こんにちは  お元気ですか(上郡町 そとかわピアノ教室)

上郡町の、小さなピアノ教室です。
ピアノを通して元気になれる教室を目指しています!

ワーキングメモリを訓練する

2010年11月21日 | レッスン室便り
ピアノを演奏するときの、

1.指を動かす

2.先を読む

3.暗記する

という作業はすべて脳の働きを高めます。

昨日の指を動かすことの意味に続いて、今日は2.と3.ですが。

ピアノを弾くとき、一度見たものを記憶化し、その情報に従って(しかも両手で!)記憶をアウトプットするという動作をします。

レッスンの中では、演奏は目で楽譜を追いながら鍵盤をいちいち見ないでに弾くように指導しますが、この作業は、今弾いている箇所よりも先を読みながら演奏するということで、

これらはワーキングメモリを高める訓練となります。

ワーキングメモリを高めることによってHQ(一般知能)も高まりますが、この、HQが高い人ほど社会的リスク(事故、病気、怪我など)を背負う確率が低いのだそうです。

思考力、自己抑制力、問題解決力の基礎となるワーキングメモリを訓練することで、学習意欲を向上させ、自己コントロール能力を高めるといわれています。(つまり、キレにくい


単なる趣味の領域という意味合いが強かったピアノのお稽古に、実はそんな大事なことが隠されていたとは。
脳科学者の澤口氏は、このことから小学校低学年の必修科目にした方がいい、とまで言っています。

・・・と、いうことは、実は、男の子にこそ必要なのでは?
習い事のピアノというものの考え方が、これからは脳科学の観点に変わっていってほしいと願っています。