KAMATA CYCLE

子供の時から自転車に乗り続けて現在でもMTBを中心に活動しています。

夏休み山行 8月8日 剱岳

2015年08月17日 22時02分58秒 | OUTDOOR

 午前3時過ぎに目が覚める・・・寝坊したなぁ。

周りでは出発の準備をしている人で一杯や・・・

私は朝起きてから行動開始までの時間は短くても大丈夫なので

バッと起きてサッサと仕度して後れを取り戻した。

 山荘を出ると綺麗な星空が出ているので新しく購入したキャノンのG7Xの星空モードを

試してみたくなり手持ちで撮影したが以外に写るなぁ。

と何枚も撮って要らん時間を食ってしまった・・・

 3:25に歩き始めて、先を行く人のヘッドライトを頼りに登る。

ヘッドライトに向かって登っているのでジグザグの登山道は気が付かなかったので

直登あるのみ!先行者に向かって進むのみ!

 ふと、振り返ると、剱沢キャンプ場からと剣山荘からの登山者のヘッドライトの列が見える。

頑張らないと追い付かれるという恐怖心がスピードを上げてしまう。

 一服剱

 真っ暗闇の中に突然現れた一服剱、一服って字のごとく、休めるのかと思ったが

そんなことも無く、ただ通過する。

 前剱

 4:28に前剱に着いた、地平線の向こうが明るくなってきて、御来光が近いことを告げている。

前剱で御来光を見てと思い、ここで朝食の代わりに頂いた弁当を食べようか悩んだが、

生理的な理由で食べるのを止めた。

私は朝ごはんを食べるとほぼ確実にお腹の具合が悪くなるので、

ここで食べると下山するまで持たないような気がして食べれず休憩しただけで進む事にした。

 一服剱から前剱に向かっている途中で御来光を拝む。

綺麗だ・・・しばし見とれて眺めた。

 前剱からは危険な地帯が多いので注意深く進む。

先ずは門がある。

コルに架かる鉄の廊下・・・

ここに来る前の情報集めで高所恐怖症の私にとって最大の核心部だろうと

思っていたが意外に恐怖心は無かったなぁ。

門を通過出来たら山頂には登れると思っていたので一安心だ。

 影剱

 朝日が剱岳に辺り、その影が対面の山肌に剱岳の影を映していたので思わずパチリ。

 朝焼けに染まって美しいなぁ。

朝日が昇って辺りが良く見えるようになったら高度感を感じて怖くなるかと思っていたが

意外に怖くないぞ!沢登りの高巻きの方がもっと怖いよね。

 カニのタテバイ

 剱岳の登山で有名なのがカニのタテバイとカニのヨコバイである。

岩の殿堂と言われていても所詮は一般登山での話なんだな。

クライミングしている人にとってなんてことない岩場であり楽チンで登れた。

 剱岳山頂

 5時45分ついに剱岳山頂に立った。

一般登山では最難関の剱岳に登頂することが出来た。

しかも快晴で微風という好条件!

山頂には私以外に7人居てその中の2人は私を起こしてくれた人達だ。

 剱岳山頂

 山頂の雄大な景色を望みながらの朝食は何物にも換えれない至福の一時だった。

その間にもドンドン山頂に人がやって来る。

トイレも気になるし、混む前に降りるかぁ・・・

カニのヨコバイもそれほど問題無く通過し下山する。

下山路で登ってくる人や団体で来て交差がし難くなったりと下山では中々進まず・・・

それでも前剱まで降りて来たが、登ってる人を見ると傾斜の緩いスラブでも尻もちを付きながら降りている人も居て・・・

これでは往復に時間が掛るのが判るわぁ。

早朝に出て正解やったなぁ。

 7:35に剣山荘に無事に戻って一旦荷物の整理をして室堂を目指し歩む。

後ろに雄大な剱岳を置いて進みながら何回も写真を撮る。

 別山乗越から望む室堂

 別山乗越にある剱御前小舎前で軽い休憩を取ながら室堂までのルートを模索。

このまま、雷鳥坂を下りるか少し遠回りになるが新室堂乗越経由にするか・・・

ヨシ!時間もあるし遠回りすっかぁ。

 雷鳥沢キャンプ場

 しかし、雷鳥さん・・・見ないなぁ。見たいんやけどなぁ。

雷鳥は天気が悪い時に活動するというし・・・

今日は無理か・・・

 エンマ山と地獄谷

 室堂が近づくにつれ人が多くなって来て自分のペースでは歩けなくなった。

凄いなぁ。土曜日やからかもしれんが人・人・人

観光客が多くなってきたら室堂が近い証拠。

10:35に室堂に到着、バス乗り場に向かうと10:40発の改札をしていたが

流石に1本遅らせることにした。

 11:20発のバスに乗り下山し立山まで戻ると近くの食堂でカレーライスと山菜蕎麦を食べた。

お腹ペコペコなんやから余裕でしょ。

 空腹を満たしたので次は温泉!

