万華鏡の楽しみ ガラス色の幸せ

万華鏡の魅力、ガラス色の幸せを伝えたいと思います

BKS万華鏡200年記念展から #1

2016-05-11 13:39:59 | 万華鏡ブログ

1816年にデヴィッド・ブリュースター卿が万華鏡を発明してから200年となる今年、メリーランド州ロックビルにあるマンション・アット・ストラスモアで「BKS万華鏡200年記念展」が開催されています。6月5日まで。

この建物は大きなお屋敷風の建物で、ミュージアムとしてアート作品の展示などで使われています。 コージー・ベーカーさんが主催者となった1986年の世界初の万華鏡展から何度か万華鏡展が開催されてきた場所です。

今回は広く公募された作品のうちから、入選したものが展示されています。
ランダムに紹介していきます。

キテルソン夫妻の大型作品 ”Generations"  
世代を超えて楽しむ作品という意味が込められています。3種類のミラーシステムで花を見て楽しみます。

コージーベーカーさんの本とチャールズ・ソルグさんのユニークなデザインの作品はガラスケースの中に展示されていました。

ジュディス・ポールさん・トム・ダーデンさんご夫妻の“Seasons in America”
四季を表現する手作りのキルトをまいた筒です。 今年制作された、25個の限定版の最後の作品です。

それぞれ異なるミラーシステム、秋以外はオイルセルという構成です。セルの取り外し・交換も可能なので、16通りの組み合わせができます。 この映像は春かな。

マーク・ティクルさんの“Laura” 
この記念万華鏡展のために制作した新作です。審査員賞の受賞作品のひとつ。

大きな開口部から覗いたときに底面に広がる曼荼羅模様は水彩で描かれ映し出されたもの、金色が施されています。浮いたように見える曼荼羅模様は液体入りオブジェクトセルから生まれる動く映像表現です。動き変化するアートと動かないアートの組み合わせが万華鏡の醍醐味です。 そしてとてもきれいですね。

この曼荼羅アートを手描きで絵にした作品。 これもティクルさんの作品です。

キテルソン夫妻の“A Garden in Spring” (春の庭)です。

たくさんのガラスの花を白いガラスに重ねてフュージングして筒に仕上げてあります。落ち着いた雰囲気の木のスタンドが大きな筒を支えていて、飾るときは筒を垂直方向にします。映像も花園みたいです。 替えのオブジェクトセルがついていて楽しみも2倍、いえそれ以上に!

大きなお屋敷の部屋をめぐる感じで、展示を楽しみます。

ロドニー・ホーグさんの“Solus”(手前) と “SK VIII”(奥) という作品。大きめの作品を手掛ける作家で、作品を拝見するのは初めてでした。

中里保子さんの“Wind Way"(手前) ガラスと金属の組み合わせが斬新でスタイリッシュな万華鏡です。

奥に見えるのはジュディス・ポールさん・トム・ダーデンさん夫妻の”Crystal Vine"、右横はカラディモスさんの小型作品Kpod Paperweight Series の一点。

Wind Way の映像です。 テイパードミラーシステムで深い奥行きのある映像世界です。中里さんのテイパードシステムに添えられるガラスの花、見えますか?

こちらはチャールズ・カラディモスさんの“Radiance“ 放射するエネルギーを表現しているようです。

映像は相変わらず完璧なシンメトリー・・・

いかがでしたか? 写真だけですが、ご一緒に展覧会を楽しんでいただければと思います。そして、まだまだ続きます。

 

 

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