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KAMATA CYCLE

子供の時から自転車に乗り続けて現在でもMTBを中心に活動しています。

2017年10月11日 羅臼岳

2017年10月22日 08時45分50秒 | OUTDOOR

 昨日の強風はどこへやら、今日は朝から快晴で山頂からの景色が楽しみだ。

岩尾別温泉の駐車場へ着くと登山者の車がすでに何台も停まっていた。

民宿で貰った握飯とゆで卵を忘れずにザックに入れて出発。

 登山口にいきなりあったヒグマの糞

 ホテル前の駐車場から歩き始めて直ぐホテルの横にヒグマの糞がデン!

いやぁ流石だなぁ知床、ヒグマの生息数が多いだけあるわぁ。

木下小屋のヒグマ目撃情報を見ると、登山口周辺と羅臼平の目撃情報が

ここ最近では頻繁に目撃されているみたいだ。

気を付けよう・・・

 気持ち良いトレール

 去年の羅臼岳は濃霧で展望も無かったのでトレールの感じが良く判らなかったが

歩き易くて気持ちの良い登山道である。

これでヒグマと出会わなければ最高なんだが・・・

 羅臼平からの羅臼岳

 登山口から歩く事4時間弱で羅臼平に到着。

ここから羅臼岳はこんな感じで見えたんだなぁ、去年は真っ白で山頂には登らず硫黄山へ向かったからなぁ。

羅臼平に到着すると羅臼側の景色が見えるようになる。

薄らと遠くに国後島が見える。

 硫黄山方面

 知床連山を挟んでオホーツク側と根室海峡側では気候帯が違う。

山頂付近から見てもウトロ側は晴れているのに対し羅臼側は厚い雲に覆われている。

紅葉も北風の影響を受けるウトロ側の紅葉はずいぶん下の方まで下がっていたが

羅臼側は羅臼平から少し下がった辺りが見頃となっていた。

 羅臼湖方面

 羅臼平から山頂を目指していると、羅臼側からの雲が上がって来た。

またもや山頂からの景色が奪われるのか?

山頂手前の岩場を頑張って登り、雲に覆われる前に登頂出来たのは幸いだったなぁ。

 羅臼岳山頂(1661m)

 山頂からは国後島はもはや見えず、羅臼方面の景色は見えなくなっていた。

しかし、ウトロ側は知床五胡も羅臼湖もウトロの町も見える。

やっぱ山頂から展望があるのと無いのとでは印象が違うもんなぁ。

 羅臼岳山頂

 今日は山頂にはたくさんの人たちが居て、いろんな話をして盛り上がった。

そうこうしているとウトロ側からも薄い雲が流れてきて山頂からの景色を奪われた。

下山中に登りで抜いて来た人達とすれ違ったので、

今はガスっているけど粘って山頂に居たら景色は見れますよ。って諦めないようにと声を掛けた。

 紅葉

 羅臼平まで下山すると山頂が見えたので多分あの人達も山頂からの景色を見れたと思う。

羅臼平で民宿でもらった朝食を食べたのだが・・・

でっかいお握りの真ん中に梅が少しだけの握飯は塩気も無くて残念だった・・・

ゆで卵はヒグマが来なくて良かったなぁと思う位臭いが気になった。

臭いのきつい食べ物は次回から避けよう、精神的に疲れるわぁ。

 歩き易い登山道

 登り易い登山道は当然降り易い登山道でもあるのだが、

こういう登山道のコースタイムは初心者も歩き易いので斜里岳みたいな大幅な短縮とはならず

一時間程早く下山することになった。

 登山口の紅葉

 下山して、ウトロで昼食を食べに向かっていると道路脇に多数の車が駐車しているのが気になり私達も

駐車して何事かと見に行ってみた。

川の河口付近でヒグマがサケを捕えていると説明されたが余りの遠さに良く判らなかった。

よくよく話を聞いて凝視してようやく、あれがヒグマ?って認識できた位で動かないヒグマを確認するのは大変だった。

微動だにしないヒグマが突然動きだし上手にサケを捕まえて岸に向かって走り出したら流石に周りの人達も歓声があがっていた。

動き出したヒグマは遠くからでも身体の大きさが判るのに動かないと全く分からない。

自然界って良く出来てるなぁ。

 サケの遡上

 ウトロで昼食を食べて明日の雌阿寒岳登山の為に阿寒湖を目指していると、今度は橋のたもとに多数の車が駐車しているのが

気になりまたもや駐車して見に行った。

今回はサケの遡上に出くわした。

80cmはあろうサケが遡上している姿は迫力であった。

川は釣りを禁止しているので釣りをしている人は居なかったが海の注ぎ口では大勢の人がサケを狙い釣りをしていた。

なるほど川は禁止でも海ならOKなんだ。

今日は羅臼岳からの展望も見れたしヒグマも見れたしサケの遡上も見れたし充実した一日でした。

 

