万華鏡の楽しみ ガラス色の幸せ

万華鏡の魅力、ガラス色の幸せを伝えたいと思います

「月の花」シリーズの万華鏡

2006-10-14 20:31:38 | 万華鏡ブログ
「万華鏡 in Fuji」展から中里保子さんの作品をご紹介します。この「月の花」シリーズは今回の展覧会からの新シリーズで、九谷焼きの辻優子さんの陶器を中里さんが、カレイドスコープやテレイドスコープにしたものです。10cm前後の小ぶりな作品ですが、形も色絵付けのデザインもさまざまで、それぞれに陶器の魅力が表現されています。手びねりの作品は、同じスタイルを作っても、出来上がりは違ってくるので、それぞれの雰囲気を損ねないように、そして万華鏡としての機能とバランスを考えながら、加工なさるのが大変だったそうです。それでもどんな万華鏡にしようかと悩みながらもひとつひとつの創作を楽しんだとおっしゃる中里さんの想いが伝わるような作品ばかりでした。
中里さんにコラボレーションのきっかけなどを伺いました。
中里さんが、辻さんの作品と出会い、気に入って購入なさったのが運命の出会いの始まり。そして翌年、偶然にもこの展覧会が開かれているギャラリーAbendで紹介された陶芸家が辻優子さんご本人だったことがわかりびっくりなさったこと。そして意気投合して、コラボレーションでの万華鏡製作は2004年からスタートし、大きな作品から小さなペンダントまで、今回のシリーズで154点を数えるとのこと。
どんなにわくわくしながら製作なさったことでしょう。
二人のアーティストの個性がぶつかり合い、互いを尊重し合って、万華鏡という新たなアート表現が生まれるのが素晴らしいと思います。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする