」を纏って、まるで〈聖化〉するよう。
 客あれば出づる渡舟や草の絮
 組体操一斉に顔あげて秋
「客あれば」の上五によって「渡舟」の無聊感が醸し出され、「組体操」の溌剌が「顔あげて秋」の下五で造型として完結する。この、内容と表現との一体化が、韻文詩である俳句表現の核心なのだ。
 
 これを書いて下さったのは、彌榮 浩樹さん (鹿児島県出身で京都在住。 京大工学部→京大文学部国文学科出身。 姓名は「みえ こうき」と読む。 2017年度現在52歳。「銀化」同人。) ありがとうございました。
 写真はやっと咲いた我家の椿、春の季語です。
 
 
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

いちご狩りの食べ疲れで~す

2018年02月27日 | 日記

 去年の〝いちご狩〟に味をしめて、今年も私の誕生会の代わりにいちご狩へ行きました。昨年は別府の帰りなので宇佐市の近くのいちご農園でしたが、今回は日帰りということで、山口県山陽小野田市埴生にある季節体験農場「花の海」。知ってはいたんですが、私と主人は始めて、おばあちゃんと娘は来たことがあると…。

 非常に広くて綺麗な所でした。「四星」「かおりの」「恋みのり」が食べ放題…10時半頃着いて、一時間は食べたかしら。余りにも甘くてついつい食べ過ぎてしまいました。もう止めようと言いながら…また頬張り、途中休憩してまた食べる…人間ってホントに欲なもんですね!でも私たちだけじゃあないも~ん!

 外に出ると農園には山羊と豚と兎がいました。特に産まれたばかりの子ヤギが二匹…カワイ~イ!

 12時過ぎに出て、お腹いっぱいなので近くの野鳥公園へ。川鵜や大番ぐらいであまりいませんでした。鴨類はもう帰ったんでしょうか?次は天然温泉「みちしお」へ。これもすぐ近くです。

 ここは昔からある有名なドライブイン。高速道路がないときは必ずここを通って九州へ行きましたから、往き来のどちらかで寄っていました。何といっても名物は〝貝汁〟。父や母はこの貝汁を食べるのが楽しみで宇部に来てましたね。(笑) ここはトラックの休憩地でもあり、そりゃいつも満員でしたが、道路事情でガクンと減ったらしい。でも、温泉を作ったり新しいレストランを建てたりして、また持ち直しているようです。

 さあ、ここでしっかりと〝いちご腹〟を消化して、また食べましょうっと!娘がマッサージを誕生プレゼントにくれましたので、(もちろんおねだりしたんですけどね…)風呂上りはここでリラックスです。気持ちよかったあ~。若い施術師さんでしたが、40分いろいろ話しながら揉みほぐしてもらいました。相当凝っていると…やっぱり風邪で運動不足がたたっているようです。

「何をしてこんなに肩が凝っているんですか?」「パソコンかしら…」「エエッ、カッコイイ!先端ですね~。ウチに来るような人はみんなパソコン、スマートフォンダメという人ばかりですから…」「ブログもしてるんですよ~(ちょっと自慢)」「わあ、スゴイですね。」「今日のことも書こうと思ってます。あなたのことも…書いていい?」「是非、是非、書いて宣伝して下さい。」と逆にお願いされて、写真まで撮らせて貰いました。

 名刺には「れんげ草 山本歩 カイロプラクター」とありました。近ければまた来たいのですが…と言うと、宇部のお仲間を紹介してくれました。これも〝ご縁〟でしょうね。

 最後はもちろんみちしおの〝貝汁〟ですよ。もうお腹いっぱい!疲れました。

 今日は写真もいっぱい…ブログ読んで下さった方もお疲れ様でした。感謝、感謝で~す!

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

〝中川を知ろう〟俳句大会

2018年02月26日 | 俳句

 今日は天気予報は曇であまりよくなかったのに、午後はとても暖かくて気持ちの良い日になりました。それで久し振りにリハビリに行き、運動をして来ました。やはり体を動かすのは気持ちがい~いですね~

 昨日のことを少し説明しましょう…宇部市厚南地区を流れている中川、その〝中川をきれいにする会〟主催の「中川を知ろう」というイベントが開催されたんです。毎年1回行われるイベントらしいのですが、私は地域の住民ではないので全く知りませんでした。例年は秋の草刈り作業が済んだ後、〝中川を歩こう〟というタイトルで開催していたらしいのですが、今年は新しい試みとして、俳句大会をやろうということになり、その選者をお願いされたのでした。しかし、私はその中川を知りませんので、当然選句する前には行ってみましたよ。ハイ!

