ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

五月尽

2018年05月31日 | 俳句

 とうとう5月も終わり…「五月尽」です。

  子を呼べば妻が来てをり五月尽  加藤楸邨

 このような句を鑑賞するのはとても難しいですね。これがこうでなくてはという確固なる理由があるわけではないのですが、要するに〝何となくいい〟という感じです。でもよく考えてみれば、やはりここは「四月尽」でも「六月尽」でもなく、この「五月尽」でないといけないような気がします。また、私の歳時記を調べてみましたが、「四月尽」「六月尽」の例句はありませんでした。

 それはこの〝五月が終る〟という季語には、他の月にはない何らかの感懐があるからなのでしょう。きっとそれは風薫る爽やかな五月が終ってしまい、これからしばらくは鬱陶しい梅雨の候に入るという気持ちが起こさせるもの…いうならば〝端午の節句〟や〝子供の日〟〝ゴールデンウィーク〟などといった心待ちにした行事が終ってしまったという一種の気抜けしたような感じをいうのかもしれません。

 要するに作者にとっては、〝ああ、五月も終ってしまったなあ~〟と実感したことが、読者にも共感を呼ぶかどうかということ。そこに鑑賞のポイントがあるのですから、それもまた個々人の人生からすればみな違うでしょうし…。だからこの句は「子を呼んだのに妻が来た…」というナントモいえない苦笑いのようなものが見え、あの難解派と言われた楸邨にしてはホッとするような句。だからなのか、わたしたち凡人(笑)にとっては心和む句だと思ったのですが、いかがでしょう?

 今日はちょっと気になるところがあって、市の特定がん検診に行って来ました。結果は1週間後らしいので…それまでオアズケです。

 写真はツルニチニチソウで、これはまだ季語にはなっていません。(キョウチクトウ科の常緑蔓性植物の一種。ツルギキョウともいうが、キキョウ科にツルギキョウという植物があり、キキョウ科のものが標準和名のツルギキョウである。Wikipedia)

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チャレンジデー2018

2018年05月30日 | 日記

 今日は5月30日、「チャレンジデー」の日です。

 「チャレンジデー」とは、毎年5月の最終水曜日に開催される、年齢や性別を問わず誰もが気軽に参加できる住民総参加型のスポーツイベントです。当日は、人口規模がほぼ同じ自治体同士が、午前0時~午後9時の間に、15分以上継続して何らかの運動やスポーツをした住民の〝参加率(%)〟を競います。敗れた場合は、対戦相手の自治体の旗を庁舎メインポールに1週間掲揚するというユニークなルールがあります。

 今年2018年の宇部市の対戦相手は神奈川県座間市でした。先ほど結果が発表されて、2度目の勝利です。宇部市54,9%、座間市53,2%という僅差の勝利でした。ヤッター!

 宇部市は今回が4回目のチャレンジデーでした。第1回目は、岩手県奥州市に大敗、2回目山形県鶴岡市に大差で初勝利、3回目の神奈川県秦野市(47,5%)には45,6%という僅差で負けました。それで、今年は何としても去年の挽回をと願って市民みんなで取組んだ成果でしょう。年々参加率も上がっていますので、宇部市民にとってもいい傾向なんです。

 水曜日に私の通っている月4回の「健康体操」は、普通第5週は休みなのですが、このチャレンジデーのために、先生がわざわざ第1週を休みにしているんです。去年もそうしたのに負けてしまって悔しい思いをしたので、今回は勝利に貢献できて本当に良かったです。バンザ~イ!

 「チャレンジデー」のTシャツと私たちの「健康体操」の写真です。

 

 

 

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今日の兼題は〝卯の花〟

2018年05月28日 | 俳句

 気象庁が本日、山口県を含む九州北部地方と四国地方が梅雨入りしたと発表しました。いずれも平年より8日、昨年より23日早い梅雨入りだそうです。確かにもうパラパラと雨が降ったり止んだり…。

 今日の午後は俳句教室、兼題は初夏の季語「卯の花」。ユキノシタ科の落葉低木。「夏は来ぬ」の唱歌で親しまれている花です。

 ところがですよ!歌は知っているけど卯の花を知らないという人が…うちの主人も含めて4人。オドロキでした。主人なんかは棚田オーナーをしていた時、田植に行く度に卯の花が咲いていたので、剪って持って帰ったこともあるのに。記憶にないとおっしゃる~エエッですよ!だから今日も会場に行く途中で〝ほら、あれよ〟と教える始末…。もう盛りの時期を過ぎようとしていましたが、まだまだあちらこちらに咲いていました。

