KAMATA CYCLE

子供の時から自転車に乗り続けて現在でもMTBを中心に活動しています。

熊野古道・紀伊路編 湯浅~岩内

2010年09月06日 21時14分09秒 | OUTDOOR
 まったく9月やっちゅうのになんつー暑さなんや!湯浅駅を降りた時にそうおもた。


 へぇー紀伊国屋文左衛門は湯浅出身やったんや。
市街地を歩く時は熊野古道の道標が頼りだ。しかし分岐に必ず在るとは限らない。
新広橋手前を曲がってすぐの分かれ道も道標が無かった。不安をいだき進むと30分たった頃に道標が在って一安心。
そんな事を繰り返し鹿ケ瀬峠の山道に入った。
右手に国道42号線を見上げながら徐々に高度を上げて行くと真新しい小さな橋が現れた。
ここでおかしいなぁ。と思ったが認めたくない・・・
少し進んだら道は行き止まり・・・後は獣道が二本・・・
何処で間違えたのかは何となく判っている。あのゲートのあった道だろうと思い地図を見るとちゃんと記載してるやん。
峠までの道のりは石畳の急登で峠に近付くに連れ更に角度を増した。
先程は見上げていた国道を今は遥か下方に見下ろしている。
物凄い汗が吹き出し身体が水分の補給を欲しがってるのでアクエリアスを飲んだが全然効かない。残りはアクエリアス半分とお茶半分、合わせて500ml位だ。
やばいなぁ、次の自販機はどこなんやろ?
喉が渇いたと思って飲むのは実はもう遅くてその前に飲んで行くのが脱水症状を防ぐ方法だが峠にすらついていないのにどうすんの?


 汗まみれになりながら峠に到着した。
気温は35度を越えており、あまりの辛さに階段に座ったまま30分が過ぎた・・・
これを打破したのは反対側から登って来た初老の女性だった。
その女性は来た道を引き返していったが、その女性がきっかけとなって動き出す事が出来た。
残りのアクエリアスを全部飲んだが脱水症状の初期症状は収まる気配無し。


 下りとはいえ早く水分を摂らないと危険にかわりない。しかし、意外と早く金魚茶屋跡を少し下ったところで自販機を発見しアクエリアス500ml缶を一気に飲むことが出来た。
里に降りたし、もう自販機に困らないだろうと思って追加の飲み物を買わずに出発した。
原谷の集落でも二カ所に自販機はあった。身体はまだ水分を欲しがってるが胃には先程のアクエリアスが残っていたので買わずに歩く。
しばらく歩くとまた、脱水症状が現れた。
しかし、自販機は無く夏空のもとアスファルトの照り返しに耐えながらの行進が続く。
内ノ畑王子跡を過ぎて残りのお茶を全部飲む。最悪でもニキロ歩けば駅がある確実に補給が出来ると読んでの行動だが辛い。


 内原王子神社はそんな状態の時に訪れた。
明治の神仏合祀で熊野古道の王子は殆どが合祀されたが新たに分祀されたりして社が復活している王子もある。
どうせなら他の王子跡も復活してほしいもんだ。
神社を後に少し歩くと待望の自販機を発見!しかもコカコーラ、キリン、サントリー、大塚製薬と豪勢だ。悩んだあげくポカリスエットを飲む。
流石に御坊も近いから今度こそ大丈夫だろうと歩き出した。
しかし二度あることはなんとやら・・・
善童子王子跡を過ぎて次の目印の富安橋を探すと橋の近くに自販機を見つけ一安心する。
でが橋まで来ると自販機が無い?辺りを捜すがやはり・・・意気消沈しながら進み愛徳山王子跡を過ぎて、やっと自販機があった。
補給はしたが少し遅かったのか意識が朦朧とするなか歩く。朦朧としていたので海士王子跡には気が付かずスルーしてしまった。


 線路を渡り御坊市街を歩き途中のスーパーでアミノサプリと水とビールを買って重くなったザックを背負い日高川を渡り岩内王子跡を今日の最後にして予約したホテルに向かった。
チェックインを済ませ部屋のユニットバスに水を張ってクールダウンしながらビールを飲んだ。
最高に美味しいビールだ。
その後は大浴場で風呂に入って疲れを癒し体重計に乗ってビックリ58Kgと昨日と2Kg以上軽いも。夕御飯前を考慮しても1500ml位は少ないと思う。
水分を摂るためジュースや水を飲みまくった、その為ビールは二本で我慢我慢。

今日は41377歩の24km歩いた。