 俳句大会の表彰式が昨日あり、その選評をするために参加しました。当日はもちろん俳句だけではなく、ビデオで「中川全景の紹介」もあり、その後はカラオケ大会となっていました。

 俳句の応募には、①地域住民であること ②「中川」を必ず詠み込むこと、という二つの条件がありました。一般は59句、中学生は300句以上のところを国語の先生によって一次選考されたもの23句からの選句で、それぞれの部に最優秀賞1句、優秀賞3句、佳作5句です。次に最優秀賞・優秀賞の句を紹介しましょう。

(一般の部) 

最優秀賞 中川に夕陽うつして寒日和  池田ツヤコ

優秀賞  中川やぬらりくねくね梅雨鯰 西藤克裕

 〃   御撫育の中川脈々春を待つ  松永瑞穂

 〃   中川の水面で憩う渡り鳥   山本喜教

(中学生の部)

最優秀賞 中川やうす紅色の春の宵   川村松馬

優秀賞  中川で暑さをしのぐ甲羅かな 古谷怜音

 〃   夕立や中川の上に音残す   田中千夏

 〃   中川の桜見ながら通る道   田村明日香

 昔中川は素掘りであったため、大雨のたびに堤防が決壊し、この一帯が冠水していたので、昭和になってから堤防の内側を石組みにしたんだそうです。その後も地域の農家総出で葦刈りやヘドロの掬いとりをして、この川を守り今に至っているということ。だからこれからも大切に維持管理して守っていくのが住民の義務だということ。この川に架かる橋も20あり、これを近くの集落の人が当番制で維持管理しているので、みんなで協力しましょうと、〝中川をきれいにする会〟の会長さんの挨拶でした。

 写真は、①厚南会館 ②中学生の表彰式 ③カラオケ大会

 

 

        

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

鳥のいろいろ

2018年02月25日 | 俳句

 オリンピックも閉会式を残すだけになりました。体調不良ながら…イヤそれを口実に(笑)今回はよく見ました。大抵見るのは録画が多いのですが今回ほどLIVEで見たのは珍しいです。それだけいろんなことをサボったと言うことにもなるんですがね。(笑) でも録画とLIVEとでは全然違いますもの。これぞまさに臨場感…俳句でもそうありたいものです…。

 昨日は暖かくて梅にたくさんの眼白が来ていました。結構我家には鳥が来るんですよ。今日は尉鶲(じょうびたき)・白腹(しろはら)・鵯(ひよどり)など…先日は四十雀(しじゅうから)も…昔は蒿雀(あおじ)・鴲(しめ)・鶸(ひわ)・小啄木鳥(こげら)なども見かけたんですが、最近はほとんど来なくなりましたね。どうしたんでしょう。

 鵯は、俳句では「ひよ」と詠むことが多く、秋の季語ですが留鳥なのでいつでもどこでもよく見かけるし、その「ピーヨ」という甲高い鳴き声ですぐに分かると思います。

  人のする絶叫なるを鵯もせる  相生垣瓜人

 白腹は、ツグミ科の秋に渡って来る冬鳥で、大きさは鶫(つぐみ)ほど、習性も似ています。歳時記には鶫の中に収録されていますが、例句がありませんでした。ミミズか何か咥えているようでしょ? 

  やっぱり鳥は難しいです。動かない草花でも綺麗に撮れないのに…尉鶲には逃げられました。

 お天気が良くて鳥の声があちらこちらに…ああ、鶯がもうしばらくすると鳴き出すかも。姿は見せないのですが必ずどこかから声が…最初は下手くそで、〝もっと上手に!〟とハッパをかけますと、だんだん上手になり、今度は褒めてやるといよいよ盛んに啼きます。それも必ず二羽で啼き交すんですよ。そりゃ~いい声で。ほれぼれします。今年は寒かったからきっと遅いかも。

 今日は原稿書きがありますし、午後は俳句教室を開いている会館で、俳句の表彰式がありましたので出掛けました。それは長くなりますのでまた明日にでも。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

