KAMATA CYCLE

子供の時から自転車に乗り続けて現在でもMTBを中心に活動しています。

2017年6月26日 利尻山

2017年07月02日 09時06分23秒 | OUTDOOR

 今年の北海道ツアー第一弾は6月24日から29日にかけて北海道の利尻島・礼文島を巡るプランを企画した。

最近、くじゅう連山や北海道第二弾の飛行機の予約等で金銭的に厳しく暇はあってもお金を掛けないプランニングをした・・・

当初の予定は24日に関空を飛び立ち札幌発の稚内行きの夜行バスで25日の午前中に利尻島入りを目指したがバスの予約が取れず断念。

飛行機等は予約していたので24日は札幌市内のゲストハウス「やすべえ」に宿泊して翌朝一番のバスで稚内へ向かうことになった。

 「やすべえ」はゲストハウスと喫茶店を併用しているお店で昼間は喫茶店を生業としている。

私達がチェックインしたのが20時過ぎで喫茶店としては後30分程で閉店の時間に訪れた。

チェックインした後に近くの居酒屋へ行った。

先ずはサッポロビールで乾杯!

ん~9か月ぶりかなぁ~最高。

次に北海道の日本酒を頂き最後にお勧めの日本酒を飲む。

その間、店の主人と山登りの話をする、主人も昔は登っていたのでアルピニストがたまに来るよと言っていた。

が本日は私達二人のみだった。

 ほろ酔いで「やすべえ」に帰ると大阪から来ているという二人組のお姉さん達と

かずちゃんが意気投合しジムビームアップルなる飲み易いジンを頂いていた。

私も一口頂いたが・・・撃沈・・・先に寝ます。

 翌日、かずちゃんは酒の飲み過ぎが昨日より声が涸れていた。

「やすべえ」は喫茶店も経営している強みを生かし朝食にパンとコーヒーを頂けるらしいが私達は朝が早いので

パンだけ少し食べてバス乗り場に向かう事にした。

 バスに揺られて約6時間・・・お尻が痛くなってやっと稚内に到着しバスから降りてビックリ!

寒い!寒すぎるぞぉ!

かずちゃんは慌ててダウンジャケットを羽織り私はフリースベストを羽織りましたが・・・寒い。

マジでコンビニで耳あてを捜したわ。

 稚内からフェリーで利尻島へ入り「ゆ~に」とかいうキャンプ場にベースを設営した。

カラスに食べ物を盗られないようにと言われていたが早速煮卵を持って行かれた。

この夜は軽い食事をして寝床に着いたが翌朝から本格的なカラスの攻撃に合う事になる。

 翌日3時過ぎにすでに明るくなって来る・・・北緯が高いだけあるなぁ。

明るくなると、カラスがカァカァとうるさい!