温泉に入りコンビニで食材を購入した後に折立の登山口へと向かった。

折立には15時前に着き早速ビールを開ける。

んー旨い!最高だぜ!

最高の山行に最高のビール!明日からも頑張ろう!

 

※DATA 剣山荘3:25-一服剱3:47-4:28前剱4:44-5:45剱岳5:55-7:35剣山荘7:40-8:35別山乗越8:42-新室堂乗越9:22-雷鳥沢キャンプ場9:40-10:35室堂


夏休み山行 8月7日 立山

2015年08月17日 19時11分40秒 | OUTDOOR

 今年の盆休みは北アルプス満喫山行を行う。

7日に有休を入れ北アルプスに7日間入っている予定だ。

前日6日の夕方から立山へ向け車を飛ばし午前2時に立山の駐車場に着く。

室堂

 仮眠した後、今度は発券所の順番待ちで並ぶ、その甲斐もあり6:40発のケーブルに乗ることが出来た。

室堂には7:50に着き、8時から歩き始める。

 室堂は快晴で穏やかな天候で良かった。

室堂から望む一ノ越・立山

 先ずは立山に登る為に一ノ越を目指し歩き始める。

が、やはり寝不足で足取りが重い・・・

普段登山しないような若者にも抜かれる始末だ・・・

しかも途中から小学生達の群れの中へ・・・

一ノ越までに抜かないと抜き難くくなるぞ、と気合いでごぼう抜き。

一ノ越山荘

 一ノ越山荘まで来ると、またしても小学生・・・

これは休憩無しで登るしかないぞ・・・

踏ん張るぞ!と登り始めた小学生の群れをまたしてもごぼう抜き。

立山は登り易いので、こういう現象になると聞いていたが、

まさか朝からとは・・・

一ノ越からは傾斜もきつくガレも激しいので落石に注意しながら登る。

途中何度かルートを見失うも面倒なので直登する私・・・

いかんなぁとは思うが登れちゃうから・・・

立山(雄山)2991.8mの山頂をバックに記念写真

 標準歩行時間2時間弱を休まず登った結果70分で山頂に着いた。

山頂には神社と社務所があり、社務所にて「登山安全守」の御札を戴いた。

ところで立山(雄山)の山頂には拝観料500円也の看板があり、惜しいが諦めた。

立山(雄山)からは東に黒部湖、北に剱岳、西に浄土山が望める。

まぁ、剱岳は少し小さいけどね。

立山(雄山)から望む剱岳

 おーあれが剱岳かぁ、明日には登るんやなぁ。

明日も天気が良かったらの話やけどね。

しかし、暑いなぁ・・・

3000m近くなのに暑いわぁ。

立山(雄山)から望む室堂

 3000m弱の峰ながら室堂が2420mなので気軽に登れる山やなぁ。

山頂に未練を残しつつも歩を進める。

さぁ、ここから縦走だ。

先ずは目と鼻の先の大汝山へ向かう。

大汝山・3015m

 立山連峰の最高峰である大汝山は岩ばかりの頂上だ。

登山者も少ないが、ここは外せないだろう。

剱岳を見ると雲が掛り始めていたので夕立が心配やなぁ。

立山連峰最高峰の展望を堪能した後は真砂岳へ向かう。

そして事件が起こる・・・

内蔵助カールにて雪上訓練をしている一行

 内蔵助カールの雪渓で滑落停止等の練習をしている人達がいた。

この人達のおかげで私達登山者は安心して登山が出来るというものだが

出来るだけお世話にはなりたくないよね。

真砂岳・2861m

 10:14分に真砂岳に到着。

ガレているが広い穏やかな山頂で、昼飯タイムをすることにした。

ザックを降ろしおにぎりを頬張る。

2個目のおにぎりを食べていると後ろが、ざわついていたので振り返ると・・・

熊だ!

しかも私に向かって一直線・・・めちゃくちゃ目が合った!

