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これら鬼瓦の「阿吽」と、額の「月と太陽」の組み合わせについて、少し気になることがあります。
(「阿吽」に関してはこちらこちらでどうぞ。)

もし阿吽が「始まり」と「終わり」ならば

「阿」が「うさぎ」、つまり「始まり」が「月」
「吽」が「ヤタガラス」、すなわち「終わり」が「太陽」となります。

どうして月で始まり、太陽で終わるのだろう??
反対に、始まりが太陽で終わりが月なら、すんなり受け入れられるのだけれど……


この点を調べるため、まずパンフレットの鬼瓦の紋章を撮影したアマチュア写真家「Y氏」を訪ねました。
初対面のうえ電話一本でご都合を伺ったにもかかわらず、Y氏は快く応じてくださいました。

Y氏は生まれたときから近所にそびえる五重塔に魅せられ、大好きな塔を何十年も撮影しつづけて来られた方です。
岡山空港開港時には、燃えるような夕焼けに浮かぶ五重塔のシルエットが大パネルとなってロビーに掲げられ、岡山を訪れる多くの客を出迎えました。 ポスターやカレンダー、パンフレットに採用された四季折々の名作は、吉備路を多くの皆様に知ってもらうきっかけになったと思います。

現在は五重塔周辺にあまりにもカメラマンが多くなり過ぎたため、残念ながら全く撮影はされていないそうです。
まぁ、カメラの砲列の火付け役ともなったカリスマY氏がカメラを持って現地に行くと、皆がゾロゾロついて歩くため撮影どころではないとは思いますが………

お宅に伺ったとき、kamokamoは氏の更なる多才ぶりに仰天することになるのですが、それはいずれまたお話する機会もあるでしょう。


Y氏は五重塔の解体修理のときにも、報告書の写真を撮影されました。 鬼瓦の紋章は、屋根瓦を下ろしたときに写されたそうです。

しかし驚いた事に、kamokamoが訪ねるまで、「阿」がヤタガラス(太陽)だと思われていたようです。

「阿」が兎(月)、「吽」が八咫烏(太陽)であることを示し、その意味を伺うと
「えっ……
と絶句したまま、その解釈については一切ご自分では言明されませんでした。



どういうことだろう……

ますます謎は深まります。


つづく

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