〝病は気から〟

2018年02月24日 | 俳句

 今日は私の誕生日、そりゃうれし~…くはないですよ。この歳になって嬉しがる人ってどんなひとか教えて…

 土曜日ですので午前中に病院へ義母と薬を貰いに行きました。何時もは定期的なものなので、ほとんど診察らしきものはなくすぐに薬を貰って帰れるのですが、今日は違いました。私がまだ咳が止まらないといったので、また隔離され、挙げ句の果てに血液検査とレントゲン検査です。結局肺炎とかではなく風邪が治りきっていないということで、またまた薬を山というほど…もうイヤになります。義母を随分待たせてしまいました。やはりまだインフルエンザが猛威を奮っているのか、咳などの人も多く、診察室が混み合っていました。一日も早くこの状態から脱けだした~い!そうだ、そうだ〝病は気から〟と昔から言ってるんだから、試しに今日から気分を変えてみましょう。生まれた日なんだから。

 今イギリスとカーリング3位決定戦中…どちらも一歩も譲りません。この均衡がいつ崩れるんでしょうか?

 去年は主人が義母と私の誕生日だといって、別府の杉の井ホテルへ連れて行ってくれました。結構シアワセ感があったんですけどね~今年とえらい違いです。まあ、何をして貰ってもこんな状態ならあまり嬉しくないだろうし、却って申し訳ないですよ。と、カーリング見ながら書いていましたら…

 ヤッター!日本初のカーリングでの銅メダルですよ。オメデトウ!ホントに息の詰る攻防戦とはこれのことですね。9エンドで始めて日本が優位に立っての10エンド…相手に1点取らせて11エンド後攻という昨日の韓国戦の逆を考えていたんですが、最後は相手のショットに助けられてスチール。良かった、良かった!カーリングは肉体的にも精神的にも長丁場の競技ですから一発勝負とはいきません。お疲れ様です。応援する方も疲れましたが、全て結果オーライですね。競技中に高木菜那選手(姉)がスピードスケートマススタートで金メダルというテロップが流れたのですが…スゴイですね~今回のオリンピックは初めてのことだらけです。これで元気が貰えそう!もしかしたら風邪も不調も吹っ飛んでくれるかも。そしたらもっとウレシイのにね~。

 今日の写真は椿の実の弾けたもの。まるでブローチのようでしょう。やっぱりボケてる?

                

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

苦しい~よ。久し振りの腹痛!

2018年02月23日 | 日記

  今日は女子フィギュアスケートフリー…日本の宮原知子さんも坂本花織さんも最高の演技で結果を出してくれて、立派でした。一時は銅メダルかもと思ったんですが、ロシアの2選手は何とも強い!これはもうミスが出ない限り崩すのは無理…と言う予想通りの結果になりました。

 でも4位と6位ですよ。今伸び盛りの坂本選手、これからが楽しみです。宮原選手も安定感のある演技で、ますます技に磨きを掛けて頑張って下さい。男子に負けないで…フレーフレー日本!

 今カーリングの韓国との準決勝戦が終りました。10Endで追い上げて同点としたところが見せ場でした。延長戦で期待はしたのですが、不利な先攻でしたので…これは仕方がありません。1エンドでの3点取られたのが痛かったですね。明日は3位決定戦でイギリスと対戦…もしこれに勝ったらカーリングで日本初の銅メダルですよ。もう夢物語ではありません。すぐ手の届くところにあるんです。皆さん応援しましょう!

 カーリングが始まる前からお腹が痛くなり…おへその周りがキリキリと。何も悪いものは食べていないし…、というより食欲がなくて流動食を少しばかり、体も熱ぽくてだるい…これは以前食中毒、例えば牡蠣を食べて当たったときの症状に似ています。この前義母の誕生会の時牡蠣フライを美味しくてつい3個ほど食べたらおかしくなりました。今日のようにひどく痛むことはなかったのですが…やはりおかしかったです。それからもう3日も経っていますし…それは考えられません。一体どうしたのでしょう。今薬を飲んで少し治まりましたが。

 どこまでいっても体調が戻りませんので、とうとう気分まで鬱になってしまいました。何か良い方法はありませんかね~。

 というわけで、今日の写真はありません。ゴメンナサ~イ!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今年度最後の俳画教室

2018年02月22日 | 俳句

 今日は俳画教室最後の日、大先生とは最後の日になるのでどうしても行かなくては…何かセレモニーをするとか言っていたっけ…。

 画材は〝春の苑〟で、花見茶屋の緋毛氈を広げた縁台に野点傘。始めて描く題材なので結構難しいです。俳画は丁寧に描けばいいというものではないし、綺麗に塗れば却って味が出ません。でもいい加減に描いてもいけないし…本当に難しいです。かすれなどというものも計算どおりにはいかないし、一発勝負の出来上がり次第と言うことです。

 まるでオリンピックのパシュートみたい!…エエッ、どこが? 一発勝負ってとこと、それを成功させるためには練習しかないというところ。といえば、何でもそうですよね。その一発が決まるかどうか…このオリンピックでイヤと言うほど見ましたもの。賛は、〈(さえずり)をやめて居る間の枝渡り  中村汀女〉です。 

 俳画なんて…と言わないで下さい。やはり描き込んだ人の一筆は違いますから。私のなんて人様に見せられるレベルではないのですが…厚かましくブログに載せています。ゴメンナサ~イ。これは記録のつもりですからお許し下さいね。

 終りを少し早めに切り上げて、先生からのお手本の画を一枚ずつみんな頂きました。お返しに受講生からランの鉢を大先生に贈呈。最後は記念撮影を…この写真は今度の発表会の時にということで終りました。もちろん次年度もまた続けるつもりですよ。 

  

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

梅が香

2018年02月21日 | 俳句

 このところ気力が萎えて、今一つ力がでません。オリンピック選手の皆さんはこんなに頑張っていらっしゃるのに…その姿に力を頂いているはずなのにね~。どうしたんでしょう。

 相変わらず咳と痰が出て、そのために頭が痛くなり…口の中も荒れて何を食べても美味しくないし、食欲も湧かない…本当に不調です。立春後の春になった途端に体調が狂いだしたようです。昨年は春がきたら運勢が上向きになるよと言われて全般調子が良かったのですが、今年の星回りは悪いのかも知れません。もうすぐ私の誕生日なんですけどね。

 昨日は句会でした。その後義母の誕生日なので、みんなで集まって食事会をしました。

 「おばあちゃん幾つになったの?」「97歳よ」「ええっ!じゃあ来年白寿じゃあね~」と言うと、「いや、まだ98歳よね~」と…いくつになっても歳を多く言われるのは嫌みたい!昔は数え年でお祝いをしていたから、満の98歳で「白寿」のお祝いをするのよと説明すると、イヤ満の99歳でいいとおばあちゃん。

 「私は今の天皇様が退位されるまではガンバロウと思う」「それは来年の四月だからすぐよ。」と言うと、今度は「じゃあ、東京オリンピックを見るまで頑張る…」と。「わあ、そしたら百歳じゃあね~」と、オリンピックを見ながらこんな話に花が咲きました。

 私がもしこんな歳になったらこのように話ができるのかしら。自分の終末が間近だということが分かっている時ってどんな気持ちなのでしょう。このように何も気にせずに話が出来る明るい義母にただただ頭が下がります。

 ケーキに蝋燭を立てる時も、1本でいいよと言うので1本立てると、「歌を歌ってくれんと、消されんね~」と、楽しいおばあちゃんで、ホントにありがたいです。最後の極めつけ…「近いうちにあそこに一緒に行ってみようね」と言うので、「あそこってどこ?」と聞くと、「典礼会館よ!」「葬儀にどれくらいかかるか、部屋とかもどうなってるのかちゃんと見とかないと…」と。イヤ、恐れ入りました。最後の最後までおばあちゃんは自分で仕切るつもりなんです。ホントにアリガタ~イことなんですが…。実は私長男の嫁、こんなんでいいのでしょうか?と時々悩むんです。が…結局まあ、なるようにしかならないわね~と、流れに委せてしまう私…。今〝終活〟ってことばが流行っていますよね。これがそうなのかしら?

 もう一度我家の〝梅の花〟に挑戦。今度は少しましかな? 近づくととても良い香りです。

  梅が香にのつと日の出る山路かな   芭蕉

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

スゴ~イ!金メダルですよ!

2018年02月19日 | 日記

 昨日は一昨日からのオリンピックの興奮で…とにかくスゴい!スゴい!男子のフィギュアスケートの金メダルと銀メダル。これは先に結果をニュースで知って、後からテレビを見たのでやはり興奮度が違います。でもスピードスケート女子500メートルはLIVEで見ていましたので、決定した瞬間…と言うより後1組を残しての小平選手の五輪記録更新に湧きました。もうこれは絶対と確信したのですが…でもまさかのということもありますので、イサンファ選手の滑りをハラハラドキドキと。しかし、予想通りの金メダルでした。よかった、よかった!

