親に叱られ、世間を騒がせたかった、と犯人の少年が動機を語っているそうです。
うーん。
確かに、私も親に叱られて家を飛び出したことあるけど、2時間ほどして帰ったなあ。
そんな親の子どもなのか、口げんかした後、ぷいっと家を出た子もいましたわ、うちにも。
1時間たっても帰ってこない、暗い夜道を当てもなく探しに出るけど見つかるはずもなく。
やっぱり2時間ぐらいして、ふらっと帰ってきましたわ。
心の中で、
「あーーーっ、無事でよかった!」
と、思いました。
あのときの私の親も、どんな気持ちで2時間を過ごしていたことでしょうか。
青春時代の心の中はとてつもなく危うく、その分大きな可能性も広がっているのだと思います。無鉄砲さはその証しでしょうが、今はそのバランスがとても危うい中で保たれているのでしょう。
バランスが崩れ、後戻りできなくなったこの少年を、どこかでとどめるきっかけがもてなくなった社会になってしまったことが問題なのだと思います。