万華鏡の楽しみ ガラス色の幸せ

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辻輝子さん万華鏡展:陶の花

2007-04-12 22:34:50 | 万華鏡ブログ
東京、青山の酉福(ゆうふく)ギャラリーで開催中の辻輝子さんの個展に伺いました。今日は辻さんご自身がお見えになるということで、たくさんのお客様が訪れ、その素晴らしい作品を堪能していました。
この作品は「がまずみ(黄)」という万華鏡です。 黄色の葉と赤い実が陶の筒いっぱいに描かれた、小さいけれど存在感のある作品です。
自然の一瞬を見事に切り取って陶の上に表現なさるの辻さんの作品は、草木や花、虫や魚まで、その生き様を愛情を持って写しとっていると感じます。手に収まる丸みを帯びた作品は、そのせいか、持ったときに暖かさを感じるのです。絵付けの作品は、ひとつの筒を創るのに、4回も窯で焼くことがあるそうで、その結果、満足できるものだけが作品になります。今回の個展では、新たに制作なさった作品を含め、今までに製作なさってきた30点ほどの「陶の華」が並んでいます。いずれも心惹かれる素晴らしい作品です。お孫さんの辻美里さんがミラーを組み、オブジェクトを作られて表現なさる映像世界は繊細で、優しく、彩陶のテーマをガラスと鏡でさらに深めます。山見浩司さん、依田満・百合子さんご夫妻、溝口好晴さんが映像を担当した作品も、それぞれその個性を発揮なさって見ごたえがありました。
酉福ギャラリーさんのウェブサイト に作品が紹介されていますので、ぜひご覧下さい。この万華鏡展は、4月12日から21日まで開催中です。(日・月は休廊。11時から18時まで。最終日のみ16時までです。)
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