ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

今日のお題は?余寒、苺狩、初寅…どうなってるの!

2023年02月26日 | 俳句

 予報では今日1日中晴天らしいのに、朝は曇っていてちょっと冷たい!最高気温を見てみればやはり10度と昨日よりも5度低い。それでこんなに違うんですね。これぞまさに〝余寒〟の感じでしょうか。

  灯明のすつと立ちたる余寒かな   星野椿

 気温は低くても雲一つない青空に春の太陽を浴びようよと、昼食後義母を連れ出してお地蔵さままで歩いてきました。お地蔵様には〝オンカカカヒサン…〟と真言を唱えてお参りするのよと言いながら…蠟燭に火を付けてお線香を上げました。寒かったからでしょうか、その時の灯明がこの句のように〝すっと〟勢いよく立ちましたものね。しばらく座っているとぐっと寒くなったので引き上げましたけど、お婆ちゃんよく歩きました! 道端には〝犬ふぐり〟がキレイに咲いていて…〝土筆(つくし)は?〟とお婆ちゃんが言うので、探したんですが…まだのよう。

 昨日は時たま小雨がちらつきましたが、概ね曇天でそれ程寒さを感じませんでした。いつ頃からか恒例(?)になっている〝苺狩〟をこの日に予約していましたので行くことに。お婆ちゃんに〝今年も苺狩へ行く?〟と聞けば、即座に〝行きたい!〟なんですもの。今回は娘夫婦も加わって、いつもの「あはと農園」へGo!11時から30分間の食べ放題です。

 さて、今年は…と行ってみると意外と人が多い。今までは平日だったから貸切状態、でも昨日は土曜日ですもの。やはり子ども連れが目に付きましたね。テントに入るとみんな食べるわ、食べるわ…でも、例年に比べてちょっと小振りかな。アッそうか、先程団体が来てたようだから大きいのは食べられたのかも。それでも十分にありますので大丈夫。良く熟れた大きいのから食べました。ほら、写真のような…最後のはその大きな苺を持ったお婆ちゃんの手。

 時間が来て帰るとき、苺の蔕(へた)を入れたビニール袋を見て、娘が〝捨てないで!〟と言う。帰って何個食べたか数えてみるんだと…。以前も娘と競争して数えたことがありましたが、確か娘の方が多かったかしら。今年は…私は48個、娘は?…あら34個ですって。ヤッター!私の勝ち。でも娘は巨大なものしか食べなかったからだと言う。サスガは我が子です。(笑)

 ところで、先日の句会で珍しい季語が出てたんですよ。それは「初寅(はつとら)」という季語。〝初〟が付いていますので、当然新年の季語です。でも「初午(はつうま)」や「初観音」は知っていましたが…これは、初めて。

 調べてみると…〝正月最初の寅の日に、毘沙門天(びしゃもんてん)に参詣すること〟で、ことに京都では鞍馬寺の毘沙門天に参詣する人が多いと。更におもしろいことが書いてありましたよ。その昔鞍馬寺では、〝福蜈蚣(ふくむかで)〟といって生きた〝蜈蚣〟を売っていたのだとか。なぜ?と疑問でしたが、蜈蚣は毘沙門天の使いといわれていて、また足が多いからとの信仰を集めていたんだそうな。

 ヘエッ、ビックリ!皆さんは知っていましたか?そうなんです、昔はお金のことを〝お足〟と言っていましたからね。それで商売繁盛の霊験があると蜈蚣が大事にされたんだそうですよ。ところで、なんでお足がお金なの?と聞くと、みんなが一斉に〝足が生えてすぐ出て行くから…〟と…、大笑い!

 この辺りでは耳にしない話でみんな知らなかったのですが、Sさんが…山口県にも〝初寅〟があると。今年それに誘われたのに行けずに残念がるので、どこかと聞いてみれば、下関市の四王司山だとか。ヘエッ、これも初耳!