 みると〈よく見ればここにもありと花空木〉という句が出ていました。すると〝そう、そう、花が分かるとあっちにもこっちにも、ホントこの句の通り…〟と言い、この前の「馬醉木」の時もそうだったわね~と。みんな頷いています。

 本当に関心がないということは、いつも見ているものであっても気がつかないんですね。

 〈卯の花や媼二人の立話〉や〈卯の花や式年祭の厨子開く〉が今回の高点句でした。ちなみに〈よく見れば…〉はわが旦那様のでした。納得!更に、原句では意味が分らなかったので、〈故郷や卯の花葺きの地蔵堂〉と添削した句ですが、この「卯の花葺き」という語を初めて知りました。調べると「卯の花が屋根を覆うように咲いていることの形容」ですって。また勉強させて貰い、感謝です!

 ところで、この「夏は来ぬ」の歌で思い出したんですが、昔「うのはなのさきにおうかきねに…」は「…きねに」だと思い、意味が分からずに歌っていたのよという話をすると、ついでにとても面白い話が出ました。

 あの「ふるさと」の歌詞「うさぎお~いしかのやま…」を、「おいし~」の意味と思って長い間歌っていた人がいたという話。大笑いです。だとすれば「かのやま」も分からなかったでしょうねと、人のことは言えませんけど。今思えば小学校で習った唱歌には意味の分らないものがたくさんありましたよね~。ホント!昔の歌詞って結構文語的な表現が多かったような…だって土井晩翠や北原白秋だもんねえ~と、かつての小学校の先生の弁です。

 俳句を始めて、私もやっと言葉に目覚めたんですからね~。(笑)ホントつくづくそう思いました。

 帰りに咲いていた卯の花をちょっと一輪失敬しました。ほんのりとしたいい香りがします。

 

 

 

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甘茶

2018年05月26日 | 俳句

 今日の天気は曇のち晴れ、でも最高気温は25度。午後からは風もあって気持ちの良い日和でしたので、また草取りです。

 先日新聞の身の上相談コーナーで、次のような記事が出ていました。

 「40代女性。恋心を持った男性に振られ、人間不信に陥っています。現在、夫と離婚の裁判中でそろそろめどがつきそうです。高校生の長男、中学生の長女、小学生の次女の3人の子がいます。」

 ここまではフ~ンと読んでいたんですが、「5ヶ月ほど前にあった同窓会の後、幹事の男性から猛アタックされ、…」というくだりになって、アレッと思い出した句がありました。このあとの記事は、二人は恋仲になったが、しばらくすると「ただの同級生に戻ろう」と言われて、彼を吹っ切ることができないという相談でした。

 その思い出した句とは、〈葛切りや先を促す友の恋〉です。皆さん、この句どう解釈されますか?

 句会の殆どの人は〝サッパリわからん!〟と。一人だけ採った人の弁、〝どんどん積極的に攻めて、と友達の恋を応援しているのだと思う〟と。〝だったらどうして葛切りなの?〟???

 作者に聞くと、全く違っていました。「実は高校の同窓会は40歳になった人たちが幹事をするんですが、この40歳というのが危ないんです。(笑) 昔思いを寄せた人に22年ぶりに再会して、焼けぼっくいに火が点くんですよ。」「だってみな結婚しているでしょうし、子どももいるのでは?」…みんな興味シンシン…(笑)「そうですよ。だからダブル不倫ですよ!その話の続きが早く聞きたくて…それで先を促すんですよ」と。みんなあっけにとられて…しばらくしてから大笑い。

 じゃあなぜ「葛切り」なの?と聞くと、和風の喫茶店に行って、葛切りだったら恋の話に似合うかなと思って…だそうです。〝じゃああなたにもそういう願望があって…聞きたかったの?〟〝もちろんですよ~〟と。マイリマシタ!

 さて、この句をどう直したかって?それはもちろん…ナイショですよ。

 写真は「甘茶」、ユキノシタ科の落葉低木。ヤマアジサイの一変種。山地に自生するが、長野、奈良、山口などの各県では栽培もされている。春の季語の「甘茶」はこの木の葉やアマチャヅルから作り、仏生会の折、誕生仏にかけるものです。でも、カワイイ花でしょ!