 羽生選手も小平選手も本当にスゴいです。言葉にはなりませんね。今までにも期待されて…という人はたくさん見てきたんですが、それを見事に果すことが出来るという人は並みの精神力ではありませんよ。これまでいろんな人がプレッシャーという魔物に押しつぶされて、夢を叶えられずに終ることがどれほどあったことでしょう。日本全国の人にこれほどの喜びを与えてくれたお二人にただただ感謝、感謝です!

 今日も句会、明日も句会です。それもテレビの合間に準備してと…そういうわけでブログどころではなかったんです。ゴメンナサイ!句会の様子はまたおいおいお伝えしますからお許し下さいね。

 そうそうもう一つこのオリンピックで私が楽しみにしているのがカーリングなんです。これを見ていたら目が離せませんし、時間が掛かるんですよ。また、男子と女子が代わる代わるにあるし、今日などは女子が二試合。男子も面白いのですが女子の方がもっと面白いですね。もちろん調子がよくて勝っているからなんでしょうが。カナダ戦の時はちょっといらいらして…やっぱり負けましたからおもしろくな~い!でもこの調子だと決勝に残る確率が高くなっていますので期待しています。

 今日は写真も撮っていませんので、ゴメンナサ~イ!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雛の家

2018年02月17日 | 俳句

 昨日は午後から用事が出来たので、俳句教室を午前中に変更して行いました。

 オリンピックのフィギュアスケート男子のSPが9時過ぎから行われる…羽生選手の復活を是非見たいと気にはなってもこればかりは仕方がありません。とにかく頑張ってほしいです。

 今回の兼題は「雛祭」、春の季語です。3月3日に女児の息災を祈って行われる行事で、古くは桃の節句、雛遊びなどといいました。桃の節句はもとは五節句(1月7日=人日・3月3日=上巳・5月5日=端午・7月7日=七夕・9月9日=重陽)の一つ。雛に桃の花を飾り、白酒・菱餅・あられなどを供えて祝う。人形(ひとがた)で身体の穢れを祓い川に流した上巳(じょうし)の日の祓の行事に、雛遊びの風習が習合したもので、江戸時代から紙雛にかわって内裏雛が多く作られるようになり、豪華な段飾りへと発展したものです。

  草の戸も住み替る代ぞ雛の家

 芭蕉の有名な句です。「草の戸」は粗末な家の意味で深川の芭蕉庵のこと。芭蕉は今まで住んでいた家を明け渡して、また旅に出ます。つまり『奥の細道』の旅ですが、今回はみちのくへの旅ですから、死をも覚悟して出発したのです。だから芭蕉庵へ戻るつもりもなく、また、戻れるという保証もありません。その覚悟の程が住処を他人に譲るという行為になったのかも知れませんね。「この粗末な家もいよいよ住む人が替わる時がきて、今度は普通の家庭人で女の子もいるようだ。ちょうど雛の時期なので飾ったりお祝いをしたるするのだろう…」そんな意味の句です。

 この時芭蕉46歳、自分の人生を振り返ってみた時、多少は平凡な家庭の幸せに憧れる気持ちがあったのでしょうか?恐らくそんなことよりも未だ見ぬ土地への期待の方が心から離れなかったのではないでしょうか。だから芭蕉は、奥の細道から無事に戻った後もしずかに余生を楽しむという生き方はしませんでしたね。次の句は、大阪の門人の屋敷で「病中吟」として、息を引き取る4日前に詠まれたものです。

  旅に病んで夢は枯野をかけ廻る

 この句が事実上最後の句となりますが、病の床で芭蕉は、「なほかけ廻る夢心」か「枯野を廻るゆめ心」とすべきかと、推敲して思案したそうです。スゴいですね~。まさに〝俳諧の鬼〟ですね。皆さん、芭蕉を見倣いましょう!