 帰って調べてみると、確かにありました。四王司山は下関市の長府にあり、標高392m、約1時間ほどで山頂に到着する初心者にも登りやすい山のようです。その山頂にある四王司神社は1000年以上の歴史があり、御祭神が七福神の一柱として福や財をもたらす毘沙門天なのです。それでそれにあやかって毎月最初の寅の日に「初寅まいり」が行われ、特に新年最初の初寅はお参りする人で賑わうそう。今年の初寅は1月8日(日)だったとか。私も機会があれば来年にでも是非行ってみたい…エッ、鬼が笑うって!?

  同じ世をへらへら百足小判かな    一茶

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わあ、お赤飯…懐かしい!

2023年02月24日 | 俳句

 今日は2月24日。令和になってからは〝天皇誕生日〟の次の日になりました。だから、昨年のロシアがウクライナへ軍事侵攻を始めた日だということも覚えやすいですよね。ところがそれよりももっと忘れられないことがあるんですよ。実は、私の誕生日なんです!

 先日の海老料理での義母の誕生日のお祝は、息子(3月8日)と娘(1月24日)、それに私の誕生日とを併せての誕生会だったんです。だから今日は何もナシと…

 ところが、急にお婆ちゃんがお赤飯を炊くと言い出して、昨日から準備をしていました。義母は何かあるといつも山菜おこわを作ってくれて、今まで一度も赤飯などは炊いたこと無かったんですよ。それが…

 これは、義母が行くコミュニティの誕生会があった21日に貰って来た赤飯を、私が食べたいと言って…亡くなった母の話をしたからなんです。結婚して…いつ頃からかは覚えていないのですが、私が好きだというので母はいつも私の誕生日にはお赤飯を蒸して送ってくれていました。義姉と同居するようになってからは自分で作るのを遠慮して、菓子屋に注文したのを送ってきました。そんな話を義母にしたから、急に赤飯を炊く気になったんでしょう。

 今日の夕方行ってみるともう赤飯は出来上っていました。夕食の準備をするとき、水のようなものが入っているボールがあったので、〝お婆ちゃん、これ何?捨ててもいい?〟と聞くと〝何やろか…ああ、それ酒やね!〟と。〝お酒を何に使ったの?〟〝お赤飯を蒸すときお酒を振って入れたらいいって書いてあったんで…〟〝エエッ、何に書いてあったの?〟〝携帯で調べたら…〟と言うじゃあありませんか。もうビックリ!

 だって主人は朝からゴルフへ出掛けていないんですからどうやって?…。聞けば出掛ける前に、赤飯の作り方を主人に調べて貰ったんですって。更に、棚の上にある蒸し器を降ろすのが大変だったとも…もう参りました。〝お婆ちゃん、お願いだから無理しないでね!転んで骨折でもしたら…〟と言いつつも、本当にアリガタイコト!涙が出ますよ。こんなんで余計に亡くなった母のことも思い出されて…

 ついでに私が今日は大根のけんちょうを作ると言っていたので、それも作ってくれていました。とにかく〝母〟というものの有り難みは今までで十分に分かっていますけど、また改めてシンから身に沁みました。子が幾つになろうとも、母は〝母〟なんですよね。私もそんな〝母〟にならなくっちゃ本当に申し訳ない。ガンバロウ!

 昨夜息子がケーキを買おうか…と言っていたのですが、今日は仕事でダメだとメールが来ました。それで、夕食が済んで一段落し、9時前我家へ帰ろうと車に乗った途端、息子から電話。〝シャトレーゼがまだ開いてるかもしれんからお婆ちゃんちで待っていて…〟と。〝いやもうお婆ちゃんちを出たから、今度あんたの誕生日に食べようよ〟と言って帰ってきました。すると、その後遅く帰ってきた息子が…はいと、コンビニで買った小さなケーキをくれましたので、2人で食べました。写真は…あら撮り忘れました。ゴメンナサイ!