 

 

 

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俳画〝竹と蝸牛〟

2018年05月25日 | 俳句

 今日は最高気温30度…午前中にちょっと草取りをしたんですが、すぐに汗をかいてしまいました。

 このところ夜はゾクゾクッとして、一枚羽織らずにはいられませんのに。昨夜も最低気温13度、今日も同じ13度ですのでやっぱり夜は冷えるでしょうね。

 午後からはフラダンス、会場が3階の広い部屋で日差しがよく入りますので、今日はとうとう冷房を入れました。教室に行った時には来月にある発表会の衣装ができていて、それを着てもう練習していました。私は発表会には出ませんのでただ見るだけですが…あ~いや、いや、踊はもちろん一緒に練習していますよ。曲は〝ブルーハワイ〟です。青い涼しげな衣装でした。

 それが済んで16時から予約していた美容室へ。以前ブログに載せたことがありますが、〝プライブ〟です。今日もオーナーの中原さんにカットして貰いました。ブログの話をシャンプーしてくれた澤邊さんとしていて、〝ぼくもブログ書いてます。お店のですが…〟と言って、時々私のブログも見てくれているって…ウレシイことを言ってくれました。アリガトウ!

 そこで私も今見てみると、わあ~たくさんありましたよ。美容室〝プライブ〟のブログやフェイスブックなどが…もちろん澤邊さんのもありました。五月の連休に松山の道後温泉へ行って来たって…。これから私も時々覗かせて貰いましょう。よろしくね!

 昨日の俳画は〝竹とかたつむり〟でした。竹は俳画では必ず練習する基本の〝四君子〟の一つ。

 以前に〝竹と蛍〟を描いたことがあります。竹は毎年必ず描きますのでいいのですが、小さな生き物を描くのはなかなか難しいです。実は私の一番苦手なのは人を描くことなんですよ。ちょっとした線で全く別人になってしまいますから…。もし描くことがあってもそれは見せられませんからね! 賛は〈飛石のその一つにも梅雨深し 積穂句〉です。

 

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空港の薔薇

2018年05月24日 | 俳句

 昨日の雨もすっかり上がって、快晴のよいお天気になりました。日中は結構気温が高くなるようでしたが、強い風が吹いていて余り暑さを感じませんでした。今日はまさに〝青嵐〟にぴったりの一日でした。

 「青嵐」は夏の季語、一般に五月から七月にかけて吹くやや強い風、即ち青葉のころに吹き渡る南風のこと。「せいらん」と音読すると、「晴嵐」と紛らわしいため、「あおあらし」と読むのが習わしになっています。

  青嵐もつとも朴を吹き白め   富安風生

 今日の午後は俳画でしたが、それは後日にして、昨日の空港の薔薇の写真がたくさんありますので、それをどうぞ。

 どれほど薔薇には種類があるのでしょう?全てに名札が立っていましたが、もう撮り切れませんでしたので割愛。ただ余りにも美しい黄色の薔薇で名前を見ると、あの名優の〝ヘンリーフォンダ〟ですって!それから可愛らしいピンクの薔薇には〝宇部小町〟だと。

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山口宇部空港と薔薇

2018年05月23日 | 俳句

 今日は朝からしとしとと雨が…、このところ二,三日おきには雨が降ったりして、天気予報がよく当たりますね~。

 昨日の句会場は山口宇部空港の近くでしたので、仲間たちと〝薔薇〟を見て帰ることにしました。結構風が強くて、車から降りた途端に薔薇のよい香がふあ~と漂ってきました。いい香り!

 わあ!今が一番見頃のようです。もう夕方でしたが、私たちのように薔薇を観に来ている人たちがあちらこちらに…。評判になってから来たことはありますが、今年久し振りです。よく手入れされていて、どこもかしこも薔薇、ばら、バラ…見事というほかはありません。〝福山なんかに薔薇園があるけど、観に行かんでもここで十分やね~〟〝いや、ここの方がいいかもよ~〟などという声も…。

 ところで、この薔薇で一句詠もうとすると、これは難しい!一筋縄ではとてもとても…。

 俳句では薔薇を「ばら」ともよみ「そうび」ともよむ。つまり二音にも三音にも使えるわけである。花の色は白だけがとり入れられる。「白ばら」または「白そうび」というように。ーー「紅ばら」は語感がわるくてほとんど使えない。「紅そうび」も同じことである。花壇の薔薇、垣に這わせた薔薇、瓶に挿した薔薇、みな詠める。ことに垣の薔薇は近代的でいい。