 句会が終って、午後スマホでSPの結果を見ると、羽生1位、宇野3位と速報が出ていましたので、ホッとしました。明日のフリー頑張れ!日本中が応援していますよ。…と書いたところで…昨日は寝てしまいました。

 今日も句会ですので、これを仕上げて、出掛けます。今第3グループですので、最終組の様子は残念ながら見られません。ただ健闘を祈るばかりです…と書いたのですが、写真がありません。そうこうするうちに時間切れ…帰ってから仕上げます。

 句会途中で、羽生1位、宇野2位という速報が入り、みんなで拍手をしました。オメデトウ!

 写真はやっと咲いた我家の梅です。枝を切りまくったので少ししか咲いていませんが…、やっぱりボケました。ゴメンナサイ!

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ブログ開設一年目で~す。

2018年02月15日 | 俳句

   おめでとう!ブログが1歳になりました 

 ブログの開始は昨年のこの日、2月15日でした。早いもので一年になりました。最初はどうなることやら…と心細かったんですが、どうにかここまでこぎ着けました。最初の1ヶ月は書いたのが10日ほど。だんだん書く回数も増えてきて、このところ1ヶ月平均25日前後です。自分でもここまで書くとは思いもしなかったんですが…最初は一週間に一度ぐらいのつもりが、気がつくと一週間に一度ぐらいのお休みになっていました。よく頑張りましたよ。自分を褒めてあげたい

 
ブログを始めました。よろしく。

 メカ音痴のいい年のおばさんが、一念発起してブログを始めました。よろしくお願いします。 何から手を付けていいのやらさっぱり分からないのですが、とにかく手探りでも始めたからには何とか......
 

  オリンピックもだんだん調子づいてきて、金メダルこそありませんが、今現在銀メダル4個、銅メダル3個で、立派なもんです。まだまだ今からメダルの取れる競技がありますから、とても楽しみです。フレーフレー日本!

 写真は「黄水仙」。水仙は冬の季語ですが、「黄水仙」は春の季語です。

  日暮まで日は遊びおり黄水仙   折笠美秋

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

まだまだ雪が…

2018年02月14日 | 俳句

 今日は雪もすっかり…といいたいところですが、昨日のしずり雪が、特に日陰の所は積み重なり固く凍っていますので、なかなか溶けません。気温は昨日とは大違いで、最高気温14度とずいぶん温かです。でも、最低気温はまだ-4度となっていますから、きっと夜は冷えるんでしょうね。

 昨日の俳句教室に出た句から、初心者にとても多いミスをご紹介しましょう。それは〈嫁ぎし日家中渡る冬時雨〉の句です。まず季語は「冬時雨」ですが、「時雨」だけで冬ですのでこの「冬」は無駄。次に「家中渡る」という表現。これは何が?と聞くと「時雨」だと。そうすると家の中まで時雨が降ってくることになりおかしいですね。作者が言うには「娘が結婚して家中が淋しくなったことを表したかった」と。その気持ちは良く分かります。しかし、これでは「嫁ぎし日」も娘でなく作者の嫁いだ日だと思われるかも知れませんよ。(笑)

 俳句では一句の中にできるだけ動詞を少なくするように…と初心の時教わりました。動詞が多くなるとどうしても叙述的になり散文化してくるからなのですが、もう一つは主語が複数になったり分裂したりして、とらえどころのない句になると言うことなんです。だから、この句もあくまでも作者に主体を置かなくてはいけません。それで次のように添削しました。〈嫁がせし日のしみじみと夕時雨

 もう一句、〈ふくらみしコートの背中帰省の子〉です。これは「コート」が季語で冬。しかし、これも「帰省」というのが季語で、おまけに夏の季語なんです。意味はよく分かるのですが、俳句を始めたばかりの人は季語を知らずに使うことが多いですね。だからいつも歳時記とにらめっこしながら作ってほしいものです。でも、この句の内容にはこころ惹かれます。コートの背中がふくらんでいたというのは恐らく娘さんが赤ちゃんをおぶって帰ってこられたと言うことでしょう。でもこれではお子さんがあまりにも可哀想…そこで次のように添削しました。〈出迎へしコートにのぞく寝顔かな〉ぐらいで詠むと、帰省の子もいらないし、コートにくるまれおんぶされている赤ちゃんの可愛い寝顔が見えてきませんか?

