友達に誘われて大阪までコンサートを聴きに出かけました。
もちろん、コンサートがメイン。とはいえ、華やかな都会には見るものがたくさん。せっかくだからと眺めの良いレストランで食事をしました。
高層ビルの最上階からの眺め。
人間って、すごいなあ。
さて、田舎ものが出かけた大阪でのハプニング。
もしお時間のある方は続きをお読みくださいね。
地下街が縦横に延びている都会は、目的地に辿り着くまでが一苦労。地下を歩いていると、自分がどこにいるのか、見当が付かなくなってしまう。すぐそこにある建物まで、あっちでもない、こっちでもないと歩き回り、やっと見つけ出してさあお店に入ろうとしたら
「申し訳ございません。ただ今満席でございます。」
さらに小一時間待ってようやくランチにありつけるかと思いきや・・・。
メニューを見ても見慣れないカタカナの料理名に一堂沈黙。
見かねたウェイターボーイが
「よろしければお料理のご説明をさせていただきます」
・・・しかし、説明もまるで外国語を聞いているがごとく。
エエイ、どれも似たた物よ、と直感で決める私、ギリギリまで迷う人、さりげなくさわやかににこやかに横に立ち、メモと鉛筆を手にじっと待つウェイターのお兄さん。
ようやく注文も決まり、お皿が次々に運ばれてきます。
・・・・・・・・・・・。
正直、
「?」
大きなお皿にちょこん。
なに、これ?
と、思って一口含むと、おお!さすが!
スケールの小ささも帳消しにするような上品で複雑な香りと味わいが広がり、
さすがやなあ。
と、うなるお味。
私たちがいただく日常の料理は素材そのものの味を楽しみ、それを引き出すシンプルなものがご馳走だと思っています。それはそれで大事なこと。
でも、こういう場所で都会のパノラマを眼下に手の込んだ、ひと手間もふた手間もかけたぜいたくなものをありがたくいただき、友人との会話を楽しみ、ちょっぴり料理にまつわる歴史の話など、ウェイターさんとの会話も楽しみ、いろどりを添えてくれる素敵な一皿一皿もすごく、すごく価値のあるものだと思うのです。
こういう時間を持てること、一緒に過ごさせてもらえる友人のいることを本当にありがたく思うのです。
で、いよいよ支払いのとき。
ふっと現実に帰る支払いのとき。
主婦的感覚が脳裏に浮かんできます。
「ああ、もったいないことを・・・・」
ちがう、ちがう!
とても価値のある時間を過ごしたのだ、その対価なのだ。
アタマの中での葛藤をおくびにも出さず、にこやかにお札を並べていきます。
ウェイトレスのお姉さんがお勘定を受け取りにテーブルまで来てくださいます。
「?少々、多いようですが?」
なぜ?
余分な5千円札が一枚・・・。
だれ?出したの?
すったもんだとウェイトレスのお姉さんの前で「なんで?なんで?」を連発。
美人のお姉さん、やや困ったような顔をしながら笑顔を絶やさず辛抱強く待っています。
ようやく支払いの難関を潜り抜け、下りのエレベーターに乗り込みました。
しばらく笑いが止まらず、
「いい思い出が出来たね~」
と、ポジティブ思考の私たち。
いや、ほんと。
本当に楽しいランチでした。
もちろん、コンサートがメイン。とはいえ、華やかな都会には見るものがたくさん。せっかくだからと眺めの良いレストランで食事をしました。
高層ビルの最上階からの眺め。
人間って、すごいなあ。
さて、田舎ものが出かけた大阪でのハプニング。
もしお時間のある方は続きをお読みくださいね。
地下街が縦横に延びている都会は、目的地に辿り着くまでが一苦労。地下を歩いていると、自分がどこにいるのか、見当が付かなくなってしまう。すぐそこにある建物まで、あっちでもない、こっちでもないと歩き回り、やっと見つけ出してさあお店に入ろうとしたら
「申し訳ございません。ただ今満席でございます。」
さらに小一時間待ってようやくランチにありつけるかと思いきや・・・。
メニューを見ても見慣れないカタカナの料理名に一堂沈黙。
見かねたウェイターボーイが
「よろしければお料理のご説明をさせていただきます」
・・・しかし、説明もまるで外国語を聞いているがごとく。
エエイ、どれも似たた物よ、と直感で決める私、ギリギリまで迷う人、さりげなくさわやかににこやかに横に立ち、メモと鉛筆を手にじっと待つウェイターのお兄さん。
ようやく注文も決まり、お皿が次々に運ばれてきます。
・・・・・・・・・・・。
正直、
「?」
大きなお皿にちょこん。
なに、これ?
と、思って一口含むと、おお!さすが!
スケールの小ささも帳消しにするような上品で複雑な香りと味わいが広がり、
さすがやなあ。
と、うなるお味。
私たちがいただく日常の料理は素材そのものの味を楽しみ、それを引き出すシンプルなものがご馳走だと思っています。それはそれで大事なこと。
でも、こういう場所で都会のパノラマを眼下に手の込んだ、ひと手間もふた手間もかけたぜいたくなものをありがたくいただき、友人との会話を楽しみ、ちょっぴり料理にまつわる歴史の話など、ウェイターさんとの会話も楽しみ、いろどりを添えてくれる素敵な一皿一皿もすごく、すごく価値のあるものだと思うのです。
こういう時間を持てること、一緒に過ごさせてもらえる友人のいることを本当にありがたく思うのです。
で、いよいよ支払いのとき。
ふっと現実に帰る支払いのとき。
主婦的感覚が脳裏に浮かんできます。
「ああ、もったいないことを・・・・」
ちがう、ちがう!
とても価値のある時間を過ごしたのだ、その対価なのだ。
アタマの中での葛藤をおくびにも出さず、にこやかにお札を並べていきます。
ウェイトレスのお姉さんがお勘定を受け取りにテーブルまで来てくださいます。
「?少々、多いようですが?」
なぜ?
余分な5千円札が一枚・・・。
だれ?出したの?
すったもんだとウェイトレスのお姉さんの前で「なんで?なんで?」を連発。
美人のお姉さん、やや困ったような顔をしながら笑顔を絶やさず辛抱強く待っています。
ようやく支払いの難関を潜り抜け、下りのエレベーターに乗り込みました。
しばらく笑いが止まらず、
「いい思い出が出来たね~」
と、ポジティブ思考の私たち。
いや、ほんと。
本当に楽しいランチでした。