 花壇の薔薇(鉢植の薔薇を含む)は雨の降っている日も趣があるが、やはり晴れた日がいい。芝がすっかり青く、如露の水が光って、いかにもこの花にふさわしい気分だ。どこからか虻がたくさんやってきて、花にすがりついている。不思議なことに薔薇には蝶よりも虻の方がたくさんやってくる。もちろん夏蝶が鮮やかな翅をひらめかして来るのもわるくない。しかし虻が飛び立ったり、休んだり、花粉にまみれて芝を這っていたりする方が、見ていて飽きない。したがって俳句の種にもなろうというものだ。

 蝶をきらうのは、夏蝶があまりにきれいなためで、それを詠むとかんじんの薔薇の美しさは閑却されてしまうからである。虻ならばそんな心配はなく、立派に花の美しさを引き立ててくれる。このことは俳句作者が常に心得ていなければならぬことで、同じ美しさのものを二つ句の中にとり入れると、それは互いの美しさを削り合うことになって、結局損をするのである。一つの美しさを中心とし、これを引き立てるものを使う方がずっと効果が大きい。虻はこの場合、引立役である。

 これは、水原秋櫻子『俳句作法』(昭和60年・朝日新聞社刊)の「薔薇」の項の文章です。ここまで考えて…イヤ、計算して、俳句は詠まないといけないのかしら…と思ってしまうのですが、俳句作者たるものはやはりこうでなくては?なんですかね~。でも、この計算が読む人にすぐ分かってしまうようでは、これもまたいけないのですよ。単純に見たままをそのまま…なんていうのは素人の時。やっぱり〝玄人〟は〝くろう〟して詠まなくっちゃ…ということでしょうか。

 写真は、空港と薔薇です。写真を撮っていたら東京行の飛行機が飛び立ちました。宙に浮いた瞬間…撮れませんでした。残念!薔薇が多すぎて…その写真はまた明日にでも。

 

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箱根空木の花

2018年05月22日 | 俳句

 昨日は自分ながらしょうもないことを書いて…と反省しています。ゴメンナサ~イ!

 今日は午後から俳句教室でしたので、そろそろ俳句の話に戻りましょうか。でも時々俳句のことを考えるのがイヤになってしまい、何も考えたくない時ってあるでしょう。そういう時は皆さんだったら何をしますか?

 音楽を聴いたり、本を読んだり、映画を見たり、やけ食いをしたり(これは私はダメ、太るから)…などいろいろありますが、私はもっぱら寝るんですよ。というよりも体の方が要求するんです。一種の防衛本能でしょうかねえ~。そういう時って、不思議なくらいいくらでも寝られるんです。

 失礼!また、話が逸れましたね。今日の兼題は「万緑」で、夏の季語です。この季語は「万緑叢中紅一点…」という王安石(中国、宋代の政治家、文学者)の詩の「万緑」を用いて、中村草田男が〈万緑の中や吾子の歯生え初むる〉と詠んで多くの共感をよび、それ以後季語として定着したものです。

 ところで、今日の句会には私の知らない言葉がたくさん出ました。「トップカー」「フィトンチッド」「シートノック」「差し色」など。今回はなぜか外来語が多く、「ネット」「シュート」「ダム」ぐらいは分かりましたが、前述の語はさっぱり…想像もつきませんでした。

 特に「フィトンチッド」などは辞書を引いて、「樹木などが発散する殺菌性のある揮発性物質」と分かりましたが、それを使って俳句を詠むなんてと…。エエッどんな句ですって?それはヒミツね。「トップカー」も皆さんなら分かりますか?これと「差し色」も辞書にはありませんでした。調べて理解出来たのは「シートノック」ぐらい。これでも野球を知らない人には?と…。

 全く先入観のない新しい方がこういう言葉を使ったりすることが多いのですが、やはり詩語として相応しいかどうかということは大事なことかも知れません。でも俳句はこうでなくてはいけないというような固定観念も問題ですが。

 では俳句の言葉としてどこまでが使用可能かということ、それを考えるのは大切なことですよ。一般的に俗語、隠語、慣用語、今時の若い人たちが使う略語のような若者言葉・ギャル語などは嫌われます。あの高浜虚子は次のように言っています。

 俳句は品格を尚とぶ。文芸といはず一般の芸術品は品格を尚とぶ。如何に結構が雄大であつても、如何に精巧極めたものであつても、品位において欠くるところのものには十分の尊敬を払ふ事は出来ぬ。俳句も亦た然り。

 私はやはり、俳句とは味わって感じるものならば、心が〝美味しい〟と感じるものあって欲しいと思います。口に入れた途端に吐き出したくなるようなものは詠まない方がいいと思うし、その必要性もないのでは?だからといって決してきれい事を詠めという訳ではありませんよ。自己表現のために俳句を詠むのだから、人にも読んで貰ってその感動を共有することができれば、それが大きな喜びでしょう。だったら必要性もないのにわざわざ汚い言葉を使って不快感を誘うようなことは止めたいものですね。

 写真は「箱根空木の花」で、夏の季語。箱根の名が付いていますが、北海道南部から九州沿岸に分布し、スイカズラ科の落葉低木。花の色ははじめ白で、のちに紅に変るため、全体で見ると白と紅が混じって咲いているように見えます。カワイイ花でしょ!

 はこねうつぎ妻遠き日の匂ひあり  石田克彦

 

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筍と烏龍茶

2018年05月21日 | 俳句

 今朝はよい天気でしたが、午後になるとだんだん雲が出てきて、ちょっと肌寒い…どうも20度もないような一日でした。午後はリハビリへ。明日はまた句会ですからちょっと気ぜわしいです。

 このところ以前から考えていた断捨離を何としてでも決行しようと思い、早速衣類の整理から始めたんですよ。でも自分のものは分かりますが、主人のものはどれを捨てていいのか…更に息子のものになると、さあ大変です。二人にそれぞれ仕分けしてと頼むのですが、それがなかなか思うようにならないのです。こんな調子ではいつになったら終るんでしょう…という感じなので毎日ストレスが溜まっています。でもちょっといいこともあって…少し気分が直りました。

 昨日主人が筍を貰って帰ってきました。淡竹だそうですが、こんなに立派なのがあるんですね。知りませんでした。早速茹でたんですが、先日も筍を貰ったのでわが家の蕗と一緒に煮て食べました。でもそうそう筍ばかりでは飽きてしまいますから、ちょと休憩です。

 更に宅急便が届いたので、出てみるとサントリー(株)からの段ボール箱でした。〝何だろう?何かネットで買ったかしら…〟と考えても思い当たりません。開けてみるとサントリーの烏龍茶〝流々茶〟6本が入っていました。以前確かにクイズか何かで応募したような気はしますが…それが当選したんですよ。こんな思いがけないプレゼントなら何であってもウレシイものですね。ヤッター!という気分です。(1本は娘が持って帰りました)

 今日もまた遅くなりましたので、これで休みます。オヤスミナサ~イ!

 

 

 

 

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車輪梅

2018年05月20日 | 俳句

 このところとても疲れやすくなりました。一日根を詰めて何かやると、次の日はぐったりして気合いが入らず…まあいいかあ~となってしまうのです。ブログもしかり…余程書きたいことがない限り、根を詰めて書こうとは思っていません。気が向いたときに…が理想なんですけどね~。

 でも、そう言いながら結構根を詰める方なんです。それを知ってるがゆえに、そういう状況をできるだけ作るまいと…年ですかね~。 性分というのはなかなか思うようには変えられません。結局は同じ事の繰り返し…進歩がな~い。でもいいかあ~それが私だもんね!と居直ってみたり…。これで私の人生終るんでしょうか?まあいいかあ~(笑)

 今テレビで朝丘雪路さんの訃報を見ました。一昨日は星由里子さん。二人とも憬れのスターでよく映画やドラマで見ていましたので、エエッという感じです。その前は西城秀樹さん…そんなに年でもないのに…と、そういう人たちの訃報を次々と耳にすると、自分や主人をついつい顧みてしまいます。後どのくらいの人生がと…私たち同級生なんです。同じ時期を過ごしてきましたので、話も合います。だから若かりし頃共に親しんだ芸能人の方々が次々に亡くなっていかれるニュースは、本当に寂しいものがありますね。合掌!

 今日はお天気がいいので、さあこれ書いたら活動開始!もちろん昨日今日の句会でサボっていた家事万端ですよ。だから、句会のことはまたにしますよね。悪しからず…。

 写真は「車輪梅(しゃりんばい)」で、バラ科の常緑低木。これによく似た「海桐花(とべら)」は初夏の季語なんですが、車輪梅は同じ時期に咲いても季語にはなっていません。どちらも芳香があり葉の形状なども似ていますが、花をよく見ると違いが分かります。どちらも白色五弁花を円錐状に付けますが、海桐花の方はややクリーム色がかっていて、車輪梅は開ききると写真のように芯が紅色になるので分かります。もちろん実になると全く違いますのですぐ見分けられますけどね。それまで待てないでしょう?見つけたら見比べてみて下さい。

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渡辺翁記念会館と薔薇

2018年05月18日 | 俳句

 今日は朝から雨が一日中降ったり止んだりして、ムッとするような蒸し暑い…不快指数の高い日でしたね。

 午前中は宇部市芸術祭運営委員会・俳句部門の会議が文化会館でありました。俳句大会は例年のことなのであまり問題はないんですが、今年はそれ以外の新しい取組みをしてみようということで、大方はそれについての話し合いでした。

 その取組みとは、「子ども伝統文化わくわく体験学校」「句会・吟行会の開催」「市内小中学校への指導」「教師への研修会実施」の4項目。どれも今まで実施していないものばかりですから、いろいろと問題が山積みで、一度ではなかなか話もまとまりません。もしこれが実施できたとすれば、俳句、即ち伝統文化への意識向上と芸術祭などの活性化にも繋がり非常に有効だとは思うのですがねえ~。じゃあ誰が…どのように…どこで…と考えて実行に移す段になると、なかなかまとまらないんです。まあすぐに決められるのは場所ぐらいかな。

 宇部市文化創造財団の担当者の方々と私たち俳句部門の運営委員は6人。でもみんなそれぞれ結社や流派が違いますから、そうそう簡単にこうすればいいという決定案はなかなかでません。だから今日の所は、まあ欲張らずに出来るところから始めましょうということで終りました。そう、なんでも〝言うは易し行うは難し〟ですね。

 終って外に出ると雨が止んでいましたので、少し写真を撮って帰ろうとすると、また降り出してしまいました。

 渡辺翁記念会館は、宇部市の発展に大きく寄与した渡辺祐策(宇部興産の創業者)の功績を記念するため、渡辺の関連した沖ノ山炭鉱など7つの会社によって1937年(昭和12年)4月に竣工し、周辺の公園とともに宇部市に寄贈された音楽ホールです。村野藤吾の設計によるこの記念館は、戦前期の前衛建築として最高傑作の一つに数えられ、1997年(平成9年)には登録有形文化財に、2005年(平成17年)には村野の作品として初めて国の重要文化財に指定されたものです。今日の会場となった文化会館は、この渡辺翁記念会館に併設されている建物です。

 実は3、4年ぐらい前から山口宇部空港は〝薔薇〟で有名になり、テレビなどでも紹介されているんですよ。そのせいなのか、この渡辺翁記念会館前の広場にも薔薇がキレイに飾ってありましたので、その写真です。やっぱりイマイチでボケていますね。すみません。

 

 

 

 

 

 

 午後からは俳句教室でしたのでそちらへ。兼題は「葉桜」で、初夏の季語です。これはまた次の日にでも。

 

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〝千両〟のパワー

2018年05月17日 | 俳句

 今日はちょっと蒸し暑い…最高気温は27度でしたが最低気温は19度、ですから夜になると少しは涼しくなるかと思ったのですが、なかなか…昨日までに比べると全然違います。きっと今日は湿度が高いんでしょうね。

 下の写真見て下さい。何か分かりますか?そうなんですよ。「千両」の葉です。なぜこんなどうでもいい写真を?と思うでしょう。でも、ちょっとオドロキなんです!是非皆さんにも紹介したくって!

 実はこれ、お正月前に義母の所から貰って、玄関などに飾った残りをトイレの一輪挿しに活けていたものなんです。もちろん最初は赤い実がついていましたが、それはすぐに落ちて、でも葉が綺麗だったので、そのままにして蘭など花だけを入れ替えていました。あれからもう5ヶ月にもなろうとしているんですよ。 

 毎年千両はお正月の花として活けていますが、大抵は1ヶ月もしないうちに実はモチロンのこと葉もポロポロと落ちるんですがね~こんなことって今回が初めてです。まあ水はチョコチョコと替えていましたが、それ以外は何もしていません。本当にびっくりでしょう。

 これいつまで持つのかしら?このまま捨てないで最後まで見届けてみようと思っています。

 もしかしたら何か分かるかと、Wikipediaで「千両」を調べてみましたら、以下のようにありました。何か参考になりますか?私にはサッパリです。

センリョウ(仙蓼/千両、Sarcandra glabraThunb.) Nakai)はセンリョウ科被子植物であるにもかかわらず、維管束木部導管でなく、裸子植物同様の仮導管から構成されている。花の構造の特殊性と共に、この植物の原始性を表す特徴と考えられる。