 

 


2017年10月10日 斜里岳

2017年10月21日 17時06分09秒 | OUTDOOR

 今年4回目の北海道遠征で流石に今年はもう来ないだろう。

今回は道東の斜里岳、羅臼岳、雌阿寒岳の三座を、こっしーと登りに来た。

天気はベストでは無いようだが3日間登れるみたいで良かった。

 清岳荘の登山口

 前日は斜里駅近くのビジネスホテルに宿泊して清岳荘の登山口に向かった。

駐車場に着くと先客が3台あった。

その内1台の人は早々に引き揚げるみたいだ。

1台は登る準備をしていて、最後の1台は動きが無いのでもう登っているのかな?

 私達も登る準備をするのだが風が強くて色んな物が飛ばされる始末。

入山届を見ると先行しているのは2人組のみとなっている。

 千春風に撮影

 林道を歩いているとフキの類かな?大きな葉の植物が自生していた。

これは、道の駅に展示していた松山千春が手にしていた植物では?

そして同じように写真を撮ってみた。

 いよいよ山道へ

 ここからいよいよ山道へと入る。

先ずは沢沿いの緩やかな傾斜を登るが段々と沢登りっぽくなって行った。

北海道の山に今まで何本も登ってきたが北海道らしくない登山道だったなぁ。

どちらかというと大峰山系の簡単な沢登りをしているように感じた。

 旧道コースはもはや沢登りだ

 下二俣の手前で二人組が下山してきた。

30分先行しただけなのにどうしたんだろう?

と不思議に思ったら風が強いから引返してきたらしいが

沢沿いを歩いていて風が強いって・・・どうして判ったの?

 暴風のコル

 下二俣から上二俣は傾斜もきつくなり新道を作った訳が判る。

新道が出来るまではこの道を下山していたのかと思うと頭が下がる。

 下二俣から上二俣までの所有時間は地図では1:50となっていたが、

沢登りをしている私達は1時間で登り切ることが出来た。

 暴風の斜里岳山頂

 上二俣からは枯れ沢を登りいよいよ稜線に出ると言う時に下からの暴風が凄かった。

先に進むか悩んだがハイマツ帯があるので耐えれるだろうから行く事にした。

 山頂までの30分は地獄のような寒さに耐えながら進み暴風の山頂を踏むことが出来た。

が、しかし風があまりにも強くて身体をもっていかれそうだ。

カメラも置いたら転倒しそうでさっさっと写真を撮って下山を始めた。

今までの山頂最短滞在時間を更新したなぁ。

 斜里岳から斜里町へ向かう途中の花畑

 下山を開始しても登ってくる人とすれ違わない。

この風ではみんな登らないのかな?

下山は新道で下山したがこの道が意外に悪い。

この新道で一人の男性とすれ違っただけだったが下山届を書く時に見てみると

私達の他に10組位は入山しているみたいだった。

1人を除きみんな登りは旧道を使ったようだ。

でも天候が更に悪化しているので山頂に行けるのは少ないだろうなぁ。

 下山後、斜里町でラーメンを食べて北方領土の国後島を見る為に太平洋側へ

車を走らせて羅臼経由でウトロの民宿へ入った。

 

 


2017年9月11日 焼岳

2017年09月16日 16時09分18秒 | OUTDOOR

 朝、目覚めて空を確認すると曇天だった・・・

うーむ天候が崩れるのが早まったか・・・それともただのガスか・・・

美味しい朝食を食べ終えて新中の湯ルートの登山口へ向かう。

登山口は旧国道沿いにある落葉樹林が素晴らしい。

紅葉したら綺麗なんだろうな。

 ナナカマド

 登山口に着くと既に10台位の車が駐車していた。

登山の準備をして歩き出そうとしたら、もう下山してくる人が居た。

早いな何時に出たのかな?

