鏡花水月紀。

日々の言の葉、よしなしごと。

「第一回白洲賞」は美山の中野さん!

2007-05-09 | サワサワ茅葺き
この4月に設けられた、できたてホヤホヤの『白洲賞』。
その第一回目に美山町在住で茅葺職人の親方、中野誠(38)さんが選ばれた。

中野さんは3月に輪島で行われた茅化研のワークショップに、
同じく茅葺き職人の親方であるshiozawaさんや
ヨシ屋のヤマダさんらと共に参加して頂き、少しお話する機会があったばかり。

私の大好きな白洲夫妻の名の賞が中野さんに授けられたことも嬉しいし、
茅葺き文化に目が向けられたことも、とても嬉しい!!!

賞は夫妻の長女・牧山桂子さんが
「日本の文化を継承しつつ色々な分野で新しい試みに挑戦している方達の中から、
私が勝手に選ばせて頂き、微力ながら応援していきたいと存じます。」
という主旨。
昨年12月、旧白洲邸の屋根の葺き替えを依頼していた中野さんの仕事ぶりが、
「ようやく賞をあげたいと思える人に出会った」として設立に至った。

旧白洲邸武相荘のHPでは、葺き替えのようすが見られるほか、
今発売中の芸術新潮5月号小特集に、
「茅葺屋根ができるまで」として中野さんに焦点をあてつつ、
屋根の葺き替えのようすも丹念に綴られている。
ぜひご一読を。

中野さんの受賞は、そのあとに続く若き茅葺き職人(中野さんも充分お若い)への
励みにも職の誇りにもなるものだ。
良い賞が生まれ、そして良い人に授けられた。







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5 コメント

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Unknown (あきの)
2007-05-10 05:21:27
意味のある賞が設立されていること、知りませんでした。さっそく本屋へ行って見てきます。
わたしの娘も「月刊美術」にニューヨークの展覧会通信を毎号書いています。お仕事柄興味がおありかと思います。
Unknown (vino)
2007-05-10 14:43:26
牧山さんも、いい「仕事」をなさいましたね。
つい先日、雑誌で見た武相荘の屋根が随分傷んでいて、あちこち挿し茅の痕が見えましたので、大変だろうなあ、と思っておりましたが、そうですか、それは良かった。また、意気に感じて行動に移すあたり、親子は争えませんね。
文化とは、案外このように、個人の心遣い、意気(粋)によって継承されるものかも知れませんね。
Unknown (kakyo)
2007-05-10 20:29:19
◎あきの様
この賞は牧山さんが長らく胸のなかであたためてこられたものだそうです。
大きく広報した賞ではありませんから、ご存知なくとも当然です。
私もつい最近知ったのです(笑)
あきのさんの素敵な生き方は娘さんも踏襲されていらっしゃいますね。書店で読んできます。

◎vino様
>意気に感じて行動に移すあたり、親子は争えませんね。
韋駄天お正の娘さんですからね~。私もそこのところも、とても嬉しいのです♪
Unknown (shiozawa)
2007-06-02 19:19:52
中野さんは若手職人の中心として活躍されているのはもちろんですが、茅葺き職人といえば60代より上の人ばかりの時代に、安定した職を捨てて地元の「茅葺きの里」を守るために、自ら一念発起して職人への道を選んだ決断がすごいと思います。
そして早くから自らの弟子を育てることに努めて来られていることも。

彼がいなければ、長い時間をかけて徒弟制の中で繋がれて来た、茅葺き職人という職種の伝承の鎖は途絶えてしまっていたはずです。
学校で覚えることとは、やはり少し異質のものですから。
Unknown (kakyo)
2007-06-03 10:37:54
歩まれるべくして、歩んだ道なのですね。
そしてshiozawaさんもかな。

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