 「千両」は常緑小低木。冬に赤い実をつけ美しいので栽培され、特に名前がめでたいので万両などとともに正月の縁起物とされる。高さは50~100cm。葉は対生。花は黄緑色で7~8月頃に咲き、茎の先に穂状花序をつくる。花には花被がなく、花軸に緑色の雌しべが付き、その側面に薄緑色の雄しべが直接出る変わった姿でをしている。果実は液果で10月頃から赤く熟し、翌年2月頃まで見られる。

 十薬も葉は結構持ちますよね。でもこれは根が生えてくるんです。ポトスなんかも水だけで成長しますが、これも根が生えてきます。このように根が生えて水だけで生き続ける植物は結構あるんですが、この千両には全く根は出来ていません。また、トイレですので日は殆ど当たりません。何か関係があるのでしょうか?

 今回これに気が付いた時は…とっても不思議なものを発見したみたいで、何だかうれしかったんですよ。バカみたいでしょ!笑って下さい。

 

 

 

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十薬

2018年05月16日 | 俳句

 今日も午後の健康体操から戻ると庭の草取りをしました。このところ連休以来ボチボチとはやっているのですが、取るはなから次が出て来て始末に負えません。でも今日は風がとっても気持ちいい…まさに〝風薫る〟という季語を実感です。

 今年もまた〝十薬〟の季節になって、あちらこちらに可愛らしい白十字の花を咲かせています。でも今回は咲く前にかなり抜きましたので、例年より少ないかな? 

 柿にもたくさん花が…、ああ、そう言えば毎年この連休頃には茶摘みをして自家製のお茶を作っていましたね。もちろん私は摘むだけでお茶にするのは主人ですけど…(笑)それが今年はしませんでした。なぜかって?特別な理由はないのですが、何やかやと取り紛れているうちに、時期が過ぎてしまったという感じ。

 〝そろそろお茶を摘まんと…〟とお互いに言いながら、どちらかが用事があって出掛けたりと、二人ともが揃う日がなく…という具合で。この作業は一人でするのはとても億劫なのでそういうことになるのかしら?

 ということは、一人になったら何もしなくなるのでは? ウ~ン、それは恐怖ですね。じゃ一人でもする癖をそろそろ付けておかないと…?ウン???これはヤバイ!キケンな考えですね~。

 今日もそうです。私が草取りを始めると、パソコンばかりいじっていた主人がそろそろと出て来て庭木の手入れを始めましたもの。

 一人になるとしばらくは何もしたくなくなると、よく聞きますが、本当でしょうね。今だってそうなんですから。

 でも、考えてみると俳句をしている人には〝一人暮らし〟が多いような気がします。いや、これは俳句に限ったことではないのかも。誰だっていつかは一人になる…とは限りません…か??? 自分が先に死ねばなりませんから~(笑)

 そう言えば、先日のNZ旅行の最後の晩餐で、そんな話が出ましたっけ!夫婦3組に姉妹の2人を加えた8人での話が最後と言うことで弾みました。その時、誰かが言っていましたよ。理想は〝主人より1日だけ長生きして死ぬこと!〟だと。

 だって〝主人が生き残るのは可哀想でしょ!〟、でも〝一人で長生きするのはイヤ!〟ということでした。そんな虫のいいことは絶対無理よねえ~と言いながら、ニュージランドの夜が更けていきました。オシマイ!

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今日は〝葵祭〟

2018年05月15日 | 俳句

 今日の最高気温は30度、でも最低気温13度で17度の温度差があります。このところズーッとそんなお天気です、雨の時以外は…。だからか体が何となくだるい感じで疲れやすい…エエッ、年だからですって!まあ、そうですね。(笑)

 5月15日は京都の賀茂祭、初夏の季語です。この祭は五穀豊穣(ほうじょう)を祈願する下鴨、上賀茂両神社の例祭で、約1400年の歴史があるとされています。供奉する人々が冠帽に葵桂(桂の枝に双葉葵を懸けたもの)を飾るので、一名に葵祭とも、また石清水八幡宮の南祭に対して北祭ともいわれ、京の三大祭の一つです。

   地に落ちし葵踏みゆく祭かな  正岡子規

 これはまさに客観写生の句ですね。この祭が「葵祭」であることは「地に落ちし葵」からすぐに分かります。さらにその落ちた葵を「踏みゆく」のですが、これは一体誰が踏んでゆくのでしょう?

