万華鏡の楽しみ ガラス色の幸せ

万華鏡の魅力、ガラス色の幸せを伝えたいと思います

風を楽しむドライチェンバー

2010-04-15 20:53:33 | 万華鏡ブログ
昨日に続き、トーマス&キャロル・パレッティー夫妻の作品で「Feather & Leatherフェザー&レザー」です。とっても有名なので知っている方も多いことと思いますが、あらためてご紹介したいと思います。
1994年から制作されている万華鏡ですが、今でも覗く人たちに驚きと感動を与え続けていると思います。 ザ・ブリュースター・カレイドスコープソサエティーからは1997年、その斬新なアイディアと創造性が評価され、名誉ある賞を受けました。
この万華鏡の最大の特徴は、香水のアトマイザーを使っていることです。アトマイザーのふくらみを押しながら、オブジェクトチェンバーに風を送ります。よく見ると側面に小さな穴が開いていて空気の流れる道を作っています。

中に入っているのはカラフルな鳥の羽です。アトマイザーによって送り込まれた風が羽を舞わせます。

透け感のある羽が重なって色が混ざったり、先端のふわふわが映像を面白くしたりしながら、ひと押しですべてがひっくり返ると、まったく違った色模様が展開します。仕組みがわかっていても、感動ものです。


オブジェクトのフェザー(羽)と、筒に巻かれたレザー(革)で「フェザー&レザー」ですが、この組み合わせもピッタリ。 革の色は何種類かあるようです。

新しい万華鏡も楽しみですが、長く作り続けられる作品があるということも作家さんの大きな力ですね。素晴らしいことだと思いませんか。

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