 今日はみんな、みんなアリガトウさんね!天上の母さんも…ねッ!では、オヤスミナサイ。

 

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三年ぶりの東京は…?!のつづきです。

2023年02月20日 | 俳句

 昨日は二十四節気の一つ〝雨水〟、だからというわけでもないでしょうが、前日からの雨が残って一日中じとじと…。でも今朝は青空に日も差していたので、ラジオ体操が済んで帰るときはちょっと暑いぐらいでした。

 今日は義母の102歳の誕生日。先日早々に誕生祝いと、車海老のコース料理を秋穂(あいお)へ食べに行きましたから、今日はケーキだけ。でも最近のお婆ちゃんはよく食べますからとっても元気で、それが何よりウレシイ!こと。

 でも、海老の時もそうでしたが、昨日は蟹を食べたいというので蟹鍋を…。何だか日頃食べられないようなものを、心残りがないようにと次から次に食べようとしている感じがして…何だかちょっと気になるのです。が…これは私の取り越し苦労かしら。

 今日の午後は主人と一緒に二俣瀬の句会でした。今月から新しい方が参加されましたが、最近また俳句を始めたいという方があちらこちらで増えて嬉しい限りです。

 では、今回は先日の東京行きの残りがありますので、その報告をしますね。

 記念大会翌日の6日は、ホテルをチェックアウトして近くの神田明神へ。その後、御茶ノ水駅から東京駅へ行き、はとバスに乗りました。みんな二階建てバスのオープンカーは初めてなので嬉しそう。この日も前日に引き続いて快晴。ちょっと暑いぐらいでしたので、これじゃあ眩しくって夏なんかは乗れないわよねなどと話していたら、走り出した途端に何と風の冷たいこと。おまけに高速へ入ると海風が強くって、帽子など被っていたら飛ばされそうでビックリ…。でも初めてのいい経験をしましたよ。やっぱり何でも体験してみなくっちゃ!

 予約なしで直ぐ乗れたのが1時間の「YOKYOパノラマドライブコース」でしたので、それに乗ったのはいいのですが、ガイドさんの早口と次から次のビルの説明…何が何やら分からないまま、右に左とまさに首の運動でした。(笑) だから写真は信号などで停まったときぐらいで、ビルの林を駆け抜けたというのが実感。それでも乗ったということだけは忘れないでしょうね。

 それからバスのガイドさんが、「KITTE」の6階が庭園になっていて無料だから是非行ってみて下さいと言われましたので、そこへ行ってみました。でもちょうど昼過ぎでしたので先ずはランチをと5階へ行き、その後6階へ。

 この屋上庭園「KITTEガーデン」というのは、東京駅丸の内南口からすぐ近くの日本郵政が手掛ける複合ビル「KITTE」の6階にあり、1,500㎡の広いスペースにウッドデッキや緑豊かな芝生が広がっていました。また、そこからは東海道新幹線をはじめ、東北新幹線、東海道線、山手線などの多くの列車が見えて、男の子などを連れてきたらきっと大喜びしそう!この日も平日でしたがたくさんの親子連れの姿が見られましたもの。

 東京駅なども少し見てまわって、その後、今度はブラブラと歩いて皇居へ行ってみました。何度も東京へ来ていますのに、皇居、即ち江戸城の中へは入ったことがないんですよ。そこで東御苑が公開されていて中を見学することができると聞きましたので、今回はそれをメインにと…思っていたのです。ところが、…残念!月曜日は休園日でしたので見学できませんでした。

 そこで仕方なく皇居の二重橋の回りなどを散策し、歩き疲れましたので、少し早めでしたが、東京駅から羽田に向って最終便の飛行機で帰途に着きました。写真は東京駅のポストです。お疲れ様でした!

