鏡花水月紀。

日々の言の葉、よしなしごと。

マキノ町在原へ。

2011-07-17 | サワサワ茅葺き
湖畔の骨董屋さんの帰り道、
茅葺き民家のあるマキノ町在原の集落へ行きました。

うねうね続く山道をいった先に、稲田が広がる開けた土地。
その山側に茅葺き民家の屋根が見えてきました。
おおっ!
正直、骨董屋にはいるより、テンションあがっていた自分に苦笑い。
なんたって集落のほぼ8割が茅葺きの民家なのですもん、
自然とテンションあがりません?



集落を散策していると前庭で作業をしている男性と目があったので挨拶すると、
どこからきたの?ということで石川県から来まして茅葺き研究会に入っていてと話をすると、
「石川なら茅葺き職人の野村君知っているか、
うちにたまにコーヒー飲みにくるよ」と。
月末のWSの案内を渡すと名前が載っていた茅葺屋さんのこともご存じで、
次々職人さんのお名前が上がってきました。

お母さん、美味しいコーヒー淹れてやってと、
お家のなかにも上げていただき自家焙煎のコーヒーをご馳走になりました。



ご夫婦は愛知県に家があり、この茅葺き民家は20年ほど前に買ったそう。
リタイアした数年前から、ご主人の方はほぼ年間お住まいなんだとか。
自身で茅刈りも行いこまめにメンテナンスをされていらっしゃいました。

そういうご主人ですからなかなかの手強者。
葛で編んだ籠や木製のテーブルなど、土間にはご主人が作った作品が色々と。
集落には休校になった小学校があり、
そこを使ったクラフト市をやりたいという夢をお持ちでした。



茅葺き屋根をめぐってまたご縁が一つ増えました。
またお邪魔させていただこうと思います。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