ただ、私に有利だったのは熊との距離20m程の間に男性2人が居た事だった。

同じ条件で襲われるなら彼らだろう。

2個めのおにぎりを口に容れレジャーシートとザックを持ち逃げる。

持ち逃げした事により熊の目標が私のザックから他に移ったみたいで

熊は方向転換し反対側の登山者へと向かった。

向こう側からは阿鼻叫喚が聞こえる・・・

申し訳ないが私は胸を撫で下ろしたよ。

別山からの剱岳

 襲われそうになった男性二人と、話しながら別山へと向かい、

登山者とすれ違う度に、熊が出たよと注意勧告していった。

それでも向かうしかない登山者って辛いよねぇ。

 別山は迂回も出来たのだが時間にも余裕があり登った。

登ると剱岳がドーンと目の前に現れた。

ここまで近づくと、「とうとう来たなぁ」って感じが湧いてくる。

気分も高揚してくるのが判る。

剣山荘

 12:28に宿泊する剣山荘に着いた。

手続きする時に「剱岳に登るのは何時ですか?」って聞かれた。

???明日ですやんって思って。「明日です。」と答えたが

ビールを飲んで地図を見てみると12時半からでも剱岳に登れた事に気が付いた。

で、今日登るか明日登るかを聞いて来たんか・・・なるほど。

あっでも・・・もうビール飲んだし・・・ね。

 山小屋で宿泊する事はあっても食事は自炊だったが今回は食事も頼んだ。

山小屋で情報を集めた結果、カニのタテバイで渋滞すると平気で2時間は遅れるとの事・・・

剣山荘からの往復は標準歩行時間で4時間半だが10時間も掛ったという話も・・・

ヨシ!明日は3時前に起きて3時過ぎに出発するぞ!

 夕食を済ませ山小屋前で夕焼けを楽しみ、

明日の登頂が無事成功する事を願いながら眠りについた。

 

※DATA 室堂8:00-8:40一ノ越-9:10立山(雄山)9:20-9:34大汝山-10:14

真砂岳10:20-11:00別山-11:30別山乗越11:35-12:28剣山荘


8月2日 上多古川・矢納谷 沢登り

2015年08月05日 20時45分57秒 | OUTDOOR

 梅雨が明けてから初めての沢登り、今日は泳ぎまくるぞ!

この矢納谷は今年2度目である。何故か・・・それはカメラをこの釜に落としてしまったからだ。

今回の沢登りはカメラ回収の任も兼ねている。

 台風の影響だろう落石で車が通れず、かなり離れた場所に駐車した・・・

入渓まで10分位が・・・

汗だくになってようやく入渓することが出来た。

 今回のメンバーも何時もの、かずちゃん、あゆ氏、しばっち、たけさんに加え

あゆ氏の旦那さんが初沢登りで参加した。

初心者向きの沢登りだから大丈夫だろうと思うがいざと言う時は釜で遊んでいてもらおう。

 滝壺でクールダウンしていきなり巻く、しかも前回のルートでは無くて少し戸惑った。

そしていよいよ沢の登りの開始だ。

 矢納谷は大きな滝は少ないが巨岩と巨岩が重なり合っている箇所が多く岩の隙間を縫っての遡行となる。

 台風か夕立の影響か・・・水位は前回とは比べものにならない増水だ。

修行中のあゆ氏は撥ね返されていたよ。

 岩と岩の間を歩むのでなんか楽しい。

でも待っていると寒い・・・

 なんか怖いぞ、しばっち!

 激しい水飛沫に果敢に立ち向かう、たけさん。

1級の沢ではあるが増水している分、0.5級位はグレード上がっているか。

 滝の裏側に入り滝を登るなんて面白い地形なんだろう。

 遊びながら進んでいるので時間は掛ったが2段40mの昇竜ノ滝に着いた。

増水している分だけ迫力か増してるね。

私とかずちゃん以外は滝のすぐ近くまで進む。

初めて見た人は間近で見たいんやな。

 皆が戻るまで、かずちゃんは泳いで私は蛙と戯れえる。

全然逃げない蛙ちゃん。

 昇竜ノ滝を巻いて平凡な沢を進むと現れた、カメラが眠る釜。

はたして見つかるのか?

 私も探そうとしたのだが・・・

水温が低くて入れず・・・

捜索は若い子に任せよう・・・

 身体も冷えて来たので、ついでに昼食にした。

美味そうにトマトにかぶりつく2人。

この後も少し探したが結局見つからず残念だ。

 この釜に注ぐ滝は水量が半端無くロープで確保したが全員余裕で登って来るな。

まぁ、私が確保無しで登れる時点でほとんど登れるはずやしね。

 岩タバコも咲き乱れていて可愛かったが、これが食べれるらしい。

 倒木が多くてつい渡ってしまうなぁ。

 今日のゴールは赤ナメクチキの滝まで来た。

 沢登りは無事に終了したが下山まで気が抜けんなぁ。

 下山も無事に終わったが何回かルートを間違えそうだった・・・

それでもみんなで協議して進み無事にすんだよ。

さようなら私のカメラ。