 焼岳火口のカルデラ湖

 登山道は最初樹林帯の急な登りで山頂部が仰げる広場まで続く。

でも今日は残念ながら山頂を見ることは出来なかった。

下芝さんも今日は標高1700m辺りからの登山なので体調は良いようだ。

アルプスデビューが早すぎた?と心配していたので一安心だ。

 噴煙を上げている火口付近

 ここから登山道は高山帯の登山道らしくなる。

これまでと違い歩き易い道となり下芝さんも地図のタイムで歩けていた。

下山してくる人の数が増してきたのでもう山頂まで来ていると思うのだが

ガスが濃くて火口の淵が全く分からない・・・

GPSで確認しても直ぐそこに淵があるようになっているが見えない。

 焼岳山頂

  ガスっている中、ようやく火口の淵に到着する。

南峰は現在立ち入り禁止になっているがその理由が火山性ガスの為か崩落したのか定かでは無い。

南峰を見るとクライマーなら登れそうだったが登ったらアカンのかなぁ。

 そしてモクモクと煙が出ている近くに登山者が居たので私達も近づいてみた。

立山では火山性ガスが発生していて立ち入り禁止になっているのに焼岳は大丈夫なんだろうか?

 焼岳山頂

 さて北峰山頂にはどうやったら行けるのかな?

ガスっていて目印を見つけにくいがたまに薄れるので何とか山頂までのルートを見つけた。

山頂までは岩稜地帯で余り慣れていない下芝さんをサポートしながら登り

また、煙が出ているところがあったので手を持ってゆくと熱かった。

卵があれば温泉卵が出来そうだなぁ。

 山頂も当然のようにガスっていて何も見えない・・・残念。

そして霧雨が少し強くなり風も出て来た。

寒いのでそそくさと下山したが20分も歩いて振り返ると山頂のガスが切れていた・・・

もう少し待てば良かったかなぁ。

でも3分程でまたガスに包まれたけど・・・

 下山中にガスが切れた

 下山は広場までは早く感じてそこから長く感じたな。

実際に地図ではコースタイム5時間で往復だが私達は6時間半を要した。

短いコースで良かったよ。

 下山したら旅館でもらった日帰り温泉の「ひらゆの森」の無料入浴券を使い温泉で癒してから帰阪の途についた。

 


2017年9月10日 乗鞍岳

2017年09月16日 15時44分43秒 | OUTDOOR

 先週に続き今週も北アルプスへ向かう。

今回は北アルプスと言っても南側の乗鞍岳と焼岳の2座を登る予定だ。

早朝大阪を出発し、朴の木平駐車場を9:25発の登山バスに乗って乗鞍畳平へ向かう。

天気は快晴とはいかないが晴れと言っても良いだろう。

バス車内で右手に笠ケ岳や穂高連峰が見えるらしいが高峰はみんな雲の中に入っている。

 乗鞍岳肩ノ小屋手前から穂高方面

 バスで標高2700mまで一気に上がると高山病の危険がある。

今回も少し体調が悪くなるが問題ないレベルだったので歩き始めるが、やはりスピードが上がらない。

肩ノ小屋までは未舗装の車道だから歩くのは困難では無いはずだが・・・

そういえば木曽駒ヶ岳の時もロープウェイで一気に上がったので上の駅で1時間は動けなかったのを思い出すな。

 肩ノ小屋から朝日岳へ向かう途中

 肩ノ小屋からはガレた登山道で歩き難いが、それにしても遅い下芝さん。

少し登っては待ちを繰り返していると、はやり体調が悪いみたいだ。

症状を聞くと多分高山病だろうとは思うので座って休憩し良くなるのを待つ。

初のアルプスで初の2000m越えの登山、私も2500mを超えると体調によっては高山病になるからなぁ。

 乗鞍岳山頂から登って来た登山道を振り返る

 少し長めに休憩したのが良かったのか、少し無理してるのか判らないが、少し歩いてみた。

先程よりもゆっくりとしたペースで歩いたので順調に高度を上げて行った。

坂の上は蚕玉岳で山頂では無いみたいだ。

その蚕玉岳に着くと権現池を見る事が出来た。

そして山頂の剣ヶ峰も確認出来た。

 権現池

 後少しだったが、ここで少し休憩し頂上小屋で小屋内に入り売店の商品を見ていた。

私は何も買わなかったが下芝さんは、てぬぐいを買った。

そしたら登頂証明書を貰っていたので何か買いそうになったよ。

 小屋から山頂までは目と鼻の先であっという間に山頂に到着。

乗鞍本宮奥宮で登山の安全を祈願してから山頂で写真を撮る為に列に並ぶ・・・

簡単に登れるから登山者の数も凄いわ。

 乗鞍岳山頂(3025m)