 やっぱり東京は疲れますね。だって二日間で30000歩ぐらい歩いてるんですもの。こちらではこんなに歩くことがないんですから。おまけに人の多いこと!それだけでも疲れますよ。

 ところで、改めて気がついたのですが、東京にはどこへ行っても外人が多いですよね。それが誰ひとりとしてマスクをしていないんです。どこを見てもマスクは日本人ばかりでした。確か最近のテレビニュースなどを見ても外国では殆どマスクなし。それなのに、日本人のナント律儀なこと…いや、もしかしたらこれは融通が利かないということかも。ならそれは欠点ですし、でもそこがまた日本人の美点ともなるということなのでしょうか。ヘンなの!

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今日は第11回目の〝きらら俳句教室〟、そこで…サプライズが!

2023年02月18日 | 俳句

 今日は朝からあいにくの雨。気温は昨日よりは少し高くなっていましたが、やっぱり日差しがないと体感温度はぐっと下がりますね。

 第3土曜日でしたので、阿知須のきらら浜自然観察公園での俳句教室第11回目へ朝9時から出掛けました。いつものように…あれ?今日もレンジャーがWさんでなくSさんです。聞けば事情があってWさんは退職されたとか…約一年近くもお世話になったのにお礼も言えず…ゴメンナサイ!改めて有り難うございました。

 9時30分より開始。いつもの如く今月の見所をSさんに説明してもらい、プリントを見ると…その説明の中に〝雨水の頃の季節を表す言葉「三寒四温」と「春一番」…〟とあるではないですか。

 「春一番」は問題ないのですが「三寒四温」という語、以前にも何かで見たことがありますし、ブログでも使用している方がいるのですが、これは寒中で使用されるべき言葉で冬の季語になります。〝雨水の頃〟というのは、2月19日頃に当り春になりますから間違いなんですよ。確かに春になっても寒い日と温かな日が交互に訪れて、本格的な春へと向って行くのですが、それに対して「三寒四温」を当てはめては欲しくないものです。

 もちろんこれはSさんが勝手に書いたものではなく、その出典は「暮らしの歳時記」からと書いてありましたので、これがあちらこちらに出回って広まっているのではと…困ったものです。

 調べてみると…この「暮らしの歳時記」には〝「三寒四温」は、もともと中国北東部や朝鮮半島北部で使われていたことばで、本来は冬の気候を表しますが、気候の違う日本では寒暖の変化がはっきりと現れる早春に、冬から春へと季節が変わっていくニュアンスで使われることが多くなりました。〟とも書いてありましたが、だからとって俳人の端くれとしては安易に使用して欲しくない言葉です。広辞苑などの辞書類や歳時記で冬と認めている語を使わずに、春の季語として「寒戻り」や「余寒」などがありますからそれを使って説明して貰いたいと、私は思いますけどね。

 まあ、兎に角時間がきましたので〝雨もまた良し〟と外へ。雨の蘆原や湖の風景は春になったとは言えやっぱり寒々としていましたね。

 でも今日は蛙がもう産卵しているというのでビオトープ方面へ吟行です。ところが、そこここ探してもそれらしきものが…〝どこにもないですよ〟と言うと、Sさんが〝ぼくには見えてますがね〟なんて言って、ゴミの塊のようなものを突き…〝ほら、これお玉杓子がここから…〟と。そう言われて見るとそんな塊がそこここにありました。やはり教えて貰わなければ分からないというものですね。

 最初の方では雉(きじ)がいたらしいんですが、殆どの人が見てなかったし、今日は何もないわねと言いながら来ると、最後に「藪椿(やぶつばき)」が一輪だけ咲いていて、雨に濡れてキレイ。また「巣箱」も見つけました。どちらも春の季語ですよ。

 センターへ戻って、後半の句会へ入る前のこと…わあ、何と何と、サプライズ!でした。教室の皆さんから出版のお祝にと豪華な花束を頂き、もう、ビックリポンですよ…感激、感激!本当に有り難うございました。

 句会でもビックリポンが…。今日の最高点句が先月に引き続いて、今年度始められたばかりのTさんの〈栴檀(せんだん)の食べ尽くされて木の芽雨〉でした。〝この句、実と言わなかったところがいいですね。季語もピッタリ…〟と誉めるといやあと照れて…花丸でした。この景は誰かが栴檀の木を見つけてそれには茎だけで実が一粒も残っていなかったんです。鳥が食べたのよねなどと話ながら、それを見つけた本人は句にしなかったのに、見逃さなかったTさんがちゃっかりと…。だから吟行っておもしろい!これは…写真撮るのを忘れました。ザンネン!