 要するに、俳句は定型(リズム)で詠めるようになったら、季語を一つ(季重ねをしない)にすること。更にできれば動詞は一つ、主語は作者(一人称)で詠むことを心がけましょう。そうしたらすぐに上達しますよ。頑張って下さい。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

しずり雪

2018年02月13日 | 俳句

 朝一番に外を覗くと、やっぱり雪景色…昨日よりは少し増えたかも。でもだんだん日が射してきたりして、溶けそうな気配です。まあ誰からも連絡はないし…きっと幹事さんはこのまま実行するつもりなんでしょう。午後だから大丈夫かも…と思っていましたら、案の定どんどん溶けていきました。玄関の軒の下には落ちてきた雪がうずたかくなっていました。 

 上の写真は朝の隣家の様子。出掛ける時はもうこのように、屋根の雪がずり落ちて、地面はかなり溶けていました…だから大丈夫でした。

 ところで、積もった雪が溶けて、ズルズルと軒からずり落ちてきてドサッと大きな音がしたりしますよね。「しずり雪」というんですが、冬の季語です。基本的には木や竹の枝葉に積もった雪がずりおちることですが、屋根からずり落ちる雪も許容範囲だと思います。動詞は「垂る」(しずる)です。

  雪しづる窓の暁けをり身ひとつに   角川源義

 ひとり寝て居ると、昨日積もった雪がドサッと窓の向こうでずり落ちる音がする、ああもう夜明けが近いようだ…と暁闇の中でしずり雪の音を聴いているのでしょう。窓はまだ明るくはなっていないのだけれど真闇とは違う微妙な明け方の空気を感じ取っているのかも知れませんね。だって「暁けをり」とあえて「暁」の字を遣っているのですから。

 今日の句会は2名欠席で、それでなくても少ない教室ですから淋しいかぎりでした。その分時間がゆったりしていますので、病気の話に花が咲きました。結局医者は選ばないと…自分の命は自分で守らないとというような話。

 近所の人が頭が痛いと行きつけの病院へ行き、風邪と診断されて貰った薬を飲んだが治らないので、次の日また同じ病院へ行ったと。そしたら自分は分からんからと他の病院を紹介されそこへ行ったら、こりゃ大変!とすぐに救急車を呼び大きな病院へ…でも救急車の中で気を失い、助かるには助かったものの後遺症で…〝クモ膜下出血〟だったという話。コワイでしょ!やっぱり医者もいろいろですから、皆さん気を付けましょうね。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春の雪

2018年02月12日 | 俳句

  いくたびも雪の深さを尋ねけり

 言わずと知れた正岡子規の有名な句。今朝の雪を見ていたらすぐに浮かんで来ました。

 まあ、雪と言ってももう春の雪なんですが、こちらでは今年一番の大雪なんです。前にも雪の写真を載せましたが、それと比べてみるとよく分かります。指で測ってみると7㎝ありました。前の時は3㎝ぐらい…。それに今日は止んだかと思うとまた降ってきて、日も射さないのでなかなか雪は溶けません。このままいくと…明日が思いやられます。だって明日は句会ですから。

 この連休ずうっと…オリンピックを見るのにも飽きました。だって今までのところ日本選手にいいところないですから…選手の皆さんは一生懸命頑張ってくださっているのに申し訳ないんですが…。人間って欲張りですよね。出場するだけでも凄いことなのに…あまりにもマスコミが扇動しすぎるので、それに踊らされて(踊らされなければいい!)良い成績を出すのが当り前のような気になって…プレッシャーが大きいでしょうね。皆さん負けずに頑張って下さ~い。

 話が逸れてしまいました。前掲句は明治29年作。子規が「病中雪」として詠んだ四句中の二番目の句です。この頃より子規の病気(カリエス)は悪化して、起きるのさえままならぬ状態になったようです。その時の他の三句、

  雪ふるよ障子の穴を見てあれば

  雪の家に寝て居ると思ふばかりにて

  障子明けよ上野の雪を一目見ん

 これらの句を読めば、子規が〝雪〟にかなり執着しているのが分かるでしょう。当時は東京での雪が珍しかったのでしょうか?恐らくそんなことはないと思います。生れ故郷の松山からすれば東京の方が寒かったでしょうから。そういう意味から考えれば〝雪〟に対する思いというのは雪国の人とは違うでしょうね。寒さよりも、天から舞い降りてくる美しい使者のような神秘的なものと…私もそうでしたが、雪が降るとなぜかルンルン気分になったものです。きっと雪の苦労が身についてないからでしょうが…。

 障子の穴から見ると、何時になく相当降っている…これはかなり積もるぞ!と思えば、今どれくらいか知りたくなると言うもの。ますます降りつのる雪…もうどれくらい積もっただろうか?とまた聞かずにはおれない子規。忙しい母や妹は一度見ればそれで気が済むからそれ以上は余り気にならない…ところが他に気を紛らわせるもののない子規には今雪の積もり具合が一番の関心事だったのです。子規の性格からするとうるさいぐらい聞いたんでしょうね。何てことないような句ですが…家族の暮らしの一齣が見えてくるような気がしませんか?