 祭を見たことがある人にはすぐに状景が浮かんでくるのではと思います。私は昔一度だけたまたまその日に行き合わせて、少し見たぐらいですが、牛車や十二単、衣冠束帯などの平安装束の人々が御所から下鴨・上賀茂へ行列していく様子などが見えてくるでしょう。だとすればきっと落ちた葵はその牛車や人々の沓・草履などで次々と踏まれたのではと私は想像しましたが…。

 このように見えるままに景を写し出して詠むのが、子規の唱えた〝写生〟論。それを更に発展させたものが、高浜虚子の〝客観写生〟です。この理論は、「ホトトギス」大正13年3月号に「私は客覿の景色でも主観の感情でも、単純なる叙写の内部に広ごつてゐるものでなければならぬと思ふのである。即ち句の表面は簡単な叙景叙事であるが、味へば味ふ程内部に複雑な光景なり感情なりが寓されてゐるといふやうな句がいゝと思ふのである。」と、虚子自身が述べています。

 つまり、俳句は短いため直接主観を述べる余地がなく、事物を客観的に描写することによって、そのうしろに主観を滲ませるほうがいいという考え方です。 ちょっと難しい話になりましたね。簡単には説明できませんので、今日はこのくらいで終わりにしましょう。

 写真は、葵祭の写真をお借りしました。髪や牛車などに飾る「葵桂」(あおいかつら)は、葵が女性、桂が男性の象徴なんだそうですよ。

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蜜柑の花

2018年05月14日 | 俳句

 今日は暖か…というより暑かったと言う方が正しいですね。予報では28度とあるんですから。でもわが家にいると少しひんやりとしていて、ちょうどいい具合だわあ~と、暑いのに全く気がつきませんでした。

 午後久し振りに整形外科のリハビリへ。なんと車に乗るとすごく暑くなっていてエアコンがゴーゴーと冷しっぱなし。リハビリに行くのも1ヶ月ぶりかしら…と思っていたら、看護師さんに言われてしまいました。「どこか悪かったんですか?先生に診察でもして貰いましょうか…」と。「いえいえ、ちょっと旅行に行っていて…その後は連休で…。診察は結構です。」と言って、早々にリハビリ室に行って、規定メニューをこなして帰ってきました。

 久し振りにするとやはり疲れますね。1㎏の重りを両足首に巻いて筋トレ。上下左右斜めと足を5秒間持ち上げて20回、それを12セット。ウォーキングマシーンで15分。股関節や腕や大腿骨などの筋トレ…などなど…。しめて1時間30分~2時間のリハビリ。そうなんです、スポーツジムに行って運動するのと何ら変りませんけど、ここの方が保険が利いて安いのがいいんですよ。

 今日から心を入れ替えてマジメにリハビリをしようと思いました。やはりしないと膝が痛くなって、歩くのが辛くなりますもの。コンスタントに筋トレを続けるのが一番効果的だということは実証済みでよく分かっています。今までそうやってどうにかこうにか最悪の状態を免れているんですから。

 先日の定期健康相談に行って、うれしいことがありました。海外旅行できっと体重や体脂肪などが増えているに違いないと、ハラハラして量ってもらったのですが、体重は現状維持、体脂肪は前回より少し減っていました。ヤッタ~!それは足や腕の筋肉率が上がったからなんですって!でも何も運動などしなかったのに…? どうも重い荷物を持ち運びして動いたので、腕の筋肉、特に右腕の筋肉が増えていたんですよ。へ~えっ、それぐらいで違うんですかと聞くと、そうらしいですね。

 重い荷物を毎日持って動くだけで増えるんなら、買物などもカートなんかに乗せないで手で持って歩いた方がいいんですね。それが意外と筋トレになるのだと聞いて、階段などもエレベーターに乗らずに歩くとか、荷物は預けないで持って廻るとか…そんな小さなことの積み重ねで十分に筋トレが出来るというのなら、これからはどんなことも筋トレと思って嫌がらずに頑張りましょうか。

 蜜柑の花、八朔なんですが、今花盛りで、そろそろ散り始めました。4本あるのですが、他のは主人がバッサリと切りまくって、何にもありません。この木だけが残っているんです。淋しい限りですよ。

 ふるさとはみかんのはなのにほふとき  種田山頭火

 

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