 もう一つ〈水浅し絵地図の如く蜷(にな)の道〉というMさんの句、これも高点句で花丸です。ただこれは〈水浅し〉が言わなくても分かりますので、できればここを削って何か…例えばこことは違いますが〈城町の〉とかにすると〈絵地図〉が昔の地図のようでおもしろくなりますよね。ちなみに季語は「蜷の道」で、川蜷が池の底を這い回った跡のこと。春になると蜷の動きが活発になってその跡がまるで迷路のような道になっているからなんです。この写真の真剣に見ているのがMさん。成果が出て良かったですね。

 終って帰るとき、まだ雨は止んでいませんでしたが車まで花束を持って来て頂いて、アリガトウ!午後はまた宇部馬酔木の句会がありましたので、そちらへ…。今日も忙しくて、疲れました。オシマイ!

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三年ぶりの東京は…?!

2023年02月15日 | 俳句

 今日も朝は曇りでかなり肌寒く感じる天気でした。春のお彼岸まではもうしばらく雨が降って寒くなったり、かと思うと急に暖かくなったりして、気温の定まらない日が続くのでしょうね。

 昨日は〝バレンタインデー〟でした。もちろんチョコレートは?上げましたが貰いもしましたよ。(笑)

 バレンタインのチョコ携へて出講す 山田みづえ

 作者・山田みづえさんにはお会いしたことがないのですが、私の好きな俳人の一人でした。テレビなどで何度か拝見しての印象ですが…確か10年ほど前に亡くなられましたよね。残念ですが…

 石田波郷・石塚友二の薫陶を受け、「伝統の古格を守り現代に生きる人間と自然の対話を俳句に」することを求め続けたられたという。そんな著者が「過去と未来に至る量り知れぬ間としての現在」という意味で付けられた『中今』という晩年の句集に所収されているものです。

 この句は、どこかの大学ででも講師をなさっていた時かしら?それとも講演などを頼まれて…いや、それはないでしょう。どんな人が聴きに来るか分からないのにバレンタインのチョコを携えては行かないでしょうからね。きっと親しくなった生徒さん達へのチョコでは?学校で生徒が好きな先生へチョコレートを上げるというのはよくある話で…それは〝本命チョコ〟。このみづえさんの場合はなにかしら?〝友チョコ〟かな…もしかしたら〝義理チョコ〟かも。

 実は私も、昨日のM教室の句会へチョコを持っていったんですよ。さてこれは〝?チョコ〟でしょうか。そのお礼に?…じゃないんですが、本の出版祝を頂きましたから…私の方が得した気分で申し訳なかったです。でも有り難うございました。

 さて今日は、先日「馬醉木創刊100周年記念大会」で東京へ行った時の写真がありますので、折角ですからご紹介しますね。東京の方々は珍しくもなんともないでしょうが…

 記念大会当日の5日は、湯島聖堂を見学して、かの有名な神田川を聖橋からパチリ…その後ニコライ堂(「ニコライ堂」は通称で、日本に正教会の教えをもたらしたロシア人修道司祭、のち大主教の聖ニコライに由来する)の傍を通って学士会館へ行きました。

 湯島聖堂は元禄3年(1690年)、儒学教育の振興を図った江戸幕府5代将軍・徳川綱吉によって建造された孔子廟(こうしびょう)として発祥した施設です。その後は、幕府直轄の学問所へと発展してゆきますが、もともとが孔子廟ですし、全体が漆黒の建物ですので暗くて中国独特の雰囲気があります。もちろん学問の木の楷(かい)の木もありましたが、まだまだ完全な裸木でしたね。また、中心の大成殿の屋根には両端に鯱のようなものがあって、日本では見られないような珍しいものでしたよ。

 翌日の6日は、ホテルをチェックアウトして先ず近くの神田明神へ。この写真は正面から順に並べていますが、実を言うと私たちはよく分らずに裏から入って…裏口入学なんですよ。(笑) するとその細い路地に〝将門の首塚〟という説明板があったので、確かにその写真を撮ったつもりなんですが…どこにもナイ!ちょっと気持ちが悪いでしょう?後で調べたら将門の首塚はここから少し離れたところにあるって…じゃああれは何だったのかしら?仲間たちもみんな見て…不思議がったんですけどね。変なの!そうしたらその先が境内でそこに小さなカワイイ神馬がいて、これは??説明を読むと驢馬だからなんですって。それから参拝して表門へ。するとここの名物は甘酒なんだとか。時間があれば飲みたかったなあ…ああ、これも残念!

 その後お茶の水駅から東京駅まで電車で行き、そこで荷物を預けてはとバスに乗ることにしました。本当は江戸城が観たくって東御苑が公開されているというので計画を立てていたのですが、月曜日は入園できないということで急遽変更したんです。これもまたまた残念…そう、残念続きの東京でした。

 この後もまだかなり写真がありますので、それは次回へ、よろしくね。ではオヤスミナサイ!

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「馬醉木創刊100周年記念大会および祝賀懇親会」がやっと開催されました!

2023年02月10日 | 俳句

 先日2月5日の日曜日、昨年から持越しの「馬醉木創刊100周年記念大会および祝賀懇親会」がやっと開催されました。

 この企画はコロナ禍のために1年以上も延期になっていたものですから、主宰始め役員の方々はこれでやっと肩の荷が下り、ホッとされていることでしょう。ではちょっと遅くなりましたが、一応そのご報告を…。

 宇部を朝7時45分発の飛行機で東京へ。宇部から参加するのは5人。ところが、また、またやってしまいました!この日の最低気温は零下1度。さあ出ようという時のこと、その余りの寒さでガチガチに凍り付いた車の窓にまで気が回らなくて…。これを溶かすのに時間が掛かってしまい、ギリギリセーフ。同行の皆さんに初っぱなから心配を掛けてしまいました…ゴメンナサイ!

 飛行機は何のトラブルもなく定刻に羽田着。今日は見事なほどの快晴で富士山がこんなにキレイに見えたのは本当に久し振りでした。

 9時半過ぎ羽田から先ず今夜のホテルへ直行。そこに荷物を預けてブラブラと…ホテルはお茶の水でしたので、近くの「湯島聖堂」を見学したり、行く途中のレストランでお昼を食べたりして、記念大会の会場「学士会館」へ。受付の12時30分前には無事到着。

 学士会館の写真は撮り忘れましたのでお借りしました。ゴメンナサイ!

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 既に沢山の方々の姿が見えて…みんな3年ぶりですから懐かしい!もうすっかりコロナのことなんか念頭になくてお喋り…もちろんマスクはちゃんとしてましたけどね。あの三密の大騒ぎはどこへやら…という感じでしたよ。でも、マスクをしていたので、挨拶しても〝あなた様、どなた?〟なんて云われて、一瞬不安を抱く場面もあったりして…(^0^)

 13時より記念大会。司会は馬醉木若手のホープ伊藤幹哲氏、堤京子同人会長の開会の辞から德田千鶴子主宰の挨拶と順調に進み、授賞式へ移りました。

 ところが、これが大変!なんせ3年分の各賞の表彰や新同人・米寿同人の紹介に句集出版のご披露と、あるわあるわの盛りだくさんで時間は無くなるし…。受賞者挨拶も代表のごく僅かな方だけでどうにかこうにか次の記念講演へと進みました。

 今回の記念講演の講師は鈴木俊貴氏。氏は京都大学白眉センター特定助教で、鳥たちの多彩な鳴き声を研究されている動物言語学者です。特に今回は「四十雀の言葉について」を講演されました。以前NHKのテレビでも放映されていたのを私は観たことがありましたので、とても楽しみでした。お話だけでなく大きなスクリーンを使っての映像とともにお話しされたので分かりやすく、またエピソードなどもユーモアたっぷり。またこの会に相応しい秋櫻子先生の俳句なども交えての話には誰もが引き込まれて、あっと言う間の1時間でした。

 その後は会場を替えて、錚錚たる方々30名弱の来賓をお迎えしての記念祝賀会と懇親会。この会場の写真も全く撮っていませんでしたので、こういう雰囲気の所ということで、お借りしました。この祝賀懇親会での写真も…話すのと食べるのが精一杯で1枚も…トホホ…私はやっぱりカメラマンには全く向いていないんです。ゴメンナサイ!

学士会館 | お別れ会・偲ぶ会・社葬のご相談から当日進行まで ...

 ここでも同人会長の開会の辞から主宰挨拶。その後顧問同人挨拶で、馬醉木最高顧問の岡田貞峰氏が秋櫻子先生との思い出を語られ、そのご高齢(1926年生)にもかかわらないしっかりした口ぶりと記憶力の素晴らしさに今まで馬醉木が培ってきた底力を感じました。

 その後、俳人協会理事長の能村研三氏や日本現代詩歌文学館館長の高野ムツオ氏、鷹羽狩行氏の代理の片山由美子氏などの来賓の方々の挨拶、その後乾杯から歓談に入り、来賓紹介なども始まりました。余興には神奈川の空手の選手(ジュニア)お二人による模範演技(?)。その気魄と力強さにはみなが息を呑んで、会場の雰囲気を一変させました。

 この場面も写真に撮っておけばよかったなあ!席が真横でよく見えましたのに…ああ、残念!後の祭りですね。

 それからしばらく歓談の後、同人会幹事長萩庭一幹氏が閉会の辞を述べられて、18時散会。久し振りにお会いできた方々とまたの再会を約し、私たちはホテルまで歩いて帰ることに。その時、大学時代のワンゲル部の後輩M子さんが仲間と出席していましたので、帰りにお茶でも飲んで別れましょうと誘い、その指導をされているR子さんもご一緒に喫茶店へ行きました。

 総勢10人がワイワイガヤガヤと…コロナのことなどとんと忘れていました。その方たちはみんな〝茨城県〟。私が〝いばらぎ〟というと〝先生、いばらきですよ!〟と云われ、ああ、あの朝ドラの〝ひよっこ〟での場面を思い出しました。県人の方々はやはり誇りを持っているから間違われるのはイヤなんでしょう。そう、人の名前と一緒なんですよね。失礼しました!

 9時過ぎホテルに戻り、明日の予定など話してそれぞれの部屋へ…それでは今日はこれでオシマイ!

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〝節分〟は〝福〟よ!

2023年02月03日 | 俳句

 明日で一月も終りますが、今日の日差しのナント快いこと!空は雲一つ無い青空だし…これが先日の〝四温晴〟なんですよね。ということは、これから四日ほどは暖かい日が続くということ。ウレシイですね。

 今日の最高気温は9度、今週は概ね9度以上で水曜日などは14度まで上がると。そうすれば2月3日は節分で4日が立春ですものね。

 記事一覧の下書きに書きかけてあった上の文章…これ1月31日のですよね。そのまんまで、とうとう今日は3日、〝節分〟です。ならば明日は〝立春〟で、もう春ということ。ギャー!ですよ。

 ところで、歳時記に次のような句を見つけました。

  節分会母の余生を福となす    恒任愛子

 この作者は全く知らない方なのですが、きっとお母様と同居なさっているのでは?…この気持、私には良く解りますもの。

 今日の節分会…義母が前日から楽しみにしていましたので、先ず10時半に琴崎八幡宮へ三人で出掛けました。あら、あら、もう入口の信号で渋滞です。〝今年はいつもより人が多いみたい…コロナなんかもなんのそのやね!〟と言いながら、義母が障害者マークを持っていますので、一番近いところに駐車させて貰いました。それでも降りてからやっぱりしばらくは歩かないと本殿へはたどり着きません。しかし、お婆ちゃん、手押し車で見事歩きましたよ。

 その時、豆を貰うのに長い長い列でしたので主人に並んでもらって、義母と手前で待っていると〝お婆ちゃんここに入りんさい〟とご親切な方たちが入れて下さいました。その時〝母はもうすぐ102歳になるんですよ〟と言うと、みんなビックリされて〝わあ、長寿にあやかろう!きっと福が来るわあ~〟とみんなから撫でられること、撫でられること!

 そうなんですよね。自分の足でこうやってお参りができるということが素晴らしいことなんです。お婆ちゃんを見るとみんなが元気になりますもの。ほら〝福〟を分けてあげているんですよ。

 さあ豆も貰ったから帰ろうとすると、ちょっと待ってと…お婆ちゃん。そうそう、目的がもう一つあったんです。それは〝福引〟…

 実は〝福引〟も新年の季語。もとは〝宝引(ほうびき)〟と同じ正月の遊戯だったそうですが、今では商店の年末大売出しや初詣、節分、初釜などでの福引が詠まれているようです。新年や節変りということで、その年の運試しとして挑戦する人も多いのかな。次の句にはお正月らしい楽しい雰囲気が漂っていますよね。

  福引の興まださめず母の居間   高浜虚子

 お御籤は大体200円ですが、ここのは1本500円。運を占うにはちょっと高い!私は8等で石鹸を、主人と義母は2本買って9等と末等の小さな貝の亀とお守り。今年もみんなダメやったね~と言いながら、次の中津瀬神社へGo!です。お守りは写真が撮れませんでした。

 毎年のことですが、この中津瀬神社で〝福飴〟の籤を引かないと我家の節分は終らないのですよ。ここでもたくさんの人が参拝していました。豆を貰ったら、さあ福引です。今度は1本が200円。みんな5本ずつ買って、主人はお買い物券(1000円)2枚と鬼棒の飴の大当り。義母もお買い物券1枚と鬼棒の飴が当り、私が一番スカタンで、大福の飴が1本だけでした。もちろん当らなくても福飴は必ず貰えるんですけどね。鬼棒の飴は食べてしまって写真なし。ゴメンナサイ!

 兎に角主人が〝今年は縁起がいいぞ〟と大喜びするので、〝今年の運は今日までだから、来年は分からないわよ…〟なんていやみったらしく負け惜しみを…あらら、カワユクナイですね。ゴメンナサイ!

 でも、こうやってお婆ちゃんが歩いてくれたのが一番嬉しい!この頃いつも〝お婆ちゃん、今日はお地蔵さんまで歩いた?〟と聞くと〝アッ、忘れた!〟と言う。〝お婆ちゃん、これ1日に3回やるといいんよ〟と、脳を活性化する手遊びを教えて、〝今日はやったの?〟と言うと、また忘れたとすぐにやり始める…そんなお婆ちゃんにいつも癒やされます。

 更に感激したのは、私の『目からウロコ』を読んでくれて、〝読んだはなから忘れるんで二回目を読みよるんよ〟と言う。まさに私にとってお婆ちゃんは〈福となす〉ですよ。アリガタイコト!お婆ちゃん、お願いですからまだまだ元気でいて下さいね。

 最後は3,000円のお買い物券で、苺や林檎、デコポンやキウイなど、果物を一杯買い、もちろん恵方巻は琴崎八幡宮で買っていましたし、お婆ちゃんもよく歩いてお腹が空いたというので、ラーメンを食べて帰りました。オシマイ!  

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