 山頂から少し降って昼飯を食べる。

今夜の宿は食事が豪勢で昼飯は食べないか軽く食べてきてください。とのことだったので御握り2個が今日の昼飯だ。

相変わらず穂高方面のガスは晴れないなぁ、残念だ。

 富士見岳周辺のコマクサ群生

 肩ノ小屋までは滑り易いので慎重に降るというか登山者の数が多すぎてゆっくりとしか下山出来ないんだけど・・・

ガレているので周りで滑って転倒している人が沢山いたが同じ人が3回も転倒していた。

その人の降り方を見ていると浮いた石を平気で踏んでいるので原因が分かった。

肩ノ小屋まで無事に下山してきた、これで今日は終わったも同然だと思っていた。

 富士見岳山頂から見た乗鞍岳

 バス停に向かって歩いていると富士見岳に登っている人が居たので登って見る事にした。

登り始めて直ぐにコマクサ群生に入り枯れたコマクサがあちこちにあった。

その中で比較的に元気なコマクサを見つけて写真に撮った。

 山頂に向かう途中でまたしても下芝さんの体調が悪くなった。

酸素不足かなぁ。

もう慣れても良さそうだが・・・

 富士見岳から見た乗鞍畳平

  富士見岳山頂で休憩をした後は乗鞍畳平へ下山しお土産を物色してバスに乗り込んだ。

今夜は平湯の「お宿栄太郎」に宿泊する、宿に着き早速温泉に入り疲れを癒す。

下芝さんも標高が下がって体調も戻ったようで良かった。

そして夕食・・・凄い量だ!

食べれるか不安だったが、下芝さんの分まで少し戴いてしまった。

夕食後はもう一つの湯舟に入り明日に備えて布団に入った。


2017年9月4日 立山(雄山)登山

2017年09月15日 20時19分51秒 | OUTDOOR

 三連休の三日目は室堂を散策して帰るつもりだったが、立山へ登る事になった。

こっしーは初めての室堂周辺だったので百名山の立山にも登ろうということになったのだが

私もカズちゃんも立山はコンプリートしていたのでカズちゃんは室堂で待つつもりだったらしいのだが

私達がテント場で片付けた後も待っていたら急いで片付けて一緒に立山へ登ることになった。

 無風のミクリガ池、立山三山(雄山、大汝山、富士ノ折立)が見事に逆さに!

 例のごとく室堂のバスターミナルに荷物を置いて軽装で雄山に向かう。

一ノ越までは退屈な山登りかと思っていた。

ホシガラスが下を向いて歩いていた私の目の前を飛んで行ったのが始まりと言えば始まりだった。

目と鼻の先をホシガラスが飛んで行ったとこっしーに言っていたのが良かったらしい。

 幻かと思ったオコジョ1

 こっしーが「鳥がまた居るわ!」って見つけたのが幸運であった。

「あっ鳥ちゃうわ!なんやアレ?オコジョ!?」

幻の動物かと思っていたオコジョが目の前に!

しかも私達の2~3mを行ったり来たりしながら、たまに石の上でドヤ顔でポーズも決めるにくいねオコジョ!

3分位は行ったり来たりしていただろうか・・・オコジョは突然今までと違う動きをして谷を下って行った。

 まさか見れるとはオコジョ2

 興奮冷め無い私達はただただ茫然とオコジョが消えて行った方向を眺めるのみだった。

本当に居るんだねぇ。可愛かったなぁ。見れたことに感謝するよ。

カズちゃん雄山に付いてきたからオコジョが見れたんだからね。

 2日に登った龍王岳東尾根

 一ノ越からは急な登りになるが荷物が無い私達にはなんてことも無く、あっさり登って行く。

他の登山者をごぼう抜きするのだが、頭の先から足の先まで新品の登山者が結構いたのでびっくりした。

簡単に登れるとはいえ雄山は3003mの高山なんだが・・・

 雄山神社から槍ヶ岳、穂高連峰方面

 山頂に着くと先ずは、登山御守りを買いに社務所を訪れる。

横の御守りが500円だったので1000円納めるが、巫女から「あの2000円納めてください・・・」

あら一個1000円だったのね・・・

 槍ヶ岳と穂高連峰を最大望遠でパチリ

 そして今回は500円を払い山頂へ登った。

山頂には3003mの石碑とバックに剱岳が入るという豪華な組み合わせだった。

そして神主による祝詞とお祓いを受けて私は再び生まれ変わったのだぁ。

 富士山を最大望遠でパチリ

  立山登山の後は、日本で一番高所にある温泉のミクリガ温泉へ入りに行き時間も時間だったので

昼食もそこで済ますことにした。

 昨日登った剱岳が綺麗に見えたのでパチリ

  無事に室堂まで戻って来たら称名の滝を見に行こうということになり車で向かうが

駐車場から約1.8km位でしたが一度休ませた脚は微妙な速度しかだせず歩くのを嫌がってしまった。

だが称名の滝を間近で見ることが出来て良かったと今は思える。