今日はこれまでで一番の上天気。快晴で風もなく、日中は屋外で20℃を超えた。
日向で小一時間の庭仕事をしたが、汗ばんだ。まだ股引を履いているせいに違いない。今日でおさらばとしよう。
庭の東側に植えてある吉野桜が満開を迎えた。といっても植えてまだ5年目くらいで、丈は伸びたが花数は少なく見応えはない。
数えたら数えられそうなくらいの花数だが、青空に映えてそれなりに春を演出してくれている。
嬉しいのが、庭仕事の最中にくしゃみや鼻の中のヒリヒリ感が全くなかったことだ。3,4日前まではこんな良い天気の時に庭に出たら、たとえマスクを着けていたにしても、くしゃみかヒリヒリ感に襲われたものである。
よく言われるのが「桜(ソメイヨシノ)が満開になった頃、スギ花粉症が終わる」であるが、全くその通り。吉野桜とソメイヨシノとではどちらが満開を迎えるのが早いのかは知らないが、吉野桜でもそれは言えるようだ。
どっちにしてもスギ花粉症が終われば御の字だ。
ところで今日3月26日は、ちょうど一年前、鹿児島で新型コロナ感染者第一号が出た日である。このあと、4月になって鹿児島市内で高校生(新一年生)の感染が確認され、ちょっと県内が慌ただしくなった。
しかし幸い、この一年生の入学先の高校が進んでメディアに公表し、生徒の隔離と校内の消毒等を徹底したことを発表したため、疑心暗鬼のうわさが飛び交うのが最小限に抑えられたという経緯がある。
その後、鹿児島県内の感染者は全国的にも最低レベルで経過したのだが、緊急事態宣言後の自粛緩和の流れの中で、特に6月19日に他県への往来制限撤廃を告げられたのが大きな感染につながった。クラスタ―の発生である。
某ショーパブにおける100名を超えるクラスタ―感染には驚かされたものだ。その客の中に大隅地方出身者がいて、3名ばかりが感染して帰って来たのであった。それまで大隅地方は岩手県、島根県、鳥取県と並んで「無感染地帯」だったのだが、ついに記録は破られた。
その後は大隅の中核都市鹿屋市でもぼつぼつ感染者が現れ、特に11月から12月にかけて二つのクラスタ―で60名くらいになり、今日現在では鹿屋市の累計は131名、大隅地区全体では約280名である。県全体では1778名と今朝の新聞にあったから、それぞれほぼ居住人口比に準じた数と言える。
さて、昨日は聖火リレーの開始式が行われ、第一陣が福島のサッカー場を出発した。開始式に「東京オリンピックをコロナ禍勝利の大会にする」と度々声明を出していた菅総理が出席しなかったのは意外だった。
安倍前首相の時に「福島の復興を世界中に見てもらう大会」として誘致した東京大会ではあるが、津波に襲われた地域はともかく、原発事故を蒙った地域の復興が遅々として進まない現状では、そう振り替え(すり替え)て言う他ないのだろう。
コロナ禍がまだ蔓延している状況で、国民の半数以上、7割くらいが「東京オリンピックの再延期または中止」と考えている中での聖火リレーの開始は、メディアの取り上げ方もかなり地味なものになってしまった。致し方あるまい。
今月の21日で一都三県の緊急事態宣言が解除になったのは、この聖火リレーの開始とその向こうにある東京オリンピック開会が念頭にあってのことだったと思うが、私としては2週間早かったのではないかと思っている。
もう2週間、むしろ徹底的に飲み会なり宴会なりを取り締まりつつ、リレーを行うべきだったろう。見切り発車の感は否めない。
芸能人などの参加辞退者が相次いだが、それでも120日間にわたり総動員1万人という大量のリレー走者の日程はきっちり決まっており、3月25日の出発は譲れなかったのだろう。
鹿児島県内の聖火リレーは4月27、8日だそうだが、それまでに一都三県ばかりでなく他の人口稠密地域で爆発的な感染が頻発し、リレーの続行は困難を極めるに違いない。
もしそんな事態になったら、当該地域はスルーして(素っ飛ばして)車で聖火を運ぶなんてこともありそうだ。何とも締らないオリンピックになろう。
この際、本当に確実なオリンピックの開催を考えるのであれば、さらに1年の延期が現実的だ。政府は「年内には全国民にワクチンが普及する」と言っている。しかし逆に言うと、「今年の7月24日の開会式の時点では、全国民にワクチンが回っていない」ということだ。
そうなるとすでに海外からの観客を迎え入れないことに加え、ワクチン未接種の日本国民が多数いる状態で開会を迎えることになり、国民の観戦すらままならないことになりはしないだろうか。
「福島の復興云々」のスローガンは無理にしても、「コロナ禍に勝利した大会」というスローガンを無駄にしたくないのであれば、もう一年の延期が順当だと思う。
IOCにはアメリカメディアからの巨額な放映権料収入がまた先延ばしになるが、その前に北京冬季オリンピックがあるので、何とかその収入で凌げるだろう。チャイナマネーはいったいどれくらいなのだろうか?
