俳句日記/高橋正子

俳句雑誌「花冠」代表

7月23日(月)

2018-07-23 10:55:37 | 日記
★睡蓮の花のひとつが離れ浮き  正子
 睡蓮の花は固まっていくつか咲いているのであろうが、一つだけ離れて浮いている。どことなく落ち着いた風景が浮かんできます。(高橋秀之)

○今日の俳句
早朝の池に蓮見の来訪者/高橋秀之
早朝、作者はジョギングか散歩で蓮池を訪ねたのだろう。そのとき、蓮見の来訪者が意外と大勢いるのに驚いた。蓮は早朝に開花するので、この開花の時間を狙っての蓮見客。(高橋正子)

●今日の最高気温は37度の予想。
花冠の雑誌、合同句集風で通常の発行が良いのではないかと思いつく。

炎天を歌う燕は雲を背に        正子
望郷の燕夏痩せしてみえぬ       正子
ビルに来てビルに鳴き終ゆ油蝉     正子
ビルを発つ羽ばたく蝉の羽数枚     正子
蝉音遠し遠きところに木が茂り     正子
夏燕その歌じゅびじゅびびなり     正子
仰ぎ見て入道雲も我も老い       正子
カサブランカ散りて乾けば笹葉とも   正子

○カサブランカ

[カサブランカ/横浜日吉本町]

★カサブランカ咲き特別な日々となる/山崎 杏
★今年またカサブランカの紅の蕊/稲森如風
★風そよぎカサブランカの薫りあり/中居秀童
★カサブランカに風あり白いと思う朝/高橋信之
  松山・衣山
★カサブランカ海をうしろに咲く今朝よ/高橋正子

 カサブランカの原産地は北半球の日本を含む亜熱帯~亜寒帯である。ユリ属のうちヤマユリ、タモトユリなどを原種とするオリエンタルハイブリッドの一品種。開花時期は7~8月。1970年代にオランダで作出され、世界的なブームを呼んだ。純白の大輪の花を咲かせ「ユリの女王」と言われる。結婚式の際のブーケをはじめ、主に贈り物の花束として喜ばれる花である。オリエンタル・ハイブリッドは、ヤマユリやカノコユリ、タモトユリなど森林のユリを交配して作られた品種群で、その中の「カサブランカ」が有名であるが、カサブランカを生み出す交配で主要な役割を果たしたトカラ列島口之島原産のタモトユリは、皮肉なことに自然状態ではほぼ絶滅してしまっている。なおカサブランカはモロッコの都市の一つ。なお、映画『カサブランカ(英語: Casablanca)』は、第二次世界大戦にアメリカが参戦した1942年に製作が開始され、同年11月26日に公開されたアメリカ映画で、フランス領モロッコのカサブランカを舞台にした。


◇生活する花たち「月見草・大賀蓮・のうぜんかずら」(横浜・四季の森公園)
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