「トリオ」とは、音楽でいえば三重奏。「3つがそろった」という意味にも使われますね。3つの覗き口のあるこの万華鏡は、まさにこの両方の意味を形にした作品です。マイケル・コリアさんの最新作ですが、父のデヴィッド・コリアさんの時代に考案されたものが新バージョンとして発表されました。筒の生地は一新し、オブジェクトは、マイケルさんの選んだポリマークレイや貝、ビーズやガラスからなっています。
3つの新しいミラーの組み合わせは、2ミラー、3ミラー、そして渦巻き模様の見えるサークルミラーです。その中で新しいのは、彼がVortex(渦巻き)と呼ぶミラーシステムから生まれるこの映像です。
このミラーシステムの先にあるカラフルなオブジェクトの色を混ぜ合わせるように映しこんでいます。筒全体を回すとオブジェクトが動き、様々な色が混ざり合います。とてもくっきりと迫力のある映像です。
次に2ミラーシステムを覗くと、オーソドックスな6ポイントの映像。オブジェクトの一つ一つが今度ははっきりと見えますね。
そしてもう一つの覗き口からはずっと模様の広がる3ミラーの映像。繰り返しを楽しみます。
万華鏡3個分の大きなオブジェクトセルには多彩・多様なオブジェクト。それぞれ異なった万華鏡を覗いているようです。
三重奏を楽しむ万華鏡・・・復活して嬉しいです。