今日は雲の平へ移動するだけで山には登らない。
とはいえ、テントを良い場所に張りたいので、今日も早朝から歩き始める。
歩荷2日目・・・重い・・・肩が・・・腰が・・・脚は・・・あれ?絶好調。
2日間歩いているだけあって脚だけは動くなぁ。
日本最後の秘境と呼ばれる雲ノ平までは薬師沢小屋まで下ってドンと登れば雲ノ平へ行ける。
早朝の太郎平小屋を通過し木道を歩く・・・
木道の幅が狭くてストックを使い辛いよ。
その為か薬師沢小屋まで降りなのに疲れた・・・
薬師沢小屋が近づくにつれ雲ノ平への登りの傾斜が凄いのが判る。
まるで壁やなぁ。あの傾斜が2時間も続くんかぁ・・・
7:12に薬師沢小屋に到着。
ここで大休憩をとり鋭気を補う。
薬師沢小屋に流れる沢水は美味しいなぁ。
この吊り橋・・・幅が短いよぉ・・・
芸者歩きで進むが・・・
この山行の中で一番恐怖を感じたなぁ。
さて行くかぁ!を挫くように対岸から大学生の群れが・・・
とりあえず、待つ、待つ、待つ・・・
あっ切れ目が発生した隙を突き一気に渡ろうとしたが・・・
真ん中まで進むと揺れが半端無く・・・
生きた心地がしなかったよ。
無事に対岸まで渡ると今度は地獄の登り!
壁を攀じ登る感じの登りは歩荷にはきついぞ!
少し登れば休憩を繰り返し、雲ノ平川の木道端まで1時間40分で登り切った。
登りに強いんだ私・・・やっと気が付いたよ。
雲ノ平は何万年か前の火山の噴火で隆起したのでこんな山奥なのに草原みたいな感じになっている。
雲ノ平に乗ると四方を山に囲まれているので盆地みたいな感じにも見えるなぁ。
9:52雲ノ平山荘に到着。
早速、キャンプの受付をしに山荘へ。
すると、山荘の人から、現在山荘が水不足に陥っていてキャンプ場の沢水20Lを持って来るとなんと、500円のドリンク券がもらえるという。
すると350mlのビールが150円で呑めるんかいな。
うん、やるよ。
自分の荷物に空の水タンクを持ってキャンプ場へ向かう。
雷岩の分岐まで来るとキャンプ場が目に入る。
山荘とキャンプ場は徒歩20分程の距離がある。
このくらいならホースで水を汲みあげたらと思うが山ん中で150円でビールが飲めるのならば!
キャンプ場は広大な範囲がキャンプエリアになっているが意外にテントを張れる場所が少ない。
雨が続くと水たまりになりそうな場所かゴツゴツの岩が多い場所か・・・
それ以外のテントを張るのに良い場所は、ほんの僅かしかない。
テントを張るのに良い場所を探してうろうろした結果、奥まった場所にテントを張った。
テントを張り、水を山荘に持ち帰り、150円でビールを呑み・・・
時間ある時は水運ぼうかな?
今日のお昼はチキンライスの大盛りとビール!
山荘内の本を読みながら時間を過ごす。
酔いも少しはマシになったので少し散策しようと表に出た。
山荘から15分程で祖母岳の山頂に着く。
そこのベンチでZoo、Zoo、Zoo・・・
寝てもうた・・・
起きたら雲行きが更に悪くなっているぞ・・・
キャンプ場に戻ろうと下山中に3人の山ガールに祖母岳について聞かれる。
が雲っていて展望も無く雨が降りそうと言うとそそくさと山荘へ向かって歩を返した。
キャンプ場に戻るつもりだったが、もう少し持ちこたえてくれるかとスイス庭園に向かった。
スイス庭園に着くと水晶岳は見えなかったが、明日向かう高天原山荘が小さく見えた。
雲行きが更に悪くなりキャンプ場へ今度は向かう。
テントに戻って驚いた。
私が張った周りにテントがびっしりと・・・
張縄が向かいのテントの中に・・・
大体そこは通路じゃないの?
奥に張ってる人はトイレに行くのに30cm程の隙間を張縄を跨いで跨いで進む羽目になってる・・・
なんやねんこいつら・・・
張る場所が無いからと言うがゴツゴツした岩場のサイトがあちこちにあるや無いか!
ほんとにもう。
場所を移動しろよと言いたいが夕立が降って来たので・・・
はぁ、寝よ。
※DATA 薬師平キャンプ場4:56-5:06太郎平小屋5:11-7:10薬師沢小屋7:16-9:52雲ノ平山荘-10:20雲ノ平キャンプ場