鏡花水月紀。

日々の言の葉、よしなしごと。

とほい昔。

2007-06-02 | 日々のこと。
住宅街の売れ残った分譲地に、
シロツメクサがこんもり群れをなしていた。

子供のころに住んでいた町には、
あちらこちらに空き地があった。

甘い草いきれのする、
シロツメクサの絨毯に座って編んだ冠。
遊んだあとはどうしただろう。
いったい誰と遊んでいただろう。
とほい昔の幻影。