 今朝起きてビックリです!真っ白になってる~と、何はともあれ写真を撮りました。窓から見るとまだ吹雪いています。障子ではないのですぐに様子は分かりますけどね。子規の気持ちが良く分かります。ましてや病気で起き上がれないのですから。ちなみに、明治32年に虚子がこの障子を窓ガラスに入れ替えてやったそうですよ…。そういえば根岸の子規庵に行ったとき、障子ではなくガラス戸であったような?

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今月の兼題は〝葛湯〟

2018年02月11日 | 俳句

 風邪はやや下火にはなりましたが、まだまだ鼻がシュルシュルで、テッシュの山です。

 今フィギアスケート団体の予選を見ています。女子シングル宮原知子さん、頑張れ!日本のメダルはあなたの肩にかかっていますよ。まあ、まだ予選だから…などと油断したらいけませんね。終るまでハラハラ…終りました。4位です。総合も5位で良かったです。メダルまではあと一歩…皆さん本選を応援しましょうね。

 ところで、昨日は午後と夜間のダブル句会の日でした。どちらもセンターの講座ですので、今月が最終回。三月は第1土・日に発表会です。来年度の講座は新しく会員を募集してまた五月から始まります。でも例年の如く、来月の第二土曜日にはお別れ吟行会をする予定ですので、お楽しみに。

 今月の兼題は〝葛湯〟で、冬の季語です。

  うすめても花の匂ひの葛湯かな  渡辺水巴

 きっと吉野葛でしょうね。薄紅色に桜の花の香りがほんのりとして…でも薄めてもするんですから結構強いのかも。そういえば桜の匂いって、桜湯にしても桜餠にしてもすぐに分かるほどですから。とても美味しそうで、寒い冬なのに間近に春を感じさせるいい句です。

  癒ゆること信じまゐらす葛湯かな 太田育子

 葛湯は滋養もあり、体も温まるので、昔から子供や老人に愛飲されてきました…と歳時記にありましたので、それを紹介すると、皆さん口々に子供の頃飲んだことがないと仰います。エエッ!どうして?すると誰かが〝片栗粉の飴湯〟は飲んだことが…と。そうですね。昔は高級な葛など子供には与えなかったのかも。代用品の安い片栗粉で済ましていたのでしょうか。葛根には発汗、解熱作用もありますので、私は風邪で食欲がない時などは飲ませて貰ったような記憶が…。あれは〝片栗粉〟だったのでしょうか、お母さん?私は葛湯が大好きですので、今は自分で買ってきてよく飲みます。もちろん本物を。

 ところで、昨日の俳句でとても面白い話がありましたので、ご紹介しましょう。

 その句は〈悪寒して妻に所望の葛湯かな〉です。採った人の弁、「何と奥さん思いの優しい旦那さんでしょう。そこに惹かれて…」「ちょっと待って。葛湯を飲んだのは誰?」「そりゃ奥さんでしょ!」「『妻に』とあるのよ。飲んだのは夫でしょ!」「エエッ…妻がじゃないんですか?」と。最後の極めつけ…「それじゃあ、当り前だもん。採るの止めます」と。大爆笑でした。作者は唯一の男性、苦笑いして、実を言うと飲んだことがなく、俳句を作らなきゃあと思い奥さんに聞くとあるというので、それを自分で入れて飲んだんですよ、本当は…。それでは俳句にならないから創作したんですと。(またもや爆笑)皆さんとても熱心で、苦労されていますね。でもここはやはり〈悪寒して妻が所望の葛湯かな〉でないと、と作者を除く女性陣全員の一致で決まりました。オシマイ!

 もう載せる写真がありませんが、先日の神社の珍しい巨木を撮りましたので、それをどうぞ。ミミズバイといって、ハイノキ科の常緑樹で、果実の形がミミズの頭に似ていることから付いた名前だそうです。巨木になって宇部市の天然記念物になっています。

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする