ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

金糸梅(キンシバイ)

2018年06月11日 | 俳句

 このところすっかり梅雨らしくなりました。昨日は晴れてはいましたが、やはり空が重たい感じで、蒸し暑い1日。

 今朝は早くからしっかりと雨が降っていたのに、夕方には日が差して来たりして…ナントモ変りやすいお天気!

 昨夜から今日にかけて新幹線の殺傷事件のニュースばかり…迂闊に乗り物にも乗れない恐ろしい時代になったんでしょうか。ひと昔はバスジャックなどの無差別殺人が騒がれていましたが、このところは〝殺してみたかったから〟など、普通では考えられないような無差別殺人事件が増えたような気がします。理由もなく災難に巻き込まれた方々を思うと、全く言葉も出ません。特に今回の女性を助けようとしたために命を落された38才の男性、本人は勿論のことそのご家族のことを思うと、何といっていいか分かりません。さぞさぞ悔しいことでしょう。こんなありふれた言葉しか書けなくて…ホントにもどかしい!

 ただ心からご冥福をお祈りするばかりです。どうぞ安らかに…合掌!

 ところで、先日の句会の兼題は、夏の季語「冷奴」でした。〈年金日薬味盛られし冷奴〉という句が出ました。

 私は〝面白い!〟と思ってすぐに採ったのですが、他の誰も採っていませんでした。ナンデ~?

 「どうして採らなかったの?」と聞くと「なんで年金日に薬味を盛るのか分からんし…」「そりゃ年金貰って来るからでしょう」「給料なら分かるけど年金は振り込みでは?」「これはその年金が振り込まれた日を待って銀行に引出しに行くのよ。そして帰ったら薬味がたっぷりの冷奴が待っていたのよ」「エエッ、ご馳走じゃなくて…」「そりゃ慎ましい年金暮らしだもん…せめて薬味だけでもたっぷりと…、ほら、そう考えると面白いでしょう?」と、こんな調子で意見が続きました。当の作者(男性)はただ黙って笑っていましたが…。本当はどうだったんでしょうね。

 そうなんです。お年寄り(自分もだけど…笑)は、支給日には銀行へ出掛ける人が多いんです。だから山口銀行などはその日に年金を引出しに行くとプレゼントがあるんですよ。それを楽しみに行く人も…。

 写真は「金糸梅」で、夏の季語。中国原産のオトギリソウ科の半落葉性低木。観賞用に庭園などでよく栽植されます。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする