万華鏡の楽しみ ガラス色の幸せ

万華鏡の魅力、ガラス色の幸せを伝えたいと思います

カレイドスコープ ファウンテン

2010-05-12 20:46:19 | 万華鏡ブログ

デヴィッド・スーギッチさんの万華鏡"Kaleidoscope Fountain"です。ステンドガラスにワンドを組み合わせ、いろいろなミラーシステムの作品を創りつづけている作家さんです。
工房名はUltimate Reflections (究極の反射映像とでも訳せるでしょうか?)といいます。 常に新しい映像を求めながらも、1992年からこのスタイルでずっと製作を続けて来ました。 
ワンドというのは、この万華鏡の先端に付いているビーズやスパンコール入りの棒のことです。 外のガラスに合わせて、いろいろな色があります。 このワンドはゴムのリングで取り外しができるので、異なった色を取り揃えれば、いろいろな映像が楽しめるわけです。


今回ご紹介するのは、ちょっと変わったミラーシステムの作品です。 なんと2ミラーシステムの繋ぎ目にワンドを組み込んでいるのです。 覗き口のすぐの所から、ボディーいっぱいに埋め込まれているワンドもオブジェクトのワンドと同じ赤い粒が流れるもの。 ミラーを通してみると中心に柱が立っているようです。 覗きながら先端部を上げたり下げたり、ボディーを上げたり下げたりとすると、映り込んだ柱の先から模様が流れます。だからファウンテン(噴水)なんですね。 覗き口近くは映像がぼやけるのもデザインのうち。 先端部の流れる映像がこの万華鏡の見どころです。 


音楽が好きで万華鏡の集まりにもギターを持って現れる作家さんです。コージー・ベーカーさんに彼が捧げたKaleidoscope Reflections という歌は、ブリュースター・カレイドスコープソサエティーのテーマソングです。今年6月に予定されている3年ぶりのコンベンションでもまたその歌声を聴くことができるかなと楽しみにしています。

 

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