4時半起床ってかずちゃんには言ったが絶対に寝坊しないな。

5時に歩き始めて先ずは登山口を目指す、

登山口までは舗装路なんだが歩き始めて30分程で右足の踝に違和感を感じ始めた、

私の爆弾として左膝と右足の踝と左肩とを所有しているが今日は踝がやってきました。

しかも歩き始めで・・・登れるか不安だったが登山口で靴ひもを締め直したので少しだけ楽になったような感じがする。

 歩き始めはなだらかな登りが続き快調に歩を進める。

先行した登山者を抜きまくる、かずちゃん。

それにしても晴れないなぁ・・・折角やから雲上からの景色みたいのになぁ。

展望台やら見晴らしが良いとか地図に書いているが一切関係ないガス・・・

見るのは高山植物とかずちゃんのみだなぁ。

 7合目を過ぎたあたりから傾斜はきつくなったように思う。

思うのは私はあの傾斜は普通だと思っているからだろうな。

ただ地図には急登と書いているのできついのだろう。

 8:08に避難小屋に着く。

予定よりだいぶ早いのは良い事だが踝の痛みが酷くなってるような気が・・・

雲海を抜けると遠くに北海道本土が微かに見えた。

天気が微妙だったのは雲海の中にいたからなんだ。

山頂は晴れているのかな?と思い上を見たが・・・はやり見えない。

 霧雨が無くなっただけでもマシと思おう。

結局山頂まで霧が晴れる事も無く・・・

展望を望めない山頂に着いてしまった。

せめて本来の最高峰の山頂へ行こうとしたがロープが張っていて行けず・・・

ならばと霧が晴れるまで待とうかと思ったが寒い・・・

なんじゃこの寒さは・・・

 あかん我慢出来ない・・・

もうダメ降りよう百名山41座目は視界無く寒くてブルブルの山頂だった。

下山を始めたが踝の痛みが激しさを増してきたぞ。

とりあえず靴ひもを締め直してみたがダメ痛い・・・

 今度はベロの部分で締めず踝が動くようにしてみた。

ん?これなら下山出来そうだ。

足首を動かさず小幅の歩幅でチョコチョコと降ろしていけば何とか下山出来そうだ。

明日からどうしようかな?

この症状が出たら明日はハイカットの登山靴は無理やろ・・・

ローカットの靴を買うかクロックスで我慢して歩くか・・・

 そんなに高低差があるわけで無しクロックスでも十分だろう。

でも今日は我慢して下山しよう。

にしても、かずちゃん全然ペース落とさないなぁ・・・

お蔭様で下山も予定の15時半から大幅に早く2時間も早く下山したよ。

 まさかの下山時間だったのでこれからの予定が無い。

とりあえずキャンプ場に戻り温泉に入ろう。

温泉施設で21時まで粘るって方法もあるな。

疲れた身体でキャンプ場に着いたら、なんか違和感を感じる?

なんだろう?

あれ?あれ?泥棒?

いや違うカラスか!

 ツェルトはチャックが紐で縛られている?

これは人間だろうな。

と思っていると管理人さんがやってきてカラスが荒らしてましたよ。と・・・

ある程度は片付けたと・・・

よく見ると食材の袋の残骸が・・・

ハッとして確認するとドライフードの御飯やシチューやスープ・・・全て無くなっていた。

唯一、カレーめしだけが生き残っていた。

ツェルトのジッバーは地面に固定しているのでくちばしで開ける事も出来るだろうが

がだ、ドライフードは小さいポシェットに入っていたはずでこのジッバーをどうやって開けたのだろうか・・・

 盗られたのは仕方がない・・・

とりあえず温泉に入って汗を流そう。

温泉に入ってもまだまだ日が沈むのには時間があるので町に出てみる事にした。

そして町を目指して歩いていると日が射して来た・・・

なんだろうな・・・山頂で晴れてくれたら良かったのになぁ。

ブラブラ散策して今日の晩飯を海鮮BBQにすることにした。

スーパーに行くも巻貝もホタテも多くてもう少し小分けしてくれたら買うのに

だったが、かずちゃんの交渉術のおかげで小分けにしてもらいホッケとジンギスカンを買いキャンプ場に戻った。

 キャンプ場に戻り炭と着火剤を買うとグリルを使いますか?と聞かれた。

小さいグリルを持ってきてはいたがここは借りる事にした。

ただ、申込用紙に書いてくださいと言われたので有料か?と思ってしまったが

キャンプ場利用者は無料とのこと、ただし利用時間は2時間とのこと。

4時半頃から炭を起こし5時にBBQ始めて7時に終了出来るようにして終わったら管理人室に言いに来てくれと・・・

面倒だと思ったが網も貸してくれるのはありがたかった。

そして海鮮BBQが始まり宴会も進んだその時、利尻山が雲の切れ間に姿を現した。

うぉおおお!姿を観ずに去るのかと思っていただけにこのサプライズは嬉しい。

そして7時に管理人に終わったと言うと管理人さん二人ががりで炭の処分とグリルの掃除として頂いた。

カラスで文句言って御免なさい。

 

※DATA ゆ~にキャンプ場5:01-5:38登山口5:43-8:08避難小屋8:15-9:28山頂9:40-10:30避難小屋10:35-12:47登山口-13:15キャンプ場