こんにちは  お元気ですか(上郡町 そとかわピアノ教室)

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マーチングコンテスト中国大会

2008年10月14日 | 家族
娘の学校の吹奏楽部がマーチングで中国大会まで出場。

この日曜日は全国大会出場をかけての鳥取大会で、私は373号線を北上して鳥取市まで出かけていった。

朝、5時半出発。
役員さんは市内で一泊して午前3時から場所取りのためにロビー前で待機。その役員さんと交代で開館9時半までの時間をすごす。

娘らの出番は4時過ぎ。

親たちのかける意気込みも並々ならないものがある。

演技は6分。

たったの、6分。

この6分のために毎日毎日練習を積み重ね、厳しい叱咤にも耐え、
同じ箇所を幾度となく繰り返し練習してきた。練習の様子を見てきた私たちも,
どうか、その練習が実を結んで欲しいと願うばかりだった。

結果発表。

金賞。

全国大会出場推薦状は



他の学校に


いってしまった。


涙、なみだ。

ああ、悔しいねえ。

あんなに練習したのにねえ。

あんたたちの演技が一番だったのにねえ。

これで、あんたの残された吹奏楽部での生活は12月の定期演奏会になってしまったね。

どんどん高校生活が過ぎ去ろうとしている。

寮を出たいと泣いて電話してきた1年生の秋。

どうせへたくそな私なんかどうでもいいんだからと先生の不満をぶつけてきたこともあった。

そのたびに聞いてやり、でもね、と話してやり、なだめすかして過ごしてきた3年間が終わろうとしている。

今年、母の日に、チョコレートをそっと差し出して、
「母の日のプレゼント。」
と、渡してくれた。

家に帰ってチョコレートを食べようと包み紙を開けると小さな手紙が入っていて、
「私がどんなに投げやりになっても、いつも励ましてくれてありがとう。
いつか一緒にヨーロッパに行こうな。」
と、書かれてあった。

コンクールで全国大会まで行くようなクラブに入って、しかも家を出て寮生活をし、勉強も身の回りのことも自分でしなくてはならない生活に、よく辛抱したと思う。

全国へ行くことも目標だった、

でも、一番の宝は

仲間とともに厳しい練習に耐えたこと、
クラブの中でどうしてもできてくる実力の差を認めること、
コンクールで負けを経験して悔しい思いを次につなげること、

すべてが他のものに変えられない経験として心の宝になったこと、
それが私にはありがたく、ほろ苦く、うれしいことなのだ。

よくがんばったね。
私にもたくさんの思い出を作ってくれてありがとう。
次は定期演奏会だね。
すばらしいステージになるよう、応援してるからね。