日向で小一時間の庭仕事をしたが、汗ばんだ。まだ股引を履いているせいに違いない。今日でおさらばとしよう。
庭の東側に植えてある吉野桜が満開を迎えた。といっても植えてまだ5年目くらいで、丈は伸びたが花数は少なく見応えはない。

数えたら数えられそうなくらいの花数だが、青空に映えてそれなりに春を演出してくれている。
嬉しいのが、庭仕事の最中にくしゃみや鼻の中のヒリヒリ感が全くなかったことだ。3,4日前まではこんな良い天気の時に庭に出たら、たとえマスクを着けていたにしても、くしゃみかヒリヒリ感に襲われたものである。
よく言われるのが「桜(ソメイヨシノ)が満開になった頃、スギ花粉症が終わる」であるが、全くその通り。吉野桜とソメイヨシノとではどちらが満開を迎えるのが早いのかは知らないが、吉野桜でもそれは言えるようだ。
どっちにしてもスギ花粉症が終われば御の字だ。
ところで今日3月26日は、ちょうど一年前、鹿児島で新型コロナ感染者第一号が出た日である。このあと、4月になって鹿児島市内で高校生(新一年生)の感染が確認され、ちょっと県内が慌ただしくなった。
しかし幸い、この一年生の入学先の高校が進んでメディアに公表し、生徒の隔離と校内の消毒等を徹底したことを発表したため、疑心暗鬼のうわさが飛び交うのが最小限に抑えられたという経緯がある。
その後、鹿児島県内の感染者は全国的にも最低レベルで経過したのだが、緊急事態宣言後の自粛緩和の流れの中で、特に6月19日に他県への往来制限撤廃を告げられたのが大きな感染につながった。クラスタ―の発生である。
某ショーパブにおける100名を超えるクラスタ―感染には驚かされたものだ。その客の中に大隅地方出身者がいて、3名ばかりが感染して帰って来たのであった。それまで大隅地方は岩手県、島根県、鳥取県と並んで「無感染地帯」だったのだが、ついに記録は破られた。
その後は大隅の中核都市鹿屋市でもぼつぼつ感染者が現れ、特に11月から12月にかけて二つのクラスタ―で60名くらいになり、今日現在では鹿屋市の累計は131名、大隅地区全体では約280名である。県全体では1778名と今朝の新聞にあったから、それぞれほぼ居住人口比に準じた数と言える。
さて、昨日は聖火リレーの開始式が行われ、第一陣が福島のサッカー場を出発した。開始式に「東京オリンピックをコロナ禍勝利の大会にする」と度々声明を出していた菅総理が出席しなかったのは意外だった。
安倍前首相の時に「福島の復興を世界中に見てもらう大会」として誘致した東京大会ではあるが、津波に襲われた地域はともかく、原発事故を蒙った地域の復興が遅々として進まない現状では、そう振り替え(すり替え)て言う他ないのだろう。
コロナ禍がまだ蔓延している状況で、国民の半数以上、7割くらいが「東京オリンピックの再延期または中止」と考えている中での聖火リレーの開始は、メディアの取り上げ方もかなり地味なものになってしまった。致し方あるまい。
今月の21日で一都三県の緊急事態宣言が解除になったのは、この聖火リレーの開始とその向こうにある東京オリンピック開会が念頭にあってのことだったと思うが、私としては2週間早かったのではないかと思っている。
もう2週間、むしろ徹底的に飲み会なり宴会なりを取り締まりつつ、リレーを行うべきだったろう。見切り発車の感は否めない。
芸能人などの参加辞退者が相次いだが、それでも120日間にわたり総動員1万人という大量のリレー走者の日程はきっちり決まっており、3月25日の出発は譲れなかったのだろう。
鹿児島県内の聖火リレーは4月27、8日だそうだが、それまでに一都三県ばかりでなく他の人口稠密地域で爆発的な感染が頻発し、リレーの続行は困難を極めるに違いない。
もしそんな事態になったら、当該地域はスルーして(素っ飛ばして)車で聖火を運ぶなんてこともありそうだ。何とも締らないオリンピックになろう。
この際、本当に確実なオリンピックの開催を考えるのであれば、さらに1年の延期が現実的だ。政府は「年内には全国民にワクチンが普及する」と言っている。しかし逆に言うと、「今年の7月24日の開会式の時点では、全国民にワクチンが回っていない」ということだ。
そうなるとすでに海外からの観客を迎え入れないことに加え、ワクチン未接種の日本国民が多数いる状態で開会を迎えることになり、国民の観戦すらままならないことになりはしないだろうか。
「福島の復興云々」のスローガンは無理にしても、「コロナ禍に勝利した大会」というスローガンを無駄にしたくないのであれば、もう一年の延期が順当だと思う。
IOCにはアメリカメディアからの巨額な放映権料収入がまた先延ばしになるが、その前に北京冬季オリンピックがあるので、何とかその収入で凌げるだろう。チャイナマネーはいったいどれくらいなのだろうか?